2016年02月18日
池袋 梟小路 サービスセット 和風中華丼とかけそば 500円
池袋。梟小路。ふくろうこうじ。
東口、サンシャイン60通りから少し入り、ずぼらの向かいにある。
最近できた印象だったが、改装したとの事。改装前いつからあったのかと思ったら、それ程前からあったわけでもない様子。まだ新しい部類という認識でいいのだと思う。
改装して目に止まるようになった。
店外に自動販売機があるのでスタンドそばだというのはわかる。
イスはあるが分類上。食券を買うセルフのシステムのそば屋。
そのうち一度ぐらい行こうとは思っていた。
店頭に「本日のサービスセット 和風中華丼とかけ・せいろ 500円」みたいな看板が出ていた。
「和風中華丼」に何となく心が動く。
入ってみます。
店内に入るとカウンターの一番入口に近い店員さんが食券を渡してくださいとの事。渡してから席に座る。
これは地味に合理的だ。
スタンドそばだと時々、店の一番奥の受け渡し口まで食券を持って行く構造があるが、あの一往復が省略できる。
店内はわりと広い。改装前はカウンターだけだったのを拡張したそうだ。
新しくて、きれいだ。
「サービスセット 和風中華丼とかけそば」。500円。漬物が2種類ついた。
かけそば。
思ったより大きい。フルサイズだった。
湯気がすごい。
和風中華丼。
考えてみれば「和風」の「中華丼」か。
その実態。
具は白菜と豚肉とネギ。
玉ネギ、ニンジン、ウズラの玉子、その他中華丼に入っていそうなものは入っていなく、代わりにネギが入っているのが和風というかオリジナルっぽい。
味付けはそう変わったものではない。少しどこかで和風の気配があるような、ないような。
豚肉はたまたまか、そう悪いものではない。いや、もちろん高級なものではないが、安い中華丼に使われているものより、いい。
そばは、そば自体の味は薄い。それは想定内。だから、かけそばにしている。
細麺でコシはそれなりにある。
具は少なくないワカメとネギと細く切られたナルト。
つゆは模範的な東京のそばつゆ。
黒く濃く関西人の嫌いそうな色。
だしがしっかり効いていて、おいしい。
うん。うまい。これ。
ちょっとおいしいスタンドそば。
玉川みたいな感じ。
そば屋は、さすがに本格派とスタンドそば、その中間の大衆店、町のそば屋はそれぞれ分けてとらえるべきだと思う。
それぞれの良さは違う。
スタンドそばの中でも一芸のある店と、芸のない店がある。
ここはちょっとおいしい方だ。町のそば屋でも、ここより下の店がある。
麺としてのそばそのものは嵯峨谷のような勝負をしていないが、メニューとしてはここで期待されている十分なクオリティだ。少なくとも今日食べた「和風中華丼とかけそば」は。
そう言えば、かけかせいろだった。もりではなく。がんばっている店はせいろと言う。
これで500円は安い。もちろんサービス価格だが、クオリティが高い。価値ある500円。
食べログで2.96か。もっと高いと思うよ。本格派からスタンドそばまで全部同じラインに並べたとしても。
ガッツリ食べる気ではなかったんだけど、そばがフルサイズで多かった。おいしかったのでつゆまで全部飲んだけど。
腹いっぱいです。ごちそうさまでした。