2010年05月08日
60uの3LDKの今は?!
都内湾岸エリアの新築物件のマンションチラシで、60u台の3LDKのプランを発見しました。
以下にコメントします。
概要
所在:港区海岸3丁目
交通:JR山手「田町」駅徒歩15分
総戸数:49戸
構造・規模:RC造地上9階建
専有面積:60.35u〜65.60u
完成時期:平成23年2月
このマンションのチラシには「ハイクオリティマンション」という装飾語がありました。
また、「港区。全戸レインボービュー。3LDKが3,800万円台より」「月々8万円台でOK!頭金8万円で購入可能!!(ボーナス時11万円台)」とのキャッチコピー。
確かに、チラシの裏面に資金返済例の記載があり、3,898万円の60.35uの住戸が、頭金8万円で成り立っています。(⇒ 販売坪単価@213万円です。)
※融資機関は三井住友銀行で、物件価格の100%を融資するようです。変動金利で0.975%で試算されています。
「現在の広さ現在の家賃とお比べ下さい」と書かれています。
⇒ 正しく理解するならば、毎月かかる管理費と積立金などのランニングコストも記載して比較してもらうようにすべきですね。
まず、間取りですが、洋室3がリビングと隣り合わせで、且つ3枚の引き戸で、広さは4.5畳です。
また、通常は「リビングルーム」の表記が一般的ですが、こちらではキッチンも合わせた「リビング・ダイニング・キッチン」という表記として約11.7畳としています。
⇒ 「リビングダイニング」の表記であるならば、恐らくは「9畳台」の表記となると想定されます。
いまだに60u台の3LDKのプランをつくる企業があるかと私は思ってしまうのですが、企業としては販売価格を抑える為の、「面積圧縮型プラン」を採用しているのでしょう。
過去にも不景気で売れない時代に、マンション業界では採られた戦略です。
居住性などは無視(後回し)した、いわば企業の利益優先体質が読み取れます。
(企業も生き残りのためには必死なのかもしれません。)
マンションを購入検討中の皆さんは、「永住できる品質」には広さという観点を忘れないようにご注意願います。
以上
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