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2024年10月28日

社会不安時代?

昨夜450km余りを駆け抜け無事富山に戻りました。
先々週衆院選と知事選の不在者投票を済ませて上京し、昨夜帰郷し、19日以降でないと不在者投票できなかった県議補選の投票も無事行いましたが、政局が大きく動く1週間が始まりました。
(画像は、日経新聞HPより)
241028自民大敗.jpg

たまたま以前FBで、石破政権は短命かもと投稿したのですが、予想以上の大敗で自民政権自体の足元も揺らぎそうです。短命と書いた時は、石破総理は再任されるだろうが、選挙後の組閣で新しい政権となるから大臣の顔ぶれが変わるという意味で短命政権と書いたのですが、石破政権そのものの行方にも暗雲が立ち込め、党内からは石破おろしの声も上がり始めたようで、本当に短命政権になりそうな情勢です。もちろん与党が過半数に満たない215議席で野党が235議席といっても、立民と維新は原則相容れないという選挙前のスタンスがありますから、立民148、維新38議席が単純に合算されるわけでもなく、すぐに政権交代とはいかないでしょうが、予断を許さない状況で政局から目が離せません。
もし万一野党政権が誕生して、アメリカで、もしトラなどという状況になれば、国内外とも超不安・超不安定定時代になりそうで恐ろしい気がします。庶民はただただハラハラするしかありませんが、さてこの先どうなることやら。

2024年07月17日

トラに翼?

バイデン大統領を下ろしてハリス氏など代替候補を立てるべきだ、などと米国大統領選がいよいよ混迷を深める中、トランプ氏銃撃というショッキングな事件が起こった。

銃撃直後に勇ましく立ち上がりこぶしを振り上げたトランプの姿を見た時、ああ、この男は、銃撃までも味方につけてしまったなあ、と感じた。
240715トランプ銃撃.jpg

CNNのこの写真は、あまりに見事なビジュアルで、これが与える力強さは、言い間違いを繰り返すお年寄りのバイデン大統領との大きなコントラストを与え、トランプ氏にとって大きな力になるだろうと思っていたら、やはり支持率のポイントが大きく動いた。
仮にバイデン氏に代わってハリス副大統領が候補者になっても、もはやトランプの勢いをとめることは、誰にもできないのではないか?そう強く感じさせる流れになっている。

銃撃事件と時を同じくして、フロリダ州の連邦地裁は、検察側の起訴を棄却した。この裁判所の判断は大きな力になると思っていたところに、銃撃に対し強い態度を示したトランプ氏の映像は、彼のイメージをより強固なものにした。それはまさに強いアメリカを感じさせるものであった。

バイデン氏は、もはや意固地な頑固ジジイ(失礼ながら)となっており、出馬をやめさせることはおそらく誰にもできないだろう。そうなれば、もはやバイデン氏に勝ち目はないように思われる。
そして、アメリカファーストの政治が戻れば、世界情勢の混迷化はますます深まり、戦争の解決はさらに遠のき、地球温暖化に立ち向かう動きも停滞し、イギリスやフランスの政治構造が大きく変わりつつある中で、米国と欧州との協調関係にも陰りが出てくるに違いない。

銃撃事件は、トランプ氏に大統領として羽ばたく大きな翼を与えたようだ。
虎に翼ならぬ、「トラに翼」。もしトラと言われてきたが、今や、「ほぼトラ」なのだろうか・・・・

2024年06月30日

虎に翼に涙

NHK朝ドラ、「虎に翼」には、本当によく泣かされる。
だいたい高齢者になると涙もろくなっているというのに、上手いシナリオと演出とキャストによって、それがさらに加速する。(愛する人が次々に亡くなるというシチュエーションがやや多すぎるのが、とても辛いのだが)
240628虎に翼タイトル.jpg

脚本の吉田恵里香氏は、36歳だという。その年でこのようなシナリオが描けるとはなんという才能かと驚く。しかし、向田邦子賞を受賞するテレビドラも手掛けるなど、やはりただものではなさそうだ。

