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2019年11月08日

次回の衆院選は何時?年末から再来年まで考えられる様々な可能性




 次回の衆院選は何時? 年末から再来年まで考えられる様々な可能性


             〜選挙ドットコム 11/8(金) 17:31配信〜








 次の衆院選は何時ある?

 前回は2017年10月に行われた衆議院解散総選挙(以下衆院選)。今年7月に行われた参議院議員選挙においては「衆参同時選挙」の噂もありましたが実現はしませんでした。では、次の衆院選は何時行われるのでしょうか。パターンを幾つかに分けて考えてみました。

 2019年内?

 既に今年も残り2ヶ月弱と成りましたが、年内に選挙が行われる可能性は未だ残されて居ます。が、消費税の増税を受けて、その可能性は限り無く低く為ったと云うのが大勢の見方です。
 過去を振り返ってみても、消費税は時の与党に取っては逆風と為って居ます。導入直後の1989年には、直後の参院選で自民党は敗れました。2012年に旧民主党が消費税の10%への引き上げを決定した際には、これも衆院選で大敗し、政権を自民党に明け渡す事に為ったのです。
 又、天皇陛下の即位に際しての様々な催しや、年末はAPEC・アジア太平洋経済協力会議の首脳会議等国際的に重要な会議もある為、その合間に解散総選挙が行われる可能性は限られて居るでしょう。

 年明け〜2020年2月頃?

 では、来年2020年に入ってからではどうでしょうか。7月から9月に懸けては東京オリンピック・パラリンピックと云うビッグイベントがある為、その前後に、夫々少し間を置いて行われる可能性はあります。
 只、年明けに行われる可能性も、又高いとは言えません。政権交代と為った場合、当然オリンピック運営の引き継ぎ等も行わ無ければ為らず、それに支障を来した場合、日本のみで無く国際的なバッシングを受けるリスクもあるからです。

 2020年秋、オリンピックの後?

 オリンピックの終了後、来年の秋〜冬はどうでしょうか。2020年のもう一つのビッグイベントである東京都知事選挙(7月予定)も終わって居る為、この辺りの可能性は高いかも知れません。
 鍵と為るのは消費税で、10%への増税の効果は、好くも悪くも1年が経過したこの辺りで現れて来ます。効果が好ければ選挙でもそれを政権の実績として掲げられますし、効果が悪ければ例えば8%への「減税」を、選挙のカードとして活用する事も出来ます。
 
 2021年の通常国会冒頭?

 来年秋と並んで可能性が高いのは、2021年の通常国会の冒頭です。2021年は自民党にトッテモ大きな転機と為る年で、自民党の総裁選が9月に控えて居ます。
 自民党の規則では4選は禁じられて居る為、安倍現総裁の任期も最長で2021年の9月迄と為ります。そして10月には衆議院議員も前回の選挙から4年が経ち任期満了と為る為、それ迄に動きを見せると云う意味では、2021年の冒頭に総選挙を行う事は十分に考えられます。.

 任期満了で衆院選が行われたのは1度だけ

 勿論、何時解散総選挙を行うかは安倍首相の心一つに掛かって居ます。予想した時より遅いかも知れませんし早いかも知れません。
 因みに現行の憲法下において、衆議院議員の任期満了まで解散が為され無かったのは、1976年の三木武夫内閣の一度しかありません。そうした過去から考えても、衆議院の任期途中での解散選挙が行われる可能性は、極めて高いと言えるでしょう。


              若林良     以上






 【関連報道】内閣支持率はヤヤ減少 政党支持率は変化無し 10月の世論調査まとめ

        〜選挙ドットコム編集部 2019/11/7〜

 10月中に行われ、有効回答数や回答を公開して居る報道機関9社の世論調査の結果をマトメ比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なる為、飽く迄も参考値としてご覧ください。

 ※共同通信は10月に2回調査を行って居ますが、今回は10月5〜6日に行われた調査を対象として居ます。又、日本経済新聞は内閣支持率のみが調査の対象と為っており、政党支持率に関する調査はありません。

 ANN(テレビ朝日)を初め、内閣支持率はヤヤ減少傾向

11-8-12.jpg

 内閣支持率は、全体としては前回と比べ、ヤヤ微減と云う形に為りました。個々の調査を見てみると、読売新聞・日本テレビの調査は前回9月13〜15日より2ポイント増の55.0%、時事通信の調査は前回9月6〜9日より1.1ポイント増の44.2%と上昇を見せたものの、それ以外の調査では減少を見せています。
 特に減少が著しかったのはANN(テレビ朝日)の調査で、前回9月14〜15日より6.6ポイント減の45.4%と為りました。

 一方、内閣不支持率に目を向けると、前回よりやや微増と云う形に為って居ます。特に不支持率の上昇が顕著だったのは共同通信の調査で、前回9月11〜12日より8.5ポイント上昇の34.2%と為って居ます。又、ANN(テレビ朝日)での調査も5.7ポイント上昇の33.6%と、その振れ幅は決して小さくありません。

