2015年03月20日
中学1年 数学 (正の数・負の数 足し算・引き算)
小学校から中学校になって、算数から数学になる。文字通り、数の計算から数の学科というところに見方がちょっと変わっていく。子供の頭も変わっていく。丸暗記の記憶から理解する能力に移っていく。勉強環境も変わっていく。テスト成績を他の生徒と比べ、競争により、勉強させ様とする。親は、そんなことでは高校にいけないよ、と危機感を煽って勉強させ様とする。子供は頭と周りの環境とうまく折り合いをつけられず、結局、点数をとるためのテクニックを覚えることになってしまう。そのため、よくわからない状態でいやいや勉強し、テクニックだけでは点数がとれない応用問題にぶち当たり、問題が解けず嫌になって、逃げ出すことになってしまう。その様なお子様は多いのではないでしょうか。
中学に入って、数学の最初のハードルは負の数の足し算・引き算です。ここでつまずいた子は後が大変です。どう教えるか、悩んでいる人も多いでしょう。ここで子供にわかった、面白い、と思わせましょう。これだ、という方法はまだ見つかっていませんが、テクニックだけ教えて、だだ解かせるだけでは、最悪です。つまり、マイナスとマイナスが重なるとプラスだよ、とか、プラスのマイナスの足し算の符号は数の大きい方で、大きい数字から小さい数字を引けばいいよ、などはだめです。数学嫌いの子供を増やすだけです。
計算テクニックの前に、意味合いをゆっくり、しっかり話し合いましょう。教科書では数直線を使って東がプラス、西がマイナスで表現したり、温度計を使って、マイナスの数値を表現したりしています。教科書はマイナスの概念を教えるためによく考えられている、と思います。しかし問題は、教育現場ではそれをうまく使いきれていない、使う能力、時間及び環境ともに不足しています。特に、今までと新しい概念を修得する場合は、個人差、同じ人でも体調の違いなどで、わからない時はわからない。結局、先生としては勉強しなさい、宿題をやっておきなさい、わかるより点をとるテクニック優先になっています。人間は本能的に、新しいことがわかることは楽しいことであるはずのものが嫌なものになってしまいます。
そこで、新しい概念を修得する教科では、子供の勉強を見てあげましょう。特に子供の身近な題材を例にとって説明するとわかる様です。例えばお小遣いを例にとってみましょう。親と同じで子供もお金に敏感です。
1. 負の数の概念を教える。
数学の広場では、小遣いをもらうことをプラスでいうと、取られることはマイナスでいえるよ。
100円儲けたことを +100円儲けたっていうと 100円損したことは −100円儲けたって言えるよ。
100円もらったことを +100もらった、というと 100円とられることは −100もらった、っていえるよ。
まずはゆっくり、いろいろな例を出して、マイナスの概念を伝えましょう
2. 負の数と正の数の足し算
算数の広場では、 100+100 = 200
これを言葉にすると 100円もってて100円もらったは200円になった。
数学の広場では、
+200+(+100)=+300 : +200円もってて+100円もらったから +300円になったよ。
+200+(−100)=+100 : +200円もってて−100円もらったから +100円になったよ。
+200−(+100)=+100 : +200円もってて+100円とられたから +100円になったよ。
+200−(−100)=+300 : +200円もってて−100円とられたから +300円になったよ。
子供はあたまの中が混乱して、一生懸命考えます。根気よく待ったり、別の説明の仕方をしたり、親も一生懸命に焦らず相手をしていると、子供も考え続けます。あるところで、急にわかったと表情が変わります。
3.計算をさせてみる。
意味、計算のイメージが伝わった段階で、簡単な計算をさせてみます。この段階では計算にめちゃくちゃ時間がかかります。時間がかかってもなんとか解けた段階で、褒めて、いっしょに喜びます。
4.計算テクニックを一緒に考える。
なんで、この計算方法でよいか、一緒に考えます。
つまり、マイナスとマイナスが重なるとなぜプラスか、とか、なぜ、プラスのマイナスの足し算の符号は数の大きい方で、大きい数字から小さい数字を引けばいいか、とか。