私は、恥ずかしながら?法学部出身である。ただし法律学科でなく政治学科ではあるが、(やや言い訳している)憲法については、中学で学び、そして大学でも学んだ。しかし、憲法14条はすぐに思い出せない。その程度であった。それがこの番組によって、あらためて、日本国憲法の意義を教えられた。それも授業で学ぶよりもはるかに深く。

よねと轟が営む法律事務所の壁には、この14条の条文が掲げられている。
そこには、二人の、特によねの強い思いが感じられる。
憲法第十四条:すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

ちなみに、門地とは、家柄のことである。そういえば遠い記憶ではあるが、大学の授業で聞いたような気がする。華族などの家柄に対する特権制度など家柄に寄る差別を、新憲法では撤廃しているということでこれも明記されている。

このドラマでは、よねという男装の麗人を通して性差別を表現し、梅子によって妻の立場の弱さなど家庭内の差別と相続の問題を描き、香淑によって、国籍による差別にフォーカスし・・・とまさに14条の持っている平等の意味を問い続けている。

こうした中で、GHQとの協議を重ねながら新憲法が生まれていく過程に折り重なるように物語が進み、主人公の寅子が、新民法の制定にも関わりながら、14条の意味がドラマの随所に織り込まれていく。見事というほかにはない。

今週は、梅子の相続調停が中心となったが、最後に梅子は、相続権や家族との縁などすべて捨てる決意を宣言した。財産も放棄する悲しい決断だが、自分を縛ってきたものとの決別シーンは、どこか潔く清々くもあり、思わず快哉を叫んでしまった。

その梅子のエピソードでは、民法第730条が大きな役割を果たしていた。
「民放第730条:直系血族及び同居の親族は、互いに扶け合わなければならない。」

夫からも姑からも子供たちからも助けられることのなかった梅子の相続放棄によって、皮肉なことに姑と息子たちは、あらためて助け合うことを考える。
全てを失った梅子、しかしどこか晴れやかな表情である。
うーん、うまいストーリー展開だな、素晴らしい。そして、梅子、寅子と花江さんの演技にも泣かされる。

あー、もうたまらんなあ。来週の予告編で、キャストが喪服を着ていたのが、気になったが、来週もまた泣かされるのだろうか。はて?
#虎に翼 #民法第730条


2024年06月11日

Comfortableであること

30年以上着ているLLビーンのシャツを繕っている。
さすがに襟や袖口が擦り切れているが、30年も着ているから、生地が柔らかくなっていて体に優しくなじんでくれてなかなか捨てられない。こうした厚手のしっかりしたオクスフォードクロスのシャツは、Jプレスやブルックスとかの老舗でそれなりのお金を払わない限り、もうあまり見かけなくなった。こういうアメリカ的なストライプの色味も少ない。
240611シャツ.jpg

だからというわけでもないが、体にしっくりなじむ着心地と生地の風合いが好きでなんだか手放せない。
これはよそゆきでなく本当の普段着。時には酔いつぶれてパジャマになってしまうこともある。
もちろんあらたまった場所に出かける時にはまた違うシャツを選ぶのです。(まあ、もうそんな機会も少なくなったけどね(笑))。

年を取ると、心身にとってComfortableであるということが、本当に大切になってくる。かつては、仕事でいろいろ苦労したこともあるけれど、この年になると、もう人にあまり気を遣う必要も少なくなってきた。父がいなくなって心労も減った。もちろん自分や家族のことを含めてまだまだ悩みはいっぱいあるのだけれど。
だからこそ体と心に優しい物が大切に思えてくる。人間に対しても多分同じ気持ちになっているのかな。
気を遣う必要のある相手のいる場所に出かけるよりは、家で静かに過ごしている方がずっと良い。
家好きの傾向が、以前より強くなり出不精になってしまったのは少し反省しているけれど。