 自民党、立憲民主党共に大きな変動無し

 11-8-13.jpg

 政党支持率 与党である自民党の支持率は、前回と比べて全体的に大きな変動は見られません。個々の調査に目を向けると、最も支持率が上昇したのは読売新聞・日本テレビの調査で、前回より4ポイント上昇の42.0%に為りました。又、最も支持率が減少したのは共同通信の調査で、前回より5.6ポイント減少の42.1%と為って居ます。 野党第一党である立憲民主党も前回とホボ変わら無い結果と為って居ます。
 個々の調査においては、最も支持率が上昇したのは毎日新聞の調査で、前回9月14-15日より2ポイント上昇の10.0%に為りました。最も支持率が減少したのは共同通信の調査で、前回より2ポイント減少の8.0%に為って居ます。

 10月末は菅原一秀経済産業大臣、河井克行法務大臣と閣僚の辞任が相次ぎましたが、10月の世論調査はそれ以前に行われたものが多い為、11月はより大きな動きがある事が見込まれます。引き続き注目です。


<参考>

JNN(TBSテレビ) 世論調査(10月5〜6日実施、回答数1093)
共同通信 世論調査(10月5〜6日実施、回答数1026)
時事通信 世論調査(10月11〜14日実施、回答数1244)
読売新聞・日本テレビ 世論調査(10月18〜20日実施、回答数1046)
朝日新聞 世論調査(10月19〜20日実施、回答数2029)
ANN(テレビ朝日)世論調査(10月19〜20日実施、回答数1058)
産経新聞・フジテレビ 世論調査(10月19〜20日実施、回答数1000)
日本経済新聞・テレビ東京 世論調査(10月25〜27日実施、回答数1029)
毎日新聞 世論調査(10月26〜27日実施、回答数1013)
(データ分析・執筆協力:若林良)







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落胆の三木谷氏 ゴリ押し英語民間試験「身の丈」発言への恨み節


 

 メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』


 落胆の三木谷氏 ゴリ押し英語民間試験「身の丈」発言への恨み節


            〜まぐまぐニュース! 11/8(金) 5:00配信〜






 〜萩生田文科相の所謂「身の丈」発言もその一因と為り「2020年度からの実施」より一転、導入見送りと為った大学入試への英語民間試験の活用。ソモソモ何故、そして誰が、公平性の担保が困難な新制度を押し通そうとしたのでしょうか。
 今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新恭さんが、民間試験導入決定に三木谷楽天社長が果たした役割を記すと共に、今回の「混迷」を持たらした元凶を暴いて居ます〜



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                 三木谷浩史・楽天社長

 旗振り役の三木谷楽天社長 落胆したであろう民間英語入試見送り

 三木谷浩史・楽天社長はドンな気分だろうか・・・マサかアノ安倍首相が、その忠臣の萩生田光一・文部科学大臣が、カクも容易(たやす)く大学入試の英語試験改革から退却するとは思わ無かったに違い無い。ここ迄、三木谷氏に取っては長い道則(みちのり)だった。
 大学入試にTOEFL・GTEC等いかがなものかと、専門家から強い疑問が呈される中、三木谷氏は官邸の産業競争力会議・文科省の有識者会議をリードし文科省を動かした。何事も無ければ、2020年度から大学入学共通テストに民間の英語試験を活用する新制度がスタートする筈だった。

            11-8-10.jpg

 そんな折り、予期せぬ事が起きた。萩生田文科相が何の拍子か、テレビ番組で本音を漏らしてしまったのだ。10月24日夜放送のBSフジ「プライムニュース」での事だ。
 キャスターの反町理氏がTOEFL等民間試験を使う事に関し「お金や、地理的な条件等で恵まれて居る人は何回も受けて練習出来る。その不公平・公平性ってどうナンでしょう」と云う趣旨の質問をすると、萩生田氏はこう答えた。

 「それ言ったら『アイツ予備校通って居てズルいよな』と言うのと同じだと思うんですよネ。裕福な家庭の子が、回数受けてウォーミングアップが出来るみたいな事が有るかも知れ無いけれど、そこは、自分の身の丈に合わせて、2回をキチンと選んで勝負して頑張って貰えば」

 世に云う「身の丈」発言である。新自由主義的経済政策は、多かれ少なかれ「分相応」を低所得層に強いて来た。しかし、公平を実現すべき入試で、その責任者である大臣に「身の丈」に合わせれば好いのだと、知らんプリを決め込まれたく無い。公平、平等な入試を実現する為に存在するのが文科相ではないか。その様な反発の声がネット上や巷に溢れた。

 この発言を切っ掛けに、英語民間試験導入の問題点や不備がクローズアップされた。難易度の異なる民間試験のスコアをどうして1つの物差しで測れるのかと、合否判定に使う事を見送る国立大学もあった。受験料や試験会場等に付いて、国から様々な注文が出され、事業者側の混乱が続いた。
 受験生からも「試験会場が少ない地方は不利だ」「検定料が高過ぎる」等不満の声が挙がった。利益を確保し無ければ為ら無い民間団体のコスト計算と、受験の公平性が相容れ無いと云う、当たり前の矛盾が露呈した形だった。





