フィクションなノンフィクション

コロナウイルスの猛威が依然おさまらない日本の様子を、
あたしは移住先から「あーあー……」と思いながら心配している。
なんだGO TO キャンペーンって？
海外からの旅客を受け入れるって？
おいおい、アホなのか？
と、政府とそれに乗っかるアホ国民に呆れた。
そして今、最も最悪な状況に陥っているのが日本の現状−−

あたしの移住先は、コロナ対策が異常に早かったうえに徹底されていたことから、
半年以上国内感染者は皆無とされている。
とは言え、このご時世完全に鎖国などできないので、
未だ徹底して国外からの渡航者は規制しているし、たとえ無感染であっても最低14日は隔離。
もし隔離期間に外出した場合はかなり厳しい処罰が課せられる。
※隔離期間は専門機関からの突然の電話と訪問などで、在宅かどうか確認される

そして未だ公共交通機関や公的機関は検温とマスク着用が義務づけられているし、
タクシーや大型施設でも同様の措置が取られ続けている。
12月からはあらゆる場所でマスク着用が強制的となり、違反者は罰金と乗車・入館拒否される。
それくらいしているから、たぶん今のところ安全な環境が保てているのであろう。

日本のゆるっゆるの有様を見て、この国の有識者たちは滅茶苦茶な方針でしかない！
とバッサリ日本の政策を切り捨てていて、あたしも同感だった。
家族や友達が多くいる日本の危険な状況を見聞きして、うれしいはずがない。
いろんな人から「帰国できないね〜ここにいたほうが安心だから良かったね(笑)」と言われるけど、
自分にとって大切な人がいる国のことを、こうして笑いにされるのはいい気はしない。
でも、帰りたくても、子どもを連れてなんてとても帰国できない国、それが今の日本。

わたし一人ぐらいなら−−が招いた悲劇が、今の状態だということ。
そんな中、買い物の仕方も工夫するなどして、しっかり予防している方だっていらっしゃる。
今まで何不自由なかった事が、突然規制されてしまったら、
当然みんな混乱するし、その反動でイライラなどストレスだって半端ない。
でも、ひとりだけ我慢させられているわけでなくてみんな同じ。
目に見えないウイルスが、どこに漂っていて、どこで付着するかわからない恐怖、
たくさんの有名人が感染しているし、世界でも多くの方が命を落としている。

こんな便利な世の中なんだから、もっと楽しみ方を見つめ直すべき。
自分の身を守ることが、周りの人への配慮になる。
わたし一人くらい、からわたしだけでも！の意識が大切だと思う。
このコロナ渦を通じて考え直してみてほしい。
安全な環境を早く取り戻すためにも、できることから少しずつ！

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