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2024年04月14日

スコットランドの港町、オーバン(Oban)をぶらぶら散歩

オーバンは、スコットランドの港町。

中世の時代から漁業の町として、近代に入ってからは風光明媚な保養地として人気となりました。ヘブリディーズ諸島など、島しょ部をつなぐ玄関口ともなっています。







街は弓型の海外線に沿って形成され、高台からは美しい町並みを見ることができます。

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上写真の奥、海外線のメインストリート(ガナバン・ロード)にみえるのは街のシンボル。どすりと構える聖コルンバ大聖堂です。

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この教会は1930年ころから建設が計画され、教区の住民、篤志家から資金が募られました。第二次世界大戦による中断があり、1950年に完成しています。

太い煙突のような重厚な塔の形状が特徴。設計はリバプール大聖堂の設計者としても知られるジャイルズ・ギルバート・スコット(Giles Gilbert Scott)で、フォルムなどリバプール大聖堂との共通点がみられます。

海岸線を歩きながら島々を眺め、陸側に進みますと、急な坂道。その中腹にホテルや飲食店などが集まっています。

なかでもぜひ見学したいのが、オーバンの街を国内外に有名にしたモルトウィスキーその名も『オーバン』の蒸留所。

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1794年に設立され、日本でも人気のブランド。蒸留所では資料館や売店、日本語にも対応した見学ツアーも用意されています。





オーバン蒸留所からさらに丘を登っていくと、不思議な形をした建物の残骸に到着しました。まるでコロッセオのよう。
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『マッケイグ・タワー』です


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その見た目から相当古い建築なのではないか、と思わせますが・・

実はこのマッケイグ・タワーは、1900年に銀行家のマッケイグス氏が築造したもので、それほど古いものではありません。

建てられた経緯を調べるとなかなか面白い

資産家で街の有力者であるマッケイグが、街の失業対策、雇用創出のために建築をはじめたとのこと。

しかし、塔の一部を作っただけで未完成のままで放置されてしまいました。遺跡のような廃墟のような見た目はそのためなのです

いったいこのあとどのような建物にしたかったか気になるところですね。

その後、取り壊す計画が何度も持ち上がったものの、なんだかんだで街の名所の一つとして残されているとのこと。


さて、廃墟つながりでもう一つ見どころを紹介します。

オーバン市街から北に外れると、同じように古い建造物があります。

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こちらは本物(といってはなんですが)の旧跡です。

13世紀にスコットランド北部(ハイランド)で力を誇った領主、マクドゥーガル(MacDougall)一族が住んだドノリー城(Dunollie Castle)の跡。

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14世紀ごろに建てられた塔と城壁の一部を残しています。丘の上から、ドノリー城と一緒に海と島々を眺めます。

一日でいろんな名所を周ることができ、さまざまな場所から海岸や島々が見渡せます。景色を見ながらのんびり散歩する街としておすすめです。





2024年04月07日

東京の隠れたお花見スポット 六義園をみにいこう

今年もお花見シーズン。ちょっと趣向の異なるお花見を楽しみたいという方に

お勧めしたいのが東京・文京区にある六義園









もともと、江戸時代の将軍・徳川綱吉の側近柳沢吉保の屋敷として作られた庭園で、明治時代には、三菱財閥の創始者で、新一万円札の肖像でもおなじみ岩崎弥太郎氏が別邸として所有し、昭和13年に東京都に寄付されました。

小石川後楽園と並び東京の2大庭園と言われているそうです

駒込駅の目と鼻の先にあり、大都会のビルに囲まれながら、都内とは思えないほどの広大な庭園。まさに「東京にもあったんだ」と歌いたくなるような、緑豊かなスペースです。

さて。六義園の魅力として、庭園を彩る季節季節の植物があります。春のつつじや秋の紅葉など、一年を通し私たちの目を楽しませてくれます。

そして春はなんといっても、しだれ桜。

この時期、正門前は長い列、若干心が折れそうになるのですが、意外と流れは速く実際は20分まちくらいでした(皆様も列の長さにひるまないように)

庭園は泉を中心に、中之島が風情ある橋で結ばれています。園内の丘を上がってみると、紀州和歌山の景勝地、和歌の浦の景観に範をとった庭園全体が眼前に。統一感、世界観が感じられる、見事なランドスケープ

