2015年01月21日
ドアガラスの異音!動き不良などの場合には?
車のドアガラスを動かした時に、ガガガッとかキーキーなどの異音がする場合には、ドアガラスとガラスのふちのガラスランというゴムとのすべりが悪くなっていると思われます。
また、ドアガラスの動きが遅い・動きが悪いなどの動き不良も、同じようにして起こります。
ドアガラスとそのふちのガラスランとのすべりが悪くなる原因は、ガラスとガラスランの隙間に細かい砂や汚れがたまって、ガラスの動きを悪くしたり、ガラスランのゴムが劣化して硬くなったりして起こります。
また、新品時のガラスランには、表面にシリコンコーティングが施されていて、ガラスのすべりを滑らかにしていますが、そのシリコンコーティングがはがれてしまっていることも考えられます。
ドアガラスの異音などの症状には、段階的に次のようなものがあります。
ガラスの動きの悪くなり始めは、キーキーなどの異音がしてきます。
それから、ガッガッガッという異音とガラスが引っ掛かるような動きになったり、動きが重くゆっくりしか動かなくなったりしてきます。
さらに悪くなると、ガラスを動かしていった時に、ガラスが斜めに傾いて途中で止まってしまったり、斜めに傾いたまま動かなくなってガラスが締められなくなります。
そうならないように、キーキーと異音がしてきたり、ガガガッといってガラスの動きが悪くなってきたら、ガラスランの汚れの清掃と給油をしてあげるといいです。
ガラスを動かした時の軽い異音や、少しの動き不良の場合は、ドアガラスを一番下まで下げて、ガラスラン(ガラスが沿って動く溝のゴム)の溝に中をきれいにするといいです。
やり方としては、ガラスランの溝にマイナスドライバーなどを使って、タオルや布などを押し込むようにして溝にそって動かし、汚れをこすり落とすように、きれいに拭き取ります。
さらに、ガラスラン用のラバーグリスや、フッソオイルのスプレーなどをガラスランの溝内に使うと、ガラスのすべりがよくなって、異音もしなくなり、動きもよくなります。
それでも直らなかったり、改善しないようなら、ガラスラン自体のゴムの劣化が考えられますので、ガラスランの交換が必要と思われます。
もしくは、ドアガラスのモーターやリンクの方に問題がある場合もありますので、整備工場や取扱いのカーディーラーに見てもらうのがいいと思います。
また、ガラスの動きが悪すぎて、引っ掛かるようにガラスが斜めになってしまって動かなくなってしまったような場合は、おそらくドアガラスを動かす、ドアレギュレーターというリンク部分が曲がったり破損していたり、ガラスの取り付け部分が破損していると思われますので、整備工場での交換作業などの整備の必要があります。
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