 全国の高校の校長で作る団体は今年9月、文部科学省に、英語民間試験の延期・見直しをする様申し入れをして居たが、萩生田大臣は「万全の体制を整える」と、予定通り実施する構えを崩さ無かった。
 しかし「身の丈」発言で自らの身が危うく為ると、萩生田大臣の脳回路は、批判の矢が飛んで来無い様にする事を優先する方向に働き始めた。

 安倍首相とは携帯電話ひとつで連絡が取り合える仲である。二人が話して結論を出したのは間違い無い。民間試験を受ける為の共通IDの申請が、全国一斉に始まる予定だった11月1日当日の定例記者会見で、萩生田大臣は「来年度からの導入を見送り、延期する決断をした」と発表した。
 安倍首相の教育改革の目玉の一つと見て、文科省の官僚も十分に忖度し強力に推し進めて来た新制度である。萩生田大臣の失言で、意図も簡単に見送られる程の熱意しか安倍官邸には無かったのか。ハシゴを外されたのは文科省官僚だけでは無かった。最も驚いたのは楽天の三木谷氏では無いだろうか。

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            明海大学外国語学部教授・大津由紀雄氏 

 どれだけ三木谷氏が、英語入試の改革に熱心だったかは、文科省の「英語教育の在り方に関する有識者会議」における発言を議事録で辿る事に依って確認出来る。この有識者会議では民間試験導入に可なり慎重な意見もあった。例えば明海大学外国語学部教授・大津由紀雄氏のこの発言。

 「TOEIC・TOEFLのスコアが高い、700・800・900点と云う様な辺りを取って居ても、英語が使える人と云うのが非常に少ない。それだけでは無くて、日本語がキチンと使える人が非常に少ない。例えば、私が日常的に接して居る大学生だ何て云うのも、とても惨めな状況に為って居る。
 母語と云う礎無しの外国語の運用能力と云うのは、好くて只ペラペラ喋る事が出来ると云う、ハリボテ英語力と云うものに過ぎ無い」


 楽天社内の英語常用を進める為「TOEFL」の効用を信仰して止ま無い三木谷氏に対する当て着けの様な意見であるが、同様の考えを抱く学者は数多い。日本語も真面に書け無い学生が本当にグローバル人材と言えるかどうか。「ハリボテ英語力」とは好く言ったものである。

 英語学習に「読み、書き、話し、聞く」の四つの技能が必要な事は誰でも判るし、日本の教育が読解にばかり偏って来たのではないかと云う指摘も判る。
 これを何とかしようと1989年、文部省(当時)はコミュニケーション重視の英語学習指導要領を作り、英会話に力を入れて来た筈なのに一向に状況は改善され無い。その原因が判ら無いまま、民間英語試験に頼ろうとする姿勢への疑念でもあろう。

 この有識者会議では目指す議論がスピーディーに進ま無いと見て取った三木谷氏は、2014年3月19日付けで同会議の吉田研作座長宛てに下記の様な意見書を提出した。

 有識者会議の下に「入試改革に関する小委員会」を設置する本小委員会 では、以下の内容に付いて検討を行う
 ・高校入学試験における本趣旨に沿う外部試験の活用の方策
 ・大学入学試験におけるTOEFLの導入に向けた具体的な方策有識者会議は、本小委員会の結論を尊重し、有識者会議の議論の取り纏めに反映させる

 民間試験の導入を前提とした小委員会を作り、その結論を有識者会議は尊重せよと云う訳だ。三木谷氏は官邸に設けられて居る産業競争力会議のメンバーでもあり、ビジネスに役立つ英語力アップをと云う同会議の議論の流れを引っ提げて文科省を動かそうとしたのである。
 出来レースだったのだろうか、三木谷氏の意見は直ぐに採用され、7月に小委員会が開かれて、英語民間試験導入へと大きく前進した。その後の有識者会議では、三木谷氏と大津教授の意見が激しく対立する場面があった。

 2014年9月4日に開かれた8回目の会議での事だ。取りマトメの為に配布された資料に「CEFR」の文字が散見される事に大津教授が疑問を呈した。「CEFR」は語学の熟達度を測る国際的な基準で、下はA1から上はC2迄6段階のレベルが判定される。
 「TOEFL iBT」「GTEC」「英検」等異なる7種類(6団体)の英語民間試験で出るバラバラの点数を一つの評価基準にマトメル為、文科省は昨年3月、各試験の点数を「CEFR」のどのレベルに当て嵌めるかの対照表を作り、民間試験導入に備えて居た。2014年の時点でも「CEFR」を使う考えだったのだろう。

 しかし、ソモソモ、比較出来無い別のテストの結果を比べ、一つの評価基準に当て嵌めると云うのはどだい無理な遣り方である。大津教授はこう述べた。

 「項目横断的に見え隠れするCEFRを日本の英語教育と云う文脈に置いた時、それがどう云う位置付けを与えられるのかに付いて、有識者会議で体系的に論じられた事が無く、これ迄の議論に於けるとても重要な欠落だと思う」