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実は、有名なしだれ桜なのですが、六義園は桜がたくさん咲いているいわゆる典型的なお花見スポットなわけではありません。大きなしだれ桜が2本ほどあるだけです。

それでもものすごい人だかり。とくに、夜になると見事なライトアップが施されることから、それを一目見ようと人が集まるわけです。外国の方も多数いらっしゃっていました

まず入り口近くにある桜の巨木が、六義園の春のシンボルといえます。
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ここの人だかりは、マジですさまじいものがあった(だから写真がひどい、という言い訳)のですが、私の本当のおすすめが、奥にあるもう一本。

縦に大きく、しだれた枝が段々を作っているのが特徴

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かなりライトアップで本気出してきます。

このライトアップは桜の季節限定で、4月5日までは開館時間を延長。

満開の花の下でのんびり、という所ではないのですが、一度は行きたい名所です。

また、私自身は今回初めて行った庭園ですが、木々を見ていくうち「ここ、紅葉の季節が本番だよね」とも実感。秋にも行ってみたいな、と思えます。

一年を通して楽しめる年間フリーパスも用意されています(パスがあれば正門の列も並ばなくてOK)

そんなこんなで、都内の桜はまだまだ見ごろだと思いますので、ぜひ足を運んでみてください。



2024年03月25日

【ブログ紹介】「文章のお仕事」をリアルに伝えるブログ 『稼ぐフリーライターになる方法』

私の職業は、文章力ヨレヨレの、へっぽこライター。

なんとか、10年近く文章だけでご飯を食べているので、ライターと名乗ってもよいと思っています(文章がヘロヘロでも職業として成立する理由は後述)。

今回は、そんな私がライターとしておおいに影響されたブログを紹介します。



稼ぐフリーライターになる方法」です

どういうブログなの?


ライターという仕事は、意外と同業者との横のつながりがつくりにくいもので、一応食えてはいても、時々不安になることがあります。

たとえば

他のライターって、どんな仕事しているの
いくらで書いているの
仕事が減ったらどうしよう
っていうか、同業者のみんな、元気でやってるの

といったことを思うわけです

だから私はフリーライターが書いているブログは注意して読みます

ライターは文章を書く仕事なのでブログをやっている人が多そうですが、じつはそうでもない。「お金にならない文章は書く気がしない」とSNSすら利用していない人も結構います、というかそういう人が大半じゃなかろうか。

その中で、このブログはまさにライターのライターによるライターのためのブログです

運営者さんの職業はフリーライター。ライターになりたい方、稼げるライターにステップアップしたいという方たちに向け、仕事の取り方から原稿料のこと、文章のコツ等、有益な情報を提供しています。


フリーライターは千差万別


このブログのお勧めするポイント。それは「フリーライター」という謎の職業を、ご自身の経験をベースにリアルに描いていることです

さきほど同業者という言葉を使ったものの、ライターという職業は、人によってやっていることが全く異なる。文章を書いてお金をもらっていればライターなのですが、執筆するメディアや文章の内容がバラバラなわけです

いきおい、世の「フリーライターになるには」っていう情報も必然的に偏りが出るし、役に立たないことも多い。下手に若い人にアドバイスすると、いわゆるクソバイスとして嘲笑される危険が極めて高い。

そして、この10年くらいで「フリーライター」像は大きく変化しました。大きな理由として、ネット媒体が増え、クラウドソーシングで小さい仕事を大量に受ける「WEBライター」が登場したことがあります

新聞や雑誌など紙を中心に書いている人と、WEBライターではほとんど「断絶」があるといっても過言ではないんです。

その中でこの「稼ぐフリーライターになる方法」の面白いところ

それは、フリーライターと呼ばれる職業人の多くが手掛ける

雑誌などに企画を出し取材して記事を執筆する
代理店やPR会社が挟まって広告やPR記事など、クライアントの意向で文章を書く
企業のオウンドメディア、社内誌などに直接注文を受けて文章を書く
「著者」の代わりに書くブックライター(ゴーストライター)
クラウドソーシングで募集されるWEBライター

といった仕事を、あらかた経験したことがある方が運営していると思われ、そのそれぞれの解説にリアリティがありバランスがとれていること

これって、年代にもよるんです。昔のライターは露骨にWEBを軽視していたりしますからね。



おすすめ記事 へっぽこライターへのエール?


