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Mihoi
日独合わせて看護師歴10年くらいです (途中休憩かなり多め) 仕事のことだったり、子供のことだったり書いてますたぶん
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2024年10月30日

アイルランドでの看護補助の経験

もうドイツに住んで6年になるのですが、

アイルランドのことについても時々質問いただくので、
ちょっと思い出して書いてみようと思います。


8年前のことなので、いろいろ変わってしまっていることも多いかと思うのですが

そんな時代もあったのね、くらいに読んでください(笑)








大学病院の一角で働いていました、と言うと聞こえはいいですが。。。


当時コークという、わりと大きい街に住んでいたのですが、

その町の大学病院で看護補助としておおよそ半年くらい働きました。

部署は療養病棟みたいな、いはゆる自宅には帰れないけど、他施設にもいけない
はざまに居る人たちの待機病棟みたいな感じのところでした。




派遣社員的な感じでした


病院に直接雇用されてるスタッフももちろんいたとは思うのですが、

その病棟の看護補助に限ってはみんな同じ派遣会社に雇われていました。


(Ireland Nursing Assistant とかでググって、
そのまま出てきた求人から探し当てたんだったと思います。)


覚えている範囲では。。。

・給料は時給制で、毎週支給(週1給料日でした)
・翌週のシフトが前の週にメールで送られてくる
・2交代制(12時間勤務)
・夜勤手当あり
・週末は手当がすごいつく(日曜日は通常の2倍だったはず)
・他職員のモチベーションはだいたい低い(これは病棟に依りそう)

こんな感じだったですかね、、、


通常アイルランドも看護補助に関しては何か資格があったかと思うのですが、

私はそこの派遣会社に登録する際に、
・日本の看護師免許
・これまでのCV
・以前の病院の就労記録
・以前の上司からの推薦状 3通

を英語訳で提出し、

その上で看護補助として働く許可をもらった形になります。

(ここでは、語学テストなどの証明は言われませんでした)


病棟勤務の1日のながれ


うるうる覚えですが、とにかく患者さんは1日中何か食わされてたのが印象深いです(笑)


8時  朝ごはん
10時 Tee+ちょっとしたおやつ
12時  お昼ご飯
15時 Tee+おやつ
18時  夕ご飯
20時  おやすみ前のヨーグルト

TeeはもちろんBlack Teeに砂糖とミルクを入れて、
甘いヨーグルトやクッキーを一緒に提供します。

低血糖なんて絶対起きないんだろうなと思いますよね。(笑)



ドイツでもあるあるですが、
基本朝と夜は、パンと簡単な付け合わせで、お昼に大皿料理が来ます。

栄養状態なんて関係なくて、
どれだけカロリーとってるかだけが大事なんだろうな、っていう印象の食事内容です(察してください)



こちらの病棟は看護補助に担当の部屋が割り振られていて、

日勤担当者は担当の清潔ケアとベッドや床頭台まわりの整理
食事介助、排せつや食事量の記録(紙にメモする程度)

夜勤担当者は基本的に寝ている患者さんたちを見守っている感じになります。



看護師は、ほぼ医療行為のみ(配薬、注射など)だったと思います




同僚はかなりインターナショナル


看護補助者でいうと、

アイリッシュはたぶん半数もいなかったと思います。

半数はアフリカ系の移民で、
東ヨーロッパ系の人も数名、
アジア人がごくまれに、

といった感じだったかと思います。


男性もいましたけど、

日本同様、女性が多い職場ではありました。



常にべとべとしている床



※偏見かもしれません(笑)


1日中砂糖入りのお茶を提供している、かつ半数以上の人が認知症やなにかしらの精神疾患持ちで
お茶が床にこぼれることがすごい多かったんですよね、きっと

あとは

家族の差し入れで、
ごく甘のケーキがくずくずになってベッドサイドにおいてあったり、
あいているチップスの袋が引き出しの中に押し込められていたり


とにかく日本の職場からここにきて、ものすごく衝撃をうけたのは今でも覚えています。(笑)


床掃除まですることはさすがになかったですが、

自分の勤務はじめにはまずお掃除シートを持ち歩いていましたね。(笑)



パトリックがめちゃめちゃ多い


めちゃめちゃ多かったです。

自分の受け持ちに1人はいるくらいに。


自分の英語の成長がすごかった



たしか、語学学校と並行して土日働きだした形だったので、
B1かB2くらいのレベルから働きだしたかと思うのですが、


アイリッシュの訛りがいかんせん慣れるのが大変で、
はじめのころはコミュニケーションにめちゃめちゃ苦労したのを覚えています。

(まして、認知症だったり、入れ歯が入ってなかったりね。)


でも、働くにつれて
スピーキングとリスニングはかなり上達したのは自分でも感じられたし、
自分の生活でもアイリッシュの人たちの会話がちゃんと聞き取れるようになったのは

かなりの収穫でした!(^^)!









