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2018年10月16日

コールセンターの通信インフラ


 私あまり電話に詳しくないんですが、
コールセンターの電話を受ける環境、インフラはかなり高度だと思います。

先日も少し触れた、
「○○さんに代わって!」
という、電話。

指名で電話を受けても、そう簡単には代われないセンターがあります。
それはセンターの規模によるというのがいちばん合っている気がします。

小さなセンターなら、一ヶ所のみで、人数も数十人というセンターがあります。
中には10名以下というところもあるでしょう。

これなら小さな会社や市役所などの担当課と同じく、指名入電があってもすぐ担当者に代わることができます。

しかし大きなクライアントになると、請け負うコールセンターもそれなりの大企業です。
それなりに大きな企業ということは、日本各地に支店 = 拠点を持ちます。
そして、クライアント様から請け負った業務は各拠点に割り振るのです。

これはきっと、万が一の対策でもあるのだと思います。
例えば先月の北海道地震、札幌市は停電により交通機関が数日マヒしました。
そんなとき、オペレーターたちは出勤できませんから、札幌のコールセンターは業務ができません。

これではクライアント様に迷惑をかける、実際には契約違反になるので、各地に業務を分散します。
札幌がダメになっても、福井県や沖縄、横浜などは通常通りに業務ができるのです。
各地に分散できるのは各地に支店のある大手コールセンターならではの優位性なのでしょう。

 ただ、ここで疑問が出てきます。

電話をかけてくるお客様にとって、そんなの関係ありません。
ネットで調べても書類を見ても、お客様サポートの電話番号、例えばフリーダイアルはひとつです。

お客様は同じ電話番号にかけても、どこにつながるか、
札幌なのか福岡なのか、沖縄なのか、横浜なのか、それとも東京なのか。
それはつながってみるまで、わからないということです。

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 たまにクレームで入ってくる電話。
「○○に代われ!」
という人にとって、ここは理解いただくのが難しいのだと思います。

その○○というオペレターは福岡の人かも知れません。
でも、クレームの電話を受けたのは、札幌かも知れません。

さらに、大きなクライアントになると、受けるコールセンターのオペレーターたちもきっと数百人です。
例えば「柿坂に代われ」とか、「茂内に代われ」という、珍しい苗字の人なら特定しやすいかも知れません。

それでも、札幌で受けたクレームで、オペレターが横浜だった場合、横浜に「柿坂」というオペレターが存在するのかどうか、調べるのは不可能に近いのです。

まして、佐藤さんだったら、日本全国の拠点には各地に「佐藤さん」はいるでしょう。
通常、担当者は苗字しか語らないでしょうから、これこそオペレーターを特定するのは困難です。

疑問はさらに、同じフリーダイアルにかけても、どこにつながるかわからない。
従業員が数名の小さな会社なら、電話回線はせいぜい数本でしょうから、何も難しくありません。
しかし、
コールセンターは何百回線も持っています。
それも、IP電話か何かの機能で、実際の電話回線としては持っていないかも知れません。

コンピューターはプログラム次第で、なんでもできるのはご存知だと思います。
たぶん、電話もコンピューターに近いもので、何でもできるのでしょう。
だから一つの電話番号から各拠点に割り振ることも可能なんです。

また、各拠点といっても拠点ごとに規模が違うかも知れません。
A拠点はオペレーターが100人で、B拠点は200人かも知れません。
そんなとき、
架かってきた電話を、A拠点とB拠点にそれぞれ、1:2の割合で分けることもできるようになっています。

さらには、新人のオペレーターには少なく、ベテランのオペレーターには多く、割り振りできるようです。
















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2018年10月15日

「She´s leaving home」


 ビートルズの歌です。

She´s leaving home

先日、
2018/09/20「好みの変化」にも書きましたが、
歳を取ってくると好みの歌も変わってきます。

あるものは大したことはないと思い、あるものはとても良いんじゃないかと思う。

今日、突然、良いなと思った曲がありました。
ビートルズの“She´s leaving home”です。

昔からこの歌は知っていて、アルバムにはこんな歌も挟まるんだ程度にしか思わなかった曲。
それが今はとても心地よく聞こえるのです。
ストリングスの編曲が絶妙です。

しかも、私は毎日ビートルズを聞いているわけではありません。
今日、突然に、思い出したように聞きたくなった歌です。

ただ、その歌詞は少女が家出するという、少し穏やかではない内容のようです。




(YouTube:Iris Sylvia)







posted by CSおじさん at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

ビルマの竪琴


 私事、

3月のこと、4月からの派遣先が見つからず、飛び込みで決まったような会社。
長時間勤務とストレスから、体調を崩してしまいました。
他の人たち、よくやっているなと、、

もちろん、長続きする人はごく一部です。

最近は回復度70%くらいか。
レンタルDVDを見ることもできるようになりました。

レンタルDVDを私はツタヤディスカスで借りています。
そんなにたくさん見るわけではないから、月に4枚のプランを選んでいます。
このプランは月に4枚までしか借りられず、超過すると追加料金がかかるようになっています。

ただ、
あまりたくさん見ない人用のプランなので「返却期限」がありません。
体調を崩してからというもの、7月に借りたDVDを今月、やっと見ることができました。

それからは良いペースでDVDを借りては映画を見ています。

 今、古い映画を見たところです。
古い映画で「ビルマの竪琴」です。

その作品があることは昔から知っていました。
が、私が中学2年生のとき、全校生が体育館に集められ、なぜか全員で「ビルマの竪琴」の映画を見ることがありました。

今見た「ビルマの竪琴」は1985年の作品です。
私がまだ中学生のときだから、1985年より前。
いつの作品だったのかは不明です。

ただ、
当時は映画を見てとても感動しました。
湧き上がる感情を抑えるのが大変で、涙をこらえるのがやっとでした。

今日も、その感動に期待して見たのですが、涙する程ではありまでんでした。
それとも涙する程でなくなったのは私自身なのか。

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たぶん、そうなのでしょう。
良く言えば「成長」であり、悪く言えば「スレた」のでしょう。(笑)

ずっと悩んでいたことがあります。
中学生のときにテレビで見た映画、「翔べイカロスの翼」。

これも中学生のときに見て、とても感動した映画です。
ただ、今見ても感動するのかどうか。
価格は4500円ですが、もしかするとその価値はないかも知れない。

何しろガッカリしたくないのです。

今日、「ビルマの竪琴」を見て思いました。
今は完成社会になってきたので、現代の映画に慣れたら昔の映画は見られないこと。

















posted by CSおじさん at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 随想

2018年10月13日

お客さんのエゴ


 いま、台風関係を扱うセンターにいます。

台風21・24・25号、そして6月の大阪地震、9月の北海道地震といった自然災害などに関わっています。
そりゃもう、日本国中、大変なことになっています。

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そんな中、今日ある電話を受けました。
割と高齢者と話すことが多く、その人も少し高齢だと思います。

高齢だから、、というより性格でしょう。
何を言いたいのか、よくわかりません。
その割によくしゃべり続けるというか、うまく整理して伝えることができないようです。

15分くらい話して、ようやくわかってきたこと。
保険金を満足する額で受け取りたいようなのです。

何でも以前に何かで被害を受けたとき、損害額の3分の1しか査定されず不満に思い、解約すると申し出たところ、手のひらを反すように全額補償になったんだとか。

なんだか半分、自慢が入っている気もしますが。

そのお客さんの真の目的は、自分が直接補償額を決めたいということなのでしょう。
はじめ、私に回りくどい話をして、私の部署にその権限がないとわかると、今度は査定と直接話したいから電話番号を教えて欲しいといいます。

だけど、できるわけがありません。

前代未聞です。
例えば火事で半焼と査定されたものを、全焼にしなさいとアジャスターに直接言いたいようなもの。

私はそれはできないから、お客さんがそうしたいのなら、前回と同じ手段を取って下さいと言いました。
「補償されないなら解約するよ」作戦です。

 ただ、そういった無理難題を押し付けるお客さんに共通して感じることは、こっち側(クライアントさん)の会社を小さく考え過ぎだということです。

よくあるのは、書類を送るから記入して返送してくださいというと、
「記入するところと捺印するところに“〇”印を付けて送って。」
とか、
「中に担当者の名刺を入れて。」
とか。