特にお勧めする記事は「稼げるライターと稼げないライターの違いとは?現役編集者が教える意外なポイント

これが本当にリアルな解説なんです。

重要かつ、私にとって元気が出る主張は「稼ぐライターは必ずしも文章がうまいわけではない(むしろ下手)」と核心を突く部分でして。

文章のうまさよりも、編集者のニーズを理解し、しっかり納期を守り「終わらせる」ことの大切さを説いています

ライターが書いた文章がそのまま使えればそんないいことはないのだけど、そんなことはあり得ない。かいたそのまま本にできる文章を書く人はいない。

編集者にとって「直せる悪文」「直せない悪文」というのがあるんです。要点を外さず「てにをは」が間違っているだけの文章は直しやすい。

編集者が求めるのは、完璧主義で(時には独りよがりで)納期ぎりぎりまで考えて(時には納期を破り)文章を作り込む人より、文章の方向性を間違えず、早く確実に、案件を大きく前に進めてくれる人なんですね

ただ、この記事に書いてあるのは紙媒体のライター限定かな、という気もします。

ネットの編集者は編集者を名乗ってはいるものの、文章の仕事をしたことがない人が多く「HTMLの編集」という意味あいが強いので・・

ともかく、この記事は、ライターという職業について、私がモヤモヤ考えていたことを言語化してくれた感覚があります

文章が下手なのにいちおう生活できているへっぽこライターの私に「おれ、これでいいんだ」と気づかせて(勘違いさせて)くれた記事なのです

とにかく面白いから読んでみて

上の記事の他にも、初心者からベテランまで参考になるライターノウハウが詰まっています。

繰り返しますがライターは人それぞれですから、参考になるものもならないものもあるでしょう。また、今後もメディアの状況、ライターの在り方も変わっていき、情報が古くなることもあるでしょう

しかし今「文章を書いて食べていきたい」という方は、ぜひ読んでほしいサイトであることは間違いありません。最近更新が途切れているようでもあり若干心配、新作を期待しております

【告知】
当サイトでは、皆様から楽しいブログの情報を募集しています。自薦でも結構です。紹介記事を書きます!





2024年03月19日

東京の桜、私的トリビア 国立劇場前の桜は色が濃い!

今年もそろそろ桜の季節。

都心にも桜の名所が様々あります

たとえば目黒川

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そして上野公園

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など(写真は昨年までのもの)





私も毎年、何か所か花見に行くのですが、中でも最も好きなのが千鳥ヶ淵。

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九段下駅から坂を上り、日本武道館や北の丸公園をぐるっと取り巻く淵の沿道をそぞろ歩くと、見事な桜並木が目を楽しませてくれます

座ってお酒飲んで、というスペースには乏しいものの、桜は本当に見事です

さて、沿道を道なりに歩いていき、桜田門のあたりまで歩いていく道中、むろん桜の見どころはいくつかあるのですが

そこで知っておきたいトリビア的豆知識があります。

それはタイトルにそのまま書いてある通りなんですが

国立劇場前の桜は色が濃いんです。

とりわけ濃いんです

花の形も見事で、花の房の固まっている部分がプリっと大きく、ボリュームがある。

そして、花弁の色が濃いピンク

国立劇場の桜
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写真伝わりにくいわ!





でもほんと、とにかく見事な桜であることは間違いないんです。

ほかのと比べて種類がルーツ的なものが違うのかもしれません。

あるいは、やべえドープな肥料やってるか、水に食紅混ぜてるか。

んなこたない

とにかく一見の価値あり。今年もきっと素晴らしい花を咲かせてくれるはず

千鳥ヶ淵への花見に行かれる際は、ちょっと歩いて忘れずに国立劇場にも足を延ばしてみてください。

ついでに観劇なんかしたら、すばらしいではないですか






2023年12月25日

エディンバラの中心で国民的作家を讃える『スコット・モニュメント』 The Scott Monument Edinburgh

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エディンバラの中心地、メインストリートであるプリンシーズストリート。ファッションブランドやカフェ、高級スーパー、アップルショップなどの店舗が並ぶ華やかな通りです。

