2018年03月16日
漫画『元カレが腐男子になっておりまして。』1巻の感想とあらすじ 社会人の腐男女たちが熱くBLを語るオタコメディ
『元カレが腐男子になっておりまして。』1巻の感想。
タイトル:元カレが腐男子になっておりまして。
著者:麦芋
掲載:ガンガンpixiv
1巻発売日:2018年1月22日
24歳の社会人である赤土 桃(あかど もも)は、純粋にBL作品を楽しむだけではなく、自ら同人誌づくりにも勤しむ年季の入った腐女子。
ある日、イベントで買い逃した本を入手するため、給料日にウキウキして書店のBLコーナーを訪れた桃は、そこでBL本を物色していた腐男子を見つける。初めて遭遇した腐男子のことが気になって仕方ない桃は、好奇心に駆られてどんな人かと顔を覗いてみると、その彼はまさかの昔付き合っていた“元カレ”片倉錫也だった。
付き合っていた当時、隠れオタクだった自分が彼の部屋に置き忘れたBL本が原因で、BL好きになったらしい元カレ。この一時を昔より楽しい時間だったと思いながらも、かつての罪悪感が邪魔して「これからはオタ友だね」とは言えずに別れる。もう会うことはないだろうと思っていた桃だったが、翌日会社に出社すると・・・。
根っからのBL好きである社会人腐女子と、その趣味が原因で腐男子になっていた高校時代の元カレとの、再会から始まるオタ友交流を描いた物語。
元カレ元カノな腐男女オタコメディー。帯での謳い文句は「男子、三日会わざれば腐ることもある。」。スクウェア・エニックス×pixivがコラボしたWEBコミック雑誌「ガンガンpixiv」で2018年1月から連載開始。
作者はPixivにこの作品を投稿したところ話題が爆発し、単行本発売にまで至った麦芋(むぎいも)先生。
ここ数年ますます腐っていく女性たちが増え、書店のBLコーナーが拡大していたりと、BL市場は大盛況中でありますが、なにやら男子の中にもBL好きがじわじわと増加中とのこと。
そのせいか、腐女子ならぬ「腐男子」をテーマにした漫画もよく見かけるにようになり、それがブームの兆しをみせているという驚きの状況だったりします。『腐男子高校生活』や『うちの相方が腐なもんで。』とか。
女性からも「あるある」と共感されるようですし、内容はこじらせたオタの日常コメディであることが多いので、男性が読んでも楽しめるのが特徴ですね。
そんなわけで本日は、腐女子と腐男子のオタライフを描いた漫画『元カレが腐男子になっておりまして。』を紹介させていただきます。
内容は、BLをこよなく愛する年季の入った腐女子が、自分のせいでBL沼にハマり腐男子となっていた元カレと再会し、同じ趣味を持つ同志になったことで、他の腐仲間を交えて仲良くオタ道を駆けるお話。
腐男女たちがBLについて熱く語り合うオタコメディ。なんかWebマンガ総選挙のインディーズ部門で第3位にランクインしたそうです。
主人公は24歳の社会人腐女子・赤土 桃(あかど もも)。自身も同人活動している生粋の腐女子である桃は、給料日にお決まりとなっているアニメイトのBLコーナーへ直行。すると、そこでスーツを着た成人男性を発見したことでテンションは上昇。しかし、BL本を物色していた男性はまさかの元カレ・片倉錫也(かたくら すずや)でした。
BL趣味を隠してなんとなく付き合っていた高校時代、BL本を錫也の部屋に置き忘れるというボンミスをしてしまい、顔も合わせることができなくなって結局自然消滅。
しかし、別れる原因となったあの本が、錫也を腐男子にするきっかけにもなっていたのです。なんて罪な本・・・。BLに興味ない私でもその中身が気になります。
どっぷり腐っていた商社勤めの元カレとBLコーナーで再会して意気投合だけでもありえないのに、後日会社が入っている同じビルのエレベーターで奇跡の再再会。桃の友人で同僚で腐仲間でもある春日幸音(かすが ゆきね)を交え、3人は腐談義に華を咲かせます。特に、同じ趣味を持つヲタ友が出来たことを泣くほど喜ぶ錫也です。
個人サークルで同人活動をしている桃と幸音ですが、自分たちの性癖がバレるのはさすがにアカンと、そのことは隠すことに。しかし、錫也が現在最も推しているサークル「行き止まり」の作家は桃ちゃん当人というミラクル。「行き止まりの」の素晴らしさを当人の前で熱く語る錫也と、気恥ずかしさから心の内で悲痛な叫びをあげる桃。傍目から見るぶんにはなんとも面白過ぎる構図ですね。
