2024年07月19日
3.3. 2 現代的行政と活動形式
高度に複雑化・多様化した現代社会における行政は、様々な給付行政を始めとして、国民の生活の様々な場面に関わる多種多様の役割を担う事になった。
その様な現代行政においては、法律に基づく行政行為、その義務を国民が怠った場合の行政上の強制措置と言う伝統的な枠組みだけでは、様々な不都合が発生する事になる。
概略、次の(1)、(2)である。
法律----------------→ 行政行為-------------------→ 行政上の強制措置
↑ ↑ ↑
(1)基礎として不十分(2)国民との間の権利関係形成と実現に非権力的手段必要
(1)行政による基準設定の必要性
行政の役割として、法律に定められた国家意思の機械的執行ではなく、法の示す抽象的な目標を具体化していく政策形成機能が重要となってくる。
そこで必要となる行政の活動形式が、行政立法と行政計画である。
@ 行政立法
行政機関が法規範を制定する事、又は制定された法規範そのものを行政立法と言う。
A 行政計画
行政計画は、行政機関が行政活動について定める計画である。
LEC 東京リーガルマインド 法学基礎講座から
次回(2)から。
その様な現代行政においては、法律に基づく行政行為、その義務を国民が怠った場合の行政上の強制措置と言う伝統的な枠組みだけでは、様々な不都合が発生する事になる。
概略、次の(1)、(2)である。
法律----------------→ 行政行為-------------------→ 行政上の強制措置
↑ ↑ ↑
(1)基礎として不十分(2)国民との間の権利関係形成と実現に非権力的手段必要
(1)行政による基準設定の必要性
行政の役割として、法律に定められた国家意思の機械的執行ではなく、法の示す抽象的な目標を具体化していく政策形成機能が重要となってくる。
そこで必要となる行政の活動形式が、行政立法と行政計画である。
@ 行政立法
行政機関が法規範を制定する事、又は制定された法規範そのものを行政立法と言う。
A 行政計画
行政計画は、行政機関が行政活動について定める計画である。
LEC 東京リーガルマインド 法学基礎講座から
次回(2)から。
技術開発で国際貢献を
この6月には、日本財団と東京大学によって、南鳥島沖の海底に大規模なマンガン団塊がある海域が特定された。
2026年にも大規模な採取を始め、商業化に乗り出す方針だと言う。
海底鉱物資源は、地球が持つ悠久の歴史の産物だが、数億年に亘る生物の歴史によって作られた生態系の中にある事も忘れてはいけない。
排他的経済水域( EEZ ) 内や公海を問わず資源の開発と海洋の生態系保護の両立には、科学的調査と科学リテラシーの両方が常に必要となる。
誰もが納得できる環境影響評価と海底鉱物資源の技術開発に日本が国際貢献する事を期待する。
帝京大先端総合研究機構客員教授 窪川 かおる
愛媛新聞 現論から
リチウム、コバルトやニッケルは100% 輸入に依存するらしい。
2026年にも大規模な採取を始め、商業化に乗り出す方針だと言う。
海底鉱物資源は、地球が持つ悠久の歴史の産物だが、数億年に亘る生物の歴史によって作られた生態系の中にある事も忘れてはいけない。
排他的経済水域( EEZ ) 内や公海を問わず資源の開発と海洋の生態系保護の両立には、科学的調査と科学リテラシーの両方が常に必要となる。
誰もが納得できる環境影響評価と海底鉱物資源の技術開発に日本が国際貢献する事を期待する。
帝京大先端総合研究機構客員教授 窪川 かおる
愛媛新聞 現論から
リチウム、コバルトやニッケルは100% 輸入に依存するらしい。