2014年04月14日
タイヤのナットの締め付け方、締め付け順について。
タイヤのナットを締め付ける際に、締め付け方や締め付け順など、あと、注意すべきポイントについてです。
これは、細かいようですが、タイヤに関する事は車の基本ですが、車の安全性の中でも最重要といっていい大切な部分ですので、あなどってはいけません。
タイヤの締め付け方についてですが、ナットとタイヤホイールの当たる部分は、普通は特に何も考えずに締めこんでいっても、正常に締まる事がほとんどですが、タイヤがずれたり、取り付け面がさびていたりすると、ナットが付くべき所からわずかにずれてしまったり、タイヤが傾いてついてしまったりする事があります。
それに気づかずに走行してしまうと、走っていて車体が揺れてフラフラしたり、振動が起こったり、タイヤが外れてしまう危険性も考えられます。
そうならないために、タイヤ取り付けの際には、まず、タイヤ自体とタイヤの取り付け面にサビなどがないか確認して、あれば、サンドペーパーなどで削り落としをするといいと思います。
タイヤが取り付け面にすんなりピタっとはまれば、問題ないと思われます。
それから、ナットの締め付け順も大事なポイントです。
ナットは必ず、対角線の順に締めていきます。
そうすることで、タイヤホイールが取り付け面に対し、均等に平らに密着していきます。
対角線の順というのは、タイヤのボルトが4本なら十字の順に、5本なら星型☆を書く順に、という事です。
タイヤを浮かせているうちに、ある程度は密着するように、対角線の順に、工具をトントンっと叩くようにナットを締めるといいと思います。
そのあと、タイヤを接地してから、しっかり締めていきます。
この時、インパクトレンチを使用する方も、当然、対角線に締めますが、インパクトレンチによっては、力が強いものもありますので、強く締め過ぎないように注意して、ナットが奥まで当たったらやめる位にして、最終的な締め付けは、タイヤを接地してから、しっかり手で締めるようにしましょう。
そうしないと、ナットが締め過ぎになったり、均等に締まらないからです。
ナットの締め過ぎは、ボルトが弱って折れる原因になったり、次に緩まなかったりしますし、均等に締まらないと、ナットの緩みや、タイヤホイールのゆがみにつながります。
最終締め付けは、規定トルクで均一に締め付けをするのが望ましいので、それにはトルクレンチを使用するのが一番です。
L字レンチやクロスレンチでも、しっかり締めれば何の問題もありませんが、レンチの上に乗って足で締めるような事はやってはいけません。
かなりの締め過ぎになって、ボルトが折れる事もあるからです。
確実な作業で、安心して車に乗りましょう。
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