2018年01月12日
漫画『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』1巻の感想とあらすじ 怪力無双の女子高生がヤンキー娘たちと繰り広げる友達作りコメディ
『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』1巻の感想。
虎子、あんまり壊しちゃだめだよ
著者:ぬじま
掲載:ヤングアニマル嵐
1巻発売日:2017年11月29日
全国の不良や問題児たちの最終集積地と言われる私立大葵学園。生徒は堂々とタバコを吹かし、喧嘩も日常茶飯事なこの不良高校に、とある少女が転校してきた。
彼女の名前は虎沢愛子(とらさわ あいこ)。あまりにも人間離れした武勇伝を持っていたことから、それを聞いた不良たちは「ぶっ潰す!」と息巻いて待ち構えていたのだが、その転校生はいきなり扉を破壊したかと思えば、いじめられっ子の雰囲気全開でオドオドと震えながら教室に入ってきた。
大柄の体格に反して小動物のように怯える彼女の姿から、獲物を見つけた肉食獣のように目をギラつかせるクラスメイトたち。おちょくるように武勇伝についての質問をぶつけるも、どうにも歯切れの悪い返答ばかりを繰り返す虎子。業を煮やしたリーダー各の不良少女・鷹野が喧嘩を吹っかけてきたのだが、手を滑らせただけの虎子に服を引き裂かれ、あられもない姿を晒すことに・・・。
内気で臆病な虎子は、規格外の超怪力を持つ女子高生だった。強すぎることが災いしてずっと孤独だった虎子。果たして、不良たちが集まるこの学校で、彼女は念願の友達を作ることができるのだろうか。
規格外の超怪力を持つことから、周囲の人たちに疎まれ続けてきた臆病なぼっち女子高生が、転校先のヤンキー高校で友達作りを頑張る物語。
怪力JKが不良高校で繰り広げる友達作りコメディ。帯での謳い文句は「ひとりぼっちの怪力JK虎子、友だちを作ります!友達いないけど、最強!」。月刊青年漫画雑誌「ヤングアニマル嵐」の2016年12号にて連載開始。
作者は過去作に『歌うヘッドフォン娘』を持つ新鋭漫画家・ぬじま先生。
大柄な女性キャラって良いと思いませんか?漫画やアニメのヒロインになることは稀なのですけど、はっきり言って私は好みです。それに加えて筋肉質な体つきだったら尚良し。
私が大きい女の子に惹かれるようになったきっかけは、漫画『エアマスター』の主人公・相川摩季(あいかわ まき)です。でかい、強い、可愛いの三拍子に加え、なんかほっとけない印象の彼女にハマってしまいました。
他にぱっと思い浮かぶところでは、『魔法戦士リウイ』のジーニ、『ヨルムンガント』のバルメ、『富士山さんは思春期』の富士山牧央、『魔法先生ネギま!』の長瀬楓。みんなたまらなく魅力的な女性たちですね。
もちろんその見た目だけでも十分魅力的なんですが、大柄な容姿に反してシャイな性格だったり、そうでなくても弱い一面を見せられると、私の場合は小さい女の子よりも保護欲を掻き立てられることがあります。
さて本日は、内気だけど怪力無双の女子高生がヒロインの漫画、『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』を紹介させていただきます。
簡単に内容を説明しますと、なんでも破壊してしまう超怪力を持つ臆病でぼっちな女子高生が、転校先のヤンキー高校を舞台に、周囲からビビられながらも友達作りをがんばるお話。
人類最強の怪力ヒロインが、ヤンキー女子高生たちと学園を舞台に繰り広げる日常コメディ。
舞台は全国の不良や問題児たちが集まる私立大葵学園。生徒は学校敷地内で堂々タバコを吹かし、教室では男女が殴りあいの喧嘩をするなど、学校は荒れまくってる状態。そんな学校にとんでもないな噂を引っさげ、とある少女が転校してきたところから物語は始まります。
その転校生の名前は虎沢愛子(通称「虎子」)。噂では、以前の学校でクラスメートと教師を全員半殺しにし、ビルを倒壊させ、熊を殴り殺した凶暴・凶悪なモンスター。こんなのが本当にいたとしたら、それはもう人間じゃないですね。