思い出せるのはこれくらいでしょうか、、、



8年も前のことなので、かなりあいまいになってはいるのですが、


とにかくお給料がよくて、
ここで働きだしてからはいろんなところへヨーロッパ旅行へ行けたし、
日本に帰国して再就職する時の準備資金にも充てられたのはすごい大きかったです。


ただ、やはり環境的にはずっとここでは働くのは難しいなとも感じるところだったので、

ワーホリでそういうことを経験できたのは本当に良かったです(^^;)


もちろん公共病院・私立病院、
病棟などによっても大きく違ってくるかと思うので、

もし働くことになるときには、可能なら病棟見学などさせてもらったほうがよさそうです(笑)


是非、参考にしてみてください


2024年09月23日

育児休暇からの仕事やんわり復帰しました

年1回というとんでもないスローブログですが、

たまに見るとアクセスが続いていたり、コメントまでいただくこともあって
うれしい限りです

どうもお久しぶりです^^


下手したら2024年は更新せずに終わってしまいかねなかったので、

またここにたどり着くことができて本当に良かったです。(笑)




めまぐるしく過ぎていたここ最近の近況を言い訳のようにお話しますと




時系列でいうと、こんな感じ


2022秋 就労禁止 ←のちほど書きます
2023夏 第一子出産 育児休暇開始(2年取得)
2024秋 お子幼稚園 慣らし開始 育児休暇中だけれど、お仕事やんわり復帰



就労禁止とは?



私の妊娠がわかったのが、2022秋だったのですが、

そのころはまだ世間ではコロナコロナがわりかし流行っている時期でもありました。


私の勤務していた内科系ICUでは

挿管+ECMOとかのガチめなコロナ患者が定期的に来ていたことや、

それ以外にもインフルエンザや肺炎など呼吸器系の感染症も多かったことから、

妊婦さん職員を一律就労禁止扱いにしてくれていました。







これがまた本当に職員に優しすぎるところ




ドイツでは、妊婦さんは一般的に患者さんのケアに従事できないことになっています。

何か感染症を貰いかねないし、もしせん妄とかで暴れてケガなんてしたら大問題です!

なので、普通は妊娠がわかったら事務業務に回ったり、

薬剤用意をしたりと裏方に回ることがほとんどだと聞いています。


しかし、2022年のころはまだN95マスクを着けての業務下だったし、
病棟中でウイルスやなんだの言われていたころだったので、

私の部署の師長は妊婦さんをみんな就労禁止扱いにしてくれたのです。



これが本当に優しいところで、


あんまり大きい声で言えないですけどね、

給料はそのまま100%受給、言われたその日から勤務なし(お休み)


だったんです(あまり大きい声で言えないので、淡い色で書いときます^^;)




というわけで、
産前から7−8か月ほど就労禁止+育児休暇で2年近く職場から離れていた形になります



ドイツの育児休暇の条件


育児休暇中のお給料は、
日本と同じ過去1年のお給料のおよそ6割を1年間貰える形でした。


もらえる給料額は同じですが、
育児休暇期間は最長3年までとれるので、

私は続けて2年取得して、もしものために1年残しておいてます
(子供が学校にいくまで取得できるそうです)


ちょっと特殊ですが、
この育児休暇中に仕事を再開することもできて、
私はこの秋から20%で復帰したところです。


たぶん看護師さんはあんまり意味ないかもしれないですが、

一応育児休暇中だと部署移動や解雇などの処分が行われません(法的にだめだそうです)


日本だと育児休暇1年取得して、
そのあと復帰したら別の病棟に異動、、、というのがすごい謎アルアルだったですけど

ドイツだとそもそもそういうことが少ない上に、
育児休暇を延長しておけば防げるということですね。








Teilzeitの20%とは



パートタイムとも時短とも言い難いところなんですが、

私は
Teilzeitの20%で今月からお仕事復帰しました。

20%というと、フルタイムの1/5、つまり週およそ8時間=1日 だけの勤務になります。


今のところ、
1か月のうちに2週末働くことになっています。


1シフトは7時間なので、時短のように途中で帰ることもなく
丸々1シフトをこなす形になります。



平日はまだ慣らし保育なんかでいつ呼び出しが来るかわからないし、
土日だと手当もつくし


今の生活で一番ありがたいゆったりシフトで

育児休暇明けの多くの同僚がこの20%から復帰したよ〜と教えてくれました。




そんな感じでしたここ最近




2年近く仕事せずほぼ家に引きこもって、
去年からは子供とずーっと一緒に過ごしてきたので、

この秋からようやく自分の時間と仕事に
またゆっくり向かっていけるリハビリ期みたいな感じでしょうか^^


復帰初回はパソコンのログインすらできずわたわたするくらいでしたが(笑)

同僚たちも患者さんすらも優しくて

また次回仕事に行くのが楽しみに思えるくらいいいスタートを切れた感じです^^






オチもなしですが
それではまた!