そして、店舗が軒を連ねる側から「回れ右」すると一転してみどり深い谷と中世の雰囲気を残す王宮、旧市街などの歴史的建造物を仰ぎ見る形となります。そのコントラストこそが、まさにエディンバラという町の魅力です。
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そんなプリンシーズストリートのど真ん中に、ひときわ目立つ建造物が建っています。エディンバラ出身の作家、サー・ウォルター・スコットの記念碑(スコット・モニュメント)です。
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ウォルタースコット(1771〜1832)は、スコットランドの歴史、民間伝承を題材にした文学作品を生み出しました。詩では『湖上の美人』、小説では『ウェイヴァリー』『アイヴァンホー』などで知られています。

弁護士や裁判官、行政官としての活動、またスコットランドの文化や歴史の保護者としての活動でも有名。たとえばエディンバラ城の宝物の一つである大砲『モンス・メグ』は、兵器としての役目を終えた後、スコットランドを離れロンドン塔に移設されていましたが、スコットの働きかけによって城に戻されたといいます。

エディンバラを愛し、人々に、スコティッシュとしてのルーツ、ロマンを勘定を揺さぶる形で呼び覚ました、文字通りの国民的作家なのです。



スコット・モニュメントは高さ61.11 m。文学者個人の記念塔としては世界最大といわれており、スコットランドにおける氏の存在の大きさがうかがわれます。

モニュメントに掲げられるプレートには「エジンバラに生まれた弁護士であり、熱意ある愛郷者。ロマン的な詩と小説『ウェイバリー』で永遠の名声を得た」といった意味のことが記されています。

また、モニュメントがジョージ・メイクル・ケンプによってデザインされたこと、塔の中に鎮座するスコット像は、スコットランドの彫刻家、ジョン・スティールによるものであるとも記されています。

「スコットランドのメインストリート」ともいうべき中央通りにある、国民的作家のモニュメントは、旅行の際は必ず訪れたいポイント、というよりも、エディバラを歩けば必ず近くに行くことになるとは思うのですが、ぜひ足を止めて見上げてみてください。階上まで登ることもでき、エディンバラの都市と旧市街を一望できます。
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バグパイプの演奏をしているおじさんも、しっかりカメラ目線を決めてくれました。




2023年12月03日

全国でさけの記録的不漁 原因はオホーツク海水温上昇

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このほど、今年の秋サケの漁獲量のデータが出そろい、全国で記録的な不漁であることがわかりました。

最大の産地である北海道では、前年比3割減

そして、青森や岩手、宮城など東北は実に8〜9割減となっています。

価格高騰はもちろん、以降の放流のための人工孵化用の卵を確保できない事態も考えられ深刻です。





近年、北海道ではサケの漁獲高が下がっています



この要因については諸説ありますが、有力な説がは海水温の上昇です



サケ学の世界的権威。北海道大学の帰山雅秀・北海道大学特任教授らの研究では、2010年以降、知床北部沖で夏の海水温が上昇していることが最も大きな影響とのこと



北海道の河川で生まれたシロザケは、降海し、オホーツク海沖に移動。オホーツク海を北上するのは、7月頃です。

サケは、海に出ることで大きく成長します。つまりオホーツク海が、鮭の成長において極めて重要な場所。そして太平洋北西部などを回り、3、4年ほどで河川にもどり産卵に入ります



研究によると、幼サケが生きるために適した水温は8〜12度だそうですが、その温度にある水域が、2010年代に入ると、知床半島から、270キロほど北にシフトしているとのことです



つまり、鮭は海に出た瞬間に行き場を失い、沿岸部で足止めを食い、満足に成長できないまま生を終えてしまうことが多くなってしまいます。



むろん、成長できなければ川にも帰っては来ないでしょう



それが、いわゆる「秋サケ」の漁獲にも影響している、というわけです



東北など北海道以外の河川で生まれるシロザケは、オホーツク海沖合に移動して育つものが多いことから、同じような現象が起こっていると考えられます



環境変化によりオホーツク海の水温が上がったことが不漁の要因であれば、現在日本全体で叫ばれる鮭の不漁は、なかなか解決するのが難しいのでしょうか



それは何ともわかりませんが、日本の鮭文化が、絶妙のバランスの上に成り立っていたことに驚き、畏敬の念を禁じえません



それとともに、今後も日本の大切な鮭文化が未来永劫続いてくれることを願うばかりです



2023年12月02日

会社にもマイナンバーあり!知っておくと便利な国税庁番号公表サイト

国民一人一人に付与されているマイナンバー

税金や社会保障(年金や健康保険)など、お役所の手続きで使われています。

マイナンバーカードを身分証明書として使っている方も多いと思います

ところで、マイナンバーは個人だけではなく、株式会社や宗教法人、NPO法人、学校法人など「法人」にもあるって知っていました?






