2010年08月23日
ぼくんちの窓は南向き
今回は、特段の話題ではありません。しかし、私にとっては、ある意味メモリアルな出来事に関することです。
私は、Bob Willsが大好きです。きっかけは、Asleep At The Wheelでしたが、いつもながら、気に入った曲の原曲が聴きたいと思い、オーケーやコロンビアの音源を聴いたところ、すっかりファンになってしまったのです。
30年代から40年代がピークの音楽が好きだなんて、自分でも不思議ではあります。
しかし、宿題として無理に聴いているわけではなく、純粋に好きになったので、今でも新しい編集盤が出ると気になって仕方がありません。
最近のアーティストが、Bob Willsの曲を取り上げたりすると、それだけで親近感を持ったりもします。
そんな私が、LP時代にリリースされ、その後CD化された編集盤のシリーズを、ついこの間、やっとコンプリートしたのです。
それは、40年代なかばに、Tiffanyという会社で吹き込まれた、放送用音源をまとめたもので、Tiffany Transcriptionsシリーズといいます。
米盤はRhinoから、英盤はEdselからリリースされています。
私は、このシリーズに関しては、これまで大人買いなど一切せず、こつこつと何年もかけて少しずつ揃えてきました。
多分、5年以上はかけていると思います。( その結果、米盤と英盤が混在しています。)
初めてLP盤を買ったときからみれば、軽く10年以上は超えているはずです。
今回、私は、所持していなかった最後の1枚、Vol.7を入手したのです。
いやー、実に目出度いです。
40年代のBob Willsは、代表曲の一つである、Faded Loveなどを含むMGM録音が有名ですが、私は、随分と以前から、こちらのTiffany音源がより優れていると思っていました。
ロックンロール誕生以前の白人音楽で、私を興奮させてくれる音楽は、ごくまれです。
というわけで、今回は、このシリーズを簡単に紹介したいと思います。
アルバムは、サブ・タイトルが付けらけているものと、無題のものに分けられます。
内訳は、以下のとおりです。
・The Tiffany Transcriptions Vol.1
比較的、珍しい曲を多く収録しています。カウント・ベイシーのJumpin'At The Woodsideをやっています。
このあたりは、間違いなくAsleepのお手本でしょう。
・The Tiffany Transcriptions Vol.2 : Best of Tiffanny
これは、副題に偽りなしの内容です。
Take Me Back To Talsaを初め、Faded Love 、Cherokee Maiden、Time Changes Everything、San Antonio Roseなど、ため息のでそうな名曲ばかりです。
・The Tiffany Transcriptions Vol.3 : Basin Street Blues
ココモ・アーノルドのMilk Cow Bluesをやっています。この曲は、Bob Willsのお気に入りでした。そして、Take The "A" Trainなんて曲もやっています。
・The Tiffany Transcriptions Vol.4
You're From Texas、Home In San Antone、Across The Alley From The Alamoなど人気曲をたくさん収録しています。
・The Tiffany Transcriptions Vol.5 : Ever Popular Western Swing At It's Best
人気曲、My Window Faces The Southのほか、Sweet Georgia Brownなんてのもやってます。
・The Tiffany Transcriptions Vol.6 : Sally Goodin
Jack GthreeのOklahoma Hillsという、恐らくは当時の最新ヒットをやっているかと思えば、Jimmie RogersのNever No More Hard Times Bluesをやったりもしています。
・The Tiffany Transcriptions Vol.7 : Keep Knockin'
Keep A Knockin'というタイトルのプレ・ロックンロール曲は、いくつかあって、真のオリジネイターは不明ですが、Bob Willsにもあったという訳です。46年5月の録音です。
・The Tiffany Transcriptions Vol.8 : More of The Best
モア・ベストとありますが、あまり関係ないです。
ニューオリンズもののLittle Liza Janeをやっているのが興味深いです。
・The Tiffany Transcriptions Vol.9 : In The Mood
グレン・ミラー・ナンバーが表題曲だったりしますが、St.Louis Bluesのほか、Sentimental Journeyもやっています。
・The Tiffany Transcriptions 欠盤 : The Mckinney Sisters
本来、Vol.10となるはずですが、唯一番号がふられていません。
そのかわり、For Collectors Onlyの文字が記載されています。
表題のとおり、Mckinney Sistersという女性コーラス・グループをフューチャーしたものになっています。
全体を通して思うのは、やはりジャズとの関わりが、私たちが思う以上に深いということです。
Bob Willsは、自分の音楽を決してWestern Swingとは呼ばず、Country Jazzと呼んでいたそうです。
カントリーに、ビッグ・バンド・スタイルを持ちこみ、また、早くからエレクトリック・ギターを導入していた先駆者だったのでした。
そして、ビル・モンローと並ぶ頑固者として有名な人でもありました。
二人とも、強烈な自尊心の持ち主だったに違いありません。
Bobは、もちろん、Tommy Duncanも、Mckiney Sistersの姿も見られる映像です。
私は、Bob Willsが大好きです。きっかけは、Asleep At The Wheelでしたが、いつもながら、気に入った曲の原曲が聴きたいと思い、オーケーやコロンビアの音源を聴いたところ、すっかりファンになってしまったのです。
