2014年11月06日
エンジンかからない!イグニッションコイルの不具合!
エンジンがかからなくなって、不具合箇所を点検すると、点火系の高電圧を作り出すイグニッションコイルが壊れていることがあります。
メーカーやエンジンの違いによって様々ですが、こんな感じのものがイグニッションコイルです。
イグニッションコイル=IGコイルと略していうこともありますが、エンジンの点火に必要な強い火花を飛ばすための、高電圧を作り出す大事な部品です。
このイグニッションコイルがダメになると、スパークプラグに火花が飛ばなくなってしまいます。
このイグニッションコイルの不具合症状でも、不具合箇所の特定が分かりにくいものもあって、見た目には火花は一応飛ぶが火花が弱いケースがあり、スパークプラグを使っての火花点検をすると火花は飛ぶにもかかわらず、実際スパークプラグを取り付けてエンジンをかけようとしてもかからないようなことがあります。
これは、スパークプラグは、実際のエンジンの燃焼室内では、ピストンで圧縮された空気と燃料の中で火花を飛ばすのですが、大気圧中に比べ、高圧の混合気の中では火花は飛びにくくなり、それゆえスパークプラグは強い火花を飛ばさないとしっかりと点火には至らない、なので見た目には火花が飛んでいても弱い火花では点火できない・調子が悪い、となる、そんな症状のケースです。
この場合でも、やはり火花を発生させるための高電圧を作り出しているイグニッションコイルの不具合のケースが考えられ、走行距離や年数による部品の劣化・老朽化によってダメになることがあります。
実際にはイグニッションコイル以外の不具合も考えられますので、整備工場などでしっかりした故障診断をしてもらうことが必要です。
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