2013年10月03日
LPICの試験範囲が変わるだと・・・
2014年1月(予定)より、日本語版のレベル2の出題範囲とレベル3の体系を
改訂します。
改訂時期は変更になる場合がございますのでご了承ください。
2014年1月(予定)に、レベル2の201/202試験はVer4.0に改訂され、
レベル3では、新規に300試験(Ver1.0)がリリースされます。
Linuxおよびその関連OSS技術は、日々改善や改良が続けられており、個々
の機能に変化があるだけでなく、以前は主流だったのに今日ではほとんど
利用されなくなった技術、あるいは新しく導入されて広く利用されるよう
になった技術が数多くあります。
このため、Linux/OSSの技術者は、常に最新の技術動向について修得する
必要があります。
また、最新の技術動向を反映するために、LPIC認定試験の出題範囲は定期
的に見直しを行なっています。
今回の体系変更は、サーバ環境の変化、サーバの高性能化・大規模化が進
み、LPIC-2/3のエンジニアに求められる技術が変わってきていることによ
り、試験の見直しが必要となったことが背景です。
特に、LPIC-2のレベルのエンジニアに求められる技術力がより高度化し、
サービスレベルでのLDAPの知識やキャパシティプランニングの知識などは、
LPIC-2の認定者に求められるようになりました。
このような変化に認定技術者の能力を対応させる意味で構成を変えること
になりました。
●体系変更の主な変更点は下記です。
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・2014年1月(予定)に、LPIC-2 (201試験 および 202試験)の出題範囲が
改訂される他、 LPIC-3に「300試験」が新設されます。
・「301試験」と「302試験」はいずれ廃止されます。
・「301試験」と「302試験」の出題範囲は「LPIC-2」と「300試験」に配分
されます。
・「キャパシティプランニング」と「OpenLDAP」の基礎の一部がLPIC-2に
移動します。202試験に基本的なSambaとOpenLDAPの内容が含まれること
になるため、300試験においては、OpenLDAPの設定に関する基本的な知識
やスキルがあることが前提となります。
・300試験の出題範囲に「Samba4」「Kerberos」「FreeIPA」が追加されます。
・「トラブルシューティング」はひとつの主題として成立させるのではな
く、各出題範囲に沿った形で出題されるようになります。
●出題範囲改訂の詳細は下記をご確認ください。
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■出題範囲改訂の差分の詳細
http://www.lpi.or.jp/ver4/
■201試験の新出題範囲(Ver4.0)
http://www.lpi.or.jp/lpic2/range/ver4.0/range201.shtml
■202試験の出題範囲(Ver4.0)
http://www.lpi.or.jp/lpic2/range/ver4.0/range202.shtml
■300試験の出題範囲(Ver1.0)
http://www.lpi.or.jp/lpic3/range/ver1.0/range300.shtml
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確かに、301と302が独立している意味は分からなかったが、
それなら303と304とかも独立している必要はないかなと思います。
ただでさえレベル2のごちゃごちゃしている試験範囲にLDAPが入ってしまうんですね。
これなら年内にLPICレベル2を取ってしまうことをお勧めします。
なんか、試験範囲の改定ラッシュだなぁ・・・。