個別塾で、私が実際教えている方法です。時間の制約及び生徒の個性もあり、限界もありますが、そこそこの生徒はこれでわかってくれます。数学を少しでも面白い、と感じさせることによって、少しでも数学を嫌になる子を減らしたい、と思って、よりよい方法を今も模索中です。
中学に入って、数学の最初のハードルは負の数の足し算・引き算です。ここでつまずいた子は後が大変です。どう教えるか、悩んでいる人も多いでしょう。ここで子供にわかった、面白い、と思わせましょう。これだ、という方法はまだ見つかっていませんが、テクニックだけ教えて、だだ解かせるだけでは、最悪です。つまり、マイナスとマイナスが重なるとプラスだよ、とか、プラスのマイナスの足し算の符号は数の大きい方で、大きい数字から小さい数字を引けばいいよ、などはだめです。数学嫌いの子供を増やすだけです。
計算テクニックの前に、意味合いをゆっくり、しっかり話し合いましょう。教科書では数直線を使って東がプラス、西がマイナスで表現したり、温度計を使って、マイナスの数値を表現したりしています。教科書はマイナスの概念を教えるためによく考えられている、と思います。しかし問題は、教育現場ではそれをうまく使いきれていない、使う能力、時間及び環境ともに不足しています。特に、今までと新しい概念を修得する場合は、個人差、同じ人でも体調の違いなどで、わからない時はわからない。結局、先生としては勉強しなさい、宿題をやっておきなさい、わかるより点をとるテクニック優先になっています。人間は本能的に、新しいことがわかることは楽しいことであるはずのものが嫌なものになってしまいます。
そこで、新しい概念を修得する教科では、子供の勉強を見てあげましょう。特に子供の身近な題材を例にとって説明するとわかる様です。例えばお小遣いを例にとってみましょう。親と同じで子供もお金に敏感です。
1. 負の数の概念を教える。
数学の広場では、小遣いをもらうことをプラスでいうと、取られることはマイナスでいえるよ。
100円儲けたことを +100円儲けたっていうと 100円損したことは −100円儲けたって言えるよ。
100円もらったことを +100もらった、というと 100円とられることは −100もらった、っていえるよ。
まずはゆっくり、いろいろな例を出して、マイナスの概念を伝えましょう
2. 負の数と正の数の足し算
算数の広場では、 100+100 = 200
これを言葉にすると 100円もってて100円もらったは200円になった。
数学の広場では、
+200+(+100)=+300 : +200円もってて+100円もらったから +300円になったよ。
+200+(−100)=+100 : +200円もってて−100円もらったから +100円になったよ。
+200−(+100)=+100 : +200円もってて+100円とられたから +100円になったよ。
+200−(−100)=+300 : +200円もってて−100円とられたから +300円になったよ。
子供はあたまの中が混乱して、一生懸命考えます。根気よく待ったり、別の説明の仕方をしたり、親も一生懸命に焦らず相手をしていると、子供も考え続けます。あるところで、急にわかったと表情が変わります。
3.計算をさせてみる。
意味、計算のイメージが伝わった段階で、簡単な計算をさせてみます。この段階では計算にめちゃくちゃ時間がかかります。時間がかかってもなんとか解けた段階で、褒めて、いっしょに喜びます。
4.計算テクニックを一緒に考える。
なんで、この計算方法でよいか、一緒に考えます。
つまり、マイナスとマイナスが重なるとなぜプラスか、とか、なぜ、プラスのマイナスの足し算の符号は数の大きい方で、大きい数字から小さい数字を引けばいいか、とか。
個別塾で、私が実際教えている方法です。時間の制約及び生徒の個性もあり、限界もありますが、そこそこの生徒はこれでわかってくれます。数学を少しでも面白い、と感じさせることによって、少しでも数学を嫌になる子を減らしたい、と思って、よりよい方法を今も模索中です。
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