また、つい先日も隣の席でクレームを受けたようなんです。
その内容も、いきなり
「○○さんに代わって!」
という。

こういった話は年配者に多くあります。
まだ企業が合理化を図る前の感覚でいるのでしょうか。

書類を送るといえば、電話を受けた私が机の引き出しから書類を取り出し、封筒に入れて宛名を書き、切手を貼ってポストに投函する感覚でいるのでしょうか。
「〇〇さんに代わって。」
といえば、その〇〇さんは私たちと同じフロアの机に座っていると思うのでしょうか。

 ちょっと待って下さい。
先日からの台風や地震、あるいは7月の豪雨、古くは冬の豪雪まで扱う部署です。

同じく受付をするだけでも国内に数か所、拠点があり恐らく総勢数百人で受信していると思います。
近くにいるどころか、沖縄とか九州かも知れません。ここは北海道です。

まして名字だけ言われても、よほどの名前でない限り、同姓は必ずいると思うんです。
書類の送付だって、送付するだけの部署がきっとあるんだと思います。
もしかすると一日に何千通も送付するかも知れません。それにいちいち〇付けてとか、名刺入れることはできないはず。

お客さんも、その天災で電話をかけてくるわけだから、ちょっと想像すればわかると思うんですが。

 結局、その補償される金額を指定したいというお客さんは、後処理を含めると1時間近くかかりました。
そんなエゴがあっては、たび重なる自然災害で処理が追い付かず、迷惑をかけているお客様に、さらに迷惑をかけることになる。そんなことも想像できないんでしょうね。














2018年10月12日

 第二連絡先

 医療保険で第二連絡先の登録が必要になったとか。

例えば大規模自然災害で契約者と保険会社間で連絡が取れなくなったり、普段の郵送物が契約者本人に届かなくなったりなどの事態を避けるため、第二連絡先の登録を勧める保険会社があると思います。
これは高齢者世帯が増えたことで契約者が死亡していることを保険会社が知らず、保険金が未払いになったことを受けての動きだそうです。

私にもこの郵送物が届きました。
返信用ハガキに必要事項を記入してプライバシー保護のシールをして投函するようになっていました。

こういった作業は実に面倒だと思います。
ハガキに書いて送ること自体はさほど面倒ではないのに、説明をまず読んで理解するのが面倒くさい。

そもそもは保険会社が契約者を案じ、契約者の利便性を高めるためのものが、契約者は余計なお世話と言わんばかりに拒もうとするものです。
コールセンターに勤めていてそれはよくわかります。

私はハガキに必要事項を書き込んでシールし、明日の出勤時にどこかのポストに投函することにしました。
朝、少し寒かったのでジャケットを羽織り、ハガキをポケットに突っ込んで家を出ました。

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ところが会社へ着いてみるとハガキがないんです。
ジャケットのポケットが浅かったようです。
通勤途中にどこかで落としてしまったのでしょう。

私はこのことを保険会社、もしくは代理店に連絡してもう一度手続きをしなければと思いました。
しかし、これがもっと面倒くさいものです。
今日まで連絡もせず、ダラっと過ごしてきました。

 すると今日、保険会社からハガキが届いたのです。
第二連絡先の登録が完了しました。と。

きっと私の落としたハガキを誰かが拾って代わりに投函してくれたんだと思います。
ありがたいことです。

私ならどうしていたかと考えます。
きっとそのままにしたでしょう。
でもこういうことがあると、改めようと思いますね。

いつもは嘆いてばかりいるオヤジですが、勉強させていただきました。














2018年10月11日

ボニー&クライド

 以前に書いています。

2018/01/09「 Pinterest(ピンタレスト)

これは、ピンボード風の写真共有ウェブサイトです。
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娘に言わせると、ひとこと、
「時間泥棒だね」(笑)
ということでした。^^;


いつだったか、何の気なしにこのPinterestを見ていたとき、ある写真に目が留まりました。



明らかに銃で乱射されています。
ここで私は何だろうと思い、「bonnie and clyde」というキーワードを拾って調べてみました。

Wikipediaには次のように書いてあります。

“ボニーとクライドは、1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返した、ボニー・パーカーとクライド・バロウからなるカップルである”





さらに、
“当時のアメリカは禁酒法と世界恐慌の下にあり、その憂さを晴らすように犯罪を繰り返す彼等の事を凶悪な犯罪者であるにも拘らず、新聞も含めて英雄視する者も多かった”

 “悪い者”は
時としてヒーローになります。
昔から子供の頃は“不良”に憧れたり、“ちょいワル”が好いとされたり。

 〜 皆が生きていくうち、集団生活の規律と現実のギャップに悩み苦しむ。〜

その苛立ちを社会に向けたとき、反社会的、または反抗的な生き様が憂さを晴らしてくれるのかも知れない。
だから、
映画「アウトレイジ」とか、ヤクザ映画のような“任侠物”が世に受け容れられるんだと思います。

 ボニーとクライドは、ルイジアナ州で警官隊によって射殺されます。
写真は、射殺されたときにボニーとクライドが実際に乗っていた車です。
ネヴァダ州の観光施設で公開展示されているようです。

そして
“後にボニーとクライドの犯罪は何度か映画化された”
とも書いてあります。

 映画化

映画は“名作”がときどき生まれます。
今でこそ映画は人の一部の趣味にとどまったと思います。
しかし、
私たちの親世代にとって、映画はもっと大きなウエイトを占めていたと思います。

まだ家庭にテレビがない時代、その頃に“動画”を見る唯一の手段は映画館だったのでしょう。
今のようにスマホで動画サイトを見るのとは、ワケが違います。
もっとも、
パケット代を気にする必要もなかった、良い時代だったのかも知れません。

そんな親世代にとって、名作映画とは私たちが思う以上に貴重な存在だったのでしょう。

親から聞かされて憶えた名作映画は数々あります。
といってもほぼ、タイトルを知っているだけで、しっかり見たのはそうありません。

でもタイトルだけは、たくさんありますね。
「風と共に去りぬ」「シェーン」「第三の男」「荒野の七人」「ローマの休日」「太陽がいっぱい」「大脱走」「卒業」「自転車泥棒」「ライムライト」などなど

その中に、
「俺たちに明日はない」
このタイトルだけは昔から知っていました。

でも、これがボニー&クライドを映画にしたものとは知りませんでした。
昨日と今日、二日に分けて見てみました。

古い映画ですが、ふーん、なるほど、、
という感想です。

 悪事を重ねた者は、ついにはこんな末路を辿るのか。

でも、ボニー&クライドに同情もしてしまう、不思議な映画でした。





















posted by CSおじさん at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2018年10月09日

漢字変換

 いま多くの人たちはスマホやパソコンで漢字変換をしていると思います。
わからない漢字があったときなど、いちいち辞典を引かなくてもいい手軽さと同時に、いざ自分で書いてみようとしても書けなくなっている不便さもあります。
読めるけど書けないのが漢字ですね。

読んでいるときはわかっている漢字なのに、書くまでは理解できていないのでしょう。
また、便利なものに頼ると人間、退化していくんですね。
特にガラケー時代から、予測変換機能という大変便利な仕組みもできていますね。

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 ただ、パソコンの漢字変換を使っていると、
「あれ?これ違うんじゃないか?」
そう思ったことはありませんか?

「今だに私は」
と、そう思ってきました。
しかし変換すると、「未だに」となります。

「未恋」
あ、これはありますね。変換されました。
でもパソコンでは先に、「未練」と出てきます。
iPhoneでは「未練」としか出てきません。

何と言うんでしょうか。
どこかに私は昔からず〜っとそう思ってきたのに、
パソコンやスマホは最近のもの。新参者より古くからの自分を信じたい気持ちがあるのでしょう。

でも、漢字変換は開発者がきちんと調べて作っているはずです。
広辞苑がないので私は引くことができませんが、「未だに」が正解なのかも知れません。

ちなみにネットでは意見が分かれているようです。
「今だに」が正解とする解説もあるようですが、一般には
・今だに早起きを続けている
 のような肯定文には「今だに」を、
・未だに記録を出せていない
 のように、今のところまだといった否定的なものには「未だに」を
 使い分けているという解釈があるようです。


 漢字変換以外でも、Wordを使っていると文法までチェックされます。
そうかぁ、、と思ったのは、
「〇〇したり」「〇〇だったり」
という「たり」です。

仮に、「〇〇したり」と書いたら、もう一つ「〇〇したり」をセットにしなさいというのです。

試しにWordで
「縄跳びしたりゴム跳びしていました。」
と書くと、「したり」の部分に緑色で波線の下線が引かれます。

波線で右クリックすると、(「〜たり」は繰り返してつかいます。)と出てきます。
「縄跳びしたりゴム跳びしたりしていました。」
これが正解のようです。

Wordの文章校正機能というらしいのですが、他にも
「もとずいて → もとづいて」「わづか → わずか」のような仮名遣い、
「ら」抜き、「い」抜きなども校正してくれるようです。

 日本語には細やかな決まりがあるので、私はこういった機能は
「やかましい」というより「ありがたい」と感じます。


例えば、
「手紙を読ませていただきます。」が正解で、
「手紙を読まさせていただきます。」は誤りです。
これにもしっかりとした理由があります。それを

2017/08/25「テレビについて思うこと。」に書いています。


 漢字変換、
日本語入力というのが、あって当たり前になった今、日本語を入力するアプリがしっかり働いているというのを意識することは特に若い人には難しいと思います。

しかしフリック入力やキーボードからの入力を、しっかりと漢字入りの日本語に変換してくれるのはプログラムがきちんと働いているからです。
今ではWindowsパソコンを買ってくると、“IME”という日本語変換が付いてくるのを意識している人は少ないでしょう。

昔、“一太郎”というワープロソフトがありました。
一太郎には“ATOK(エイトック)”という日本語変換が付いてきました。

ATOKを懐かしいと思う方も多いと思います。
同時に、Advanced Technology Of Kana-Kanjiの頭文字であるとされましたが、「そんななの?」と疑問を持たれた方も多いはず。

今では“おまけ”の日本語入力ですが、一太郎の当時、一太郎とは別に「ATOK」のみ単体で販売されていました。しかも、価格は1万円近くしたんです。

でも当時、「ATOK」の変換精度は他を抜きん出ていたと思います。
まだワープロ専用機と争っていた時期に、「ATOK」は安心して使える日本語入力でした。

かつて大半の人たちが使っていたワープロソフト、「一太郎」を開発、販売した「ジャストシステム」は、初代社長、浮川(うきがわ)さんが創業した会社です。
「ATOK」は、浮川社長の奥様で、たいへん優れたエンジニアである初子さんが原型を創り上げました。

「一太郎」というワープロソフトは、もちろんまだ健在です。
この、
「一太郎」というネーミングには、実在した“太郎くん”が由来になっていること、ご存知でしょうか。

 「お前は、日本一の太郎になったんだよ。」

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前から書いてみたいと思っていました。
紛れもない日本一のワープロソフト「一太郎」誕生秘話を。
一流のエンジニア、初子夫人、営業に明け暮れた浮川社長、亡き太郎少年。

が、
ここの読者様、
あまりPCに関心がないようですね。TT

もし読んでみたいと思われたら、この記事に「いいね!」を付けて下さい。
















2018年10月06日

無神経・・・

 またもお恥ずかしい限りでございますが、

実は昨日もやっちゃったんです。
どうも私は他人の“無礼”を放っておくことができません。

朝、バスに乗るとものすごく混んでおりました。
札幌市の交通機関で混むといえば、JRと地下鉄です。
ところが昨日の朝はバスも地下鉄並みに混んでいました。

初め立っていた私ですが、幸い目の前に座る人が降車したため、私がその席に収まりました。
私の左、通路に立っていた女性の右手には何か軽い物の入ったビニール袋がぶら下がっています。
そのビニール袋が座っている私の、左膝にペタッと乗っかってきました。

 これが気にならない人っているんでしょうか?

