アマゾンプライムビデオで、プライム会員は無料で見られる映画群で、特に名作映画でもなく、無料で見れる期間が終了するわけでもない映画群があるんですけど、そういうくくりが今までなかったので、アマゾンプライムビデオで見た映画群 ということでまとめてみます。
個人的な当たり外れがありますので、書くことが多かったり少なかったり、幅があると思います。
アマゾンプライムビデオで見た映画群 その42 タイガーランド、さらば愛しきアウトロー
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/683/0
前回はこれです。
アマゾンプライムビデオで見た映画群
このタグで、このシリーズが一覧できるようになっています。
映画ジャンルの直接の前回は、アマゾンプライムビデオにないor有料な映画 その13 ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金
です。
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父子家庭の親父がダメ人間で、万引きで捕まるような人間だが、中学生の娘に指名手配犯を見かけた、懸賞金が入る、とかわけのわからない話をしたと思ったら次の日には失踪して・・・という感じの話です。
時間軸が前後して、わかっていなかったことがわかるようになるタランティーノのパルプ・フィクション的なタイプの話なので、あんまり話の筋には触れられないかもしれません。
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恐らくこの話は、座間9人殺害事件とちょっとだけリンゼイさん殺害事件が入ってるような気がします。
フェリーで島に逃げるとことか。整形して逃がす、とかのセリフもあり、市橋容疑者を想起させる部分がありました。
この映画のいいとことは、それぞれの役者の顔に説得力がある、というところかな。
ダメ親父役の佐藤二朗は、どこから見ても粗暴で酒好きという風にしか見えないし・・・
娘役の伊東蒼はそのへんにいなくもないかわいさだし・・・
犯罪者役の清水尋也は尋常じゃない目つきと顔のバランスで、ヤバさを醸し出しています。
そうは見えない人が平気で出演していることが多すぎる日本映画で、これは素晴らしいことだと思います。
この映画の悪いところは・・・
ハンマーで人を殴り殺すところですかね。
韓国映画で顕著な、RAWな暴力描写といいますか・・・
身近な残酷表現といいますか・・・
そういうのが褒められてた時代がありましたよね。
オールド・ボーイ(2003)の頃かな。
タランティーノがそういうところを激賞して賞とったとかなんとか言われてましたが・・・
それからもう20年くらいが過ぎ、そこら中にそういう表現があふれ、個人的にはもう食傷気味です。
そこが凄く引っかかりました。
おすすめ度(10点中):8
それはもういいじゃん、という部分はあるものの、全体的には面白い一本だと思いました。
・ザ・ブルード/怒りのメタファー(原題:The Brood) 1979
原題ままですかね。
前に書いた、
アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群その18:スキャナーズ リストア版
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/540/0
の前のクローネンバーグ監督作品、ということのようです。
ジャンル的には、ホラーなんだろうけどあんまりそんな気はしない、という感じの一本です。
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話としては、父子家庭で、精神病院にいる離婚した嫁に面会に行ったあとの娘の背中にひっかきキズがあることに気付き、娘を守らないとと、養育権確保のために嫁と医者を相手取り訴えを起こそうとするが・・・という感じです。
まああんまりホラー的な効果音やSEが多用されるわけでもなく、おどろおどろしい雰囲気、とかも特にないのですが・・・
嫁役のサマンサ・エッガーの見た目が、異常なほど神経質そうな感じでかなりヤバく・・・
多分この映画以外だと、普通にきれいな女優さんなんでしょうが、ここでは一目見ただけでヤバイ奴の見た目をしています。
この人だけがホラー要素といってもいいくらいで・・・
当時のクローネンバーグさんが実際に離婚調停中だったようで、嫁がこんな感じに見えてたんですかね・・・
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謎も、最後の戦いも、それほど盛り上がることもなく、微妙な感じで終わり・・・
クローネンバーグさん、単に嫁を悪く言いたかっただけなのでは・・・と思ってしまいました。
おすすめ度(10点中):4
同じ医者の治療を受けた被害者のキャラが、なんだか一昔前な感じもあったな。
クローネンバーグの映画をコンプリートしたい人以外には、特にすすめられないかなと感じました。
アマゾンプライムビデオで見た映画群 その44 ジャッカル に続きます。
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