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バック・トゥ・ベーシック

 私のレコード棚探検の日々は、ゆったりと流れています。
あせることなく、その日手に触れたLPを引き出しては、プレーヤーにかけて、アナログの暖かな音に癒されているのでした。

 さて、今回は、私が、この底なし沼のような、好きものの音楽世界にはまるきっかけになった1枚です。
 まあ、正確にいうと、はまってから、最初の一歩を踏み出した1枚と言うべきかも知れません。


ロックン・ロール誕生 !!
アメリカを聴こう1

Side One
1.Let The Good Times Roll/Shirley And Lee
2.Ain't It A Shame/Fats Domono
3.Great Balls Of Fire/Jerry lee Lewis
4.Sittin' In The Balcony/Eddie Cochran
5.The House Of Blue Lights/Merrill Moore
6.I Hear You Knocking/Smiley Lewis
7.Rockin' The Joint/Esquerita
8.Short Fat Fannie/Larry Williams

Side Two
1.Blueberry Hill/Fats Domino
2.Willie And The Hand Jive/The Johnny Otis Show
3.Bonny Moronie/Larry Williams
4.I'm Gone/Shirley And Lee
5.Blue Monday/Fats Domino
6.Little Bitty Pretty One/Thurston Harris And The Sharps
7.One Night/Smiley Lewis
8.Over And Over/Thurston Harris And The Sharps


 典型的な日本人男性である私は、歴史好きです。(最近は、歴女という人たちも出現していますが…。)
 好きになったものは、その歴史を体系的に知りたいと思うのでした。

 そして、まだ輸入盤などというものに触れていなかった、純真だったころの私が、きちんと勉強するために買ったのが、この東芝の「アメリカを聴こう!!」というシリーズなのでした。

 CD時代になって、ほとんどの曲が簡単に聴けるようになった、と言いたいところですが、こういったベーシックな音源は、実は案外聴けなかったりするのです。
 そのことに気付いて、かなり驚きました。

 例えば、Johnny Otis ShowWillie And The Hand Jiveなんかは、今の若い人は、ちゃんと聴ける環境にあるんでしょうか?

 Eric Claptonで聴いているかも知れませんが、やはりこの原曲をぜひ聴いてほしいです。
 Merrill Mooreの収録も貴重です。
今や、スイング系のバンドのスタンダードといっていいこの曲ですが、オリジナルを簡単に聴くのは容易ではありません。
 まあ、Bear Familyあたりが、単独アルバムを組んでたりしそうですが…。
 Little Richard以上に凶悪な、Esqueritaも、Bear Family向けの人材ですね。

 私は、大好きな割りに、単独アルバムを持っていない大物の一人として、Smiley Lewisがいます。
 One Nightは、名曲です。

Elvis盤は、何物にも代えられない素晴らしさですが、この原曲もまた、唯一無二の魅力に溢れています。
 こういった基本の曲は、いつでも簡単に聴ける環境であってほしいです。

 Dave Edmundsのキャリアを決定づけたI Hear You Knockingも、たまには原曲と聴き比べてみましよう。

 ウェイロン・ジェニングスの「ルッケン・バック・テキサス」は、田舎暮らしを歌った曲でしたが、「愛の基本に戻ろう」という歌詞がありました。

 Dave Edmunds盤、I Hear You Knokingの間奏では、Daveが、ロック・レジェンドの名前を叫んでいます。
 「Smiley Lewis!  Chuck Berry!  Phill Specter! …以下不明」
Back to Basicの精神を忘れないため、時々は聴き返したい1枚なのでした。

 この素晴らしいシリーズの全容は、次のとおりです。

1.ロックン・ロールの誕生
2.インストゥルメンタル・ロック・パーティー
3.ブラック・ヒット・パレードVol.1
4.ブラック・ヒット・パレードVol.2
5.ベスト・オブ・ドゥ・ワップ
6.ロック From イースト・コースト
7.ロック From ウエスト・コースト
8.激突ロックン・ロール
9.ロカビリー旋風
10.カリフオルニアの夢
11.アメリカンTop40
12.来るペきロックを求めて


 私が持っているのは、このうち1.3.5.7.8.9.の6枚です。
ちなみに、8で激突しているのは、エディ・コクランジーン・ヴィンセントです。
 今回は、懐かしい青春のレコード編でした。




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