多少のものでは、おいしいと感じられないと思う。
一定以上のものを食べると、こういう事が起こる。
今一の結果になるだろうとわかっている店にみすみす行きたくない。
それは店にも悪い。
昨日とは違うベクトルで強いもの。
寿司や和食ではまだ弱い。
カレーか。
ナンではない系の。
ゴーゴーカレーだ。
40分歩いて、そんな結論が出た。
ゴーゴーカレー。これは池袋サンシャイン中央通りスタジアム。
金沢カレーで超有名。
自分の中で間違いなくうまい店。
限定のカニクリームコロッケカレーがあった。これは嬉しい。ネットで見て心が動いた2月末までの限定メニュー。ある店とない店がある。
これにする。
カニクリームコロッケカレー。ヘルシーサイズ。730円。
思ったよりカニクリームコロッケが大きい。それが2個。
独特の形をしている。
コロッケは形のしばりがない。好きな形に作れる。この形のコンセプトは何なんだろう。エビ寄せフライの形だ。エビ寄せフライはどこかエビのイメージに通じる。カニはこういう形ではない。ハサミかな。まぁ、いいんだけど。
わりと出て来るのに時間がかかると思ったら、カニクリームコロッケを揚げていた。うん。これはいいところ。
ゴーゴーカレーは食器に特徴がある。ステンレスの皿にフォーク。これは金沢カレーの文化だそうだ。
別にステンレスでなくてもいいと思うだろうが、この奥の深い皿は食べやすく実用的。
フォークも細くないので、ドロッとしたゴーゴーカレーは十分すくえる。カツが乗るのが基本形なのでスプーンよりも確かに適しているかもしれない。
昔、北海道でカツカレーを食べたらやはりスプーンなしでフォークが出て来た。カツカレーはフォークという考え方がどこかにあるようだ。
そして、キャベツが同じ皿に乗る。
これは、個人的には水に濡れていない場合のみ、アリだ。
水に濡れているキャベツを乗せるのは、ご飯に水をかけるのと同じだ。あれはダメだ。
ゴーゴーカレーはアリの範疇。カレーが濃いので、ここにあった方がいい。
食べてみる。
カレーは安定のおいしさ。濃くて、うまい。
55の工程を5時間煮込んで55時間寝かせて熟成させたカレーだからね。55の工程の内容は知らない。公式による。
しかし、本当に凝っているのはわかる。一朝一夕のカレーではない。
カニクリームコロッケも揚げたてで、おいしい。
ただ、ここに限らないが、カニクリームコロッケでカニを感じる事はほとんどない。クリームなのはわかるが。
ましてやカレー、しかもゴーゴーカレーに入っているし。
そして、コロッケのボリュームがあるので、ちょっとカレーが足りない。難しいバランスだな。あまり増やしてもチャレンジメニューみたいになってしまうが。
結局、おいしかったです。
十分コロッケが食べられて、たまにはいいかなと思う。レギュラーメニューでいいと思う。あまりメニューが増えるとゴーゴーカレーらしさがなくなるが。
ゴーゴーカレーってジャンクな感じがして店もそういう方向でやっているが、実は料理はちゃんとしている。
よく考えたらジャンクじゃない。おいしいカレー屋だ。
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