マイナンバー制度では、通常の意味における「人」(自然人)だけではなく、会社等の法人にも番号が振られることになっています。

マイナンバー導入の理由のひとつは税金の事務の利便。法人税という税金がありますから、法人にも番号があるのです

しかし、個人番号と法人番号では大きな違いがあります

皆様が、自分のマイナンバーを、人に教える時ってどういう時でしょうか。

税金や社会保障の手続きのため、働いている会社、自営業であれば、取引先、税理士や社労士さんに教えたことがある人は多いと思います。そのほかの人にはむやみやたらと教えませんよね。マイナンバーはかなりセンシティブな個人情報でもあるからです。






しかし、法人番号は誰でも知ることができます。

たとえばトヨタ自動車は「1180301018771」です

なんかすごいこと知っているみたいじゃないですか。中には「ヤバい情報?」と思う人もいらっしゃるかもしれません

いや、別に調べるのは難しくありません。ましてやぜんぜんヤバくありません。

というのも法人番号は、個人番号とは異なり、一般に利用してもらうため公開されているモノなんです。

国税庁が開設する「国税庁法人番号公表サイト」では、社名から法人番号を調べることができます。

これ結構便利なサイトなんですが、あまり周知されていないような気がします。

このサイトは基本的に、すべての会社(法人)が登録され、検索可能(設立したばかりでまだ登録されていないということはあります)

社名から番号を調べたり、番号から社名を調べたりできるほか、名称の一部でも検索できます。

とはいえ、番号それ自体は、調べてもそれほど使い道はないんです

おススメの使い道としては、まず会社が実在するかを調べる使いかた

聞いたことのない社名の会社から物を買うときとか、取引したりとかする場合、ほんとにそんな会社があるかどうか、また会社の所在地などもわかります。架空の会社名を騙ることはできなくなりますよね。

むろん、実在の会社を騙る場合もあるので、完璧ではありませんが、じつは悪徳商法ではありもしない会社名を騙る事例が多いもの。少なくともそれは防げます。

また、このサイトでは、会社の設立から、社名変更、所在地変更、合併などといった大きな変化が記録されることになっていますので、その会社の動きもかなりわかります。

また新しくできた会社を調べ、見込み顧客、営業先のリストを作ったり、あるいは変な社名を探して遊んだり(笑)、いろいろ使い道があります。

こういった情報を調べるためには今まで登記簿を挙げるしかありませんでした。登記情報よりは情報量は劣るのですが、簡単でしかも公的な裏付けのある情報を調べられるのは、結構すごいことです。

ちなみにトヨタ自動車は、平成31年4月1日東京都港区赤坂六丁目6番20号株式会社トヨタIT開発センター(9010401052572)を合併していますね。

ほら、やっぱりなんかすごい情報を知ってるっぽい(すごくない)。

ただし一つ注意点

「新規」としてシステムに登録されるのは、基本的にはその法人が設立された時なのですが、トヨタ自動車の「新規」の年は平成27年となっています。

トヨタがそんなに社歴が浅いわけありませんよね

実はこのシステム自体が27年にスタートし、それより古い情報は調べられないんです。当然、トヨタと同じように、平成27年10月に「新規」登録となっている会社が多くなります

スタートから数年がたち様々な会社の正確な履歴が蓄積し、どんどん「使える」情報になっているわけですね。

仕事に、生活に、大いに使えるサイトなのでぜひ知っておきましょう。




2023年11月30日

自然の要衝を攻略せよ!エディンバラ城に行ってみた(Edinburgh Castle)

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スコットランドの首都であるエジンバラ。その中心地に、火山活動が作り上げた峻厳な岩山の上に立つエジンバラ城があります。

