2015年01月03日
あなたの脳が将来の計画を立てられない理由
10年後、20年後の自分が上手くイメージできますか?
ダイエットや貯金を計画通りに進めることが出来ますか?
将来に向けた長期計画が立てられない人というのは、未来の自分のことを他人のようにイメージしている傾向があると研究により分かりました。
「明日の私は、もっとエネルギーに溢れている。来週の私にはもっと自由になる時間がある。人は、このように考えますが、多くの場合、未来の私も、今日の私のように疲れていて、忙しく終わるという結果となります。」と言うのは、ビショップス大学の心理学者ホクシアシロイス氏です。
言い換えれば、私達は、自分が過去に何度も何度も失敗しているのに、まるで次には奇跡的に出来るような気がしてしまうのです。
研究者は、この悪循環を断ち切る為のアドバイスを2つしています。
1タイムラインを作成すること
例えば、学生に課題の提出期限を含めた近未来のタイムラインを作成させることで、課題を早く提出する生徒が増えたという、心理学者アンウィルソン氏の研究結果があります。
2自分の顔に皺を描く
AgingBoothなど、スマートフォンのアプリでも、自分が年を取った時の予想画像を見ることが出来ます。
シロイス氏は、未来の自分を映像として見ることが、人に老後の蓄えについて、より真剣に考えるきっかけになることを実験を通して確認しています。
理想だけではなく、現実的な未来像を描くこと。
将来の為の長期計画には、それが大切です。
Why your brain is so bad at planning for the future
http://www.vox.com/2014/12/18/7414105/procrastination-future-planning