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2018年04月01日
【紹介した作品の新刊発売情報】この音とまれ! 第17巻 他9作品
2018年4月2日〜4月8日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
【4月4日】
約束のネバーランド 8 (ジャンプコミックス)
この音とまれ! 17 (ジャンプコミックス)
ワンパンマン 16 (ジャンプコミックス)
【4月5日】
おにでか! (6) (ヒーローズコミックス)
【4月6日】
AIの遺電子 RED QUEEN 1 (少年チャンピオン・コミックス)
スピーシーズドメイン 8 (少年チャンピオン・コミックス)
鮫島、最後の十五日 17 (少年チャンピオン・コミックス)
ウチの使い魔がすみません(4) (アフタヌーンKC)
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
異世界おもてなしご飯 第01巻
原著:忍丸 / キャラクター原案:ゆき哉 / 漫画:目玉焼き
掲載:ヤングエースUP
2018年4月3日発売
田舎の一軒家に住む24歳の平凡なOL・小鳥遊 茜(たかなし あかね)。両親と祖父母が他界し、それからは高校生の妹・ひよりと仲良く2人暮らしを送っていた。
ある日、そんな姉妹は愛犬と一緒に家ごと異世界に召喚されてしまうことに。人間を滅ぼしかねない邪気を祓うため、妹のひよりが聖女として召喚されたらしく、その際に手違いがあって家ごと召喚してしまい、姉の茜も巻き込まれて異世界に来てしまった。
使命ある妹とは違いやるべきことが何もない茜であったが、ひよりが「おねえちゃんのプリンとご飯が食べたい!」と泣いてグズったことから、異世界で家庭料理を作ることに。
仲良し姉妹が紡ぎだす異世界グルメファンタジー。
作者は小説家になろうで活動している小説家・忍丸(しのびまる)先生。漫画を担当するのは目玉焼き先生。
昨今の流行りでもある異世界召喚と飯を組み合わせたグルメファンタジー作品。よくある異世界召喚グルメモノですけど、召喚されたのが姉妹というのはあまり見ませんし、手違いで家丸ごと召喚という荒業もちょっと面白いなと。
主人公は24歳のOL・小鳥遊 茜(たかなし あかね)と、高校1年生の妹・ひより。6年前に両親が他界し、祖父母も2年前に亡くなり、それからは姉妹2人で田舎の一軒家で仲良く暮らしていました。
そんな姉妹が「ドン」という衝撃に驚いて外の様子を確認すると、そこには見慣れない格好の人たちがいて、いきなり「聖女さま!」と――。
この世界は、数百年の周期で人間を滅ぼしかねない大量の邪気が噴出する時期があり、それを祓うために「聖女」が必要とされ、その聖女というのが妹のひより。
王国の人たちは、聖女であるひよりを召喚したつもりが、手違いで家ごと召喚してしまい、姉の茜は愛犬と一緒に巻き込まれて召喚されてしまったわけです。
基本的には姉妹というより、茜を中心にストーリーは展開されていきます。巻き込まれただけで使命も役割も何もない茜。そんなとき、お姉ちゃん子のひよりが、大好きな茜の料理を食べられないことに我慢の限界を超え、大泣きしてグズってしまったことにより、茜は異世界で料理をすることになりました。
それからは、大切な妹のために料理を励むようになり、護衛の騎士とお台所に立ったり、色々な珍客が訪れて来たりと、茜は得意の料理の腕でひよりだけではなく、異世界人の胃袋も掴んでいきます。
真新しさにはちょっと欠けるものの、料理ひとつひとつにストーリーがあり、それが料理の美味しさを引き立て、異世界ファンタジーとも上手く絡ませていました。意外とキャラクターの心情描写も上手かったです。個人的には茜の晩酌シーンが好き。
気になるのは、ガスも電気も普通に使えるのだけど、これどっから流れて来てるのかな?あと、水道光熱費の請求はどちらに?