旧市街の最も高いところにあるこの城の歴史は非常に古く、紀元前9世紀ころこの地に要塞が建てられたことを起源としています

その後、破壊と再建を繰り返しながら政治、軍事の中心地でありました。

昔も今もエディンバラのシンボルです。


正面エスプラナード広場から見る、堂々たる門構えもさることながら、城の周囲から見上げると、「キャッスル・ロック」と呼ばれる岩と一体化しているかのような威容。

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ぐるっと周囲を回ってみてみてください。その「守りの固さ」をありありと感じることができるでしょう。

城内に入ると、スコットランド王室の歴史を感じさせる見どころが多数。

場内で最も古い建造物がセント・マーガレット教会堂。石を積み上げた厚い壁、アーチ状の入り口が特徴のノルマン様式の教会です。12世紀に、デイヴィッド1世が母マーガレットを偲び建てたといわれています。

城内博物館に収蔵されている「戴冠用宝器 スコティッシュ・クラウン・ジュエル」は1543年にメアリ女王の戴冠式から用いられた冠・剣・笏(しゃく)の宝物。現在も城に正式に駐留するスコットランド駐留部隊は宝物の警護が大きな任務の一つなのだとか。

ジェームス2世の命により14世紀に設置された巨大な大砲「モンス・メグ」も迫力満点。

モンスメグは役目を終えた後、イングランドのロンドン塔に保管されていましたが、スコットランドの国民的詩人、小説家であるウォルター・スコットらの尽力により城内に戻されたそうです。

エスプラナード広場では毎年8月、スコットランド駐留部隊のパレード「ミリタリー・タトゥー」が開催されることでも知られています。

街全体が歴史遺産であるエジンバラ。最高の観光は旧市街、新市街を、どこからともなく聞こえるバグパイプの音を聴きながら、ひたすら散歩することですが、坂が多く体力勝負でもあります。切り立つ坂をがんばって登り切り、広場から、また城の中から、街を一望すると、なかなかの達成感。ぜひ思い思いの「城攻め」を楽しんでみてください。




2023年11月29日

東京の秘湯 奥多摩温泉を日帰りで楽しむならこの2軒

今回は、都内に住んでいる方でも、日帰りで温泉旅行気分を味わうことのできる場所を紹介

東京の西の西、青梅街道をずんずん車で進んでいくと、広がるのは都内とは思えない深い緑と、きれいで豊かな水。

そう、奥多摩です





多摩川に沿って進むと、マイナスイオンがたっぷり含まれた(って常套句だけど)清涼な空気を感じることができます。胸いっぱいに吸い、体内の酸素を入れ替えただけで、何かリフレッシュした感覚。

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そして奥多摩温泉。

日帰りで利用できるところはそれほど多くはないのですが、お気に入りの2施設。

まず定番は「奥多摩温泉 もえぎの湯」。

東京都西多摩郡奥多摩町氷川119−1

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奥多摩温泉の源泉を使った大きな露天ぶろ、内風呂がある総合温泉施設です。大きな窓からは、緑がたっぷり臨めます。

ただ、人気施設のためいつも込み合っているということもあり、もうひとつゆっくりできないことも多い。また、小規模でもいいので、ひなびた「温泉宿」的な雰囲気も味わいたくなります。

そこで、もえぎの湯から、車であれば数分の近くにあるのが「蛇の湯温泉 たから荘」です

東京都西多摩郡檜原村数馬2465

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道路から少し低いところにあり、分厚いかやぶき屋根だけが頭を出しています。堂々たる破風は、思わず吸い寄せられる引力を持っているようです。

この屋根は「兜づくり」といわれ、この地に古くから伝わる工法。今はこの様式で建てられた建物は数件しか残っておらず、たから荘の建物はなんと500年の歴史があります

蛇の湯という温泉名は、その昔大蛇がこの温泉で傷をいやしたとの言い伝えから。

いかにも「秘湯」の雰囲気ですね。「日本秘湯の会」(そんな会があるのか)の会員となっている温泉の一つだそうです

旅館のため基本は泊りのお客様のためのお風呂ですが、日帰りにも対応しています

日帰りで入れるお風呂は小さめの内風呂。特別さは感じないかもですが、窓から見える深い緑と川のせせらぎに心が休まり、じっくり落ち着いて入れます。

そして、これはもちろん保証の限りではないけれども、あまり込むことがなく、貸し切り状態で入れることが多いのも特徴。

私は、午後3時ころにふらりと入ることが多いのですが、先客があることのほうが少ない。

なお、昼食時には地元の山菜などをつかったお食事も楽しめます。時間が限られますので事前に確認を。ちなみに、周りにお食事処は多くないので注意してください

2つの温泉は、基本的に青梅街道をまっすぐいけばついてしまうので、はしごするのはとても楽。そして、さらに進んでいくと、奥多摩湖が眼前に広がり、旅はクライマックスへ。

