2018年01月14日
【紹介した作品の新刊発売情報】ハクメイとミコチ 第6巻 他12作品
2018年1月15日〜1月21日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
ハクメイとミコチ 第6巻 2017年1月15日発売
ハクメイとミコチの過去記事
クジラの子らは砂上に歌う 第11巻 2017年1月16日発売
クジラの子らは砂上に歌うの過去きじ
星野、目をつぶって。 第9巻 2017年1月17日発売
星野、目をつぶって。の過去記事
ねこったけ 第5巻 2017年1月18日発売
ねこったけの過去記事
魔王城でおやすみ 第6巻 2017年1月18日発売
魔王城でおやすみの過去記事
らんま1/2 第20巻(完) 2017年1月18日発売
らんま1/2の過去記事
サバゲっぱなし 第2巻 2017年1月19日発売
サバゲっぱなしの過去記事
贄姫と獣の王 第6巻 2017年1月19日発売
贄姫と獣の王の過去記事
銀狼ブラッドボーン 第7巻 2017年1月19日発売
銀狼ブラッドボーンの過去記事
白星のギャロップ 第3巻(完) 2017年1月19日発売
白星のギャロップの過去記事
アルテ 第8巻 2017年1月20日発売
アルテの過去記事
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
ぶっきんぐ!! 第01巻
著者:美代マチ子
掲載:マンガワン/裏サンデー
2018年1月19日発売
今から12年前、時代が移り変わっていくなかで、書店の数は3日に一軒閉店するほど減り続け、町からどんどんその姿を消していった。
美大を卒業してから半年たつも、今だプー太郎状態の大國かの子(おおくに かのこ)は、絵描きとしては全く芽は出ず人生迷走真っ只中にいた。町の小さな書店・光林堂に立ち寄ったかの子は、そこで万引きの現場を目撃し、何を思ってか反射的に追いかけ捕まえることに成功する。
しかし、当の店長はやる気の欠片もない有様。時代に取り残された残念な店の様子を、今の自分と重ねたかの子は、「この店を一年後には町一番の本屋さんにしてみせます!」と豪語。こうして、2006年夏、かの子は光林堂の店員として働きはじめたのだった。
時代のうねりに熱い想いで立ち向かっていく、元美大生の女性の奮闘を描いた痛快お仕事ドラマ。
作者は「第69回ちばてつや賞」にて『旧友』で準大賞を受賞した漫画家・美代マチ子(みよ まちこ)先生。
作者先生が元書店員だったらしく、実体験を基に描かれていることから、現代における町の書店の実情をリアル描かれていると思われます。
舞台は東京郊外の小さな町の小さな本屋さん「光林堂書店」。2006年、ネット通販市場が拡大していき、それにともなって中小規模の書店が3日に一軒閉店していった時代。
主人公は人生という名の迷路に嵌ってしまった元美大生の女性・大國かの子(おおくに かのこ)。美大卒業後は定職に就くことはせず、油絵作家として有名になる夢を追い求めるも芽は出ず、自分のやっていることに意味はあるのだろうかと疑問を持ち、苦悩の中にいました。
そんなとき、偶然見つけた書店「光林堂」に立ち寄ったことが彼女の転機となります。だいたいの流れは上記のあらすじの通り。
かつて夢を語り合った友人から「見てて痛々しい」「あんみたいなやり方・・・もう古いのよ」と言われたかの子は、「使えねー」「古いわ」と言われる町の本屋のと今の自分を重ねます。
なんか悔しくて変わりたくて、いてもたってもいられなくなったかの子。勢いで「私が変えてみせます!!」と強く言い放ち、さらに「この店を一年後には町一番の本屋さんにしてみせます!」断言し、彼女は書店員ライフを始めることになりました。
かの子の成長物語であり、書店業界についても詳しく知ることができる作品になるのでしょうね。書店業界については無知なかの子ですので、これから厳しい現実を実際にその身で知ることになるのでしょうが、知ってもなお熱い想いを持ち続けることができるのか。そして、芸術家としての夢を追い求めていた彼女が、書店員という異なる畑で何を考え、どう行動し、何かを掴むことができるのか。個人的にはその辺りが気になります。
本屋ってほんと町からどんどん消えてますよね。実家へ久しぶりに帰省した際には、子供の頃使っていた本屋さんが整骨院になっていて、ちょっと寂しい気持ちになりました。
私もネット通販や電子書籍のお世話になる機会が増えてます。それでも本屋もよく利用していますが、行くのはもっぱら大型チェーン店。まあ、近所にあるからという理由が大きいんですけど、一話だけでもこれを読むと、町の本屋さんにも行きたくなりました。
試し読みは裏サンデーさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
荒野のゴーレム 第01巻
著者:響 眞
掲載:マンガワン/裏サンデー
2018年1月19日発売
