河童池

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●『オカルトノート　土雲ガクレ編』製作について
今年中リリースを考えていましたが、今回ウディコン出場したことにより、「どうせなら来年も出場したい」という欲も沸き、来年のウディコンにリリースしようかなーと路線変更中。
まぁ来年のウディコンなら全然余裕で間に合うしー（いやわかんないけど）。
別のコンテストに出す予定でしたけど、その「別のコンテスト」というのが今のところ、ピンとくるのがなくて、結局ウディコン出そっかなーとなりました。
一つ問題としては内容がちょっとヤバイと思ったんですが…………今回の『まな☆がんEX』がずいぶんヤバい内容だったけど（いまのところ）問題なく出せたんで、体裁整えつつ準備していきたい。たぶん、直接的な固有名詞じゃなきゃなんとか問題はないみたいです。「まな☆がん」でも直接的な国の名前や人名は出さずに（どう見てもあの国とあの国とあの人物に見えるけど）やったんで、うまくやっていきたい。

とにかく来年ウディコンも出る予定だよ!!
それに伴って「オカルトノート」リリースは伸びちゃいますが、のんきにやってたらまた間に合わなくなると思うんで、当初の予定ーーより若干伸びましたが、今年中にだいたい完成させて、来年に余裕を持ってリリースしようかと思います。

●その他、短期製作のススメ

そのほかの予定としては、「小説を書こうか」とぼんやり思っております。しかし「オカルトノート」も作らなあかんので、とりあえず「オカルトノート」優先で、完成したら本格的に進めていこうかと思います。

今回の短期製作で、いろいろと発見と経験ができたんで、また来年も、１か月でのゲーム制作をしようかと思います。いい感じに「オカルトノート」製作でなにも出せない状態での埋め合わせが出来ますし、息抜きもできますし、１か月だから、失敗してもそこまでの時間の損失はない感じですし、しばらく不定期でやってみるのもいいかなと思います。


ウディコンではいろいろな気づきと、作者さんたちの並々ならぬ情熱を垣間見えたんで、この経験を生かして頑張っていきたい所存であります。
まー実生活でいろいろあったりしてどうなるかわからないんですが（ついに２０代も終わっちゃうし）、少しずつ積み重ねていこうかと思います。

ウディコンが終わったのでふりーむにて公開（予定）しております。

・まな☆がんについて

まな☆がんEXは、あからさまな風刺作品、今の“戦争”を題材にしている作品に見えます。
某国への批判、なんて風にも受け取られても仕方ないんですが……
この作品を作った理由としては、自分の中でのこの時代の戦争への思いをカタチにしたというところがあります。
僕ができるのはゲームを作ることだから。
あの戦争に対してなにができるか？　戦争に参加することもなく、武器を供給することもない、ただ戦争と、かの独裁者を傍観することしかできない“無力”な日本人の心というものを、今この時代に、カタチにできないかと思いまして作りました。
心というものを描いたがために、そこには某国への批判も多少なりともあります。しかし最終的に伝えたかったのは自分はどの道を選ぶか。なにを信じるか。そういう普遍的なものを描いたつもりです。
まぁ結局、僕らができるには明日を生きることぐらいですかね。ちゃんと働いて経済活動して、それなりに日本という国をまともにしておくぐらいですか。まぁ、世界のグローバルな力に対して、どうにもできないところはあるでしょうが。

・まな☆がんの今後について

まー、まな☆がんは１か月でこしらえた「１発ネタ」ですんで、あまり今後の展開とかは考えてないです。とりあえずふりーむに公開して様子見。
マウス操作という作品の性質上、ウディタ以外のツールに（ちょっと頑張れば）移植できたり、これを踏襲したような次回作をーなんてのをちょっとだけ思いついたりしましたが、ほかにもやることがあるんで保留です。いただいた投票コメントは、特にストーリー部分はそれなりに好評だったんで、もうちょっとなにか応用できないかなーと思いますが、実のところ「まな☆がん」は製作中ゲーム（オカルトノート）の息抜きもかねて作ってたんで、とりあえず今はオカルトノートの方作っていくのに全集中していきたい。
「マナゴン」の素材はフリー素材になってるんで、誰かマナゴンを題材にしたゲームを創りたかったら勝手に作っちゃってよろしいです。まぁ、そんな酔狂な人いないかな。というよりもうちょっと絵もうまくならなきゃですね（おんなじ方向の絵しかかけない）

さーてウディコン圏内入ってるか入ってないか。
入ってたらまな☆がんの次回作作りますよ!!

