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posted by fanblog

2014年04月14日

タイヤのナットの締め付け方、締め付け順について。


タイヤのナットを締め付ける際に、締め付け方や締め付け順など、あと、注意すべきポイントについてです。

これは、細かいようですが、タイヤに関する事は車の基本ですが、車の安全性の中でも最重要といっていい大切な部分ですので、あなどってはいけません。


タイヤの締め付け方についてですが、ナットとタイヤホイールの当たる部分は、普通は特に何も考えずに締めこんでいっても、正常に締まる事がほとんどですが、タイヤがずれたり、取り付け面がさびていたりすると、ナットが付くべき所からわずかにずれてしまったり、タイヤが傾いてついてしまったりする事があります。


それに気づかずに走行してしまうと、走っていて車体が揺れてフラフラしたり、振動が起こったり、タイヤが外れてしまう危険性も考えられます。

DSC_0605.JPG

そうならないために、タイヤ取り付けの際には、まず、タイヤ自体とタイヤの取り付け面にサビなどがないか確認して、あれば、サンドペーパーなどで削り落としをするといいと思います。

タイヤが取り付け面にすんなりピタっとはまれば、問題ないと思われます。


それから、ナットの締め付け順も大事なポイントです。

ナットは必ず、対角線の順に締めていきます。

そうすることで、タイヤホイールが取り付け面に対し、均等に平らに密着していきます。

対角線の順というのは、タイヤのボルトが4本なら十字の順に、5本なら星型☆を書く順に、という事です。

タイヤを浮かせているうちに、ある程度は密着するように、対角線の順に、工具をトントンっと叩くようにナットを締めるといいと思います。

そのあと、タイヤを接地してから、しっかり締めていきます。

DSC_0583.JPG

この時、インパクトレンチを使用する方も、当然、対角線に締めますが、インパクトレンチによっては、力が強いものもありますので、強く締め過ぎないように注意して、ナットが奥まで当たったらやめる位にして、最終的な締め付けは、タイヤを接地してから、しっかり手で締めるようにしましょう。

そうしないと、ナットが締め過ぎになったり、均等に締まらないからです。


ナットの締め過ぎは、ボルトが弱って折れる原因になったり、次に緩まなかったりしますし、均等に締まらないと、ナットの緩みや、タイヤホイールのゆがみにつながります。

最終締め付けは、規定トルクで均一に締め付けをするのが望ましいので、それにはトルクレンチを使用するのが一番です。


L字レンチやクロスレンチでも、しっかり締めれば何の問題もありませんが、レンチの上に乗って足で締めるような事はやってはいけません。

かなりの締め過ぎになって、ボルトが折れる事もあるからです。

確実な作業で、安心して車に乗りましょう。








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私は、自動車検査員という国家資格をもって、日々、自動車の整備や検査に携わっています。 自動車検査員というのは、車検などで車が国の定める厳しい検査基準をクリアしているかを判断する役目の人の事です。車の構造はもちろん、法律の知識も熟知していなければなりません。 常に車には厳しい目で接していますが、そうだからこそ、自動車に対する愛情は人一倍持っています!皆さんに少しでも、自動車のいろいろな事を紹介できたらと思います。
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