確か、映画館に見に行った一つ前の作品は、アイアムアヒーローだったかな・・・去年だっけ?
頻度としてはそのくらいです。
今回の全員死刑は、
アマゾンプライムビデオにない映画 その1 孤高の遠吠
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/255/0
でも書いた通り、今まで自主で撮ってた小林勇樹監督の商業映画一本目です。
ホームページはここです。
http://shikei-family.jp/
予告編は・・・
\公開まであと2日/#小林勇貴 監督から皆様へ余命宣告が届きました🗡️
— 映画『全員死刑』公式 (@shikei_movie) 2017年11月16日
この動画、本気で削除される気がしてならないので、早めに見て拡散夜露死苦!!#おまえら全員ぶっさらう!! pic.twitter.com/XfXzHHLEq5
こんな感じです。
公開直前になって出てきたポスターは・・・
これでした。
出来が良いのでもうちょっと早くから出してもよかったのでは・・・
ビルを殺れ!とかジャンゴとかのレトロめの系統ですよね。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%93%E3%83%AB%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%9B%EF%BC%81&safe=off&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjOltv8scfXAhXJvbwKHXgZCv8Q_AUICigB&biw=1752&bih=921#imgrc=_
これの1枚目、二枚目のやつです。
話としては、大牟田4人殺害事件を起こした家族の次男による獄中手記、をもとに映画化したものです。
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最初は、わが一家全員死刑というタイトルでしたが・・・しばらく絶版になってました。
この表紙にあるとおり、相撲取り系のルックスの人らが並ぶパンチの効いた表紙でした。
全員死刑: 大牟田4人殺害事件「死刑囚」獄中手記 (小学館文庫) 中古価格 |
最近、映画に合わせたタイトルで、文庫化されました。
顔写真がなくなって、ちょっとインパクトがマイルドになった感じはあります。
実際に人を殺した人の文章って、妙な生々しさ、能天気さ、淡々としたところがあって、なんかこう普通っぽいけど隠しきれないヤバさがあるんですけど。
それはボディを透明にする、の埼玉愛犬家連続殺人事件もそうだったんです。
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これはいつも殺人を手伝わされていた共犯者が書いたものなんですが、淡々としすぎてて背筋が凍る、という感じのものでした。
で、それをもとに映画化されたのが、
アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群その3:50/50、ザ・レイド GOKUDO、冷たい熱帯魚
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/182/0
ここで書いた、冷たい熱帯魚だったんです。
私は先に本のほうを読んでいたので、映画のほうは、どうやっても本を超えられないので、最後のほうがやり過ぎ感ある暴走気味な感じになってしまって、必死で足掻いたけど討ち死に、という感じに見えてしまい、微妙だったんですよね。
この全員死刑にも、冷たい熱帯魚の制作陣、という文字を見かけて、正直不安でした。
たぶん同じ人が関わってる凶悪も、アマゾンプライムで見たけどまだ書いてないくらいの、あんまり書くことがないと感じる、そんなに面白くない一本でした。
こっちは割と初期からあった、通常版のポスターです。
解決した事件が元になっているので、ネタバレもくそもないとは思いますが、なるべく話がわかってしまわないように書こうとは思っています。
いつもの映画泥棒の警告映像から、最初はJKのぞき部屋?みたいなシーンから始まります。
そこでヒドイ目に遭ってるのは小林監督じゃないかな・・・
そののぞき部屋を仕切ってるのが、死刑一家の兄弟のようです。
この時点で、おっぱい等を出さない間接的なロマンポルノ+バイオレンスなんだろうな、と思いました。
にっかつ配給なのもありますが・・・
主人公の彼女役の、清水葉月が、そのへんにいる蒼井優といった感じのルックスで、偏差値低めのエロさを醸し出しています。
アイアムアヒーローの女の子も、この人のほうが有村さんよりは漫画に近いルックスだと思います。
というか登場人物全員がどうしようもない底辺感があるような・・・
話のスジは書かないほうがいい気がするので、ここからは気づいた点・良かった点・不満点を書いていくことにします。
気づいた点
・橋のシーンで車で通りかかるおっさん、孤高の遠吠で大日本核団党のメガネかけたおっさんやってた人じゃないかな・・・
『孤高の遠吠』
— 『全員死刑』の小林勇貴 (@supertandem) 2016年1月7日
ちょっと名前がチンプンな時はこれを!!!!! pic.twitter.com/FNGxzpeTep
これで言うと12番のシンジさんじゃないかと・・・違うかな。
・カラオケボックスでやってるときに入ってくる店員は
ヤンキー総選挙!!!!!
