2011年04月19日
バック・ロジャースを求めて
Buck Rogersをご存知でしょうか?
60年代にスワンプ・ポップのシングルを出したシンガーで、本名は、R.M.Rodriguezだと思われます。
ただ、不明なことが多いです。
一部の音楽ファンの間では、Freddy Fenderのレパートリー、"Crazy Baby"のオリジネイターとして知られています。
さて、Buck Rogersは、1928年、フィリップ・フランシス・ノウランのペンにより誕生し、アメリカ初(世界初?)のSF専門誌、"Amazing Stories"誌にその第一作が掲載されました。
アメージング・ストーリーズは、作家であり、名編集長であった、ヒューゴー・ガーンズバックが敏腕をふるったパルプ雑誌です。
ヒューゴー・ガーンズバックは、現在、最も権威のあるSF賞「ヒューゴー賞」に、その不滅の名前を残しています。
バック・ロジャースは、本名をAnthony Rogersといい、ガス会社の技師でしたが、ある事故がきっかけで、23世紀の世界へタイムスリップし、様々な冒険を繰り広げます。
23世紀の世界は、モンゴル帝国が支配し、白人を迫害している世界でした。
バック・ロジャースは、アメリカが生んだ最初のSFヒーローであり、現在にいたるまで、マーベル・コミックなどで繰り返し描かれ続けている存在です。
…すみません、脱線しました。
Buck Rogersで検索すると、このSFヒーローに関するテレビ・シリーズやコミック本などの情報に行き当たります。
レコードで検索しても、このヒーローの活躍は、何枚ものLP、EPになっていることを知ることになるばかりです。
私が探している、同名のスワンプ・ポップ・シンガーの情報に行きつくのは、ごくまれなことなのでした。
さて、"Crazy Baby"の本人盤は、93年に出された英エイスのコンピレーション、"Louisiana Saturday Night"に収録されており、もともと充実した内容であるこのコンピの価値を更に高めています。
ただ、同曲のクレジットは、71年出版(又はリリース)と記載されているため、私は再録音盤ではないかと疑っていました。
今回、Jin Recordのシングル盤を入手することが出来ましたので、聴き比べたいと思います。
結論から言いますと、私の耳には同じ音源のように聴こえます。
もちろん、クレジットの謎は残りますが、なんとも落胆しました。
初めて聴く、レアな音源を期待していたからです。
YouTubeにアップしましたので、"Louisiana Saturday Night"をお持ちの方は、ぜひ聴き比べてみて下さい。
また、B面の"What You Do To Me"も、Buck Rogersの自作でしたので、併せててアップしました。
バック・ロジャースについては、引き続き追いかけたいと思っています。
関連記事はこちら
メヒコ・アメリカーナ
チカーノ魂の片りんをみました
60年代にスワンプ・ポップのシングルを出したシンガーで、本名は、R.M.Rodriguezだと思われます。
ただ、不明なことが多いです。
一部の音楽ファンの間では、Freddy Fenderのレパートリー、"Crazy Baby"のオリジネイターとして知られています。
Crazy Baby
Buck Rogers
Buck Rogers
さて、Buck Rogersは、1928年、フィリップ・フランシス・ノウランのペンにより誕生し、アメリカ初(世界初?)のSF専門誌、"Amazing Stories"誌にその第一作が掲載されました。
アメージング・ストーリーズは、作家であり、名編集長であった、ヒューゴー・ガーンズバックが敏腕をふるったパルプ雑誌です。
ヒューゴー・ガーンズバックは、現在、最も権威のあるSF賞「ヒューゴー賞」に、その不滅の名前を残しています。
バック・ロジャースは、本名をAnthony Rogersといい、ガス会社の技師でしたが、ある事故がきっかけで、23世紀の世界へタイムスリップし、様々な冒険を繰り広げます。
23世紀の世界は、モンゴル帝国が支配し、白人を迫害している世界でした。
バック・ロジャースは、アメリカが生んだ最初のSFヒーローであり、現在にいたるまで、マーベル・コミックなどで繰り返し描かれ続けている存在です。
…すみません、脱線しました。
Buck Rogersで検索すると、このSFヒーローに関するテレビ・シリーズやコミック本などの情報に行き当たります。
レコードで検索しても、このヒーローの活躍は、何枚ものLP、EPになっていることを知ることになるばかりです。
私が探している、同名のスワンプ・ポップ・シンガーの情報に行きつくのは、ごくまれなことなのでした。
さて、"Crazy Baby"の本人盤は、93年に出された英エイスのコンピレーション、"Louisiana Saturday Night"に収録されており、もともと充実した内容であるこのコンピの価値を更に高めています。
ただ、同曲のクレジットは、71年出版(又はリリース)と記載されているため、私は再録音盤ではないかと疑っていました。
今回、Jin Recordのシングル盤を入手することが出来ましたので、聴き比べたいと思います。
結論から言いますと、私の耳には同じ音源のように聴こえます。
もちろん、クレジットの謎は残りますが、なんとも落胆しました。
初めて聴く、レアな音源を期待していたからです。
YouTubeにアップしましたので、"Louisiana Saturday Night"をお持ちの方は、ぜひ聴き比べてみて下さい。
また、B面の"What You Do To Me"も、Buck Rogersの自作でしたので、併せててアップしました。
バック・ロジャースについては、引き続き追いかけたいと思っています。
Crazy Babyです。
What You Do To Meです。
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