2015年08月28日
心と脳の白熱教室 性格は変えられるか
心と脳の白熱教室 性格は変えられるか
楽観脳はサニーブレインと名づけて、快楽を及ぼすシステムが優位に働いて、悲観脳はレイニブレインと名づけて、危険を察知するシステムが優位に働く脳を表現している。
楽観脳か悲観脳かは、遺伝子とその環境とそれらの相互作用とのこと。遺伝子については、悲観脳、危険を察知するのに影響を与える遺伝子は15〜20種類あり、その代表の一つとしてセロトニン運搬遺伝子があるそうである。
遺伝子の影響をみるために、調査が行われた。セロトニン運搬遺伝子には長い型と短い型がある。それぞれに対して、うつ病の発生率の差が調べられた。しかし、意外にもその遺伝子の有無による発症率に有意差は見られなかった。しかし、深刻な体験を3回以上体験した人同士で比較すると発生率の差がみられた。このことから遺伝と環境の相互作用によって、うつ病は発生するといえるそうである。
危険に敏感であるり悲観的に考えるとされるリスク遺伝子は、リスクを感じて周りの影響を受けやすいとの傾向がある。なので、良い環境で育てば、よりよい方向に進むと考えられる。そう考えるとリスク遺伝子によって、よい方向に進めることができる。
環境によって変わる様に、人間の性格は変えることができる。そのヒントとして、強迫性障害を演じた俳優が実際に強迫性障害になった例を挙げていた。数ヶ月その様に振舞うとその様に変わってします。性格も変わってします。または変えることができる。但し、長い時間、それを続けることによってである。
楽しいから頭に入るとは楽しいことによって、脳が必要と判断して頭に入る。それで記憶バイアスがかかっている。ある人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいといったりする。楽しいからわかるではなく、わかるから楽しい、といったり、楽しいから勉強するのではなく、勉強するから楽しい、とか。結局、因果関係はよくわからなくなってくる。行動に移すことによって、気持ちがついてきたりする。みなさんいろいろなことをいっている様に思えますが、脳の特性からすると全て繋がると感じています。そこからいろいろなことがわかってくるはずで、それを考える今日この頃です。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4114158
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック