2023年09月07日
「え?また?」
私、記憶力は良いと思うんです。
褒められることもあるし。いつ誰と、どこで何を話したか、だいたい憶えています。
私の転職は、とあるコールセンターの業務が終了し、次に行く派遣先が見つからなかったため、7月から無職となってしまったことが大きな理由です。見つからなかったというのは妥協できる条件のところがなかったため。
遠い駅まで乗り継がなくてはいけないとか、時給が低いとか、きわめて短期契約とかです。
無職だったお陰であり余る時間があったため、もともとやりたい種類の仕事を受けてみたんです。そしたら還暦間近、経験なしの私でも採ってくれるところがあったんですよ。
8月7日に面接を受け、8日に電話で採用と連絡がありました。
初め、21日が初出勤の予定でしたが、会社の都合で25日に延期。さらに同居の妻がコロナウイルスに感染し28日が初出勤になってしまいました。
ただ、まったく経験なしのいいオッサンが1から始める仕事なので、憶えなくてはならないことがたくさんあり、このオッサン、とても難儀しております。
仕事内容は様々です。にんにくやエビのパウダーを袋に入れて梱包する作業や、チラシの枚数を数える作業、封筒を数える作業、、と、ここまで書くと何か簡単すぎる作業だとわかりますか?
そういった軽作業をする人たちの引率が仕事です。ときには作業を手伝うことだってあります。
私がまだ30代の頃、営業をしていました。営業先の先輩は私に
「どこに行っても(同僚や上司に)イヤな奴はいるものだ。」
そう教えてくれました。
いま、私よりも六つ年下の、会社では先輩にいろいろと教えてもらっています。
頭の切れる人で、また仕事に対してとても真面目な方です。でも私より六つ年下だから52歳??
それでも、なかなかのオッサンですね。
そして仕事が真面目な分、年齢差に関係なく私を叱咤することがあります。私を大声で叱ります。
パウダーの梱包作業は、まずビニール製の袋にパウダーを入れる作業から始まります。そのビニール袋は50枚が束になって、紙の帯でくくられています。
昨日、私はその袋が10枚足りなくなったので50枚の束から抜いたんです。
そしたら先輩は今日、40枚しか残っていない帯付きの束を数え、私を叱りました。
「50枚の束から抜くときは、帯を切ってバラすんだと言ったろ!」
って。
いや、聞いてない。
少なくとも、帯を切る、、
「切る」という単語は聞いた憶えがない。
こういうとき、私はまず反論します。
「いや、聞いてませんよ。」
そしたら先輩は
「いや、言ってる。忘れているだけだ。」
と。
そこまで言われたら、新人の私は認めるか、ケンカするしかありません。
私は
「すいません。」
と。私から降りるしかないでしょう。
だけど、、
前にあったんです。
仕事はまず、朝のミーティングから始まります。次に軽作業をする人たちを迎えに車で巡回します。
その車の中で先輩が言ったこと。
「送迎(巡回)中はスマホをマナーモードにし、会社に戻ったらマナーモードを解除する。」
私はこの言葉を忘れないでおこうと思っていました。
しかし今日、会社にいたとき、私のスマホがメールを受信しました。そのとき音がしたんです。
そしたら先輩は、
「会社にいるときはマナーモードにしなさい。」
ほらきた!
で私、今日が9日目の出勤でした。
まだ9日目だと取引先で初対面の人とも挨拶をかわします。
先輩は取引先の人に、私が新人だと紹介しました。
すると取引先の人は
「え?また?」
と。
もう明白ですね。
定着率の悪い会社に採用されちゃったみたい。
その原因は先輩かも知れません。違う人かも知れません。どっちもかも知れません。
はっきりしたのは、それだけ定着率の悪い会社なら先輩だってしょっちゅう、新人の指導に当たるでしょう。なので帯を切るというのだって過去には何人にも話したでのでしょう。
だから、私にだって言ったつもりになっているんですよ。
先輩のMさん、
悪い人じゃないんですけどね。
タグ:コールセンターをやめた
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