2015年04月10日
遺伝と学習能力
人間って、遺伝って、 浪平的解釈
人間はそれぞれの能力の限界がある、頑張ってもダメだ、と思っている方も多いかと思います。本当にそうでしょうか。本当にそうである場合もあるかと思いますが、実際は自分自身で線をかってに引いているのではないでしょうか。
ある資料の一卵性双生児の研究から得られた結果によると、遺伝率の高い順にあげると、以下の様でした。
遺伝 家庭環境 社会環境
血液型 1 0 0
身長 0.86 0.07 0.07
体重 0.8 0.03 0.17
神経症傾向 0.58 0.0 0.49
外向性 0.54 0.0 0.48
男性的ー女性的 0.52 0.09 0.57
推理 0.48 0.26 0.26
空間視覚 0.46 0.18 0.36
知覚速度 0.46 0.24 0.3
順応性 0.42 0.0 0.59
柔軟性 0.38 0.08 0.54
衝動性 0.38 0.1 0.52
言語理解 0.38 0.4 0.22
記憶 0.32 0.2 0.48
言語の流暢さ 0.3 0.37 0.33
上記の項目を分類すると
1.遺伝の影響だけが高い特性 血液型、身長、体重 ・・・身体的な特徴を形成するもの
2.遺伝と社会環境の影響が高い特性 神経症傾向、外向性、男性的ー女性的、順応性、柔軟性、衝動性
3・いろいろな要因の影響が高い特性 推理、空間認識、知覚速度、言語理解、記憶、言葉の流暢さ、
私的にまとめると、
1.遺伝の影響が高いもの: 動物本来の特性: とにかく生きる残るための基本的な能力。(動物として生きるための機能)
2.遺伝と社会環境とも影響の高い特性: 集団生活を営む動物の基本特性: 集団の中で調和して生きるための能力。(集団として生きるための機能)
3.遺伝、家庭環境、社会環境とも影響がある特性: 家族を構成し、集団の中で、抜け出るために必要な能力。(人間の尊厳を保つための機能)
と分類します。
上記の様に、各教科別の各要因の影響力を見てみましょう。以下の様でした。
遺伝 家庭環境 社会環境
国語 0.4 0.32 0.28
数学 0.4 0.31 0.29
社会 0.34 0.35 0.31
理科 0.38 0.24 0.36
この調査の誤差を考えれば、各教科同じ様な傾向であり、各要因同じ様な影響力である、と思っています。遺伝の影響は1/3以上あります。私にとっては遺伝の影響が高く感じ、意外に思いました。しかし、よく考えれば、それは、脳そのものの学習能力の差というより、遺伝の影響が高い性格によるところが大きいと解釈しています。学習結果は、もの事に落ち着いて取り組めるか、とか我慢強いか、とかいった性格的なものの遺伝の影響が高い、と考えています。
人間にとって、人類にとって、最近発達した機能は、どうも遺伝の影響が少ない、がそれを活用する性格が遺伝の影響が高く、結局、約1/3に落ち着いた、と私は解釈しています。
”私は努力を続けられる能力がある。練習を長く続けられる能力がある” とのコメントをいう人がいますが、それは謙遜だけでなく、本当のことでしょう。コツコツと工夫しながら続けることのよって、脳は鍛えられ、能力が向上することでしょう。
自分自身の性格を客観的に分析して、人間として発達した能力は遺伝の影響は少なく,鍛えることができる、と信じて、自分自身の高い可能性を自覚して、冷静に充実した人生をおくりましょう。
人間はそれぞれの能力の限界がある、頑張ってもダメだ、と思っている方も多いかと思います。本当にそうでしょうか。本当にそうである場合もあるかと思いますが、実際は自分自身で線をかってに引いているのではないでしょうか。
ある資料の一卵性双生児の研究から得られた結果によると、遺伝率の高い順にあげると、以下の様でした。
遺伝 家庭環境 社会環境
血液型 1 0 0
身長 0.86 0.07 0.07
体重 0.8 0.03 0.17
神経症傾向 0.58 0.0 0.49
外向性 0.54 0.0 0.48
男性的ー女性的 0.52 0.09 0.57
推理 0.48 0.26 0.26
空間視覚 0.46 0.18 0.36
知覚速度 0.46 0.24 0.3
順応性 0.42 0.0 0.59
柔軟性 0.38 0.08 0.54
衝動性 0.38 0.1 0.52
言語理解 0.38 0.4 0.22
記憶 0.32 0.2 0.48
言語の流暢さ 0.3 0.37 0.33
上記の項目を分類すると
1.遺伝の影響だけが高い特性 血液型、身長、体重 ・・・身体的な特徴を形成するもの
2.遺伝と社会環境の影響が高い特性 神経症傾向、外向性、男性的ー女性的、順応性、柔軟性、衝動性
3・いろいろな要因の影響が高い特性 推理、空間認識、知覚速度、言語理解、記憶、言葉の流暢さ、
私的にまとめると、
1.遺伝の影響が高いもの: 動物本来の特性: とにかく生きる残るための基本的な能力。(動物として生きるための機能)
2.遺伝と社会環境とも影響の高い特性: 集団生活を営む動物の基本特性: 集団の中で調和して生きるための能力。(集団として生きるための機能)
3.遺伝、家庭環境、社会環境とも影響がある特性: 家族を構成し、集団の中で、抜け出るために必要な能力。(人間の尊厳を保つための機能)
と分類します。
上記の様に、各教科別の各要因の影響力を見てみましょう。以下の様でした。
遺伝 家庭環境 社会環境
国語 0.4 0.32 0.28
数学 0.4 0.31 0.29
社会 0.34 0.35 0.31
理科 0.38 0.24 0.36
この調査の誤差を考えれば、各教科同じ様な傾向であり、各要因同じ様な影響力である、と思っています。遺伝の影響は1/3以上あります。私にとっては遺伝の影響が高く感じ、意外に思いました。しかし、よく考えれば、それは、脳そのものの学習能力の差というより、遺伝の影響が高い性格によるところが大きいと解釈しています。学習結果は、もの事に落ち着いて取り組めるか、とか我慢強いか、とかいった性格的なものの遺伝の影響が高い、と考えています。
人間にとって、人類にとって、最近発達した機能は、どうも遺伝の影響が少ない、がそれを活用する性格が遺伝の影響が高く、結局、約1/3に落ち着いた、と私は解釈しています。
”私は努力を続けられる能力がある。練習を長く続けられる能力がある” とのコメントをいう人がいますが、それは謙遜だけでなく、本当のことでしょう。コツコツと工夫しながら続けることのよって、脳は鍛えられ、能力が向上することでしょう。
自分自身の性格を客観的に分析して、人間として発達した能力は遺伝の影響は少なく,鍛えることができる、と信じて、自分自身の高い可能性を自覚して、冷静に充実した人生をおくりましょう。
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