2010年04月22日
この時代にリゾートマンションは売れるのか?
本日の朝日新聞朝刊に、全面広告(カラ―15段)の掲出がありました。
タカラレーベンの湯河原の新築マンションです。正式名称はまだ決まっていないようです。
以下にコメントします。
名称:(仮称)海極プロジェクト
交通:JR東海道線「湯河原駅」徒歩14分
構造:RC造地下1階地上7階建
規模:総戸数226戸
面積:専有部50.81u〜103.40u
竣工:平成24年2月
販売:平成22年5月
キャッチコピー
↓
「海極」:東京の奥座敷、海際Residence × ゆとりを極めるLuxury Spa&View
海と向き合う天然温泉付レジデンス「海極プロジェクト」、湯河原に誕生。
4月24日(土)モデルルームオープン(駅前のリゾートギャラリーにて)
価格表記:販売予定価格 2,300万円台より
最小面積で、上記の価格を割り戻すと販売坪単価は約150万円強位と推測できます。
気になる点
1.海が目の前なのはよいかもしれませんが、泳げない(砂浜ではなく、テトラポットが積みあがっているのは、高波や津波の際に大丈夫なのか想定される被害が不安になります。⇒ 先日のチリ大地震で、東北の海岸沿いの漁業に影響があったことを想定します。)
2.「天然温泉付」と記載されてますが、概要に小さい文字で以下の注釈あり。
※「温泉施設には加温・加水・循環ろ過装置を設置しております。」
⇒ これは、温泉が湧いて出ていますが、温度が低ければボイラーなどで加熱しますし、熱ければ水を加えて薄めますし、循環ろ過させて運営しますということを意味します。
イメージイラストなどで、騙されてはいけませんが、このように温泉の詳細の運営・管理状況や効能などは、十分チェックすることが必要ですね。
会社の直近のIRも拝見しましたが、一応黒字に転換するようですね。このプロジェクトの想定の売上高としては、概ね60億円〜80億円の範囲であろうと思われますので、このプロジェクトの成否もかなり会社の業績(2012年3月期)には影響度は高い可能性はありますね。
このマンションが完成する2年先までの間に景気が回復するのを祈るだけではなく、企業努力で完成時には完売させたいでしょうね。
もっとも、月に10戸ペースでリゾートマンションを販売するのは結構難易度は高いですね。(財閥系や大手のブランドもなしに。)
※ジョイントコーポレーションの熱海近辺でのリゾートマンションが苦戦している状況からも、容易に予測できますね。
以上
下のブログバナーに応援のワンクリックをいただけると有り難いです!!
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
この記事へのコメント