その噂を聞いたクラスのヤンキーたちは臨戦態勢で待ち構えていたのですが、教室に入ってきたのは大柄だけどオドオドビクビクした、いかにもな苛められっ子オーラを放つ気弱そうな女の子。
噂されていたモンスター像からは程遠く、その噂自体どう考えても誇張されてるとしか思えない馬鹿げたものだったので、ヤンキーたちはニヤニヤふざけて質問攻めするのですが、虎子の反応は予想外のもので、あのとんでも武勇伝は、何一つ誇張されていないどころか、どうやら全て事実・・・。
その様子にしびれを切らしたヤンキー少女・鷹野(たかの)が喧嘩を吹っかけ、一方的に殴る蹴るのラッシュを浴びせるも、防ごうとした虎子が手を滑らせたことで、制服を引き裂かれ・・・胸をポロリ・・・。虎子は人類レベルの範疇を超えた超怪力の持ち主だったのです。
彼女に悪意は全くないのですけど、自身でも上手く力を制御できないらしく、その結果があのありえない武勇伝と、鷹子のポロリに繋がっています。
これまではその怪力が災いしてずっとひとりぼっちだった虎子。なんとか友達を作ろうといろいろ努力はするのだけど、彼女が動けば何かが壊れ、頑張れば頑張るほど被害は拡大し、周りからは恐れらてしまうという悪循環。
リーダー格の鷹野が無残にもやられて(?)しまったことで、彼女の仲間たちが次々とああだこうだと接触してくるのですが・・・。
ローターを常にアレしてる兎洞萌(うどう めぐむ)は、ぶん投げられて雑巾の気持ちを理解。幼女にしか見えない特攻服を着た雀森ことね(すずめもり)は、宝物の木刀を破壊されてギャン泣き。一番イキがっていた猿間(えんま)は、自分の乳を報酬にヤンキー共を従えるも、鉄骨振り回す虎子の姿に命の危機を感じてあえなく退散。
ポンコツなのは虎子だけではなく、基本的に登場キャラはアホばかり。当初はヤキ入れようと絡んで来た彼女たちも、それ以降はビビりまくって距離を置こうとします。しかし、そうは問屋が卸さない。担任から彼女を半ば強制的に押し付けられ、4人が所属している「しいくぶ」に虎子が仮入部することに。
このように、友達を作るために頑張る虎子と、そんな破壊神の友達作りに巻き込まれていく鷹野たちの、破壊ありきの騒がしい交流が描かれていきます。
ということで、制御できない怪力のせいでひとりぼっちだった最強JKの虎子が、友達候補のヤンキー娘4人組を巻き込んで、友達作りを頑張るコメディ『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』1巻の紹介でした。
虎子のパワーは完全に人類の範疇を超えてますね。もうこれ恐竜レベルと言っても過言ではないので、名は体を表すとはよく言いますけど、その名前の「虎」さえ貧弱に思えてしまいます。さすがの虎も鉄骨を軽々振り回したり、人間を天井や床ににめり込ませたり、500円硬貨を4つ折りにはできないでしょう。
彼女の行動のほとんどは善意から来てるものなのだけど、「役に立ちたい」「頑張ろう」という気持ちが先走り過ぎて、大事な力加減が頭から抜けてしまい、結果的にやりすぎて周囲はドン引き。
ずっと友達がいなかったせいもあって、「役に立つ=友達」みたいな感じで友達の意味を履き違えていまして、その辺りを鷹野たちと付き合う中で間違いに気づき、怯える彼女たちと真に友情を築くことが出来たらいいですね。
ともあれ、虎子が可愛いことに間違いありません。色々でかい容姿はもちろんのこと、キョドってる様子やコロコロ変わる表情、ピュアな性格と暴走するバカさ加減がいい味出してます。
もちろんヤンキー娘4人組もそれぞれに「萌え」を感じる魅力ポイントがあり、中でもリーダー格だけど以外と乙女な鷹野さんが面白い。まあ、総じてアホカワイイ女の子たちです。
鷹野たちは虎子を激しく拒否しているのだけど、だんだん虎子が輪の中に馴染んできてる様子も良かったと思います。
肩の力抜いて気軽に楽しめる内容のうえ、1話15ページに満たないショートストーリー構成なので、ちょっと時間空いたときなんかにサクっと読むのにも適してますね。
