池袋。東口を出てまっすぐ、松屋の先の角を右に曲がった所にあった大分佐伯ラーメンが変わっていました。ここは数か月で地方のラーメン屋が店ごと変わるというおもしろいスタイル。
富山ブラック。店名は「えびすこ」。
店名は知らなかったが富山ブラックはネット上で見かけた事がある。黒いスープのラーメン。心が動く。入ってみる。
自販機に「富山ブラック新味」と「富山ブラック元味」がある。予備知識はないが新味を選ぶ。味玉つきで880円。
カウンターに新味と元味の説明が書いてあった。新味は「えびすこ」がアレンジしたもの。富山の本場のものに近いのが元味。初心者は新味がおすすめとの事。初心者なので新味で正解でした。
そして、ラーメンの画像を撮り損ねました。撮ったつもりだったのだが撮れていなかった。申し訳ないです。
店の前の旗に写っているものか、食べログをご覧ください。
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ちなみに楽天で探したら「えびすこ」のものは見当たらないようだった。なぜかスガキヤがインスタントのものを販売していた。あまり参考にならないと思います。申し訳ないです。
さて、えびすこの富山ブラック新味。
見たまんまの味だった。ここで今回画像がないのは我ながら致命的だと思うが。
真っ黒いスープはビジュアル通りの濃い味。意外性があるのかと思ったら、そんなものはなかった。一周回って意外。
基本的に醤油と胡椒の味。これに崩れかけたチャーシューが数枚と弾力性のあるメンマと多めのネギ。麺は細くもなく極太でもなく時々ある三河屋製麺。
田舎風。でも、味はきちんと整えられている。これがアレンジしたという事なのだろう。上手にレシピが考えられている。
おいしい。
確かに濃いが、量も極端に多くないのでこれだと最後までおいしく完食できた。
ちなみに味玉を入れたのは正解だった。後、デフォでネギが多いのも、ラーメン、スープ、チャーシューだけがこれ以上多いとさすがに飽きると思う。
似たようなラーメン屋がとにかく多い池袋では、こういう少し個性のある店はありがたい。
実際、一度行ってみても二度の訪問はない店が多数。何ならまた行ってもいいと思っても、実際の再訪問はかなり少ない。店が多過ぎるのだ。すんなり入れればまだしも、並んでまで二度食べようと思う店はまずない。たぶん自分だけではないと思う。
よそで多少評判が高い店が、じゃあ池袋に支店を出すかぁと出てきて、数か月で客足がぱったり減る。一度はあっても二度の来店はない。何度も何度もどこの店もそのパターンが繰り返される。
そんな池袋事情で、こういう一度なら入ってみようかと思う客が一巡する数か月単位で店を変えるというのは実におもしろい戦略だと思う。
基本的にレシピとオペレーションのクオリティが高いという事をクリアしていないと話にならないが。
デフォで780円。安くないが妥当な相場。基本的にラーメンって他の料理に比べて相場が高いと思う。
個人的に元味は試す事がないと思う。新味でジャストだった。味玉は大事。880円になるけどね。
タグ:ラーメン