というわけで、気を張らないシャツ君、もうしばらくおつきあいください。

2024年05月07日

縁は異なもの

先日お散歩をしながら村上春樹さんのラジオ番組を聞いていたという投稿をfacebookにしたら、読んでくれたFB友達の方が、朝日新聞に掲載された村上さんの書いた小澤さん追悼記事を送って下さった。
東京のサラリーマン時代と違って、日経はネットでサマリーを、朝日は、時々図書館で読む程度で、今では地方紙一紙しか読まない生活になっているが、投稿がご縁でこの記事を読むことができた。(天下の朝日新聞なので、画像は記事部分をマスクしています)
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10年に及ぶ父の介護生活で、私の心の支えとなったのは、facebook等のSNSやネットであった。
気持ちが落ち込んだ時には、むしろ積極的にSNSに愚痴をこぼした。そういう気持ちを吐露することで、自分を見つめるようにしたいという思いと、自分の置かれている状況を共有することで、誰にとっても起こりえる介護生活というものを少しでも知ってもらいたいという気持ちがあった。そして、投稿に対する友人知人の暖かいコメントが何よりもありがたかった。ずいぶん励まされた。

片づけのため、今も実家を生活のベースにしているが、介護が無くなったので以前よりできるだけ多く東京の家にも帰るようにしている。
しかし基本は、相変わらず田舎での静かな一人暮らしである。この暮らし方にすっかり慣れてしまったということも正直ある。少し寂しいけれど、忙しい家族も私のいない生活パターンに完全になじんでいる。だから、たまに私が帰ると、彼らの生活のペースが乱れてしまうこともある。センシティブな娘は、特にそんな様子を見せることもある。まあ単身赴任時代も含めて通算すれば、娘の人生の半分くらいしか一緒に暮らしていないことになるから仕方のないことかもしれない。

というわけで、相変わらずのネット頼りの生活ではあるが、町内会の集まりがあったり、また兄弟のように仲良くしているいとこと伯母のところに顔を出したり、たまに友人知人に会ったりというリアル交流もできるだけ大切にするように心がけている。

ネットとリアルを織り交ぜたIT時代のおつきあい。そんなわけで、facebookの投稿のおかげで、思いがけないことがあったりするというのも、また縁は異なもの味なもの、である。
#縁は異なもの #IT時代

2024年02月27日

料理は楽し!

今夜の夕食は、豚バラ肉の照り焼き叉焼をメインに作った。
まあローストポークのようなものかな?手ごろな大きさのバラ肉の塊を見つけたら、時々作る
2日ほどニンニクと生姜の入った手製のタレに漬け込んだバラ肉を、ガスレンジの魚焼きで焼いたものである。タレとハチミツをかけながら焼く。
今まで何度も作ってきたが、今夜は、これまでで最高の焼き上がりになった。タレとハチミツのバランスもベスト!食べながら思わず笑みがこぼれた。こんな時、料理をする楽しさと醍醐味を感じる。
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父が亡くなって一年。昨年は私がひざを痛めたことと、東京の家を少しリフォームしたこともあって、実家の片づけはあまり進んでいない。そんなわけで、実家と東京の半々の生活が続いている。
だから、相変わらず自分で調理する時間は多い。
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料理の楽しみは、色々ある。
まず、なんといっても、自分の食べたいものを作っているから、満足度が高い。(笑)
ただ、そこには、色々な工夫が必要になる。
最も気を配るのは、一人で食べる食事なので、食材を無駄なく効率よく使い切ること。そして、調理したものを色々と展開して使いまわしていくこと。

煮物を作る時には、まず昆布でダシを取る。取ったダシは、その時食べる分で半分使い、残りを翌日などに使うために取っておく。
煮物を作った煮汁は数日かけて色々具材を替えたり足したりして変化させて食べる。
今夜の豚のチャーシューも、バラ肉の半分は、一昨日と昨日、ゆで豚にしてスライスして食べて、そのあと野菜と一緒に煮物に入れたり、今日のランチのラーメンに煮豚として入れた。

こんな風に、食材と作るもののストーリーをかけあわせて、物語を書くように料理をしている。
かくして、今夜のように、半分残して漬け込んでおいた豚バラが、見事に焼きあがると、満足度も高まるというわけだ。

また今夜も酒が進む。2日間煮た半分のバラ肉の煮汁は、こんにゃくと油揚げとごぼうの煮物になった。

ああ、満足満足、ごちそうさまでした!
#豚バラ肉叉焼





2024年02月22日

令和バブル?よ、どこへ行く?

