2015年04月22日
分数がわからない?
分数ってなに?
子どもの勉強を見初めたころ ”おや” と感じたことが多々ありましたが、その1つとして、分数があります。分数そのものがわかっていない子が多くいました。但し、通分とか約分とか言葉は知っています。しかし、なんのために通分するのか、なぜ約分してもいいのかわかっていない様です。
1. 分数の足し算、引き算は通分して計算できても、なぜ通分するか説明できない。
2. 1/2 + 1/3 = 3/6 + 2/6 = 5/6 と計算できても 1/2+1 を計算できない。
3. 分数の掛け算をするとき、通分する。
4. 分数の割り算は逆数にしてかける、という計算はできても、なぜそうできるか説明できない。
5. 2 ÷ 1/2 = 2 × 2 = 4 と計算できても 2 ÷ 0.5 を 筆算で求める。
1、2、3、・・・といった数字はイメージに比べて、2分の1のイメージは難しい様です。ネーミングのイメージができていない様です。そこで ”2分の1は2つに分けた1つだから半分だよ。” と子どもに話します。次に、分数の足し算はどうするか?2つに分けた1つと3つに分けた1つを足すと、どうするか? まずは子どもに聞いてみます。”ケーキを2つに切って、そのひと切れと、ケーキを3つに切って、そのひと切れを足すとどうなりますか”簡単に足せないでしょう。そのためにひと切れの大きさを合わせます。ケーキを2つに切ってそのひと切れは、ケーキを6つに切ってその3切れ分と同じです。ケーキを3つに切ってそのひと切れは、ケーキを6つに切ってその2切れ分と同じです。だからケーキを2つに切ってその1つと、ケーキを3つにきってそのひと切れを足すと、ケーキを6つに切って5つ分と同じです。だから、1/2 + 1/3 = 3/6 + 2/6 = 5/6 通分とはケーキひと切れの大きさを合わせるってことです。と教えてみた。わかった様な気になってくれます。
次のハードルは分数どうしの掛け算です。計算テクニックとしては、分母は分母、分子は分子どうしかけます。計算そのものについては、できる子は多いのですが、なぜそうなるか、わかっている子は少ないです。ここでは面積を使って説明してみました。 例えば、1/2 × 1/2 は、縦 1/2 横 1/2 面積に考えられます。この部分の面積は縦 1 横 1 の面積を 4つに分けた1つになります。縦 1 横 1の 面積は1 だから 縦 1/2 横 1/2 の面積は 1/4 になります。 だから 1/2 × 1/2 = 1/4 です。 面積で例えると、分母と分母をかけるということは、面積をいくつに分けるかということ、分子と分子をかけるということは、そのいくつ分かと表します。文章だけではなかなかわかりにくい、と思いますが、顔を付き合わせて顔色を見ながら説明すると、わかってくれた様な顔してくれます。
さらに分数の厄介なことは分数でわる、というイメージです。そこで、説明しているのは、1つのケーキを一人半分ずつわけると何人分にわけられますか?ときいてみます。子どもは2人と答えられます。これを数式で表現すると、 1÷(1/2) = 2 となります。同じ様にケーキを4つに切ると4人に分けられます。これを同様に数式で表現すると 1 ÷ (1/4) = 4 となります。結局、分数の割り算は分母と分子を入れ替えて、掛け算にするのと同じです。もっといろいろと説明はできますが、正確さよりイメージをつかんでもらう様な説明をして、教えています。
塾講師をしていて、子供のつまずくところはわかってきましたが、どうすれば、つまずいたところから立ち上がらせられるか。日々、試行錯誤の連続ですが、数学の苦手な子でも、数学を分かろうとしている子にはなんとかわかってもらえそうだ、と感じています。もっと工夫して、なんとかわかりやすい方法を、と模索しています。
子どもの勉強を見初めたころ ”おや” と感じたことが多々ありましたが、その1つとして、分数があります。分数そのものがわかっていない子が多くいました。但し、通分とか約分とか言葉は知っています。しかし、なんのために通分するのか、なぜ約分してもいいのかわかっていない様です。
1. 分数の足し算、引き算は通分して計算できても、なぜ通分するか説明できない。
2. 1/2 + 1/3 = 3/6 + 2/6 = 5/6 と計算できても 1/2+1 を計算できない。
3. 分数の掛け算をするとき、通分する。
4. 分数の割り算は逆数にしてかける、という計算はできても、なぜそうできるか説明できない。
5. 2 ÷ 1/2 = 2 × 2 = 4 と計算できても 2 ÷ 0.5 を 筆算で求める。
1、2、3、・・・といった数字はイメージに比べて、2分の1のイメージは難しい様です。ネーミングのイメージができていない様です。そこで ”2分の1は2つに分けた1つだから半分だよ。” と子どもに話します。次に、分数の足し算はどうするか?2つに分けた1つと3つに分けた1つを足すと、どうするか? まずは子どもに聞いてみます。”ケーキを2つに切って、そのひと切れと、ケーキを3つに切って、そのひと切れを足すとどうなりますか”簡単に足せないでしょう。そのためにひと切れの大きさを合わせます。ケーキを2つに切ってそのひと切れは、ケーキを6つに切ってその3切れ分と同じです。ケーキを3つに切ってそのひと切れは、ケーキを6つに切ってその2切れ分と同じです。だからケーキを2つに切ってその1つと、ケーキを3つにきってそのひと切れを足すと、ケーキを6つに切って5つ分と同じです。だから、1/2 + 1/3 = 3/6 + 2/6 = 5/6 通分とはケーキひと切れの大きさを合わせるってことです。と教えてみた。わかった様な気になってくれます。
次のハードルは分数どうしの掛け算です。計算テクニックとしては、分母は分母、分子は分子どうしかけます。計算そのものについては、できる子は多いのですが、なぜそうなるか、わかっている子は少ないです。ここでは面積を使って説明してみました。 例えば、1/2 × 1/2 は、縦 1/2 横 1/2 面積に考えられます。この部分の面積は縦 1 横 1 の面積を 4つに分けた1つになります。縦 1 横 1の 面積は1 だから 縦 1/2 横 1/2 の面積は 1/4 になります。 だから 1/2 × 1/2 = 1/4 です。 面積で例えると、分母と分母をかけるということは、面積をいくつに分けるかということ、分子と分子をかけるということは、そのいくつ分かと表します。文章だけではなかなかわかりにくい、と思いますが、顔を付き合わせて顔色を見ながら説明すると、わかってくれた様な顔してくれます。
さらに分数の厄介なことは分数でわる、というイメージです。そこで、説明しているのは、1つのケーキを一人半分ずつわけると何人分にわけられますか?ときいてみます。子どもは2人と答えられます。これを数式で表現すると、 1÷(1/2) = 2 となります。同じ様にケーキを4つに切ると4人に分けられます。これを同様に数式で表現すると 1 ÷ (1/4) = 4 となります。結局、分数の割り算は分母と分子を入れ替えて、掛け算にするのと同じです。もっといろいろと説明はできますが、正確さよりイメージをつかんでもらう様な説明をして、教えています。
塾講師をしていて、子供のつまずくところはわかってきましたが、どうすれば、つまずいたところから立ち上がらせられるか。日々、試行錯誤の連続ですが、数学の苦手な子でも、数学を分かろうとしている子にはなんとかわかってもらえそうだ、と感じています。もっと工夫して、なんとかわかりやすい方法を、と模索しています。
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