2015年06月02日
【注意】新手の音声付き詐欺サイト登場!
今、パソコンやスマートフォンの利用者に「ウイルスに感染した」という嘘の警告を日本語音声で流すサイトが複数見つかり、問題になっています。
実は、偽のウイルス対策ソフトを購入させる詐欺は以前からありましたが、これは、音声による親切なサポートを装って、インターネットに不慣れな高齢者らをだます、新手のサイバー攻撃とみられています。具体的被害は確認されていませんが、すでに国内で7千人以上がサイトにアクセスする事態となっているそうです。
このニュースを聞いて分かったんですが、私も、つい2,3日前、この攻撃を経験しました。女性の音声が流れ、ウィルスソフトの購入を促すものでした。
この攻撃は、ソフト会社のトレンドマイクロ(東京)が5月27日に発見したもので、これまでも、嘘の感染警告を文書で表示し偽の対策ソフトを購入させる犯罪はあったが、日本語の音声を使って誘導する攻撃は初めてとみられています。
特殊なウイルスが仕掛けられたホームページが複数あって、閲覧するだけで偽サイトが自動的に表示される仕組みになっているようです。サイトのURLを記したメールが送りつけられるケースもあるようです。釣られて偽サイトにアクセスすると、「ウイルスが見つかりました」という文書などとともに女性らしき日本語の音声が自動的に流れます。クレジットカード情報などが危険にさらされていると警告した上で、ある番号に電話して対策を聞くよう促されます。
中には、パソコンソフトを開発する米メーカーの専門家を名乗る男の写真が掲載されたサイトもあるようです。
対策ソフトの購入や金銭の振り込みを要求されたり、個人情報が盗まれる恐れがあるので、トレンド社は「偽サイトが表示されたら、指示に従わず、必ずウイルス対策ソフトの会社や専門家などに相談してほしい」と注意を呼び掛けています。
こうした、ウイルス感染を警告して偽の対策ソフトを有償でダウンロードさせる手口は、昨年だけで、トレンド社によれば、140件以上も確認されているそうで、さらに今回、日本語音声まで流す偽サイトが見つかり、個人を狙うサイバー攻撃が巧妙化してきている様子が伺えます。
IT業界のセキュリティー関係者は「とくにネット初心者の高齢者らは、文字より音声が流れた方が信用しやすい傾向にあり、注意が必要」と指摘しています。
私も、このメッセージを見た瞬間に怪しいとは思いましたが、音声が流れたこともあり、一瞬信じそうになりました。年配の方などだったら、信じてしまう人もいるかもしれません。人の不安につけ込んだ、本当に卑劣な方法ですね。
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