私は膝を軽く持ち上げ、袋を振り払うようにすると、女性は袋を持ち上げ引っ込めます。
少し時間が経つと、また袋が左膝に乗っかってきました。
今度は手の甲で軽くよけるようにしてやると、女性はまた袋を引っ込めます。

二度あることは、、、
そう思っていると、やはりまた。

バスは混んでいるので、倒れないように踏ん張っているとか、それなら仕方がありません。
しかし、そうではなく女性は初めからずっとスマホに興じたまま。

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なので私は少し荒っぽく、袋を手でバシッと叩きました。
袋はすぐに引っ込めたのですが、何かが私の左足に当たりました。
見ると、その女性が靴で私の足を小突いてきたのです。

私も同じように小突き返し、女性を見ると、こっちを睨みつけています。
私、睨むのは負けませんから、睨み返します。

女性は、
「足を閉じていただけませんか?」
と。歳は私より少し下か。

足を閉じる?膝と膝をくっつけろということか?
男の私が?気持ち悪い。
それに男は足を閉じて座るとタマタマが挟まって、窮屈です。

女性が言いたかったのは、足を閉じればその分、スペースができて袋が膝に当たらないということでしょう。
でも私の足がイスからはみ出しているとか、そんなことはありません。
私はちゃんとスペースに収まっていると言いました。

そして念を押します。
「な!?」
と。

それ以降、女性は黙っていました。

まあ、私は大人気ない。
隣に立っていた別の女性も私を見てニヤニヤしていました。
私もニコっと返しましたが、それで良かったのかどうか、、、。

 口でそっと注意すればどうだったのか。
多分、言い争い、お互いに不満を残したでしょう。
口で注意してわかる人なら、二回目に手でよけたとき、
「すいません。」
とか言ってくるはずです。まして、足で小突いてくることはないでしょう。


 さて、ブースでは長いデスクにPCと電話機が並んでいます。
またも電話機は“Avaya”です。

まず正面にPCのモニタがあり、その左には電話機、右にはもう一台モニタがあります。
これが一人分で、隣の席にも同じく並んでいます。
なので長いデスクには左から電話機、モニタ、モニタ、また電話機、モニタ、モニタ、電話機、モニタ、モニタという繰り返しで並びます。

今日は右隣に若い女性が座りました。
長いデスクなので何人も座りますが、一人ひとりの境界線がありません。
だけど、電話機、モニタ、モニタで一人分なのだから、電話機の左端から右側モニタの右端までが自分のスペースだと思っています。

なのに気付くと若い女性は私の右モニタの前に自分のペットボトルを置いて飲んでいます。
さらに書類はもっとはみ出してきています。

 気にならないのか?

口で注意しようにも、私の娘より若いかも知れないお嬢さんに小言も言いたくないので、黙って近くに私のペットボトルを置いてみました。
するとお嬢さんはペットボトルを口にした後、今度は反対側に置きました。

 でも書類ははみ出したまま。

きっとバスの女性も、その若い女性も、自分がされたら考えるのでしょう。
だけどされるまで、考えることができないのではないでしょうか。

世代というのもかかわっているのか知れません。が、今の人、その多くが
「もし自分がされたら?」
という想像ができなくなっているんじゃないかと思います。

できていれば、バスの女性だって二回目に
「すいません。」
くらい言えたのではないでしょうか?

もし、
「すいません。」
と言われれば、私だって
「いいえ。」
とニッコリ返したと思います。

 だったら私が袋を手でバシッと叩くのは行き過ぎだと思いますか?

私は
・悪いことをしたが勝ち
・人に迷惑をかけたが勝ち
というのが大嫌いです。

 知りもしない他人の荷物が自分の膝に乗ってくるのは迷惑です。
また、こっちが我慢して書類を縦に重ね、省スペースにしている横で、私のスペースにまで書類を並べるのも無神経だと思います。

どちらも共通しているのは“無神経”ということ。
昨日のバスの女性には手荒いことをしたかも知れません。
でも、もし自分がされたらと考えるきっかけになればと思います。

それが無理でも、人に不快な思いをさせたら自分にも返ってくるという悪い記憶の引き金になっても構わないと思っています。















タグ:無神経 迷惑
posted by CSおじさん at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 通勤

なんとなんと また次のセンター

 お恥ずかしい限りでございます。

つい先日も
2018/09/18「また次のセンター」に書いたばかり。
そのセンターですら来月、11月末までの短期だったのですが、研修途中でやめることにしました。
そしてまたまた、今日から新しいセンターでまたまた、1か月の短期です。