 議論も無く、英語民間試験導入を前提とした「CEFR」と云う文言が出て来る事に違和感を抱いたのであろう。これに対して、反論したのが三木谷氏だった。

 三木谷氏 「産業競争力会議の中でも、入試改革をしましょうと云う事がハッキリと唄われて居る」「議論は小委員会でして来た。小委員会はこの委員会の部会で、そこに委嘱されて議論して居るので、当然、この委員会で議論したものであると私は認識して居る」
 大津教授 「小委員会でこう云う議論が在ったとの報告は在ったけれど、それに付いて有識者会議がどう対応するかと云う議論は無かった」
 三木谷氏 「それは可笑しいでしょう。有識者会議でその小委員会を遣る事に対して反対し無かった時点で、その小委員会に任せて居たと云う事に為る」
 大津教授 「小委員会で決まった事は、そのママ有識者会議で議論する間でも無く受け入れられるべきものだと云う認識は、私には全くありません」

 可なり激しい遣り取りだったが、座長が三木谷氏の意見を重視した為、英語民間試験の導入を前提とした協議会の設置へと話は進んだ。後日、発足した協議会のメンバーが英語試験業者だらけだったのは言う間でも無い。勿論、英語など学習コンテンツの供給に熱心な楽天の三木谷氏やドリコムの内藤裕紀社長らも加わった。
 英語の入試利権は、IT企業も巻き込んで大きく広がる処だった。実用的な大学の在り方を好む安倍首相も、三木谷氏の動きを応援して居た筈だったのだが、最も信頼する側近、萩生田大臣が「このママ強行したら問題が拡大する」と泣き着いて来た為、退却に同意したと見られる。





 着々と新入試制度に対応する為のテクニック習得や勉強を重ねて来た受験生や、高校の関係者には気の毒だが、新制度の好い加減さが浮き彫りに為ったのは、お粗末な大臣による「身の丈」発言のお蔭と言える。
 「延期」か「見送り」か、それとも「見直し」いや「白紙」かと、色々な言葉を用い、萩生田大臣の決断の意味が各メディアで語られる。恐らく萩生田大臣の頭には何も無いのだろう。勿論官邸にも。何故なら、有識者会議の議事録に漲る三木谷氏の熱量が、彼等には無いからだ。

 民間の英語試験を大学入試に導入する事そのものの是非はこの際論じ無いで置こう。間違い無いのは、産業競争力・教育再生・入試改革・英語力強化と云う言葉が先走るばかりで、制度設計が追い着か無かった事。不平等や混乱を十分予測出来たにも関わらず、不備は後々の修正に任せる事にして、政府が新たな英語入試制を闇雲に強行しようとして居た事である。

 今更「自信を持って受験生にお勧め出来るシステムには為って居ない」(萩生田大臣)とは好く言えたものだ。そんな好い加減な入試を「身の丈に合わせて」と、強行しようとして居たのは誰なのか。
 混迷の元凶は、安倍政権の姿勢にある。大企業や富裕層の利益を優先するアベノミクスで、社会に大きな格差を生み出して置きながら、低所得層への目配りは後回しだ。「身の丈」論は萩生田大臣と共に安倍首相の本音でもあるのではないか。


 image by  文部科学省  MEXT Home  Facebook MAG2 NEWS 11/8(金) 5:00配信

                 以上


 【管理人のひとこと】

 マタマタ安倍組の早トチリな、金儲け速成政策だ。この仲間のお蔭で、数々の構造改革・規制開放の文字で飾られた無意味で身勝手な悪法が生まれ、全てが多くの人の顰蹙を買ったものだ。中には正規な法律や制度として採決されたものや、今回の様に悪事がバレて有耶無耶に為ったりする。
 モリカケのモリは潰されたが、カケは堂々と世の中に披露された・・・半分以上は日の目は見たのだろうが。何かの現象を思い付くと直ぐに何かの金儲けを思い着く・・・獣医師が不足して居るのでは無いかと為ると「親友が以前から四国に獣医学部を作りたいと言って居た・・・」文科省の規制を取っ払って「彼に作らせよう」と為り、官僚を動員し色々な諮問委員会を複数作り「審議会の許可を得たから作りなさい」と為る。
 今回は「日本の英語教育は読み書きに偏向して居る、殆どが満足に英会話が出来無い・・・」「入試試験に会話が無いから勉強しない」「会話の入った試験は?」「民間で遣って居る」「それでは民間に任せよう」「採点の公平は」「民間から入札で応募させよう」「早く法制化しよう問題が出たら都度考えたら好い。これで大きな商権が出来ます・・・」
 全てがこれだ・・・この安倍方式で、外国人の問題や水道・種子・・・数え切れぬ程の悪法が堂々と審議を通り日の目を見た。本日の参院特別委員会での安倍氏の答弁も他人事の様な素っ気無いものだったし、萩生田氏の発言はシドロモドロを超えた大嘘の発言だとは、もトウに見透かされて居た。安倍氏の賞味期限は既に過ぎてしまった。彼は不毛な政治を何時まで続けるのだろう。