幸音も旅行先のイタリアで外人のイケメンオタク・シルヴィオと知り合い、留学して来た彼と夏コミ会場で再会。恋人いない暦イコール年齢であるため、テンション高い彼のコミュ力にたじたじ。
新たなオタ仲間も加わり、さらにヒートアップしていく彼女たちの腐ったオタ道。桃と錫也の関係は交際当時よりも深まっていくが、果たして2人の間にラブは芽生えるのかどうか・・・。
ということで、腐女子と腐男子、元カノと元カレがBLについて熱く、そして仲良く盛り上がる漫画『元カレが腐男子になっておりまして。』1巻の紹介でした。
予想以上に面白かったです。最初は、桃と錫也が同じ趣味を通して距離を詰め、元鞘になっていく様を全面に押し出していくラブなストーリーなのかと思っていたのですが、どちらかというとオタコメディの面がより濃い内容でした。まあ、おそらくラブな展開も見せるんでしょうけど。普通にくっつけばいいのにとも思いましたしね。
BLに興味ない人だとタイトル見ただけで嫌厭しそうですが、男同士の絡みなどのディープなBL描写はなく、描かれているのは、好きなことについて熱く盛り上がるオタトーク。私自身BL関連はさっぱりですけど普通に楽しめました。『ヲタクに恋は難しい』のラブを薄くしてオタネタを濃くした感じかな。
受けた印象は、「楽しそう」っていうのが一番強いですね。大好きなことについて真剣に向き合い、その楽しさを語り合える相手もいるというのは、素直に羨ましいく思います。
かつて本来の自分を隠してなんとなくな交際をした挙句、たいした思い出も作れず自然消滅した相手と、再会してからは趣味を通して以前よりも仲を深め、楽しいを共有できるようになったのも良い関係だなと。
恋か、友情か、2人の関係がこれからどうなっていくのか、とても気になります。桃の正体が推しの作家だと知ったとき、錫也がどんな反応を見せるのかも楽しみです。
【eBookJapan】 元カレが腐男子になっておりまして。
↑登録不要で試し読みできます
タイトル:元カレが腐男子になっておりまして。
著者:麦芋
掲載:ガンガンpixiv
1巻発売日:2018年1月22日
あらすじ・概要
24歳の社会人である赤土 桃(あかど もも)は、純粋にBL作品を楽しむだけではなく、自ら同人誌づくりにも勤しむ年季の入った腐女子。
ある日、イベントで買い逃した本を入手するため、給料日にウキウキして書店のBLコーナーを訪れた桃は、そこでBL本を物色していた腐男子を見つける。初めて遭遇した腐男子のことが気になって仕方ない桃は、好奇心に駆られてどんな人かと顔を覗いてみると、その彼はまさかの昔付き合っていた“元カレ”片倉錫也だった。
付き合っていた当時、隠れオタクだった自分が彼の部屋に置き忘れたBL本が原因で、BL好きになったらしい元カレ。この一時を昔より楽しい時間だったと思いながらも、かつての罪悪感が邪魔して「これからはオタ友だね」とは言えずに別れる。もう会うことはないだろうと思っていた桃だったが、翌日会社に出社すると・・・。
根っからのBL好きである社会人腐女子と、その趣味が原因で腐男子になっていた高校時代の元カレとの、再会から始まるオタ友交流を描いた物語。
元カレ元カノな腐男女オタコメディー。帯での謳い文句は「男子、三日会わざれば腐ることもある。」。スクウェア・エニックス×pixivがコラボしたWEBコミック雑誌「ガンガンpixiv」で2018年1月から連載開始。
作者はPixivにこの作品を投稿したところ話題が爆発し、単行本発売にまで至った麦芋(むぎいも)先生。
紹介・感想
ここ数年ますます腐っていく女性たちが増え、書店のBLコーナーが拡大していたりと、BL市場は大盛況中でありますが、なにやら男子の中にもBL好きがじわじわと増加中とのこと。
そのせいか、腐女子ならぬ「腐男子」をテーマにした漫画もよく見かけるにようになり、それがブームの兆しをみせているという驚きの状況だったりします。『腐男子高校生活』や『うちの相方が腐なもんで。』とか。