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奥多摩湖の湖面はどこかメタリックな輝き。写真が下手でうまく伝わらないけれども

風景や空気、音、そして湧出する温泉で、土地が持つパワーを体いっぱい感じることができる奥多摩。都心から半日でも楽しめるパワースポットです。

おすすめします。




2023年11月18日

本格革製品を格安で 浅草下町恒例「靴のめぐみ祭り市」11月18日、19日

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2023年11月18日と19日、東京台東区、浅草近くの一角で、毎年恒例のイベントが行われています

それは台東区清川の玉姫稲荷神社で開催されている

「靴のめぐみ祭り市」(靴まつり)です





会場はの玉姫神社は、奥浅草ともいわれる下町にあります。別名では、労務者の町として知られるいわゆる「山谷」の中心。

浅草寺、雷門など浅草の中心地からは徒歩で20分程度離れた場所です。

あしたのジョーで知られる「泪橋」が近く、同作にもこの神社が度々登場していたりもします。

さて、山野の地域一帯は、昔から皮革工場、またその加工品である靴やバッグの製造工場があります。現在は工場は減少傾向にあるものの、革靴の生産ではいまだ国内随一です。

そのため玉姫稲荷神社は、氏子に多くの靴業者がいる「靴の神様」として知られています

昭和49年(1974年)からは、神社の境内と周囲一帯で、毎年11月の土日、日本最大級の靴の市といわれる同イベントが催されているのです

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ここでは二日間で10万足を超える靴が出品され、靴のほかバッグやベルト、財布など革製品を中心とした多彩な出店でにぎわいます。

「お祭り」の出店というと、あまり出所がわからないもの、品質がよろしくないものというイメージがありませんか?

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お祭りはそれもまた一興というところもあるように思えますが、この靴のめぐみ祭り市は、ほかとは明確に一線を画しています。

何しろ靴の業界団体が主催に名を連ね、露店もしっかりと屋号を出して出店しているところがほとんど。そのため品質が高く、そして安い。市場価格の6〜8割引の特別価格で購入できるといわれています

また、3000円から5000円の本革ビジネスシューズや長財布、名刺・定期入れなどがあり、また数百円の皮手袋、ベルトなどなど、安いものはしっかり安い。

買い物客も掘り出し物を狙って買う気満々で回遊し、ディスプレイされている商品の回転は非常に速く、どんどん売れていきます。

とくに狙いはノーブランドでもしっかりしたつくりの本革製の靴や財布、小物など

「クラフトマンシップ」が感じられる高品質の掘り出し物をみつけるチャンス!

店員さんにお聞きすると、発注を受けたもののサイズや部品などを間違えて作ってしまって売り物にならなかったものなどを出品することが多いようです

それだけ聞くとハンパモノ、みたいに聞こえますが、それは発注と異なるだけであって、決して作りが悪いわけではありません。

この高級感で1万円以下?と驚くようなものも多く、むしろ、ここでしか買えないレアな品とも言えます

そういうわけで、商品は本当にどんどん売れていき、最終日二日目の夕方には、かなり商品が少なくなってしまう。そういう、ガチ感のあるマーケットになっているわけです

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また、出店のほか、神社では使い終わった靴のお焚き上げを行う「靴供養」、男女の靴をあしらった二基の「靴神輿」の練り歩きなども行われます。

明日19日が最終日、17時までになりますので、お時間がありましたら、ぜひのぞいてみてください。

第49回 靴のめぐみ祭り市
2023年11月18日(土)〜11月19日(日)
時間:9:00〜17:00
場所:玉姫稲荷神社
住所:東京都台東区清川2-13-20

アクセス
JR常磐線「南千住駅」徒歩10分
東京メトロ日比谷線「南千住駅」徒歩10分






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