— 『全員死刑』の小林勇貴 (@supertandem) 2017年11月11日
第5位!!9票!!!!!!!
大石淳也くん!!!!!!!!!!
「いい人そう。イメージ違いすぎ」
「大好き️️」
「お腹がかわいい」
監督から「犯罪者フェイスが面白いです。」 pic.twitter.com/BR3SNLtwh9
私は未見ですがSuperTandemなどに出てたらしい大石淳也さんですよね。
・一人目を殺しに行くときに兄弟が乗ってる車、多摩ナンバーなんですけど何か意味があるのかな?
事件があった大牟田や監督の出身地の富士宮ナンバーならまだわかるんですが・・・
(どこか特定したくなかったので、どっかの田舎、という感じの扱いのようです)
・資産家一家のことを金貸し百姓と呼んでるんですが、士農工商で言うと農と商が一緒くたになってなおかつ蔑称、という謎の呼び名になっています。
・死刑一家の親父役の六平さんが着てるチンピラジャージはガルフィーなどのチンピラファッションを扱ってるバースジャパンのやつですよね・・・
背中にでっかくNewYorkと書いてありました・・・
(追記)
全員死刑で半分以上包帯グルグル巻きで病院で寝てる人は、映画監督の中村祐太郎でした。
http://realsound.jp/movie/2016/12/post-3600.html
『全員死刑』、監督共々バズっているようで、僕も命を掛けてよかったです…️
— NAKAMURA Yutaro (@youtaronmura) 2017年11月19日
かなりショッキングな内容で、ショッキングな役を頂きましたが…笑
監督の潔さが好きです。
必要毒な映画だと思います。是非、劇場で大いに笑って欲しいです笑
先月号のナックルズを読んでいたら、尚良いです笑 pic.twitter.com/QcGQL2c0VF
良かった点
・話についてこれない人をなくしたいという感じに見えた、今こう言う状況ですよ、という説明字幕
話についていけずポカーン、という人を限りなく減らすサービスと感じました。
じーちゃんばーちゃんおばはんに配慮してるのかな。
・最初の死体を捨てに行くとこの高速道路っぽい映像は、デヴィッド・リンチのロスト・ハイウェイを思い出した
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・かなり杜撰で陰惨な話なんだけど、あんまり気分悪くならない
・これサービスシーンなんだろうけどいらないです、ってのが映画で蔓延する中で、脱がないエロシーンがグッと来るのを久々に見た気がする
一回ロマンポルノやってみては
不満な点
・今までは本当に悪い人を出してたから、演技は水準に達して無くても、雰囲気やこっちがイライラする面構えや仕草が悪い人のもので納得感があったが、そうじゃない役者にそうさせるのは監督の役目なのかも
主人公(間宮祥太朗)のダサオールバックとかで悪い人感だそうとしてるのはわかるが、説得力が今までより足りてない感じがあった
孤高の遠吠では存在した、見ただけで嫌悪感を抱きムカムカ来る顔が、ここには存在しなかった
・一人目殺してからしばらく、中だるみを感じた
・死刑一家の母親役、もっとムカつくように仕向けてほしかった
若作りするなりかわいこぶるなり年に合わない服着るなり、仁義なき戦いの山守義雄+嫁合わせたくらいにもっとイラっとさせられるんじゃないか
肉親が露出度高い服着てるとイラッと来るので、胸の谷間が見える服着せるとか
・好みの問題かもしれないけど、清水葉月さんが口の周りを舐めるシーン、口元だけを映して人格消した方がたぶんエロい
・エンドロールの音楽が、デス声のヘビーな音楽になったの、たぶんSAWくらいからの流れだと思うけどもういい加減飽きた
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色々書きましたが、トータルで面白い一本だと思うので、見てみてください。
前売り券買ったの、たぶん初めてです。
ILL伝道者 pic.twitter.com/lxLeqp135a
— 『全員死刑』の小林勇貴 (@supertandem) 2017年11月13日
次のヘドローバも、撮り終わっているようです。
『ヘドローバ』 pic.twitter.com/iF7KSJwv8C
— 『全員死刑』の小林勇貴 (@supertandem) 2017年11月11日
Viceがお金出してるみたいだから、ネットで見られるんじゃないかな。
映画館で見た映画 その2 ブレット・トレイン に続きます。
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