コールセンターではよくあるのですが、一人の管理者が働きづらい環境を作ること。
そのセンターでも心機一転、心新たに頑張るつもりでした。
が、
もう堪忍できませんでした。

 初日の研修は専属のインストラクターで、まあまあ楽しくできたんです。
いわゆる接客接遇の研修といった感じです。
私も昔、接客接遇のインストラクターを務めたことがあるので、懐かしい気がしました。

ところが次の日からブースの中、出入口に近い隅っこで座学研修です。
すぐ後列ではオペレーター達が対話しているから、うるさくて研修内容が聞こえません。
聞こえない上に、服用していた風邪薬に眠くなる成分があったので、辛い辛い。

また、どこのコールセンターでもそうですが、研修をしてくれるのは、リーダーかSVです。
コールセンター経験はあっても、職業訓練指導員などインストラクター経験はありません。
それは聞いていてすぐにわかります。

そして、今ならばどこの職場でも“コンプライアンス”が重要視されています。
 コンプライアンス = 法令等の遵守
ですね。

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中でも特に厳しいのが“情報セキュリティ”ではないでしょうか。
今ではどこのセンターでも“IDカード”を渡され、なければ入室することができません。

ただ、IDカードは派遣先から借りるもので、派遣先でも管理が厳重です。
そのため、派遣後すぐに借りられるものではありません。
カードそのものは皆同じですが、配布する人に合った、権限を書き込む必要があるからです。

役職によって入室できるエリアのレベルが違います。
例えば、SVならコピー室に入れるが、オペレーターは入れない等。

 派遣後しばらくは出勤時に仮のカードを受け取り、退社時に戻す。そのケースが殆どです。
朝会社へ行くと、仮のIDカードを持った管理者が立って待っていてくれます。
ただ、
カードを配る人は早朝から待ち続けているわけではありません。
また、バス通勤をしている私も、バス次第で早い日は始業30分以上前に着いてしまうことがあります。

その日、早く着いてしまった私は開いたままのドアから入り、休憩室でカードを配る人が出てくるのを待つことにしました。
すると、まあ、かなり偉い人なのでしょう。

座っている私に突然、
「〇〇さん、なぜここに入ってこれたんですか?」
と聞きます。
見ると私の前で仁王立ちです。

私は、
「ドアが開いていたので。」
と答えました。

すると、それはいけないという、かなり偉い人。
それではセキュリティ概念に欠けていると言われました。
確かに、初日の研修時、朝カードを持っていないときは内線電話で呼べと聞きました。

ただ、8月に辞めた会社は研修時、同じく仮のIDカードを受け取っていましたが、
研修生がいるときはドアは開いていて、早く着いたときは中の休憩室に入って待っているのが通例でした。

入口に内線電話がある・ないの違いはあるにせよ、私としては同じことをしたのです。
その前に、
そんなにセキュリティに厳しい会社が、毎朝ドアを開けっぱなしにしている方がおかしいと思います。

 そのとき私は、この会社で仕事はできないと思いました。

その前からもあったんです。
「勝手に席を立ち上がるのはやめて下さい。」
「黙ってトイレに行かないで下さい。」
など、まるで子供を叱るように何か言ってくるその、偉い人。

私からすれば、働きづらい環境を作るヤツ。
もちろん、私より10歳は年下でしょう。
言いたいことはわかるけど、私はあなたに管理されたくない。

 私には相棒がいます。
実は同じ日に相棒も辞めました。
聞いて笑ってしまったのですが、その理由は私とほぼ同じでした。

 思うに、その偉い人は自分の力が及ぶ範囲を自分色に染めたいのではないでしょうか。
聞けば、最近その偉い立場に昇格したのだとか。
そういった勘違いをする人は、ときどき見かけます。

そんな環境に私たちは配属され、その“ヤツ”にしてみれば、ちょっと毛色の違う二人が入ってきた。
まず、自分色に染めてみようと試みた。しかし、染まらないならいなくて良いと思ったんでしょう。

