2010年08月19日
チカーノ魂の片りんをみました
obinさんが、ブログで「”B級”街道シリーズ」という記事を書かれていますが、今回、私が紹介するバンドは、C級の上といったところです。
その名もLarry Lange And His Lonely Knightsの07年作Crazy Crazy Babyです。
やっているレパートリーをご覧ください。
テササス、ルイジアナ系の音が好きな人なら、曲名をみただけで関心を持たずにはいられないでしょう。
1. No One Else Will Do
2. Crazy Crazy Baby
3. Corpus Christi Rock
4. Try To Find Another Man
5. Lookout Mr. Heartache
6. Everything's Alright
7. Falta tu Amor
8. Together Again
9. Walking In The Park
10. This Broken Heart
11. Candy Kisses
12. Put Me In Jail
13. Juega Canicas
14. Carino Nuevo
15. Please Don't Leave
16. Shirley
17. Sometimes
18. Peanuts
バンドは、ギター、ベース、ドラムス、ピアノ、テナー・サックス2本の6人編成てす。
さらに、このアルバムでは、バリトン・サックスとトランペットがゲスト参加しています。
フロントマンのLarry Lange は、ボーカルとベース担当です。
演奏も、歌も、全体的に、もさっとした感じです。
C級の上と言ったのは、選曲が私好みである点が、プラス評価になっているためで、いかにも垢ぬけない田舎のバンドという風情は隠せません。
AのCrazy Crazy Babyは、もちろんFreddy Fenderの代表的な持ち歌の一つですが、特にひねりもなく、普通にやっています。
原曲は、59年にJinからリリースされたBuck Rogers盤だと思われます。
実は原題は、Crazyが1回だけのCrazy Babyのようです。
Buck Rogersの音源は、英AceのLouisiana Saturday Nightという素晴らしいコンピレーションで聴く事が出来ますが、ここでの収録曲は、出版クレジットが71年Frat Town Musicとなってるため、再吹き込み盤だと思われます。
また、作者もよくわからない部分があります。Louisiana Saturday Nightでは、作者は本人となっています。
しかし、このLarry Lange And His Lonely Knightsのアルバムのクレジットは、Rodriguez、Bryanとなっています。RogersとRodriguez、さて、どうでしょうか?
前回の私の仮説、チカーノ系の人が姓を英語表記にする場合があるという例の一つと言えるのでしょうか?
私は、59年リリースのオリジナル音源を持っていませんが、ネットでドーナツ盤の写真を見ることが可能で、眼をこらして見ると、作者は、L.M.Rodriguezと読めるような気もします。
CTry To Find Another Manは、私の知らない曲ですが、作者がMedley、Hatfieldとなっていることから、Righteous Brothersのナンバーだと思われます。
GTogether Againは、改めて言うまでもない、Buck Owensの有名曲で、こちらも直球勝負のアレンジでやっています。意地悪く言えば、面白みに欠けると言えるかもしれません。
JのCandy Kissesは、原曲はカントリーで、49年のGeorge Morgan盤がオリジナルだと思われ、作者も本人です。
私は、原曲を聴いたことがなく、Doug SahmとAugie Meyersの共同名義でリリースされた、West Side Sound Rolls Againで初めて聴きました。
このアルバムは、Doug SahmのJuke Box Musicと同じコンセプトで作られた名作です。
オリジナル仕様でのCD化を渇望します。
KPut Me In Jail、MCarino Nuevo、QPeanutsの3曲は、いずれもSunny&Sunliners(又はSungrows、どちらも同じ。ただし、Sunlinersを名乗る方が多いようです。)のレパートリーです。
原曲が何かはともかく、Sunny&Sunlinersがお手本であるのは間違いないと思います。
QPeanutsは、Doug Sahmもやっていたチカーノ・インストの定番ですね。
原曲は、初期のLittle Joeだったような気もします。
OShirleyは、Bryan、Gourrier作となっていますが、John Fred作だったのでは? フタミさん、どうでしょう? 私には、Shakin' Stevensの4thアルバム、Give Me Heart Tonightでのカヴァーが強く印象に残っています。
PSometimesは、もちろん、私が以前、このブログで取り上げたGene Thomasの名曲です。
このバージョンでは、Larry Langeが、Doug Sahmを上回る長い語りから歌に入ります。
モノローグの最後は、やはり「cause like this」でした。これって、何かの常套句なのでしょうか?