ゴーレム結晶――真珠のように美しいその石には、ある神秘的な力を宿している。人の形に並べ、幾日か放置すると、それは起き上がり、動き始める。
1877年、アメリカ合衆国南西部テキサス州。ダラス郊外の農場で使われていた「ゴーレム」が暴走してしまい、農場主は破壊を試みるも、それが逆に火に油を注ぐ結果となり、暴走の第二段階に入ったゴーレムによって町は危機に陥ろうとしていた。
その町に、ある男が謎の弟と共に降り立つ。男の名はビリー・ザ・キャッド。ゴーレム殺しの専門家であるビリーの伝説は、この地から始まろうとしていた。
ゴーレム殺しの兄弟が荒野を行く西部劇×ファンタジー。
作者は本作が初連載となる新鋭漫画家・響 眞(ひびき しん)先生。
西部劇とファンタジーを合わせた作品っていうのは意外と珍しいですね。ガンアクションとゴーレムというファンタジー要素が上手く融合していたと思います。
最たる特徴はもちろん「ゴーレム」。頑丈で力持ち、持ち主の命令には服従し、人間のためにこき使われている可哀想な存在。ただ、何が引き金なのかは分かりませんが、暴走を起こすこともあり、それが第一、第二、第三とステージを上げるごとに危険度を増していきます。
真珠のような光沢を持つ石「ゴーレム結晶」が元になっていて、それは物を別の物に作り変えるという神秘的な力を持っています。しかも、人間を真似るらしく、砲弾を撃ち込まれたことから学習し、銃弾を受けると、それを受け止め、内側で爆発を起して弾丸を撃ち返すことまで出来ます。
主人公はゴーレムを倒すスキルを持つ男・ビリー・ザ・キッド。フードを深く被って素顔を隠している異様な雰囲気の弟を連れ、依頼を受けて暴走ゴーレムを破壊しにやってきました。
どんな力かは不明ですけど、ゴーレムと戦うときには弟から何かを送られてるようで(念波的な?)、目の周りがゴーレムのようになり、正確無比の銃撃が出来るようになる?ん〜、この辺りは続きを読まないと分からないのですが、とりあえず何かスゴイ力です。
なかなか素晴らしい作画。重量感あるゴーレムには迫力があり、岩や銃の描写も丁寧で細かい。若干クセのある絵ではありますが、初連載の一話でこれだけ描ける作者先生なら、さらなるレベルアップも望めそう。
斬新な設定は興味深く、ストーリーは面白くなりそうですし、ガンアクションもカッコイイ。荒削りながらも今後への期待が膨らむ作品と作者先生でした。
試し読みは裏サンデーさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
ハクメイとミコチ 第6巻 2017年1月15日発売
ハクメイとミコチの過去記事
クジラの子らは砂上に歌う 第11巻 2017年1月16日発売
クジラの子らは砂上に歌うの過去きじ
星野、目をつぶって。 第9巻 2017年1月17日発売
星野、目をつぶって。の過去記事
ねこったけ 第5巻 2017年1月18日発売
ねこったけの過去記事
魔王城でおやすみ 第6巻 2017年1月18日発売
魔王城でおやすみの過去記事
らんま1/2 第20巻(完) 2017年1月18日発売
らんま1/2の過去記事
サバゲっぱなし 第2巻 2017年1月19日発売
サバゲっぱなしの過去記事
贄姫と獣の王 第6巻 2017年1月19日発売
贄姫と獣の王の過去記事
銀狼ブラッドボーン 第7巻 2017年1月19日発売
銀狼ブラッドボーンの過去記事
白星のギャロップ 第3巻(完) 2017年1月19日発売
白星のギャロップの過去記事
アルテ 第8巻 2017年1月20日発売
アルテの過去記事
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
ぶっきんぐ!! 第01巻
著者:美代マチ子
掲載:マンガワン/裏サンデー
2018年1月19日発売
今から12年前、時代が移り変わっていくなかで、書店の数は3日に一軒閉店するほど減り続け、町からどんどんその姿を消していった。
美大を卒業してから半年たつも、今だプー太郎状態の大國かの子(おおくに かのこ)は、絵描きとしては全く芽は出ず人生迷走真っ只中にいた。町の小さな書店・光林堂に立ち寄ったかの子は、そこで万引きの現場を目撃し、何を思ってか反射的に追いかけ捕まえることに成功する。
しかし、当の店長はやる気の欠片もない有様。時代に取り残された残念な店の様子を、今の自分と重ねたかの子は、「この店を一年後には町一番の本屋さんにしてみせます!」と豪語。こうして、2006年夏、かの子は光林堂の店員として働きはじめたのだった。
時代のうねりに熱い想いで立ち向かっていく、元美大生の女性の奮闘を描いた痛快お仕事ドラマ。
作者は「第69回ちばてつや賞」にて『旧友』で準大賞を受賞した漫画家・美代マチ子(みよ まちこ)先生。
作者先生が元書店員だったらしく、実体験を基に描かれていることから、現代における町の書店の実情をリアル描かれていると思われます。