30年代から40年代がピークの音楽が好きだなんて、自分でも不思議ではあります。
しかし、宿題として無理に聴いているわけではなく、純粋に好きになったので、今でも新しい編集盤が出ると気になって仕方がありません。
最近のアーティストが、Bob Willsの曲を取り上げたりすると、それだけで親近感を持ったりもします。
The Tiffany Transcriptions
Bob Wills & His Texas Playboys
Bob Wills & His Texas Playboys
そんな私が、LP時代にリリースされ、その後CD化された編集盤のシリーズを、ついこの間、やっとコンプリートしたのです。
それは、40年代なかばに、Tiffanyという会社で吹き込まれた、放送用音源をまとめたもので、Tiffany Transcriptionsシリーズといいます。
米盤はRhinoから、英盤はEdselからリリースされています。
私は、このシリーズに関しては、これまで大人買いなど一切せず、こつこつと何年もかけて少しずつ揃えてきました。
多分、5年以上はかけていると思います。( その結果、米盤と英盤が混在しています。)
初めてLP盤を買ったときからみれば、軽く10年以上は超えているはずです。
今回、私は、所持していなかった最後の1枚、Vol.7を入手したのです。
いやー、実に目出度いです。
40年代のBob Willsは、代表曲の一つである、Faded Loveなどを含むMGM録音が有名ですが、私は、随分と以前から、こちらのTiffany音源がより優れていると思っていました。
ロックンロール誕生以前の白人音楽で、私を興奮させてくれる音楽は、ごくまれです。
というわけで、今回は、このシリーズを簡単に紹介したいと思います。
アルバムは、サブ・タイトルが付けらけているものと、無題のものに分けられます。
内訳は、以下のとおりです。
・The Tiffany Transcriptions Vol.1
比較的、珍しい曲を多く収録しています。カウント・ベイシーのJumpin'At The Woodsideをやっています。
このあたりは、間違いなくAsleepのお手本でしょう。
・The Tiffany Transcriptions Vol.2 : Best of Tiffanny
これは、副題に偽りなしの内容です。
Take Me Back To Talsaを初め、Faded Love 、Cherokee Maiden、Time Changes Everything、San Antonio Roseなど、ため息のでそうな名曲ばかりです。
・The Tiffany Transcriptions Vol.3 : Basin Street Blues
ココモ・アーノルドのMilk Cow Bluesをやっています。この曲は、Bob Willsのお気に入りでした。そして、Take The "A" Trainなんて曲もやっています。
・The Tiffany Transcriptions Vol.4
You're From Texas、Home In San Antone、Across The Alley From The Alamoなど人気曲をたくさん収録しています。
・The Tiffany Transcriptions Vol.5 : Ever Popular Western Swing At It's Best
人気曲、My Window Faces The Southのほか、Sweet Georgia Brownなんてのもやってます。
・The Tiffany Transcriptions Vol.6 : Sally Goodin
Jack GthreeのOklahoma Hillsという、恐らくは当時の最新ヒットをやっているかと思えば、Jimmie RogersのNever No More Hard Times Bluesをやったりもしています。
・The Tiffany Transcriptions Vol.7 : Keep Knockin'
Keep A Knockin'というタイトルのプレ・ロックンロール曲は、いくつかあって、真のオリジネイターは不明ですが、Bob Willsにもあったという訳です。46年5月の録音です。
・The Tiffany Transcriptions Vol.8 : More of The Best
モア・ベストとありますが、あまり関係ないです。
ニューオリンズもののLittle Liza Janeをやっているのが興味深いです。
・The Tiffany Transcriptions Vol.9 : In The Mood
グレン・ミラー・ナンバーが表題曲だったりしますが、St.Louis Bluesのほか、Sentimental Journeyもやっています。
・The Tiffany Transcriptions 欠盤 : The Mckinney Sisters
本来、Vol.10となるはずですが、唯一番号がふられていません。
そのかわり、For Collectors Onlyの文字が記載されています。
表題のとおり、Mckinney Sistersという女性コーラス・グループをフューチャーしたものになっています。
全体を通して思うのは、やはりジャズとの関わりが、私たちが思う以上に深いということです。
Bob Willsは、自分の音楽を決してWestern Swingとは呼ばず、Country Jazzと呼んでいたそうです。
カントリーに、ビッグ・バンド・スタイルを持ちこみ、また、早くからエレクトリック・ギターを導入していた先駆者だったのでした。
そして、ビル・モンローと並ぶ頑固者として有名な人でもありました。
二人とも、強烈な自尊心の持ち主だったに違いありません。
Bobは、もちろん、Tommy Duncanも、Mckiney Sistersの姿も見られる映像です。
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投稿者:エル・テッチ|00:16|ウエスタン・スウィング
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