2012年04月11日
急性すい炎で入院したときの話
次長課長の河本準一や、チュートリアルの福田（面白くない方）が
急性すい炎で入院し、ゲッソリとやせ細って退院してきたが、
私も急性すい炎で２ヶ月程入院したことがある。
二人共、痩せて退院してきたってことは、きちんと医者の指示に
従って食事療法等もしているのだなあと、感心する。
私は手術はせずに、薬と点滴だけだったが、
長かった。 本当に長かったんだよ、２ヶ月って。
点滴を２ヶ月間、お昼を挟んで毎日２回するので、
最後には針が血管に入らず、
手の甲や足にまでバタフライ（蝶の形をした注射器具）を刺して
点滴をした。
血管に入らずに点滴液が漏れると、痛いんだなこれが。
当時私は名古屋で営業をしていて、
朝７：００時には会社に出社し、
夜は９〜１１時の間に帰るという仕事で、
休みは盆と正月だけ。
たまに月に１回休めるかどうかだった。
今思えば、訴えてもいいレベルだ。
俗に言うブラック会社とも言えるが、これは別の話。
とにかく仕事は面白く、いい仲間・同僚もいて楽しかったが、
いかんせん、体力が持たなかったのだろう。
当時は社員寮に住んでいたので、寮生とみんなで帰り、
みんなで風呂に入り、みんなで食事をする。
当然、飲みに行くのもみんなと一緒だ。
以前に、お酒のことを書いたが、全くあの通りで、
食事も取らず、お酒を飲んでいた。
だからなのか、夜１０時頃会社帰りに
突然お腹が痛くなり、動けなくなってしまった。
それで、一緒にいた同僚たちはあわてふためいて、
上司に連絡しようとする者、
会社に戻ろうとする者、
実家の電話番号を聞いてくる者、様々だ。
とりあえず、寮まで車で連れ帰ってくれたのだが
車中では痛みも収まり、
私も一過性のものだと思い、寮で食事を取った後、
じゃあな、と言って部屋に戻ったのだが、
また痛くなった。
盲腸なのか？と素人考えで思ったりしたが、
とにかく、寮から歩いて３分くらいの距離にある救急病院へ、
お腹を押さえながら行った。
その時には痛みが収まっていたが、
簡単な検査をして、痛み止めも貰って帰った。
翌日、また病院へ行き、検査をすると
医者いわく、
「おめでとう！入院です。急性すい炎です」
「原因はストレスと、お酒かな」
「すい臓は胃の裏側あたりにあるので、
背中が痛くなるのだが、お腹が痛いと
勘違いしやすいんだ」
「それと急性すい炎だけじゃなく、
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、もあるから」
「これから油っこいものはダメ、
牛乳もダメ、
お酒ももちろんダメ、
後で食べられない物リストを持ってくるからね、ニコッ」
「・・・・・・・・」
なるほど、たまにお腹が痛くて胃薬を飲んでいたが、
全く関係がなかったようだ。
すい臓だったんだ。
当然、胃薬も効いていない。
ただ消化が良くなっただけだ。
「では、今から入院手続きをしてください」
「いやいや、ちょっと待った。
今、手ぶらだし、会社にも連絡をいれないといけないし、
今、月末だし・・・」
あくまでも、会社人間の私だった。
で、結局２ヶ月程入院したのだったが、
２ヶ月もかかるとは思ってもみなかったので、
実家には連絡も入れなかった。
そして、仲の良かった同僚たちは、
最初の週にみんなでお見舞いにきた。
当然だね（笑）
上司もそう。
寮母さんもそう。
次の週から誰も来なくなった。
週に一度、点滴の合間に歩いて３分の寮に戻って洗濯。
週に二、三度、コンビニに行って暇つぶしの雑誌購入。
１日に二、三度、暇つぶしのイタズラ電話。
教訓：
どんなに忙しくても、彼女や彼氏は作っとけ。
友達はあてにならない。
洗濯しなくても大丈夫とは言わないが、臭いは消せるぞ！
暇だったら、あなたも小説を書いてみませんか？
退院後、私は車を買った。
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