近くの画面の文字は見えていますか----------。
一般的に学校の検査で測る遠くを見る力「遠見視力」とは違うと言う。
近くを見る力とは何か。
近見視力は目から30cm 程の近距離を見る力で、主に本やノートの文字を読む時に使われる。
学校では、5m 離れて行い、席から離れた黒板を見る力を測る「遠見視力検査」をする。
只「遠くを見る」時と「近くを見る」時の眼の仕組みは異なり、遠見視力検査では近くを見る力が測れないとする。
高橋さんらが長年、小学生を対象に実施してきた調査によると、約20% が近見視力不足(遠見視力も悪い子供を含む)で、約8% は遠くを見る力に異常はないが、近くだけ見え難かったと言う。
高橋さんは、この約8% の子供は学校の検査で「遠くは見えている」為異常の発見が難しくなると説明。
近見視力検査を行えば、異常を認識でき、眼科の受診により近見視力不良の原因が分かり、屈折異常なら眼鏡やコンタクト、目の疾病なら薬や手術など、適切な治療に繋げられるとする。
「遠くは見えても近くが見え難い子供がいる事を理解しなければならない」と語る高橋さん。
桃山学院大 高橋 ひとみ名誉教授(75) 健康教育学 新居浜市出身。
愛媛新聞 皆の特報班から
園児から近見視力検査が必要らしい。