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カリスマ経営者の多くが性格破綻者である理由




 カリスマ経営者の多くが性格破綻者である理由


          〜プレジデントオンライン 11/8(金) 9:15配信〜





  〜「成功するチーム」を導き飛躍させ、歴史に残るイノベーション迄導いたリーダーとはどの様な人物なのか。ジャーナリストのウォルター・アイザックソン「デジタル革命史を紐解くと良い人柄+優れた能力=良いリーダーと云うのはウソだと判る」と云う。本稿は、ウォルター・アイザックソン『イノベーターズI』(講談社)の一部を、講談社企画部が再構成したものです〜


        11-8-4.jpg

 アップルは「独創的な天才」と「実践的エンジニア」のチームだった

 スティーブ・ジョブズの様な、独創的な天才型のリーダーは画期的なアイデアを生み出す。彼等とガッチリ組んだスティーブ・ウォズニアックの様な実践的エンジニアが、概念を機械仕掛けに変えて行く。更に技術者とアントレプレナー(起業家)がチームと為って発明を実際の製品に変えるのである。
 では、そんな「成功するチーム」を導き飛躍させ、歴史に残るイノベーション迄導いたリーダーとは、どの様な人物なのだろう?そんなデジタル革命史を紐解いてみよう。

 デジタル時代、詰まり電子機器が私達の生活の至る所に埋め込まれる時代が真の意味で誕生したのは、1947年12月16日。この日、ベル研究所の二人の科学者が、数枚の金箔・半導体素材のチップ・折り曲げたクリップから、小さい装置を拵える事に成功する。この装置「トランジスタ」こそ、蒸気機関が産業革命で果たしたのと同じ様な役割を、デジタル時代で果たす事に為る。

         11-8-5.jpg ウイリアム・ショックレー

 トランジスタを発明した「堕ちたリーダー」

 現在もiPhoneから乗用車迄あらゆるものに用いられて居る「トランジスタ」は、20世紀最大の発明と言って好い。トランジスタの発明によってノーベル賞を受賞したのは、ウォルター・ブラッテン、ジョン・バーディーン、ウイリアム・ショックレーの3名だ。
 このチームのリーダーだったショックレーは、歴史に名を残しながらも「堕ちたリーダー」と評された人物でもある。

 カリフォルニア州パロアルトで育ったショックレーの才能は卓越して居た。中等学校を飛び級してカリフォルニア工科大学で学位を得て居るし、後にはMITで固体物理学の博士号を取得して居る。彼は鋭敏で独創的、そして野心的。手品を遣って見せたり、悪戯を仕掛けたりするのを好む一面もあったが、大らかとか気さくと云った言葉とは無縁だった。





 実験者と理論家を加えてチームを組む
 
 1936年、MITを卒業したショックレーは、ベル研究所のマービン・ケリーの訪問を受け、その場でウチに来いと誘われる。当時のベル研究所と言えば、あらゆる知性が集結し才能が自由に行きかうイノベーションの源の様な場所だ。
 「安定性が高く、丈夫で安価な素子で真空管を置き換える方法の探索」これがケリーからショックレーに与えられた仕事だった。

 「管の中でフィラメントを光らせる代わりに、シリコンの様な個体素材を使えば解決策が見付かる」3年後に解決策を出したショックレーには、量子論を視覚化する能力があった。だが、彼の芸術家の様な直観を現実の発明に変えるには、ジョブズに取ってのウォズニアックの様に、巧みな実験者が必要だった。そこでチームに加わったのが、口は悪いが陽気な西部人ウォルター・ブラッテン。彼は酸化銅等の半導体化合物で独創的な装置を作るのが得意だった。

 又、理論系の中心はショックレーだったが、彼にはチームの監督と云う任務もあっ為、理論家をもう一人呼び寄せる事に為った。選ばれたのは、もの静かな量子論の専門家ジョン・バーディーン
 プリンストン大学で博士号を取得し、大戦中は海軍兵器研究所で魚雷設計に付いてアインシュタインと議論したと云う天才だ。同僚によれば「実験家と理論家のドチラとも難無く協力する真の才能を持ち合わせて居た」と云う。

          11-8-6.jpg ジョン・バーディーン

 同じ部屋で膝を交えて何時間もブレスト

 初めの内、バーディーンには専用のオフィスが無く、ブラッテンの研究室に間借りする格好に為って居た。これは賢明な選択だった。理論家と実験家が同じ部屋に居れば、膝を交えて何時間でもブレインストーミングを続けられる訳だ。
 話し好きなブラッテンと違ってバーディーンは口数が少なく「つぶやきジョン」と呼ばれる程だった。ボソボソとした彼の話を聞く為には身を乗り出さねば為ら無かったが、耳を傾けるだけの価値がある事は知られて居た。

