2015年06月03日
【注意】情報流出問題の年金機構の職員を名乗る不審な電話
日本年金機構の年金加入者情報流出問題で、警視庁によれば、2日、年金機構の職員を名乗る者からの不審な電話が2件あったそうで、問題がさらに大きくなる気配を見せています。いわゆる「なりすまし」の問題です。
警視庁によれば、2日午後2時ごろ、東京都港区の高齢女性宅2軒に、機構職員を名乗る男から電話があり、「家族構成の確認をします」「年代別の調査をしています」などと話したということです。いずれも女性が「本当に年金機構の職員か」などと尋ねると電話を切ったそうです。賢い対応でしたね。
それを受けて、警視庁の犯罪抑止対策本部は2日夕、不審な電話があったとツイッターに投稿しました。さらに日本年金機構の専用電話窓口を紹介したうえで、不審な電話があった場合は「110番通報もお願いします」としています。
実は、流出した個人情報で住所や年齢が分かるので、情報流出後、機構職員などになりすました人物が高齢者らを狙って振り込め詐欺などに悪用する懸念が指摘されていたんですが、その心配が的中しましたね。
また、機構によると、第三者が加入者になりすまして加入者の住所変更を機構に申請できるので、もし仮に住所変更された時には、機構が送付した郵便物が第三者の手に渡り、郵便物記載の情報が盗まれる恐れがあるということです。
このため、日本年金機構は「なりすまし」による被害を防ぐため、情報が流出した加入者の住所変更などの連絡があった場合は、パソコン画面上に警告表示されるようにしました。情報が流出した加入者には文書を郵送して通知する方針で、機構側から加入者に電話して知らせることはないということなので、電話があったら、かなり怪しいということですね。
もちろん、自分の情報が流出していないか、年金機構に電話して、確認するのも重要だと思いますが、現在、電話が殺到していて、つながりにくくなっているようですね。
それにしても、昨日の記事に書いた、音声付き詐欺サイトにしろ、今回の年金機構の事件にしろ、ネット関連のサイバー攻撃が後を絶ちませんね。
年金機構の場合も、ウィルスソフトは最新のものだったにも関わらず、新種のウィルスだったためにスルーしてしまったようですね。怪しいメールは開けないように言われていたのに開けてしまったようです。振り込め詐欺につながったり、二次的な被害があるので、何とか対策をお願いしたいところですね。
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