いま思うと、勝手に立つなとかトイレとか、セキュリティも我々を狙って難くせを付けていた気がします。

それで会社がうまくいくなら、それで良いでしょう。


















2018年10月04日

バス通勤(その2)〜Fighter〜

 もちろん、バスにも時刻表があります。
世界の中でも日本ほど時刻表、ダイヤに正確な国は少ないでしょう。
中でも新幹線は“分”は当たり前、“秒”単位で正確だと聞きます。

JRも東京や大阪なら秒単位、ここでも分単位で正確ですが、異常気象や事故などで遅延することがあります。
その点、バスは遅延が発生しやすいもの。

札幌、北海道なので冬は必ず雪が積もります。
そうなると時刻表通りにはいかないので、冬期間は一本早いバスに乗るようにします。

冬は仕方がないでしょう。
雪道でさらに凍結している場所もあるでしょうから、車全体がゆっくり動きます。
急発進も急停止もできません。

しかし交通渋滞は日本国中、避けられないと思います。
交通渋滞に一定の法則があるなら良いのですが、そうではありません。

突然、今日のバスは停留所着が5分遅れ、さらに悪循環に陥ることがあります。
悪循環については

2017/09/20「バス遅延の悪循環」に書いています。

先日、帰りのバスを待っていたときのこと。
帰りの時間は前後することが多く、あまり時刻表は気にしていません。

バスに乗り、発車の時間になると運転手からアナウンス。
「××のため、遅延したことをお詫びいたします。」
と。

何分遅れたのかはわかりません。また何が理由なのか聞き取れませんでした。
が、バス会社としては失態なのに違いありません。

また私にとってみれば、単に出発が遅くなったと済ませることもできますが、バス会社としてそうは行きません。次の停留所、停留所で後れを取り戻していく必要があります。
運転手にとっては遅れた時間を取り戻すまで、エンドレスの挽回が続きます。

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まず、ターミナルを出るとき、信号があります。
ターミナルから右折して車道に出る信号です。
ターミナル側が「↑」信号の時間は案外短く、素早く出る必要があるのですが、まず
「↑」が「×」になっても運転手は構わず出ていきました。珍しいことです。

そして車道に出ると、次の停留所まで一直線に4か所の信号機を通過しなければなりません。
まず、ターミナルを右折した直後は4か所すべて青信号です。
しかし、交差点4か所は相当な距離です。

普段、4か所の信号は2か所、うまくいっても1か所は必ず赤信号で停車します。
なのに、このときばかりは違いました。黄色信号などお構いなしに直進です。

最初の停留所は普段から乗車する客が多くいます。
また、停留所は交差点の手前です。
あまりに乗車する客が多いと、せっかくの青信号も赤に変わります。

その苛立ちにも似た運転手の感情が伝わってくるようでした。
これもまた、バス遅延の悪循環に習い、出発の遅れたバスは停留所での乗客も多くなります。
青信号が赤に変わり、青になってからバスは交差点で左折します。

普通なら横断歩道を渡る歩行者優先です。
誰もいないように感じていても、少し経つと歩行者が横断歩道を渡っていくのが通常。
いつもはそれだけ歩行者優先のバスが、このときは違いました。

また、左折するとその先は赤信号であることが多くあると思います。
赤信号でありましたが、すぐ青信号に。

その後も遅れを取り戻すペースは続きます。バスは左側車線を走ります。
右車線を走る車がいつもは速いと思っていますが、そうではありません。

高速道路をゆっくり走っていると高速バスが追い越していくのはたまにあります。
しかし一般道で左から路線バスに追い抜かれることは、そうあることではないと思います。

何と言ってもバスの加速ではありません。
また減速、いえ、敢えてブレーキングといいましょう。
ブレーキングもバスのそれではありませんでした。

昔はわかりませんが、路線バスとはいえ、これだけのポテンシャルを持っていると体感した次第です。

バス通勤を始めてやっと2年半が経ちました。
とはいえ、年に250日通勤するとなれば、単純に往復で500回バスに乗っていることになります。
だとすると、私は約1250回バスに乗ったんです。
もちろん、こんなの初めてでした。

面白かったのは、その急ぎようを乗客も空気で感じていたのでしょう。
あれほど停留所ごとにテキパキと降車している風景を、見たことはありませんでした。














posted by CSおじさん at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 通勤
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