 実験台の前に並んで座り、バーディーンが穏やかにアイデアを出すと、ブラッテンが夢中に為ってそれを試す。実験が終わると、バーディーンはブラッテンのノートに記録を執る。感謝祭の休暇が過ぎた事にも気付か無いまま、二人は色々なパターンを試みた。シリコンの代わりにゲルマニウム、蠟では無くラッカー、接点には金と言った具合に。
 1947年12月16日の火曜日、素晴らしい事が起こった。遂に実験が上手く行ったのだ。点接触型トランジスタの誕生である。

 その晩の帰り道、多弁なブラッテンは相乗りの車中でこう言った。「人生で最重要の実験だった」その上で、他言し無い様同乗して居た同僚に告げて居る。バーディーンは、何時もの様に余り口を開か無かった。だが、帰宅後の言動は何時もと違って居た。妻が台所で人参を剥(む)いて居る時、穏やかにこう呟いたのだ。「今日、大変な発見をしたよ」





 理論家と実践家の協働がイノベーションと為る

 20世紀最大級の発明であるトランジスタは、理論家と実験家が一緒に取り組む共生的な関係の中で、理論と結果をその場でブツケ合うパートナーシップから生まれた。
 舞台と為ったベル研究所は、70年も前から今日のシリコンバレーと同様の職場環境を実現して居た。長い廊下を歩いて行けば、ゲルマニウム中の不純物を操れる専門家や、表面準位を量子力学的に説明しても通じる人々に出会う事が出来る。或は、最新技術を知り尽くしたエンジニアとカフェテリアで談義出来る。そんな「チームが自然発生する環境」がそこには在った。

 ショックレーは部下の発明に激しく葛藤して居た

 点接触型トランジスタ誕生の一報を聞いたショックレーは狼狽(うろた)えて居た。チームの成功に誇りを感じて好い筈なのに、部下への激しく暗い競争心の方が大きく為って居たのだ。後年、彼自身もこう認めている。

 「感情に、可なりの葛藤があった。チームの成功を喜ぶ高揚感は、その発明に自分が加わって居なかった事で損なわれた。私自身、8年も前から努力して来たと云うのに、発明に余り貢献出来無かったからだ。そこにフラストレーションを感じて居た」
 
 ショックレーは、今回の点接触型トランジスタの発明に付いて他の二人と同等の功績があると主張する為、また、もっと高性能な素子を独自に作り出す為、執り付かれた様に実験を始めた。ホボ1カ月「接合型トランジスタ」のアイデアを隠し続けた。「トランジスタで自分だけの重要な発明をしたいと云う競争心があった」
だが、バーディーンを初めチームの研究者達も同様の研究をスタートして居た。

 その内の一人が土台と為る研究に付いて発表した時、ショックレーは立ち上がってその発表を引き取り、突然、水面下で進目て居た自分の研究を明らかにした。「今度ばかりは、後れを取る訳に行か無かった」
 バーディーンとブラッテンは呆気に取られた。ショックレーが新しいアイデアを隠して居た事、ベル研究所の文化でもあった「共有の原則」と云う文化に反して居た事に困惑したのだ。

 ショックレーはチームのリーダーとしては不適任者だった

 成功したチームは、情熱的であればある程、ヤガテ分裂してしまう事が多い。そう云うチームを一つにまとめて置くには、特殊なタイプのリーダーが必要だ。

 〇 人を刺激するが、指導力もある
 〇 競争心を持って居るが、協力も惜しま無い
 〇 上下関係を超えた団結心を育てる力がある

 
 ショックレーは、こうしたリーダーとは言い難かった。部下や同僚に対して競争心を露わにし、秘密主義に為ったりするタイプなのだ。上下関係を超えた団結心を育てると云う点でも、ショックレーは失格だった。専制的で、部下の独創的なアイデアを押さえ着けては意欲を削ぐことも少無く無かった。
 ブラッテンとバーディーンが大成功を収めたのは、ショックレーが幾つか案を出すだけで、こと細かに管理したり監督し無かった頃の事だ。その後、ショックレーはドンドン威圧的に為って行った。バーディーンとブラッテンばかりか経営陣とも衝突したショックレーは、ベル研究所を退職。自分の会社を興すべく、様々な資本家、経営者、研究者を訪ねる。「結局の処、私程賢く情熱的で、人を理解して居る者は、訪問した中にも殆ど居ないんだ」





 部下の忠誠心を駆り立てられる人こそがカリスマ

 リーダーの中には、強情で要求が厳しいにも関わらず、忠誠心を駆り立てるタイプも居る。そうしたリーダーは大胆な考え方を称賛し、その姿勢がカリスマ性を生む。例えばスティーブ・ジョブズは、テレビ広告の形を取った自身のマニフェストをこう始めた。「クレージーな人達に乾杯。食み出し者・逆らう者・厄介者・変わり者・物事が世間と違って見える者」  
 アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスも、同じ様に人を駆りたてる力を持って居る。肝心なのは、意欲を煽って使命感を共有し、届か無いだろうと思われて居る目標まで人を引っ張って行く事だ。