女性からも「あるある」と共感されるようですし、内容はこじらせたオタの日常コメディであることが多いので、男性が読んでも楽しめるのが特徴ですね。
そんなわけで本日は、腐女子と腐男子のオタライフを描いた漫画『元カレが腐男子になっておりまして。』を紹介させていただきます。
内容は、BLをこよなく愛する年季の入った腐女子が、自分のせいでBL沼にハマり腐男子となっていた元カレと再会し、同じ趣味を持つ同志になったことで、他の腐仲間を交えて仲良くオタ道を駆けるお話。
腐男女たちがBLについて熱く語り合うオタコメディ。なんかWebマンガ総選挙のインディーズ部門で第3位にランクインしたそうです。
主人公は24歳の社会人腐女子・赤土 桃(あかど もも)。自身も同人活動している生粋の腐女子である桃は、給料日にお決まりとなっているアニメイトのBLコーナーへ直行。すると、そこでスーツを着た成人男性を発見したことでテンションは上昇。しかし、BL本を物色していた男性はまさかの元カレ・片倉錫也(かたくら すずや)でした。
BL趣味を隠してなんとなく付き合っていた高校時代、BL本を錫也の部屋に置き忘れるというボンミスをしてしまい、顔も合わせることができなくなって結局自然消滅。
しかし、別れる原因となったあの本が、錫也を腐男子にするきっかけにもなっていたのです。なんて罪な本・・・。BLに興味ない私でもその中身が気になります。
どっぷり腐っていた商社勤めの元カレとBLコーナーで再会して意気投合だけでもありえないのに、後日会社が入っている同じビルのエレベーターで奇跡の再再会。桃の友人で同僚で腐仲間でもある春日幸音(かすが ゆきね)を交え、3人は腐談義に華を咲かせます。特に、同じ趣味を持つヲタ友が出来たことを泣くほど喜ぶ錫也です。
個人サークルで同人活動をしている桃と幸音ですが、自分たちの性癖がバレるのはさすがにアカンと、そのことは隠すことに。しかし、錫也が現在最も推しているサークル「行き止まり」の作家は桃ちゃん当人というミラクル。「行き止まりの」の素晴らしさを当人の前で熱く語る錫也と、気恥ずかしさから心の内で悲痛な叫びをあげる桃。傍目から見るぶんにはなんとも面白過ぎる構図ですね。
幸音も旅行先のイタリアで外人のイケメンオタク・シルヴィオと知り合い、留学して来た彼と夏コミ会場で再会。恋人いない暦イコール年齢であるため、テンション高い彼のコミュ力にたじたじ。
新たなオタ仲間も加わり、さらにヒートアップしていく彼女たちの腐ったオタ道。桃と錫也の関係は交際当時よりも深まっていくが、果たして2人の間にラブは芽生えるのかどうか・・・。
締めにだらっと
ということで、腐女子と腐男子、元カノと元カレがBLについて熱く、そして仲良く盛り上がる漫画『元カレが腐男子になっておりまして。』1巻の紹介でした。
予想以上に面白かったです。最初は、桃と錫也が同じ趣味を通して距離を詰め、元鞘になっていく様を全面に押し出していくラブなストーリーなのかと思っていたのですが、どちらかというとオタコメディの面がより濃い内容でした。まあ、おそらくラブな展開も見せるんでしょうけど。普通にくっつけばいいのにとも思いましたしね。
BLに興味ない人だとタイトル見ただけで嫌厭しそうですが、男同士の絡みなどのディープなBL描写はなく、描かれているのは、好きなことについて熱く盛り上がるオタトーク。私自身BL関連はさっぱりですけど普通に楽しめました。『ヲタクに恋は難しい』のラブを薄くしてオタネタを濃くした感じかな。
受けた印象は、「楽しそう」っていうのが一番強いですね。大好きなことについて真剣に向き合い、その楽しさを語り合える相手もいるというのは、素直に羨ましいく思います。
かつて本来の自分を隠してなんとなくな交際をした挙句、たいした思い出も作れず自然消滅した相手と、再会してからは趣味を通して以前よりも仲を深め、楽しいを共有できるようになったのも良い関係だなと。
恋か、友情か、2人の関係がこれからどうなっていくのか、とても気になります。桃の正体が推しの作家だと知ったとき、錫也がどんな反応を見せるのかも楽しみです。
【eBookJapan】 元カレが腐男子になっておりまして。
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