日本でも近年「孤独」の問題に焦点が当たっている。
大きな問題となってくるのが「孤独死」だ。
只孤独と言っても、その様相は男女で違う様だ。
本書によると米国では、男性は孤独になり易く、又女性に比べ自殺率が高いと言う。
男性が孤立し易い原因として、著者は@甘やかされている事
A自立に価値を置き過ぎている事
Bお金や地位を過度に追い求めている事、を指摘する。
例えば「甘やかされている」とは如何言う事か。
地位や権力、お金があれば、人がそれに引かれ集まってくる。
だが男性の中には、それに甘えて普段から人間関係を作って維持する努力を怠ってしまう人がいる。
立場がなくなった途端、構われなくなる、と言うロジックである。
日本でも、定年退職して地位を失うと孤立すると言う話はよく聞く。
著者が最大の問題と捉えるのは、男性自身が自分の孤独に中々気付かず、気付いても如何していいか分からないと言う事だ。
本書で提示される解決法は極めて現実的だ。
いきなり「男らしさを捨てろ」と無理な事は言わない。
毎日誰かに電話を掛けたり、規則正しく睡眠を取ったり、自然に触れたりと、少しずつ人間関係を結ぶ努力を重ね、生活習慣を変えていく事を推奨している。
評・山田 昌弘=中央大教授 トーマス・ジョイナー著、宮家 あゆみ訳 晶文社・2420円。
愛媛新聞 読書から
孤立や孤独を如何考え、如何対処していくか。
何故我々は休まないのか。
要因には「休む事」に否定的な学校教育があるのではないか。
「皆勤賞」はその一例らしい。
皆勤を称賛する事は事実上、欠席を否定する事になる為らしい。
勤務先の休み方のルールに無知な者が多い事は、教育の表れらしい。
「休む事は悪い事」と言う価値観も又我々に深く浸透しているらしい。
2024年07月16日
新たな感染症 備えを
政府の元新型コロナウイルス感染症対策分科会で会長を務めた尾身茂氏が「グローバルな視点からのこれからの感染症対策」と題し講演。
過去の歴史を見ても定期的にパンデミック(世界的大流行)が起きており「コロナが最後ではない」と断言。
次々と動物由来の新たな感染症が出現する背景として、人流の活発化や地球温暖化などに加え「狭い部屋で飼育される家畜にストレスが掛かって免疫が落ち、体内のウイルスや細菌が活発化して人に感染し易くなっている」とのデータに言及した。
講座は県立医療技術大と県医師会が主催。
愛媛新聞 記事から
新たな感染症が起きる可能性があるらしい。
犬や猫を家族と考える人が多過ぎる気がする。
人間も含め動物はウイルスを持っていると考えた方が良い。
過去の歴史を見ても定期的にパンデミック(世界的大流行)が起きており「コロナが最後ではない」と断言。
次々と動物由来の新たな感染症が出現する背景として、人流の活発化や地球温暖化などに加え「狭い部屋で飼育される家畜にストレスが掛かって免疫が落ち、体内のウイルスや細菌が活発化して人に感染し易くなっている」とのデータに言及した。
講座は県立医療技術大と県医師会が主催。
愛媛新聞 記事から
新たな感染症が起きる可能性があるらしい。
犬や猫を家族と考える人が多過ぎる気がする。
人間も含め動物はウイルスを持っていると考えた方が良い。