茜とひより、姉妹2人とも可愛く、あたたかい料理と姉妹愛によって、ほっこり気持ちよく読めます。それにしても、日本の民家に鎧の騎士はミスマッチ感が半端なかったですね。
試し読みはヤングエースUPさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
図書館の大魔術師 第01巻
著者:泉光
掲載:good!アフタヌーン
2018年4月6日発売
「書」――それは他者に意志を伝える便利な道具。知識の結晶であり、思想を持った記号の集積であり、過去と未来を?げる遺産でもあり、かつてそれは金と同等の価値を持っていた。
アムンという小さな村で姉と2人で暮らすある少年は、他の人とは違う長く尖った耳を持ち、さらに家が貧乏なため、村民にも開放されてるはずの図書館を使わせてもらえなかった。少年は、差別のない本を愛する人たちが集まる「本の都・アフツァック」に憧れ、自分も前にも主人公が現れることを夢見る。
そんなある日、セドナという名のアフツァックの図書館司書(カフナ)と出会ったことから、少年の運命は大きく動き出す。
本好きな耳長の少年が運命を切り開くビブリオファンタジー。
作者は『7thGARDEN』で知られる漫画家・泉光(いずみ みつ)先生。
アマゾンなどの通販サイトでは、分かりやすく図書館の大魔術師と書いてありますけど、正しくは『?(としょかん)の大魔術師』。「くにがまえに書」というちょっと珍しい漢字で「としょかん」と読むらしいです。
冒頭、王子様の冒険物語が始まったかと思いきや、それは主人公の少年の妄想。ちなみに、主人公の少年の名前はまだ不明。見逃してない・・・と、思う・・・たぶん。
貧民街で姉と2人で暮らす少年は本が大好き。だけど、まるでエルフのような耳長と貧乏のせいで、図書館を使わせてもらえません。村人から理不尽な差別を受ける彼は、いつか様々な種族と本が集まり、差別もない「本の都・アフツァック」に行くことを夢見ていました。
そんなときに出会ったのが、そのアフツァックの「図書館司書(通称:カフナ)」の女性・セドナ。彼女との出会いが少年の運命を変えるというところで、2話へ。
アフツァックへの冒険が始まるのかな?それともいきなりアフツァックで図書館司書を目指す話になるのかな?
試し読み1話の内容はさわり程度なので、正直に言うと世界観も、展開も、面白いのかも分からないことだらけなんですけど、壮大な物語が始まったかのようなワクワクがあります。
『7thGARDEN』の作者先生だけあって、画力に関しては圧倒的に上手いです。キャラクターや背景はもちろんのこと、文化を感じる服装・装飾の描き込みが緻密。それに、この先生は絵の力だけではなく、セリフ力も高い人なので、本がテーマのビブリオファンタジーならそれがより活かされそうでもあります。
本好き、ファンタジー好きの人は特に楽しめそうな作品。
個人的にはかなり期待が大きく、これからどんな展開を見せてくれるのか、とても楽しみです。
試し読みはアフタヌーンさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。
【4月4日】
約束のネバーランド 8 (ジャンプコミックス)
この音とまれ! 17 (ジャンプコミックス)
ワンパンマン 16 (ジャンプコミックス)
【4月5日】
おにでか! (6) (ヒーローズコミックス)
【4月6日】
AIの遺電子 RED QUEEN 1 (少年チャンピオン・コミックス)
スピーシーズドメイン 8 (少年チャンピオン・コミックス)
鮫島、最後の十五日 17 (少年チャンピオン・コミックス)
ウチの使い魔がすみません(4) (アフタヌーンKC)
試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。
異世界おもてなしご飯 第01巻
原著:忍丸 / キャラクター原案:ゆき哉 / 漫画:目玉焼き
掲載:ヤングエースUP
2018年4月3日発売
田舎の一軒家に住む24歳の平凡なOL・小鳥遊 茜(たかなし あかね)。両親と祖父母が他界し、それからは高校生の妹・ひよりと仲良く2人暮らしを送っていた。
ある日、そんな姉妹は愛犬と一緒に家ごと異世界に召喚されてしまうことに。人間を滅ぼしかねない邪気を祓うため、妹のひよりが聖女として召喚されたらしく、その際に手違いがあって家ごと召喚してしまい、姉の茜も巻き込まれて異世界に来てしまった。
使命ある妹とは違いやるべきことが何もない茜であったが、ひよりが「おねえちゃんのプリンとご飯が食べたい!」と泣いてグズったことから、異世界で家庭料理を作ることに。
仲良し姉妹が紡ぎだす異世界グルメファンタジー。
作者は小説家になろうで活動している小説家・忍丸(しのびまる)先生。漫画を担当するのは目玉焼き先生。
