池袋。とり鉄。池袋西口店。
西口を出てすぐ。かつやにめり込むようにして地下への入口がある。かつやの地下。
時々見かけるよくありがちな今時の居酒屋みたいな店名だと認識していたら、今公式を見たら思ったより支店が多い。2015年3月時点で全国に64店舗あるそうだ。時々見かけていたのは本当に同じ店の支店だった確率も高い。
店頭にランチメニューが出ている。居酒屋としてはそんなに安くない系。
とり天丼が850円。まぁ、いいかと地下に降りる。
店内はイメージ通り今時の居酒屋。店員さんの愛想がいい。表で見たとり天丼を注文する。
テーブルにあったランチメニュー。
とり天丼以外はメニュー名が長い。親子丼は「烏骨鶏卵と炙りもも肉の親子丼980円」。
定食には玉子がつくそうだ。定食の玉子はプラス120円で烏骨鶏の玉子に変更できるとの事。
また、プラス100円で追加カレーとしてマッサマンカレーがつけられるそうだ。へー。ちょっとおもしろい。マッサマンカレーというところが。
メニューをがんばっている店っぽい。
とり天丼。850円。「最後はあっさり和風出汁」。サラダと出汁がついた。おもしろい。
とり天丼のビジュアルはおいしそう。しかし、何か少し違和感を感じる。
食べてみます。
あ。
とり天自体に濃い味がついている。一般的な天丼みたいにタレがかかっていなかったんだ。
ふーん。とり天自体はおいしいが、タレがないとご飯との親和性があまりよくないかもなぁと思いつつ、ご飯を食べる。
そして、ここで、また、あ。
ご飯の炊き方を失敗している。水分が多い。柔らかすぎるヤツ。
あぁ。どうして、食べ物屋でこんなにちょくちょくこういうのがあるんだろう。
居酒屋のランチで多い。
ご飯炊くのって、そんなに難しいのかな。
普段やっていない量だからなのか。マニュアルが整っていないのか。慣れていないのか。
チェーン店の丼屋ではまずないのに、何でこんなに多いのか不思議。
がんばっているようなメニューだったのがご飯の炊き方の失敗で減点。
後半、出汁を一応試す。これ、激熱だった。熱さはがんばって少しかけてみるが、これはメニューのアイディアがダメだったと思う。
とり天を乗せたご飯は、ひつまぶしみたいに味が染みていない。とり天の味が濃いので、ご飯の部分はただお湯をかけただけのようになった。
さらに、柔らかすぎるご飯との相性がより悪くなる。おかゆにお湯をかけすぎてはダメなのと同じ理屈。
うーん。
とり天はおいしかったのだが、このとり天丼のレシピ、もう少し工夫した方がいい。基本的にとり天とご飯をもっとなじませるように。さらに出汁をつけるなら、そこももう一工夫。
そして、ご飯の炊き方はレシピと違うところで減点。
残念でした。
ご飯が上手に炊けていたら一応合格ラインだったと思う。
850円。価格設定はおかしくないと思うが、玄品ふぐのふぐ天丼が950円で、この前行ったとりいちずの「一途な鶏唐揚げ定食〜秘伝の粉〜」が500円なのと比べると800円なら嬉しいかなと思う。
食べログで3.02か。
でも、夜のメニューはおいしそう。ランチもけっしてダメなレベルじゃない。ランチは他のメニューの方が完成度が高いような雰囲気でした。
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