 ショックレーにはその資質が無かった。身に纏ったオーラのお蔭で優秀な人材を集める迄は出来たが、管理能力が無く、一緒に働き始めた途端、反感を抱かれてしまうのだ。ブラッテンとバーディーンが過つて抱いた様に。
 彼は「ショックレー半導体研究所」を興し、ホボ全員が30歳以下と云う若く優秀な人材を全国から集めた。人望が無いので過つての部下は誰も付いて来なかったが、名声があったので、片っ端からリクルートする事に成功したのだ。

 新会社でのショックレーは、研究者達が米国物理学会に提出する論文を書いた時も、特許を出願する時も、自分の名を共同執筆者として掲載する様に求めた。にも関わらず「どんな装置にも真の発明者は只一人しか居ない」と、矛盾としか思え無い事を主張した。
 更に、オーナーでもあるアーノルド・ベックマンとも対立した。コスト削減のミーティングにベックマンが駆け付けた時、ショックレーは幹部陣の前でこう言い放ったのだ。「アーノルド、我々の遣り方が気に入ら無いんだったら、グループ毎他の会社に移ったって好いんだぞ」だが、ショックレーより先に去って行ったのは彼の部下達だった。

            11-8-7.jpg ゴードン・ムーア

 「良い人柄+優れた能力=良いリーダー」と云うウソ

 1950年代のアメリカにおいて、安定した会社を飛び出してライバル会社を起業すると云う事は余り無く、相当な覚悟が必要だった。若い社員ばかりなだけに「ノーベル賞受賞者にしてカリスマであるリーダーに逆らうのは恐れ多い」と云う声もあった。
 だが、控え目で温和な言動の裏に精緻な頭脳を隠し持った化学者、ゴードン・ムーアは、反乱軍を集める決意をする。そして集まった8人の反逆者はショックレー研究所を去り、フェアチャイルドセミコンダクター社を起業する。

 8人の反逆者の中心と為ったゴードン・ムーアとロバート・ノイスは、成功を経てフェアチャイルドセミコンダクター社を去り、自分達の会社を作ろうと再び起業・・・後のインテルである。
 だが、経営者と為ったこの二人は、優秀な好人物にも関わらず、理想的なリーダーとは言え無かった。ノイスはMITで博士号を取った半導体技術者。学園のヒーローがそのママ成長した様な好人物で、人に刺激を与えるカリスマ性があったが、親切で協調性が高い分、強い指示が出来無かった。ムーアも似た様なもので、権威を振り翳そうとも人の上に立とうとも思わ無かった。

 〇 上下関係や階級を嫌う
 〇 人に嫌われたく無いと云う気持ちが強い
 〇 怒ら無い、怒れ無い
 〇 部下を指導しても、急き立て無い
 〇 意見の不一致があっても、対立を避ける


 これでは理想のリーダーには為れ無い。

         11-8-8.jpg アンディ・グローブ

 インテル流「外向きの人・内向きの人・実行する人」

 理想のリーダー不在のインテルに登場するのが、アンディ・グローブだ。グローブはハンガリー・ブダペスト生まれのユダヤ人で、第二次大戦後に亡命。渡米後に独学で英語を身に着け、ニューヨーク市立大学シティーカレッジを経てバークレーで化学工学博士と為った苦労人だ。
 新卒としてフェアチャイルドに入ったが、ムーアを慕って退職。押し掛けに近い形でインテルに参加した。ヤガテ彼は実務的な経営者として、会社を動かして行く事に為る。

 インテルの起業を実現させた元祖ベンチャーキャピタリスト、アーサー・ロックによると、ノイスは「人を感化する力と創業期に会社を売り込む方法を知るビジョナリー」だ。
 そしてムーアは新しいテクノロジーが次々と押し寄せる中で、インテルをパイオニアに仕立てられる人物。ロック曰く「彼は聡明な科学者で、テクノロジーを推し進める術を知って居た」最後に沢山の企業が競合する様に為った時「ビジネスとして会社を確り引っ張って行く現実的な経営者」が必要と為り、それがグローブと云う訳だ。





 「外向きの人・内向きの人・実行する人」

 グローブは、ピーター・ドラッカーの「現代の経営」(ダイヤモンド社)を読み、これを自分達に当て嵌めた。詰まり、3人で理想のリーダーを実現したのだ。

 チームを飛躍させるリーダーは「ひとり」とは限ら無い

 一人の強力なリーダーと云う形で無ければ、効果的な経営が出来無い訳では無い。異なる才能が正しい組み合わせでトップに立っても好い。合金の様に、元素を上手く組み合わせれば強力に為るのだ。リーダーも又、チームワークである。インテルの文化はヤガテ、シリコンバレー一帯に広がって行く。自分一人で完璧なリーダーに為る必要は無い。異なる才能の組み合わせが、成功の鍵なのだ。


           11-8-3.jpg

 ウォルター・アイザックソン  ジャーナリスト 1952年生まれ ハーバード大学で歴史と文学の学位を取得後オックスフォード大学に進んで哲学 政治学 経済学の修士号を取得 英国『サンデー・タイムズ』紙 米国『TIME』誌編集長を経て 2001年にCNNのCEOに就任
 ジャーナリストであると共に伝記作家でもある 2003年よりアスペン研究所特別研究員 テュレーン大学歴史学教授
       