OPの流れは、やはり曲の良さが光っています。
私が言及しなかった曲で、原曲を知っている方がいらしたら、ご教示願いたいです。
今回、改めて通して聴き直してみましたが、やはりイナたいです。
好意的な表現として言っているのではなく、ごく正直な感想です。
イケてないと言ってもいいです。
結論は、Cプラスで間違いないです。( ただし、テキサス、ルイジアナ系に関心がない人には、D以下かもしれません。というか、興味なしの可能性大です。)
その名もLarry Lange And His Lonely Knightsの07年作Crazy Crazy Babyです。
やっているレパートリーをご覧ください。
テササス、ルイジアナ系の音が好きな人なら、曲名をみただけで関心を持たずにはいられないでしょう。
Crazy Crazy Baby
Larry Lange And His Lonely Knights
Larry Lange And His Lonely Knights
1. No One Else Will Do
2. Crazy Crazy Baby
3. Corpus Christi Rock
4. Try To Find Another Man
5. Lookout Mr. Heartache
6. Everything's Alright
7. Falta tu Amor
8. Together Again
9. Walking In The Park
10. This Broken Heart
11. Candy Kisses
12. Put Me In Jail
13. Juega Canicas
14. Carino Nuevo
15. Please Don't Leave
16. Shirley
17. Sometimes
18. Peanuts
バンドは、ギター、ベース、ドラムス、ピアノ、テナー・サックス2本の6人編成てす。
さらに、このアルバムでは、バリトン・サックスとトランペットがゲスト参加しています。
フロントマンのLarry Lange は、ボーカルとベース担当です。
演奏も、歌も、全体的に、もさっとした感じです。
C級の上と言ったのは、選曲が私好みである点が、プラス評価になっているためで、いかにも垢ぬけない田舎のバンドという風情は隠せません。
AのCrazy Crazy Babyは、もちろんFreddy Fenderの代表的な持ち歌の一つですが、特にひねりもなく、普通にやっています。
原曲は、59年にJinからリリースされたBuck Rogers盤だと思われます。
実は原題は、Crazyが1回だけのCrazy Babyのようです。
Buck Rogersの音源は、英AceのLouisiana Saturday Nightという素晴らしいコンピレーションで聴く事が出来ますが、ここでの収録曲は、出版クレジットが71年Frat Town Musicとなってるため、再吹き込み盤だと思われます。
また、作者もよくわからない部分があります。Louisiana Saturday Nightでは、作者は本人となっています。
しかし、このLarry Lange And His Lonely Knightsのアルバムのクレジットは、Rodriguez、Bryanとなっています。RogersとRodriguez、さて、どうでしょうか?
前回の私の仮説、チカーノ系の人が姓を英語表記にする場合があるという例の一つと言えるのでしょうか?
私は、59年リリースのオリジナル音源を持っていませんが、ネットでドーナツ盤の写真を見ることが可能で、眼をこらして見ると、作者は、L.M.Rodriguezと読めるような気もします。
CTry To Find Another Manは、私の知らない曲ですが、作者がMedley、Hatfieldとなっていることから、Righteous Brothersのナンバーだと思われます。
GTogether Againは、改めて言うまでもない、Buck Owensの有名曲で、こちらも直球勝負のアレンジでやっています。意地悪く言えば、面白みに欠けると言えるかもしれません。
JのCandy Kissesは、原曲はカントリーで、49年のGeorge Morgan盤がオリジナルだと思われ、作者も本人です。
私は、原曲を聴いたことがなく、Doug SahmとAugie Meyersの共同名義でリリースされた、West Side Sound Rolls Againで初めて聴きました。
このアルバムは、Doug SahmのJuke Box Musicと同じコンセプトで作られた名作です。
オリジナル仕様でのCD化を渇望します。
KPut Me In Jail、MCarino Nuevo、QPeanutsの3曲は、いずれもSunny&Sunliners(又はSungrows、どちらも同じ。ただし、Sunlinersを名乗る方が多いようです。)のレパートリーです。
原曲が何かはともかく、Sunny&Sunlinersがお手本であるのは間違いないと思います。
QPeanutsは、Doug Sahmもやっていたチカーノ・インストの定番ですね。
原曲は、初期のLittle Joeだったような気もします。
OShirleyは、Bryan、Gourrier作となっていますが、John Fred作だったのでは? フタミさん、どうでしょう? 私には、Shakin' Stevensの4thアルバム、Give Me Heart Tonightでのカヴァーが強く印象に残っています。
PSometimesは、もちろん、私が以前、このブログで取り上げたGene Thomasの名曲です。
このバージョンでは、Larry Langeが、Doug Sahmを上回る長い語りから歌に入ります。
モノローグの最後は、やはり「cause like this」でした。これって、何かの常套句なのでしょうか?
OPの流れは、やはり曲の良さが光っています。
私が言及しなかった曲で、原曲を知っている方がいらしたら、ご教示願いたいです。
今回、改めて通して聴き直してみましたが、やはりイナたいです。
好意的な表現として言っているのではなく、ごく正直な感想です。
イケてないと言ってもいいです。
結論は、Cプラスで間違いないです。( ただし、テキサス、ルイジアナ系に関心がない人には、D以下かもしれません。というか、興味なしの可能性大です。)
しかし、こちらの動画を見ると好感を持たずにはいられません。
こちらは、おまけです。Shakin' StevensのShirleyです。
懐かしいです。かっこいいです。
リード・ギターは、Micky Gee、ピアノは、Geraint Watkinsです。
懐かしいです。かっこいいです。
リード・ギターは、Micky Gee、ピアノは、Geraint Watkinsです。
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