2010年09月18日
神様、降臨 !!
コンパクト・ディスクが出現してから、もうすぐ30年になろうとしいます。
まだ、30年たってないのか、という意見もあるでしょう。
日本の音楽CDは、大滝詠一のA Long Vacationが第一号というイメージが、私にはありますが、いつもの私の根拠のない思いこみでしょうか?
佐野元春のSomedayも早かったはずです。82年頃のことです。
ちなみに、ファミコンの発売は、翌83年のことでした。
ゲームの場合、ポリゴンの登場と、その後の画像処理の加速度的な発展によって、変化の凄まじさが顕著ですが、音楽の記録媒体って、さほど劇的な変化が見えにくい面があります。
特に、オーディオ・ファンといわれる方は別として、私のような、ごく普通の音楽ファンは、よほど大きな違いが感じられなければ、判別できなかったりします。
ましてや、モノラル音源がメインの時代の音楽が大好きという、私のような人間には特にそうです。
今回取り上げるものは、私の記憶では、多分CD黎明期に出されたものだと思います。
このアルバムは、なんとChuck Berryの50年代録音のリアル・ステレオ・ミックスを収録していたのでした。初めて聴いたときは、非常に驚きました。
Chuck BerryのMore Rock N Roll Raritiesです。
1. Ain't That Just Like A Woman
2. Rock And Roll Music
3. Down The Road A Piece
4. Brown Eyed Handsome Man
5. Route 66
6. Sweet Little Rock & Roller
Side Two
1. My Mustang Ford
2. Sweet Little Sixteen
3. I Got To Find My Baby
4. I'm Talking About You
5. House Of Blue Lights
6. Go Go Go (Johnny B. Goode)
まだ私は、「CDなんか音がシャリシャリしててだめだ、アナログの繊細さ、温かみにはかなわない」などと言って、なかなかプレイヤーを購入しなかった頃のことです。
まだ、30年たってないのか、という意見もあるでしょう。
日本の音楽CDは、大滝詠一のA Long Vacationが第一号というイメージが、私にはありますが、いつもの私の根拠のない思いこみでしょうか?
佐野元春のSomedayも早かったはずです。82年頃のことです。
ちなみに、ファミコンの発売は、翌83年のことでした。
ゲームの場合、ポリゴンの登場と、その後の画像処理の加速度的な発展によって、変化の凄まじさが顕著ですが、音楽の記録媒体って、さほど劇的な変化が見えにくい面があります。
特に、オーディオ・ファンといわれる方は別として、私のような、ごく普通の音楽ファンは、よほど大きな違いが感じられなければ、判別できなかったりします。
ましてや、モノラル音源がメインの時代の音楽が大好きという、私のような人間には特にそうです。
今回取り上げるものは、私の記憶では、多分CD黎明期に出されたものだと思います。
このアルバムは、なんとChuck Berryの50年代録音のリアル・ステレオ・ミックスを収録していたのでした。初めて聴いたときは、非常に驚きました。
Chuck BerryのMore Rock N Roll Raritiesです。
More Rock N Roll Rarities
Chuck Berry
Side OneChuck Berry
1. Ain't That Just Like A Woman
2. Rock And Roll Music
3. Down The Road A Piece
4. Brown Eyed Handsome Man
5. Route 66
6. Sweet Little Rock & Roller
Side Two
1. My Mustang Ford
2. Sweet Little Sixteen
3. I Got To Find My Baby
4. I'm Talking About You
5. House Of Blue Lights
6. Go Go Go (Johnny B. Goode)
まだ私は、「CDなんか音がシャリシャリしててだめだ、アナログの繊細さ、温かみにはかなわない」などと言って、なかなかプレイヤーを購入しなかった頃のことです。
Chuckのバッキングのギターが、いつものこもった団子状の音ではなく、クリアに聴こえます。衝撃でした。
このアルバムは、Moreというタイトルのとおり、第二弾です。これを聴いた私は、あわてて第一弾も買ったのでした。
( しかし、期待ほどの衝撃はなかったです。やはり、最初に聴いたこの1枚が、あまりにも強烈な印象だったのでした。)
英国では、60年代半ばになっても、モノラルが当たり前だったと思います。
例えば、Beatlesが代表でしょう。
その点、米国のChessでは、かなり早い時期から、ステレオ録音が行われていて、レコードにする際に、わざわざモノラルにダウンさせていたらしいです。
まあ、まだ家庭用のステレオというものが普及していなかったわけですから、至極当然のことかも知れません。
このアルバムは、Louis Jordanのカヴァー、Ain't That Just Like A Womanで始まります。
この曲は、Chuckのあまりにも有名な、あのイントロのフレーズの元ネタになった曲です。
Chuck自身が、そのことについて触れて、ティンパニー・ファイヴのギターリスト、Bill Jenningsの強い影響を認めています。
というか、「Jenningsのフレーズだよ」とまで言っていたような記憶もあります。
私は、このアルバムのCDを持っていないので、そちらにもっと詳細なデータが掲載されているかも知れませんが、LPのクレジットによれば、Down The Road A Pieceと、I Got To Find My Babyの2曲に、Matt Murphyがギターで参加しています。