舞台は東京郊外の小さな町の小さな本屋さん「光林堂書店」。2006年、ネット通販市場が拡大していき、それにともなって中小規模の書店が3日に一軒閉店していった時代。
主人公は人生という名の迷路に嵌ってしまった元美大生の女性・大國かの子(おおくに かのこ)。美大卒業後は定職に就くことはせず、油絵作家として有名になる夢を追い求めるも芽は出ず、自分のやっていることに意味はあるのだろうかと疑問を持ち、苦悩の中にいました。
そんなとき、偶然見つけた書店「光林堂」に立ち寄ったことが彼女の転機となります。だいたいの流れは上記のあらすじの通り。
かつて夢を語り合った友人から「見てて痛々しい」「あんみたいなやり方・・・もう古いのよ」と言われたかの子は、「使えねー」「古いわ」と言われる町の本屋のと今の自分を重ねます。
なんか悔しくて変わりたくて、いてもたってもいられなくなったかの子。勢いで「私が変えてみせます!!」と強く言い放ち、さらに「この店を一年後には町一番の本屋さんにしてみせます!」断言し、彼女は書店員ライフを始めることになりました。
かの子の成長物語であり、書店業界についても詳しく知ることができる作品になるのでしょうね。書店業界については無知なかの子ですので、これから厳しい現実を実際にその身で知ることになるのでしょうが、知ってもなお熱い想いを持ち続けることができるのか。そして、芸術家としての夢を追い求めていた彼女が、書店員という異なる畑で何を考え、どう行動し、何かを掴むことができるのか。個人的にはその辺りが気になります。
本屋ってほんと町からどんどん消えてますよね。実家へ久しぶりに帰省した際には、子供の頃使っていた本屋さんが整骨院になっていて、ちょっと寂しい気持ちになりました。
私もネット通販や電子書籍のお世話になる機会が増えてます。それでも本屋もよく利用していますが、行くのはもっぱら大型チェーン店。まあ、近所にあるからという理由が大きいんですけど、一話だけでもこれを読むと、町の本屋さんにも行きたくなりました。
試し読みは裏サンデーさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
荒野のゴーレム 第01巻
著者:響 眞
掲載:マンガワン/裏サンデー
2018年1月19日発売
ゴーレム結晶――真珠のように美しいその石には、ある神秘的な力を宿している。人の形に並べ、幾日か放置すると、それは起き上がり、動き始める。
1877年、アメリカ合衆国南西部テキサス州。ダラス郊外の農場で使われていた「ゴーレム」が暴走してしまい、農場主は破壊を試みるも、それが逆に火に油を注ぐ結果となり、暴走の第二段階に入ったゴーレムによって町は危機に陥ろうとしていた。
その町に、ある男が謎の弟と共に降り立つ。男の名はビリー・ザ・キャッド。ゴーレム殺しの専門家であるビリーの伝説は、この地から始まろうとしていた。
ゴーレム殺しの兄弟が荒野を行く西部劇×ファンタジー。
作者は本作が初連載となる新鋭漫画家・響 眞(ひびき しん)先生。
西部劇とファンタジーを合わせた作品っていうのは意外と珍しいですね。ガンアクションとゴーレムというファンタジー要素が上手く融合していたと思います。
最たる特徴はもちろん「ゴーレム」。頑丈で力持ち、持ち主の命令には服従し、人間のためにこき使われている可哀想な存在。ただ、何が引き金なのかは分かりませんが、暴走を起こすこともあり、それが第一、第二、第三とステージを上げるごとに危険度を増していきます。
真珠のような光沢を持つ石「ゴーレム結晶」が元になっていて、それは物を別の物に作り変えるという神秘的な力を持っています。しかも、人間を真似るらしく、砲弾を撃ち込まれたことから学習し、銃弾を受けると、それを受け止め、内側で爆発を起して弾丸を撃ち返すことまで出来ます。
主人公はゴーレムを倒すスキルを持つ男・ビリー・ザ・キッド。フードを深く被って素顔を隠している異様な雰囲気の弟を連れ、依頼を受けて暴走ゴーレムを破壊しにやってきました。
どんな力かは不明ですけど、ゴーレムと戦うときには弟から何かを送られてるようで(念波的な?)、目の周りがゴーレムのようになり、正確無比の銃撃が出来るようになる?ん〜、この辺りは続きを読まないと分からないのですが、とりあえず何かスゴイ力です。
なかなか素晴らしい作画。重量感あるゴーレムには迫力があり、岩や銃の描写も丁寧で細かい。若干クセのある絵ではありますが、初連載の一話でこれだけ描ける作者先生なら、さらなるレベルアップも望めそう。
斬新な設定は興味深く、ストーリーは面白くなりそうですし、ガンアクションもカッコイイ。荒削りながらも今後への期待が膨らむ作品と作者先生でした。
試し読みは裏サンデーさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
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