これから虎子がなにを破壊していくのか、そして鷹野たちとどのような日常を送り、果たして友情を築くことができるのか、とても楽しみです。
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虎子、あんまり壊しちゃだめだよ
著者:ぬじま
掲載:ヤングアニマル嵐
1巻発売日:2017年11月29日
あらすじ・概要
全国の不良や問題児たちの最終集積地と言われる私立大葵学園。生徒は堂々とタバコを吹かし、喧嘩も日常茶飯事なこの不良高校に、とある少女が転校してきた。
彼女の名前は虎沢愛子(とらさわ あいこ)。あまりにも人間離れした武勇伝を持っていたことから、それを聞いた不良たちは「ぶっ潰す!」と息巻いて待ち構えていたのだが、その転校生はいきなり扉を破壊したかと思えば、いじめられっ子の雰囲気全開でオドオドと震えながら教室に入ってきた。
大柄の体格に反して小動物のように怯える彼女の姿から、獲物を見つけた肉食獣のように目をギラつかせるクラスメイトたち。おちょくるように武勇伝についての質問をぶつけるも、どうにも歯切れの悪い返答ばかりを繰り返す虎子。業を煮やしたリーダー各の不良少女・鷹野が喧嘩を吹っかけてきたのだが、手を滑らせただけの虎子に服を引き裂かれ、あられもない姿を晒すことに・・・。
内気で臆病な虎子は、規格外の超怪力を持つ女子高生だった。強すぎることが災いしてずっと孤独だった虎子。果たして、不良たちが集まるこの学校で、彼女は念願の友達を作ることができるのだろうか。
規格外の超怪力を持つことから、周囲の人たちに疎まれ続けてきた臆病なぼっち女子高生が、転校先のヤンキー高校で友達作りを頑張る物語。
怪力JKが不良高校で繰り広げる友達作りコメディ。帯での謳い文句は「ひとりぼっちの怪力JK虎子、友だちを作ります!友達いないけど、最強!」。月刊青年漫画雑誌「ヤングアニマル嵐」の2016年12号にて連載開始。
作者は過去作に『歌うヘッドフォン娘』を持つ新鋭漫画家・ぬじま先生。
紹介・感想
大柄な女性キャラって良いと思いませんか?漫画やアニメのヒロインになることは稀なのですけど、はっきり言って私は好みです。それに加えて筋肉質な体つきだったら尚良し。
私が大きい女の子に惹かれるようになったきっかけは、漫画『エアマスター』の主人公・相川摩季(あいかわ まき)です。でかい、強い、可愛いの三拍子に加え、なんかほっとけない印象の彼女にハマってしまいました。
他にぱっと思い浮かぶところでは、『魔法戦士リウイ』のジーニ、『ヨルムンガント』のバルメ、『富士山さんは思春期』の富士山牧央、『魔法先生ネギま!』の長瀬楓。みんなたまらなく魅力的な女性たちですね。
もちろんその見た目だけでも十分魅力的なんですが、大柄な容姿に反してシャイな性格だったり、そうでなくても弱い一面を見せられると、私の場合は小さい女の子よりも保護欲を掻き立てられることがあります。
さて本日は、内気だけど怪力無双の女子高生がヒロインの漫画、『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』を紹介させていただきます。
簡単に内容を説明しますと、なんでも破壊してしまう超怪力を持つ臆病でぼっちな女子高生が、転校先のヤンキー高校を舞台に、周囲からビビられながらも友達作りをがんばるお話。
人類最強の怪力ヒロインが、ヤンキー女子高生たちと学園を舞台に繰り広げる日常コメディ。
舞台は全国の不良や問題児たちが集まる私立大葵学園。生徒は学校敷地内で堂々タバコを吹かし、教室では男女が殴りあいの喧嘩をするなど、学校は荒れまくってる状態。そんな学校にとんでもないな噂を引っさげ、とある少女が転校してきたところから物語は始まります。
その転校生の名前は虎沢愛子(通称「虎子」)。噂では、以前の学校でクラスメートと教師を全員半殺しにし、ビルを倒壊させ、熊を殴り殺した凶暴・凶悪なモンスター。こんなのが本当にいたとしたら、それはもう人間じゃないですね。
その噂を聞いたクラスのヤンキーたちは臨戦態勢で待ち構えていたのですが、教室に入ってきたのは大柄だけどオドオドビクビクした、いかにもな苛められっ子オーラを放つ気弱そうな女の子。