注目企業エヌビディアの決算は、生成AIのおかげで高性能の半導体需要が驚異的に伸びて、なんと売上予想の3.7倍、収益は8倍以上?!だという。それ以外の国内外の半導体関連株も全般に好調だ。少し前の半導体不況はどこへ行ったのか?と思うほどの伸びである。
そしてホンダやマツダが賃上げ交渉で満額妥結し、日経平均は、本日最高値を更新〜と、まるでバブル?のような景気の良い話が次々に聞こえてくる。

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(画像は、2点ともヤフーニュース)

そういえば、いつの間にか東京のマンションは、新築だと1億円くらいしているそうで、今の若い方は買えるのだろうかと心配になる。
私は、前職の会社OBの中で、多分最も蓄えがないという妙な自信があるほど貯蓄才がない。しかし、介護の二重生活費などに使ってしまい、もう雀の涙ほどしか残っていない投信が、株高もあって、この3ケ月で10%以上元金が増えた!使ってしまったけど、もし全部残してあればなあ、と金融的先見性のなさ、蓄財力のなさがつくづく悔やまれる。

なんだか、全般的にバブルのような景気のムードになってきているが、一方でウクライナでも中東でも戦争が依然として続いていて、そのほかにも、中国でも北朝鮮でもロシアでも、国際情勢には不安な話題が連続しており、やはり、バラ色とは言えないようだ。プーチンの反対勢力として支持を伸ばしていた野党のナワリヌイ氏が、極寒の刑務所で謎の死を遂げた。47歳で数日前まで元気な姿が映像に残っているのに突然亡くなったということで、ロシアに対して世界中が疑念を抱いている。プーチン政権は、本当に専制君主国と化しているようだ。今や恐怖政治国家かもしれない。

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エヌビディアの大躍進は、生成AIのニーズが加速度的に高まり高速・大量の画像処理など、高い機能を要求されるニーズが拡大したことが追い風になっているという。好景気の根っこは、AIである。
今、娘に教えてもらった「LIFE AI」というアメリカでベストセラーになった本を読んでいる。AIがもたらす未来について多面的に考察している本だが、AIの拡大・拡張がもたらすものは、自動運転などの日常的なレベルから、戦争の戦い方まで思いがけない次元に広がりを見せようとしていることを教えてくれる。SFのように思えることが、どんどん現実化していることと、そこに潜む恐怖のようなものを語りかけているが、読み進むにつれて、SFではない現実の進行度合いになんだか背筋がぞくっとするような怖さを覚えた。

AIが、日米の株式市況を刺激して活性化しバブルのような経済環境を生み出す。そしてそのAIが、静かに、いつのまにか我々の生活を取り囲んでいく。LIFE 3.0のストーリーの中には、AIのプログラムが、さらに新しい技術やプログラムを自ら作り出していくという想像のストーリーがある。一昔前なら、それは夢物語だったが、プログラムがロボットを動かし、そのロボットが、新たなロボットを生み出すというのは、もはや現実の世界に近づきつつある。映画「2001年宇宙の旅」のコンピューターHALのように、いつの間にか優れた頭脳を持つのは、もはや絵空事ではないかもしれない。
” デイジー、デイジー〜 ”  HALの悲しげな歌声が聞こえてきそうだ・・・・
#エヌビディア  #日経平均更新






2024年02月12日

365日の献立日記で晩酌

(ずいぶん久しぶりの投稿になった。いかんいかん!)

