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ゴー、スタッガー・リー !

 今回は、前回のMatchboxのアルバムに入っていた、Black Slacksの原曲が収録されているコンピを聴きました。
 このようなオールディーズ系のコンピを買うことは、当時でもあまりなかったのですが、このアルバムには、もう1曲レアな曲が入っていたので、買うしかなかったのです。


The Age Of Rock'n'Roll/VA

Side One
1. At The Hop : Danny And The Juniors
2. Let's Jump The Broomstick : Brenda Lee
3. Black Slacks : Joe Bennett And The Sparkletones
4. Two Timin' Woman : Jack Scott
5. See You Later、Alligator : Bill Haley And The Comets
6. Rock Around With Ollie Vee : Buddy Holly
7. Transfusion : Nervous Norvus
8. You're Just My Kind : Jay B. Lloyd
9. Tutti Frutti : Pat Boone
10.Stagger Lee : Lioyd Price

Side Two
1. Oh Boy : The Crickets
2. Rock And Roll Is Here To Stay : Danny And The Juniors
3. Rock The Bop : Brenda Lee
4. Rock Around The Clock : Bill Haley And The Comets
5. Come Go With Me : The Del Vikings
6. The Fool : Sanford Clark
7. Motor Cycle Michael : Jo Ann Campbell
8. All By Myself : Johnny Burnett Trio
9. Green Door : Jim Lowe
10.Don't Knock The Rock : Bill Haley And The Comets

 その曲とは、Green Doorです。
 この曲は、Shakin' Stevensがシングル・カットした曲で、3rdソロ、Shakyの収録曲でもありました。 
 このアルバムの収録曲は、よくよく見ると、なかなか面白い選曲になっています。
 大有名曲が入っている一方で、さりげなく、先の2曲のようなレアな曲が収められていて、製作者のせい一杯のこだわりの表現なのかも知れません。

 ジャック・スコットや、サンフォード・クラークなどは、ロカビリーのコンピに入っていたりしますが、実はかなりのヒット曲だったりします。

 そして、パット・ブーンのトゥッティ・フルッティがチョイスされているのも、興味深いです。
 ロックンロールの歴史を綴ったドキュメンタリーなどで、パット・ブーンがロックンロールをカバーしている様子などは知っていましたが、恐らく、このアルバムに入っていなかったら、この音源を入手することは、金輪際なかったと思います。


 そして、ロイド・プライスのスタッガー・リーは、このアルバムで始めて聴きました。
 このスタッガー・リーという曲は、ロイド・プライス盤が59年のNo.1ヒットで、彼のバージョンが最も知られていますが、もともとは伝承曲です。

 アメリカの伝統的なマーダー・バラッドのひとつですね。
 同じような系統の曲としては、フランキー・アンド・ジョニーとか、トム・ドゥーリーとかだと思いますが、私の思いこみでなければ、ちょっとしたきっかけで、殺人を犯してしまった人物のことを歌ったものです。
 スタッガー・リーは、些細なことで友人を手にかけて仕舞った男の歌だったと思います。

 沢山の人がやっていると思いますが、レッドベリー盤では、確かスタック・オー・リーという題名でした。
 また、ドクター・ジョンの名盤、ガンボでは、アーチーボルトというニューオーリンズR&Bシンガーのバージョンがカバーされていて、私はそのバージョンのアレンジが、おしゃれで大好きです。

 映画「ポーキーズ」のサントラでは、ファビュラス・サンダーバーズ版を聴くことが出来ます。
(…ただし、どんな演奏だったかは、覚えていません。LPも探せば出てくると思いますが、既にそこまでの気力が…。)

 こういった、マーダー・バラッドは、「本当は怖い○○」と似ていて、童謡だったりします。
 つまり、いつのまにか婉曲な表現になっていたり、あるいは全く歌詞が差し替えられたりしてることがありますが、元はかなり残酷な歌詞だったりして、なかなか関心を惹くところがあります。

 私は、デイビー・クロケットの歌とか、開拓時代の英雄譚ものも興味があるのですが、こちらも、実は、ネイティヴ・アメリカンを蔑視した内容だったりします。

 自国の歴史が浅く、自らの神話を持たないアメリカ人にとって、このような英雄譚は、民族のよりどころのひとつなのだと思います。
 でも、歌い継がれている、マーダー・バラッドというのは、彼らにとって、どのような存在なのでしょうか?






 ShakyのGreen Doorは、こちら
                     やっかいごとはごめんだよ

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