この映画を知ったのは主題歌である“大貫妙子”さんが歌う、同タイトルの曲からでした。
当時、中学時代の友人が時おり、ベストテープのようにカセットテープを編集して送ってくれた頃、耳にした歌だったんです。映画が見たくてビデオレンタル店からVHSテープで借り、見ました。
野村宏伸、河合美智子さん。
高橋悦史、大谷直子、真野あずさ、加賀まりこ、石田純一、江口洋介さんらが出演しています。
ストーリー的には正直、物足りない気もしました。少し現実離れしているように思えるからです。
しかし、原作は小説家で精神科医でもある“寺久保友哉(てらくぼともや)”さん。
もしかしたら私の理解力が不足しているだけかも知れません。
また原作は1978年発表の「翳の女」らしく、こちらの方がストーリーにはふさわしいかも知れません。
ストーリーとしては現実離れと思いますが、精神科医の立場からするとあり得る話なのかも。
劇中では若い男女の繰り広げる、少し不器用とも呼べるような恋愛事情を描写。
初めてみたとき、私も若かったこともあり共感が勝りました。
未だにとても大好きな映画です。
とはいえ、1987年公開の古い映画なので、いつしか記憶の片隅に追いやられていきました。
約10年前、会社であるビルに派遣されたときのこと。
喫煙所から見える公園が、劇中の公園によく似ていることに気付きました。
「もしかしたらここかも知れない。」
それから映画を再び見たくなり、ネットで検索を。
復刻版DVDがあり、入手できるのはこれが最後の機会かも知れないと買いました。
見てみると、その公園は明らかに違うのですが、それから執念のロケ地探しが始まります。
映画の後半で野村宏伸、河合美智子さんはアパートで、つかの間の同棲生活を始めます。
公園はアパートの向かいにあります。
アパート名からネットで探したところ、なんと私の家から車で10分くらいのところにありました。
他にも市内と近いロケ地に足を運びました。
この映画、古い映画であり、決してヒットした映画とは思えません。
しかし、意外にも知る人ぞ知る、有名な映画のようです。
その映画の中で挿入される曲、“久石譲”さんの「The Twilight Shore」。
直訳すると「たそがれ時の海岸」ですね。
これがまた良いんです。
ロケ地巡りなら私にお任せを!(笑)
だいたい、これで私の居住地がどこか、バレてしまうようですね。
2018年02月09日
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コメントありがとうございます。
そうなんですね、
私は映画のストーリーとして第三者的に見るだけでした。
しかしそこまで一致してしまうと感情移入は仕方のないことですね。
彼女が目の前からいなくなる絶望というのは私も過去に一度、経験しています。あのときはどうしようもなくなって、居ても立っても居られないいられない。
せめてもの幸いに松任谷由実さんの“きみなき世界”を聞いて自我を維持することができました。
こういった辛い思い出は後(のち)になっても笑い話では済まされないですよね。
京平様にとって良い一年になることをお祈りします。
また、移転先のブログで記事を更新しています。今夜はこれから、久しぶりに遭遇した“ホワイトアウト”を動画付きで掲載します。よろしければご覧ください。