2019年06月09日
世代
何度も見てきた映画、ドラマ。目線が変化してきました。
私、映画は山田洋次監督作品が好きです。
山田洋次監督作品だから好きというのではなく、好きな映画があとから山田洋次監督だと知るのが殆どで、古くは10歳のとき、記憶に残った映画さえも山田洋次監督作品でした。
・一番好きな映画は?
と聞かれたら「息子」です。1991年の作品。
もちろん山田洋次監督作品で、あらすじをWikipediaから引用します。
- あらすじ -
東京の居酒屋でアルバイトをしている哲夫は、1990年(平成2年)7月(バブル景気時)、母の一周忌で帰った故郷の岩手でその不安定な生活を父の昭男に戒められる。その後、居酒屋のアルバイトを辞めた哲夫は下町の鉄工所にアルバイト(後に契約社員へ登用)で働くようになるが、製品を配達しに行く取引先で征子という美しい女性に好意を持つ。哲夫の想いは募るが、あるとき彼女は聴覚に障害があることを知らされる。当初は動揺する哲夫だったが、それでも征子への愛は変わらなかった。翌年の1月に上京してきた父に、哲夫は征子を紹介する。彼は父に、征子と結婚したいと告げるのだった。
哲夫は永瀬正敏さん、父は三國連太郎さん、征子は和久井映見さんが演じています。
哲夫には兄がおり、兄は一流企業で働いているものの、父にすれば不器用で苦労していると心配の種。
哲夫は仕事も定まらず、父にとってさらに心配の種でした。
哲夫は成績の良かった兄と比較され、厳しい父にいつも反抗しているが実は父親思いの優しい息子。
取引先での征子との出遭いが哲夫を鉄工所で長続きさせることになり、契約社員にまでなりました。
征子との結婚を承諾し、3人で買い物に出かけ、孫の誕生を楽しみに岩手に戻る父。
しかし父の帰った家というのは・・・
決してハッピーエンドという終わり方ではありません。
しかし随所に“人の温かさ”を感じる映画です。
またシリアスな映画でありながら随所に“笑い所”も隠れています。
こういうとき、人の心はこう動くのかと、とても完成度の高い映画でもあります。
(YouTube:YouTube ムービー)
YouTube ムービーでは300円で全篇視聴もできます。
さて、本題です。
昨夜久しぶりにこの映画「息子」を、大半早送りで、見たいところだけきちんと見ました。
いちばん好きな映画なので、もう何度見たかわかりません。
しかし、昨夜見たとき何か今までと違うものを感じました。
それは今まで見てきた目線が哲夫であったのに、昨夜の目線は父になっていたことです。
立場として私は映画の父と近い立場になった。
顧みると私の半生があっという間だったとは感じません。
しかし私なりに歩んできた半生なのだと、そう思える映画鑑賞でした。
映画「息子」が一番好きな映画なこと、すでに書いたように思っていました。
でもその記事が見つかりません。
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