    ジャーナリスト  ウォルター・アイザックソン    以上









【決算報告19秋】 ソフトバンクGが過去最悪7000億円の四半期赤字 「泥沼化」懸念も




 【決算報告19秋】 ソフトバンクGが過去最悪7000億円の四半期赤字 「泥沼化」懸念も


          〜ダイヤモンド・オンライン 11/7(木) 18:40配信〜





 〜米シェア・オフィス「ウィーワーク」を運営するウィーカンパニーの巨額投資で、同社史上最大の四半期赤字を計上したソフトバンクグループ。救済投資はこれを最後に出来るのか ダイヤモンド編集部 村井令二〜


 過去最大7000億円の四半期赤字に 「投資判断が拙かった」

 「決算はボロボロ マサに台風・大嵐の状況だ」  

 ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義社長が登壇した2020年3月期中間決算の記者会見は「反省」の弁から始まった。4〜9期決算は、10兆円の投資枠を持つ「ソフトバンク・ビジョン・ファンドSVF」の損失が響き、営業損益は156億円の赤字だった。前年同期は営業利益1兆4207億円で、その差額は1兆4000億円を超えた。同社が主力とする投資ファンド事業のリスクが浮き彫りに 格好だ。
 損失の要因は、巨額投資をして シェア・オフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーの経営不振にある。経営難のウィーは9月末に上場延期に追い込まれたが、これ迄、SBGとビジョン・ファンドによる累計投資額は103億ドル約1.1兆円に上る。1月時点では470億ドル約5兆円に達して居た評価額が、78億ドル8400億円迄下落。巨額の評価損を計上したのが響いた。

11-8-1.jpg

 これにより、SBGの主力事業であるビジョン・ファンドの7〜9月期の営業損失は9.703億円に達した。SBGの7〜9月期営業損失は7044億円、同四半期の当期純損失は7002億円で、何れも1981年の創業以来、同社として最大の四半期赤字だ。
 「私自身の投資の判断が拙かったと云う事は大いに反省して居る」孫社長は「反省」と云う言葉を繰り返すばかりだった。

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 それでも「委縮はして居ない」 ファンド運営の方針に変更無し

 孫社長によると、最大の反省は、ウィー創業者のアダム・ニューマン氏に権限が集中し過ぎて居た企業統治・コーポレートガバナンスの問題を見抜け無かった事だと云う。これでウィーの経営の実態を正確に把握し切れ無かった様だ。
 これまで孫社長は、経営者の人物を評価して投資するスタイルが強かったが、今後はフリーキャッシュフローを重視して投資する。更に、創業者のガバナンスに付いて「確りした基準を設けて評価して行く」(孫社長)と云う方針も掲げた。 

 だが、こうした反省の弁を繰り返す孫社長も「委縮して居る訳では無い」のが本音だ。実際には、ウィーの損失がSBGの財務を揺るがす程の衝撃に為った訳では無い。
 既に10兆円規模のビジョン・ファンドの累計投資額は8.2兆円。これ迄に1.2兆円の利益を計上して居るが、孫社長によると37社の投資先が合計1.8兆円の利益を生み出した一方で、評価減で損失を計上したのは22社で6000億円に過ぎ無いと云う。

 詰まり、ウィーの損失は数ある投資先の失敗の1つに過ぎず、ビジョン・ファンド全体の成績は好調だと云う事を指摘するのを忘れ無かった。
 「決算はボロボロだが、大勢には異常無し」と孫社長。中間期の営業利益を吹き飛ばす損失を計上しながら、ビジョン・ファンドの投資の方針を変更しない考えも最後に強調した。ビジョン・ファンドは投資先が88社に上り、9月末迄に投資額が最大に達した。予定通りに2号ファンドを立ち上げる方針だ。





 「第2のウィー」の懸念も 次は救済投資を行わず?

 一方で、SBGは、これだけの損失を計上したウィーに付いて損切りする事無く、全面支援に乗り出す。その背景は、来年に4月に購入する事に為って居た15億ドルのワラントの契約を解消する事が出来無かったのが大きい様だ。
 SBGはその支払い義務を前倒しで履行する代わりに株式の転換価格を引き下げて、保有する株数を増やして関与を深める事に為った。株式の追加取得も実施する予定で、最大95億ドル約1兆円を投じる計画だ。

 孫社長は、今後の投資に付いて、
 (1)投資先の財務は独立採算
 (2)救済投資は行なわ無い
 
 と云う2つの方針を改めて表明したが「今回のウィーは例外」と弁明せざるを得無い状況だ。「ウィーワークは泥船では無い」と強調する孫社長は、ビジョン・ファンドの投資先における経営再建の重荷を背負う事に為ったが、次の「ウィー」が出て来る恐れはありそうだ。
 これに付いては孫社長自身が「投資に10勝0敗は有り得無い。同じ様な懸念はある」と認めて居る状態だ。再び、救済投資が繰り返される懸念は今尚燻って居る。


      ダイヤモンド編集部 村井令二     以上





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