恐らくは、リードを弾いたのはMurphyだと思われ、このことを知った時は、かなりショックでした。
でも、よく聴けば、その他の曲も、2ndギターがクレジットされていないにも関わらず、もう1本のギターが聴こえます。
最初に言及した、Ain't That Just Like A Womanなども、イントロのフレーズが終わらないうちに、リズム・ギターが、素晴らしくクリアな音で、リズムを刻み始めるのが、はっきりと記録されています。
このギターは誰でしょう。多重録音ではないでしょう。
私は、Chuckではないかと考えています。
しかし、ここでのリード・バターは、まさにChuckそのものという感じに聴こえるので悩みます。
例えばMatt Murphyのプレイは、Down The Road A Pieceを聴けば、微妙な違いが何となく分かります。(主旋律のバックで弾きまくっています。)
まあ、Chuck Berryの真に偉大な業績は、ピアニストのJohnny Johnsonのブギのフレーズをギターに取り入れたことですから、深く考えないことにしましょう。
それより、そのほかのバック陣が、Muddy Watersのバックとかぶっているいる事の方に驚きましょう。
多くのセッションにおいて、ベースはWillie Dixonであり、ドラムスはFred Bellowです。
もはや当たり前のことですが、久しぶりですので、やっぱり驚いておきましょう。
というわけで、久しぶりに、このアルバムを聴きましたが、その新鮮な音の響きはもちろん、アイデアの豊富さに、改めて驚かずにはいられません。
B面1曲目のMy Mustang Fordなども、普通のChuckスタイルの曲だと言ってしまえば、そのとおりですが、わくわくする、抗いがたい不思議な魅力に溢れています。
数十年前にかかった魔法は、いまだに消えることなく、後催眠作用が持続しているのでした。
ところで、LPを確認したら、86年発売になっていました。
このころ、私はまだ頑固にCDプレイヤーを買っていなかったのだ、ということが判明しました。
こちらが、Berryの元ネタの一つ、Louis JordanのAin't That Jst Like A Womanです。
ギターは、Bill Jenningsです。
このアルバムは、Moreというタイトルのとおり、第二弾です。これを聴いた私は、あわてて第一弾も買ったのでした。
( しかし、期待ほどの衝撃はなかったです。やはり、最初に聴いたこの1枚が、あまりにも強烈な印象だったのでした。)
英国では、60年代半ばになっても、モノラルが当たり前だったと思います。
例えば、Beatlesが代表でしょう。
その点、米国のChessでは、かなり早い時期から、ステレオ録音が行われていて、レコードにする際に、わざわざモノラルにダウンさせていたらしいです。
まあ、まだ家庭用のステレオというものが普及していなかったわけですから、至極当然のことかも知れません。
このアルバムは、Louis Jordanのカヴァー、Ain't That Just Like A Womanで始まります。
この曲は、Chuckのあまりにも有名な、あのイントロのフレーズの元ネタになった曲です。
Chuck自身が、そのことについて触れて、ティンパニー・ファイヴのギターリスト、Bill Jenningsの強い影響を認めています。
というか、「Jenningsのフレーズだよ」とまで言っていたような記憶もあります。
私は、このアルバムのCDを持っていないので、そちらにもっと詳細なデータが掲載されているかも知れませんが、LPのクレジットによれば、Down The Road A Pieceと、I Got To Find My Babyの2曲に、Matt Murphyがギターで参加しています。
恐らくは、リードを弾いたのはMurphyだと思われ、このことを知った時は、かなりショックでした。
でも、よく聴けば、その他の曲も、2ndギターがクレジットされていないにも関わらず、もう1本のギターが聴こえます。
最初に言及した、Ain't That Just Like A Womanなども、イントロのフレーズが終わらないうちに、リズム・ギターが、素晴らしくクリアな音で、リズムを刻み始めるのが、はっきりと記録されています。
このギターは誰でしょう。多重録音ではないでしょう。
私は、Chuckではないかと考えています。
しかし、ここでのリード・バターは、まさにChuckそのものという感じに聴こえるので悩みます。
例えばMatt Murphyのプレイは、Down The Road A Pieceを聴けば、微妙な違いが何となく分かります。(主旋律のバックで弾きまくっています。)
まあ、Chuck Berryの真に偉大な業績は、ピアニストのJohnny Johnsonのブギのフレーズをギターに取り入れたことですから、深く考えないことにしましょう。
それより、そのほかのバック陣が、Muddy Watersのバックとかぶっているいる事の方に驚きましょう。
多くのセッションにおいて、ベースはWillie Dixonであり、ドラムスはFred Bellowです。
もはや当たり前のことですが、久しぶりですので、やっぱり驚いておきましょう。
というわけで、久しぶりに、このアルバムを聴きましたが、その新鮮な音の響きはもちろん、アイデアの豊富さに、改めて驚かずにはいられません。
B面1曲目のMy Mustang Fordなども、普通のChuckスタイルの曲だと言ってしまえば、そのとおりですが、わくわくする、抗いがたい不思議な魅力に溢れています。
数十年前にかかった魔法は、いまだに消えることなく、後催眠作用が持続しているのでした。
ところで、LPを確認したら、86年発売になっていました。
このころ、私はまだ頑固にCDプレイヤーを買っていなかったのだ、ということが判明しました。
こちらが、Berryの元ネタの一つ、Louis JordanのAin't That Jst Like A Womanです。
ギターは、Bill Jenningsです。
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