噂されていたモンスター像からは程遠く、その噂自体どう考えても誇張されてるとしか思えない馬鹿げたものだったので、ヤンキーたちはニヤニヤふざけて質問攻めするのですが、虎子の反応は予想外のもので、あのとんでも武勇伝は、何一つ誇張されていないどころか、どうやら全て事実・・・。
その様子にしびれを切らしたヤンキー少女・鷹野(たかの)が喧嘩を吹っかけ、一方的に殴る蹴るのラッシュを浴びせるも、防ごうとした虎子が手を滑らせたことで、制服を引き裂かれ・・・胸をポロリ・・・。虎子は人類レベルの範疇を超えた超怪力の持ち主だったのです。
彼女に悪意は全くないのですけど、自身でも上手く力を制御できないらしく、その結果があのありえない武勇伝と、鷹子のポロリに繋がっています。
これまではその怪力が災いしてずっとひとりぼっちだった虎子。なんとか友達を作ろうといろいろ努力はするのだけど、彼女が動けば何かが壊れ、頑張れば頑張るほど被害は拡大し、周りからは恐れらてしまうという悪循環。
リーダー格の鷹野が無残にもやられて(?)しまったことで、彼女の仲間たちが次々とああだこうだと接触してくるのですが・・・。
ローターを常にアレしてる兎洞萌(うどう めぐむ)は、ぶん投げられて雑巾の気持ちを理解。幼女にしか見えない特攻服を着た雀森ことね(すずめもり)は、宝物の木刀を破壊されてギャン泣き。一番イキがっていた猿間(えんま)は、自分の乳を報酬にヤンキー共を従えるも、鉄骨振り回す虎子の姿に命の危機を感じてあえなく退散。
ポンコツなのは虎子だけではなく、基本的に登場キャラはアホばかり。当初はヤキ入れようと絡んで来た彼女たちも、それ以降はビビりまくって距離を置こうとします。しかし、そうは問屋が卸さない。担任から彼女を半ば強制的に押し付けられ、4人が所属している「しいくぶ」に虎子が仮入部することに。
このように、友達を作るために頑張る虎子と、そんな破壊神の友達作りに巻き込まれていく鷹野たちの、破壊ありきの騒がしい交流が描かれていきます。
締めにだらだらと
ということで、制御できない怪力のせいでひとりぼっちだった最強JKの虎子が、友達候補のヤンキー娘4人組を巻き込んで、友達作りを頑張るコメディ『虎子、あんまり壊しちゃだめだよ』1巻の紹介でした。
虎子のパワーは完全に人類の範疇を超えてますね。もうこれ恐竜レベルと言っても過言ではないので、名は体を表すとはよく言いますけど、その名前の「虎」さえ貧弱に思えてしまいます。さすがの虎も鉄骨を軽々振り回したり、人間を天井や床ににめり込ませたり、500円硬貨を4つ折りにはできないでしょう。
彼女の行動のほとんどは善意から来てるものなのだけど、「役に立ちたい」「頑張ろう」という気持ちが先走り過ぎて、大事な力加減が頭から抜けてしまい、結果的にやりすぎて周囲はドン引き。
ずっと友達がいなかったせいもあって、「役に立つ=友達」みたいな感じで友達の意味を履き違えていまして、その辺りを鷹野たちと付き合う中で間違いに気づき、怯える彼女たちと真に友情を築くことが出来たらいいですね。
ともあれ、虎子が可愛いことに間違いありません。色々でかい容姿はもちろんのこと、キョドってる様子やコロコロ変わる表情、ピュアな性格と暴走するバカさ加減がいい味出してます。
もちろんヤンキー娘4人組もそれぞれに「萌え」を感じる魅力ポイントがあり、中でもリーダー格だけど以外と乙女な鷹野さんが面白い。まあ、総じてアホカワイイ女の子たちです。
鷹野たちは虎子を激しく拒否しているのだけど、だんだん虎子が輪の中に馴染んできてる様子も良かったと思います。
肩の力抜いて気軽に楽しめる内容のうえ、1話15ページに満たないショートストーリー構成なので、ちょっと時間空いたときなんかにサクっと読むのにも適してますね。
これから虎子がなにを破壊していくのか、そして鷹野たちとどのような日常を送り、果たして友情を築くことができるのか、とても楽しみです。
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