左右を問わず「話し合っても仕方がない」と言う不穏な空気がアメリカ合衆国を覆っている。
政治的暗殺が続いた60年代と比べ、政府に対する信頼度も低い。
政治不信が広がり、分断が進み、社会を覆う不穏度が増している。
こうした中で、共和党と民主党の支持者は夫々「パラレルワールド(同時並行的に存在する異世界)」に暮らしている様に見える。
話し合い処か、議論の前提となる基本的な事実や認識すら共有できないと言う状況に陥っている。
日本では考えられない事だ。
過激な偽情報に影響された者によって、暴力の連鎖が加速する恐れもある。
慶応大教授 渡辺 靖 1967年、札幌市生まれ。 上智大卒。 米ハーバード大で博士号。
専門は米国研究。 「リバタリアニズム」「白人ナショナリズム」など著書多数。
愛媛新聞 特別評論から
日本を始め、民主主義諸国全体にも大きな影響を及ぼす事になるらしい。
2024年07月15日
「花酒」で安眠 入浴にも
春から夏に駆けて花を咲かせるスイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属の蔓性植物。
北海道から九州まで広く分布している。
枝先の葉の脇に白い喇叭状の花を上向きに2個ずつ付け、よく目立つ。
この花の付け根を銜えて強く吸うと甘く、良い香りがする。
子供たちが蜜を吸って遊んだ処から、「吸い葛」と呼ばれる様になった。
花は咲き始めの頃は白色だが、開くにつれて少しずつ黄色を帯びてきて、白色と黄色が混ざり合って咲き乱れる。
この為、「金銀花」と言う別名もある。
初夏の若い蔓芽を摘み、塩を加えた熱湯で10分ほど茹でた後、冷水に小半日晒して和え物や浸し物などにするほか、茹でずにそのまま天婦羅、炒め物にして楽しむ事もできる。
漢方では、葉と茎を「忍冬」と呼び、煎じて服用すると痔の痛みや腰痛、腫れ物などに効く。
解熱や疲労回復、強壮、安眠などには、花をホワイトリカーに漬け込んで作る「花酒」がお勧め。
この他、忍冬を煮出した汁を風呂場に加え、よく掻き混ぜてから入浴するのもいい。
私もこのスイカズラ風呂を月に2〜3回利用しているが、そのお陰か夜はぐっすり寝られる。
大海 淳 エッセイスト
愛媛新聞 野草と紡ぐ暮らしから
花酒になるらしい。
北海道から九州まで広く分布している。
枝先の葉の脇に白い喇叭状の花を上向きに2個ずつ付け、よく目立つ。
この花の付け根を銜えて強く吸うと甘く、良い香りがする。
子供たちが蜜を吸って遊んだ処から、「吸い葛」と呼ばれる様になった。
花は咲き始めの頃は白色だが、開くにつれて少しずつ黄色を帯びてきて、白色と黄色が混ざり合って咲き乱れる。
この為、「金銀花」と言う別名もある。
初夏の若い蔓芽を摘み、塩を加えた熱湯で10分ほど茹でた後、冷水に小半日晒して和え物や浸し物などにするほか、茹でずにそのまま天婦羅、炒め物にして楽しむ事もできる。
漢方では、葉と茎を「忍冬」と呼び、煎じて服用すると痔の痛みや腰痛、腫れ物などに効く。
解熱や疲労回復、強壮、安眠などには、花をホワイトリカーに漬け込んで作る「花酒」がお勧め。
この他、忍冬を煮出した汁を風呂場に加え、よく掻き混ぜてから入浴するのもいい。
私もこのスイカズラ風呂を月に2〜3回利用しているが、そのお陰か夜はぐっすり寝られる。
大海 淳 エッセイスト
愛媛新聞 野草と紡ぐ暮らしから
花酒になるらしい。
海の水を飲める様にできるって、ホント?
ホント。海の水には塩分が3.5% 含まれているので、そのままでは飲めないし、農業などにも使えない。
地球上の水は海水が97.5% 。
残りの淡水の内の僅かな使える淡水を手に入れるのに、苦労している国は一杯ある。
そこで、海水を真水に変えて使う事があるんだ。
海水淡水化技術と呼ばれている。
海水淡水化技術の仕組みで最も簡単なのは、海水を沸騰させ、集めた蒸気を冷やして水に戻すと言うやり方だ。
水は1気圧だと100℃で沸騰するけど、気圧を低くすれば100℃以下でも沸騰する。
低温で沸騰させる事ができれば、燃料も節約できる。
だから、気圧を下げたタンクに海水を入れて沸騰し易くしている。
もう一つのやり方は、海水をとても細かい網に通す事で塩分を濾し取っていく方法だ。
細かいと言っても、1mm の100万分の1位の細かさの網で、ここに圧力を掛けて真水を押し出していく。
解説・林義人 科学ジャーナリスト
ジュニア愛媛新聞 嘘?ホント?から
水は大事に使わないと。
地球上の水は海水が97.5% 。
残りの淡水の内の僅かな使える淡水を手に入れるのに、苦労している国は一杯ある。
そこで、海水を真水に変えて使う事があるんだ。
海水淡水化技術と呼ばれている。
海水淡水化技術の仕組みで最も簡単なのは、海水を沸騰させ、集めた蒸気を冷やして水に戻すと言うやり方だ。
水は1気圧だと100℃で沸騰するけど、気圧を低くすれば100℃以下でも沸騰する。
低温で沸騰させる事ができれば、燃料も節約できる。
だから、気圧を下げたタンクに海水を入れて沸騰し易くしている。
もう一つのやり方は、海水をとても細かい網に通す事で塩分を濾し取っていく方法だ。
細かいと言っても、1mm の100万分の1位の細かさの網で、ここに圧力を掛けて真水を押し出していく。
解説・林義人 科学ジャーナリスト
ジュニア愛媛新聞 嘘?ホント?から
水は大事に使わないと。