ゴールデンタイム(もはや死語かな)のテレビはつまらないことが多い。少なくとも私には。
そんな時には、録りだめてある「365日の献立日記」を見ることにしている。
往年の名女優、沢村貞子さんの料理メモに基づいて制作された番組である。
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オープニング映像で、マランツかと見まがうようなクラシックなアンプのスイッチが入ると、我々世代の心をくすぐる名曲が流れ出す。ちょうど今日見た回ではサイモンとガーファンクルの冬の散歩道が流れた。

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とにかく選曲のセンスが良い。ちょっと検索してみたら、献立日記の書かれた頃の音楽を選んでいるというから、我々リタイア世代にぴったりということになるのだろうが、しかし、その時の料理やテーマにあった絶妙の配慮も垣間見える。

そして、カメラワークというか、撮影が上手い、映像が美しい。料理番組の中ではベストではないだろうか?
フォーカスのボケの使い方が定番化しているようでもあるが、しかし見飽きない。
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料理番組と書いたけれど、これは映像による料理エッセイだと思う。シナリオというか、ナレーション原稿もよく計算されている。そのナレーションを、われら世代の憧れの美人女優鈴木保奈美さんが絶妙の味わいで読んでくれる。
そして、何よりも飯島奈美さんの料理が素敵だ。貞子さんのメモからイマジネーションを膨らませて見事な料理に仕上げている。それが絶妙の映像編集で組み立てられる。
もう言うことないでしょ。お酒を飲みながら見るに堪える番組に仕上がっている。
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見終わって、アレクサに、サイモンとガーファンクルの曲をランダムにかけてもらう。
ディスプレイのついたアレクサは、歌詞も表示してくれるから、思いがけない歌詞の深みを再発見したりもする。
ああ、沁みるなあ・・・今夜もお酒がすすみます・・・
#365日の献立日記

2023年07月30日

さよなら青い鳥

SNSというものが生活の中に定着してもうずいぶん時が経った。草分けは、ツイッターとfacebookではないだろうか?もしかするとinstagramのほうが早いか?
いずれにせよ、この3つのSNSは、新しい個人メディアとして大きな力を生み出してきた。私は、広告屋という職業柄もあって、世の中に登場し始めた頃からこれらを大いに活用してきた。やがて、気が付けば、こうしたSNSが社会の中で、いや暮しの中で、重要なポジションを得てから10年以上の月日が流れていた。
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そんな時に、すったもんだもあったけれど、ツイッター社を買収したイーロン・マスクという大金持ちが、このツイッターブランドを捨て去り新たな形にしようと動き出した。
そして、26日ツイッターのブランドアイコンを変更することが発表され、ほどなく、日本でもツイッターのブランドロゴが、Xに代わっていった。
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数日前、いつものようにPCのツイッターアイコンをクリックしたら、起動画面にXが見えた。「ん?」と思ったら、次に表示されたトップページにもXの文字が!いつもの青い鳥はいない!!携帯のほうはどうだろう?とアプリを起動したら、昨日はまだいつものアイコンが表示されていたが、今日アプリを開いたら、そこにはもう青い鳥は消えていた!なんということだ!

ブランドロゴやブランドアイコンというものは、大きな力を発揮する。まさにブランドの顔だ。だからこそ経営者が変わって、新しい会社になり今までとは違うぞ!ということを表現しようとするときにブランドロゴを変更することはわかりやすい方法でもあり重要なブランド戦略でもある。しかし、一方でブランド資産ということもある。11年にわたって人々の心に根をおろしたブランドイメージを簡単に捨て去ることは、顧客管理の面ではリスクも高い。それをあっという間に変更してしまった。ロゴの変更前にも、ツイッターで見られる投稿の閲覧数を制限するとかいう変化は起こっていた。私もユーザーの一人なので、この先どんどん使いにくくなるのでは?と不安になっていた。そして、今回のロゴ変更である。
あらためて見てみると、青い鳥のアイコンは、平和な印象を与えてくれる。そして、モノトーンのXには、ナチスのハーケンクロイツのようにどこか不安な未来を感じてしまうのは私だけだろうか。「ツイッター」というある意味の商品名であったものも、やがてわかりにくいXに変わってしまうのだろう。消えてしまうと、あらためて青い鳥のブランドロゴは、親しみやすい良いデザインであると痛感する。

ブランドロゴはブランド資産であり、近年は大切な経営資産でもあるというブランド論が主流であった。このブランド変更が、果たしてどのようなSNSの未来を作るのだろうか。

ネットニュースなどでもこの数日話題になっているが、あらためて、俵万智さんの名歌をご紹介してこのコラムを終わりたい。

「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」

 「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」

・・・・さよなら青い鳥

#ツイッター #青い鳥 #Xのロゴ

2023年06月14日

週刊誌時代の終焉か?

