タイムトラベル

安藤さんの運命やいかに︎

フジテレビ系情報番組「直撃ＬＩＶＥグッディ！」は、夕方の顔だった安藤優子さんを異動させ、鳴り物入りで始まったこの春以来、ひどい時には1%台という低視聴率が続き、打ち切りが囁かれていますが、ここにきて業界内では、一気に評価を上げているようです。その理由は、テレビ局ではタブー視されている、ジャニーズ事務所への抵抗姿勢を打ち出したからだそうです。

具体的には、先月２６日に行われたＳＭＡＰの中居正広さん（４２）が登場したイベントで、ジャニーズ大幹部の“お達し”を無視し、父の死について直撃！したことがあります。それについて、他局からは「またグッディがやらかした」との声がある一方、「よくぞやった」と賛辞も聞かれているということです。

実はこれまで、「グッディ」は何度かトラブルを起こしてきていました。記憶にある方もいるかと思いますが、5月２２日に行われた故萩原流行さん（享年６２）の妻・まゆ美さん（６２）の会見では、取材班が事前の要請に反して生中継を行い、約５分間で強制終了させられる騒動を起こしています。これに関しては、ルールを守って生中継しなかった他局はブチ切れました。

そして、ついに今回、“最大のタブー”と言われるジャニーズ事務所にまでかみついたと、業界は騒然となっているそうです。

先月、２６日、中居正広さんが登場した「コカ・コーラ　ゼロ」フルリニューアル発売記念イベントで事前にＳＭＡＰ育ての親・Ｉ女史から報道陣に『父親が亡くなったことは聞かないで』とレクチャーがあり、当然みんな“スルー”のはずでしたが、『グッディ』のリポーターはそれを完全に無視しましまた。これに対して中居さんが『安藤優子さんに聞けって言われたの？』と絶妙の答えをするなどして、とりあえず、その場は丸く収まりました。

こうしたことが問題になり、テレビ局がジャニーズ事務所に逆らえないのは、ドラマやバラエティー・音楽番組を所属タレントで押さえられているという背景があります。

フジテレビも「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」などがある手前、当然のことだったわけですが、そうしたなかでの中居“直撃”だけにジャニーズはフジに抗議を入れたようだという情報もあります。

この一連のグッディの動きに対してある新聞関係者の「紙媒体も父のことは聞きたかったので、助かった」との声や、「最近は明らかに事務所の力が強くなりすぎて、局は何もできなくなった。『グッディ』にはそんなつまらない事情を無視してどんどんやってほしい。」（他局スタッフ）といった称賛エールまで聞かれたそうです。

まあ、そこまでしなければ、もう後はないという必死な行動のような気もしますが、これで視聴率が上向くんでしょうかね。

あと、良くSMAP関連や、ジャニーズ関連のニュースで出てくるI女史という方ですが、この方は、飯島三智さんというSMAPのチーフマネージャーさんで、元々は単なる事務員さんだったのが、当初なかなか売れなかったSMAPを自分に任せて欲しいと売り出し、現在のスターダムまで押し上げた方ですね。そのため、ジャニーズ内ではもちろん、テレビ業界内でも絶大な影響力を持っているとされています。

飯島さんは、ジャニー喜多川さんの後継者と目されてきましたが、最近は、ライバルのジャニーさんの実姉のメリー喜多川さんの娘、藤島ジュリー景子氏との後継者争いでの劣勢が報じられているので、今回のグッディの動きは、業界内での飯島女史の立場が少し弱くなっていることを示しているのかもしれませんね。

グッディの動きから、そんなジャニーズの裏事情まで考えてしまった、初夏の夜でした。