昨今の流行りでもある異世界召喚と飯を組み合わせたグルメファンタジー作品。よくある異世界召喚グルメモノですけど、召喚されたのが姉妹というのはあまり見ませんし、手違いで家丸ごと召喚という荒業もちょっと面白いなと。
主人公は24歳のOL・小鳥遊 茜(たかなし あかね)と、高校1年生の妹・ひより。6年前に両親が他界し、祖父母も2年前に亡くなり、それからは姉妹2人で田舎の一軒家で仲良く暮らしていました。
そんな姉妹が「ドン」という衝撃に驚いて外の様子を確認すると、そこには見慣れない格好の人たちがいて、いきなり「聖女さま!」と――。
この世界は、数百年の周期で人間を滅ぼしかねない大量の邪気が噴出する時期があり、それを祓うために「聖女」が必要とされ、その聖女というのが妹のひより。
王国の人たちは、聖女であるひよりを召喚したつもりが、手違いで家ごと召喚してしまい、姉の茜は愛犬と一緒に巻き込まれて召喚されてしまったわけです。
基本的には姉妹というより、茜を中心にストーリーは展開されていきます。巻き込まれただけで使命も役割も何もない茜。そんなとき、お姉ちゃん子のひよりが、大好きな茜の料理を食べられないことに我慢の限界を超え、大泣きしてグズってしまったことにより、茜は異世界で料理をすることになりました。
それからは、大切な妹のために料理を励むようになり、護衛の騎士とお台所に立ったり、色々な珍客が訪れて来たりと、茜は得意の料理の腕でひよりだけではなく、異世界人の胃袋も掴んでいきます。
真新しさにはちょっと欠けるものの、料理ひとつひとつにストーリーがあり、それが料理の美味しさを引き立て、異世界ファンタジーとも上手く絡ませていました。意外とキャラクターの心情描写も上手かったです。個人的には茜の晩酌シーンが好き。
気になるのは、ガスも電気も普通に使えるのだけど、これどっから流れて来てるのかな?あと、水道光熱費の請求はどちらに?
茜とひより、姉妹2人とも可愛く、あたたかい料理と姉妹愛によって、ほっこり気持ちよく読めます。それにしても、日本の民家に鎧の騎士はミスマッチ感が半端なかったですね。
試し読みはヤングエースUPさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)
図書館の大魔術師 第01巻
著者:泉光
掲載:good!アフタヌーン
2018年4月6日発売
「書」――それは他者に意志を伝える便利な道具。知識の結晶であり、思想を持った記号の集積であり、過去と未来を?げる遺産でもあり、かつてそれは金と同等の価値を持っていた。
アムンという小さな村で姉と2人で暮らすある少年は、他の人とは違う長く尖った耳を持ち、さらに家が貧乏なため、村民にも開放されてるはずの図書館を使わせてもらえなかった。少年は、差別のない本を愛する人たちが集まる「本の都・アフツァック」に憧れ、自分も前にも主人公が現れることを夢見る。
そんなある日、セドナという名のアフツァックの図書館司書(カフナ)と出会ったことから、少年の運命は大きく動き出す。
本好きな耳長の少年が運命を切り開くビブリオファンタジー。
作者は『7thGARDEN』で知られる漫画家・泉光(いずみ みつ)先生。
アマゾンなどの通販サイトでは、分かりやすく図書館の大魔術師と書いてありますけど、正しくは『?(としょかん)の大魔術師』。「くにがまえに書」というちょっと珍しい漢字で「としょかん」と読むらしいです。
冒頭、王子様の冒険物語が始まったかと思いきや、それは主人公の少年の妄想。ちなみに、主人公の少年の名前はまだ不明。見逃してない・・・と、思う・・・たぶん。
貧民街で姉と2人で暮らす少年は本が大好き。だけど、まるでエルフのような耳長と貧乏のせいで、図書館を使わせてもらえません。村人から理不尽な差別を受ける彼は、いつか様々な種族と本が集まり、差別もない「本の都・アフツァック」に行くことを夢見ていました。
そんなときに出会ったのが、そのアフツァックの「図書館司書(通称:カフナ)」の女性・セドナ。彼女との出会いが少年の運命を変えるというところで、2話へ。
アフツァックへの冒険が始まるのかな?それともいきなりアフツァックで図書館司書を目指す話になるのかな?
試し読み1話の内容はさわり程度なので、正直に言うと世界観も、展開も、面白いのかも分からないことだらけなんですけど、壮大な物語が始まったかのようなワクワクがあります。
『7thGARDEN』の作者先生だけあって、画力に関しては圧倒的に上手いです。キャラクターや背景はもちろんのこと、文化を感じる服装・装飾の描き込みが緻密。それに、この先生は絵の力だけではなく、セリフ力も高い人なので、本がテーマのビブリオファンタジーならそれがより活かされそうでもあります。
本好き、ファンタジー好きの人は特に楽しめそうな作品。
個人的にはかなり期待が大きく、これからどんな展開を見せてくれるのか、とても楽しみです。
試し読みはアフタヌーンさんの公式サイトに掲載されています。(こちら)