やや古い話題になってしまったかもしれないが、5月に週刊朝日が101年続いた歴史に幕を下ろした。どちらかといえば硬派な編集方針で、真面目な記事が多かったように思う。また、表紙を飾る女性たちも話題になった。代表格は1980年の宮崎美子さんだろうか?
この表紙の写真と、カメラのCMによって、熊本大学に通うふつうの女子学生は、一躍スターになり、現在もインテリタレントとして活躍されている。凄いことだと思う。

ちょっと油断していたら、ネットショップでもリアル店舗でも、最終号はあっという間に売り切れになり、私は、タッチの差で最終号を買い損ねてしまった。残念である。
どんな感じの誌面だろうとずっと思っていたので、先日病院の帰りに市立図書館に立ち寄り、最終号を読んだ。
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表紙は、最終号を迎えた編集部の様子を写真に撮ったもので、実際のオフィスを使って撮られたという。言われないと気付かないが、意外な演出が隠れていた。実は机の上のパソコンを全部撤去してあって、あちこちに昔の週刊朝日の名物号が配置されているのである。
編集部の人たちも、心情的には色々複雑な思いがあったと思うが、カメラマンの浅田政志氏のひょうきんな演出に対応しているのが、妙にペーソスを感じる。

あらためて読んでみると、週刊Pとか週刊GとかBなどとは異なり、社会事象を面白おかしく書いている記事は少なく、名物連載が圧倒的な数を占めていることに気付いた。
嵐山光三郎の「コンセント抜いたか」は連載26年!ちなみにイラストは南伸坊、題字は渡辺和博である。そして、内館牧子の「暖簾にひじ鉄」は、1060回。大好きな東海林さだおの「あれも食いたい、これも食いたい」は、36年・1734回!!田原総一朗「ギロン堂」は、1204回!ドン小西の「イケてるファッションチェック」は、22年・1096回!林真理子の対談記事も28年・1122回!・・あらためてチェックしてこうして書き出してみると、いやはやすごいもんです。これだけ長期間の連載記事が満載というのは本当に感服する。書き手も編集部もすごいな。そして、今は終ってしまったが、山藤章二さんのイラストシリーズも忘れがたい名物企画だった。
こうして書きながら、実はネットの雑誌閲読サービスで、もう一度誌面を読み返しているが、やはり、図書館で読んだ紙の感触が思い出される。

便利なので、私もタブレットで本を読んだりしているが、やはり紙の雑誌の手触りやページをめくる動作など、紙の出版物ならではの醍醐味は、デジタルでは得られない。
とはいえ、マンガ本も携帯で読まれるために縦長のコマ割りを考えて構成されたりしているという。紙の出版文化は、本当に根本的な危機に直面しているといえるだろう。
ガソリン車が消える運命になるのと同じように、アナログの紙媒体は、少しずつ生きる場所を失っていくのだろうか?
50年近く前、雑誌をめくり、その美しい誌面や広告写真に感動して、広告や編集に興味を持って業界に入った私としては、週刊朝日101年の休刊は、やはり胸にしみる。週刊朝日に広告原稿を入稿し出張校正に出向いたことも思い出される。
横尾忠則は、最後の連載にこんな言葉を書いている。「週刊朝日の休刊は、社会に反省と自立を促している」と。そうかもしれない。
最終号の終わりのページには、見慣れた山藤さんの筆になる立川談志師匠のイラストが・・・
さよなら、週刊朝日、いや、休刊なのだから、復活を夢見るとしようか。
#週刊朝日休刊 #週刊朝日101年





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