ウディコンこれだけはやって３選!!

ウディコンは進化している。ツールやノウハウが時代が進むにつれ充実していったのもあるでしょうが、なによりコンテストがずっと続き、意欲のある作者さんが投稿し続け、いろいろ影響しあって、また次のコンテストも盛り上がっていく……
時代の流れ、流行の移ろい、いろいろあるでしょうが、今はとりあえず――
この３つをやってくれ!!


【雲間からレグルス】
久しぶりにディスプレイの前で呆然としてしまった。物語もグラフィックもSFな世界観もキャラもなにもかも最高すぎる。最終バトルが胸熱すぎる!!

どうにも最初はゆるーい物語に見えますが、よくよく見ると世界観がエグい。どうにもこの宇宙、生物の種ごとに“レベル”が決められていて、人間は最低レベル。要は最弱の種、だから主人公ルグはスラムで暮らしていて、しかもそこはオールドヘイブンという惑星。じゃあ人類の住んでいた地球は……というハードな設定がちゃんと見据えられていて、その設定が最後の方でちゃーんと一つにまとまってしまうんです。ほんとだから最後まで見てほしい、いろいろな謎がちゃんと回収されて、それが綺麗なドット絵で、しかも時たま動くんですよ!!　エモすぎるし、感情が揺さぶられるしすばらしい。
正直、ウディコンでやったゲームの自分の中の最高峰の一つかと思うくらい。まー、ワタクシ、SFとかわいい女の子が出てきたら凄く高く評価するんで。ウディコンでは昔「CAPTCHA」という（これもSFなんですが）作品が最高傑作かとずっと思ってたんですが、これと並ぶ、総合的な評価だけ言えばそれを超えた作品かと思います。

【ソウテン鏡事件】
これはやられた！
メフィスト賞作家の小説かというぐらい、トリックが予想の斜め上でビックリ!!


「推理小説」を探索ゲームに落とし込む、というのは長年鳥籠さんがやってきた手法でございますが……あれ？　今回鳥籠さんじゃなくて天鏡伝承保存会？？
それはともかく、今回は一応SFですが、SFというよりSFネタの入った推理モノと言ったほうが正しいでしょう。最後までやると、おそらくいろんな推理小説のネタを大きな寸胴鍋にぶち込んで、謎の隠し味をちょっぴり加えてじっくりコトコト煮込んだような作品に見えました。いろいろと「あーあの作品のネタかー」というのはあるんですが、いろんなものを寄せ集めた上でちゃんとこの作品の一つのネタに収束させて、鳥籠さんのセンスで、ウディコンの探索ゲームとして、唯一無二の推理モノとなっている（あ、鳥籠さんじゃなかった）。
どんでん返しの凄さもさることながら、カコとミライの二人のやりとりがなかなかいい。１０年の時代の違い、すれ違いをコントっぽくやってるのが面白い。

【廃館少女 - Replica -】
前作「廃館少女」のスピンオフですが、前作以上の出来栄えとなっています。前作もグラフィック、ドット絵のゴシックなホラー感がたまらなかったですが、それがさらにかわいく、おどろおどろしくなった感じ。探索自体はシンプルだけど、見ているだけでも“絵”がいいんです。薄暗い地下での探索なんだけど、ドット絵の温かみといいますか、いい感じに暗くなりすぎてない感じがイイ。話の運びとオチは個人的には前作よりいいと思いましたし、いろいろ考えさせられる。

以上３選でした!!
あと次点としては、『割烹活法・神ノ七草』『うさぎぱんち』が良かったかな。
……これでもまだ、ウディコン作品なんとか１０作品ほどクリアした程度で、６０数作品をやってない状況（少し触った作品もあるが）。まぁ僕はレビュワー専門じゃないんで、とりあえず１０作品の評価までにしておきます。それ以上の評価はレビュワーさんや配信者さんに任せた!!
僕自身も評価するだけでなく、評価されるような作品を作っていきたいと思います。次回のウディコンも、出場するかも？