2023年03月16日

看護師目線から見た、ドイツのICU事情について

お久しぶりです〜!(^^)!



病院スタッフたちがお給料あげるために、ストライキ・デモ行進やってみたり、

新聞社が『今後半年はドイツの約半数が経済的状況で患者の受け入れに制限を来す可能性がある』
とかSNSに投稿しちゃったり、
(3月13日付 Tagesschau『Kliniken erwarten Einschränkungen für Patienten』より)



なにかと忙しいドイツですが、私は元気です!(^^)!



今諸事情でしばらくお仕事お休み中なので、
とりたてて真新しい事件が身の回りに全く起きないので、ネタ少なめですが

今日はドイツのICU事情について、看護師視点から書いてみようと思います!(^^)!




ドイツの一般病棟はやはりきつい(個人的な感想です)




さて、ドイツの病院・一般床がなかなかのハード就業になることは、

これまで数回に渡って書いてきましたが・・・


(詳しくは、以前の記事読んでみてくださいね♡)




以下、私の勤務している病院に限って言えばですが、


一般病棟は、ドイツと日本を比較すると

ドイツでは日本のおよそ2倍ほどの受け持ち患者がある分、かく汗の量はおよそ3倍です(笑)


残す記録は少ないし、

お局さんもいないし、

有給休暇は年30日以上(なんなら、最大36日あることが最近わかりましたw)、

前残業ほぼなし、

家に持ち帰るような委員会・係活動なし、


それにもかかわらず、ドイツのほうが私にはきついです


患者の受け持ちがおよそ12〜18人、
その中には全介助の患者さんも普通に半数ほど含まれることになるので、

普通にやってたらとうてい終わりません




かといって、
終わらなかったんだから仕方ないよ〜!(^^)!
的なゆるい雰囲気もあるおかげで、


患者さんはケアされないし、(夏場はずっと汗臭いですあせあせ(飛び散る汗)
ベッド回りはごちゃごちゃべとべと



私今までわりときれい好きな上司のもとで働いてきたせいもあるのか、
こういうの生理的に無理なレベルですね



あと、具体的な数では言えないですけど、

急変コール(コードブルーとも言いますが)が、明らかに多いです。

後ほど書きますが、

うちの病院では、一般病棟でやばい急変が起こると、直接ICU内に急変コールが来ます。

(日本だったら、院内中の医者が駆けつけるやつですね)


具体的な数は言えませんが、
その出動数はあきらかに私が今まで働いてた日本のどの病院より多いです。




・・・っていうのも、
看護師がそんな人数みてたら、危ない患者さん見逃してもしょうがない気もしますが・・・



対してICUですが



通常の業務の比較で言うと、日本のICU事情とかなり似ています


受け持ち患者は2名、(夜勤は3人まで)
(コロナ中は4人まで増えることありましたが、かなり少ないです)

私の勤務するICUは、集中治療科か麻酔科の医師が常在するタイプのクローズドICUに近いので、
患者の状態で何かあったり、処方が足りなければわりとすぐに担当と話し合えます。



ICU看護師の業務時間(あくまで一例ですよ)



うちの病院の勤務時間は

・早番 6:15〜 13:45
・遅番 12:50〜20:20
・夜勤 19:55〜6:35  

・・・だったかな?w

日勤は7時間+休憩30分
夜勤は10時間+休憩45分 くらいのはずです。


この開始時間までに、病院内各地にあるタイムカードをスキャンして出勤すればOKです。


この開始時刻のそれぞれ5分後に、
次勤務者の一斉申し送り(ラウンド)があって、各部屋を歩き回りながら、

前勤務者からおおよその患者の状態を聞いて回ります。
(疾患名、カテコラミンの有無、呼吸器や補助循環の有無なんかですね)


前残業はしないので、
ここでだいたいの患者の重症度なんかを把握してから、
リーダーナースがこの日の受け持ちを決めます。(もちろん希望も聞いてくれます)


受け持ちを決めてから、各々全勤務者から詳しい申し送りを聞く形になります。


このシステム上、
着替え時間すら勤務時間に含まれるので、
前残業は全く発生しないようになっています。


素晴らしいですね。
日本もぜひ見習ってほしいです(笑)





あと業務終了時間まで書きましたが、

こちらは日によってかなりまちまちです。

申し送りがトントンと終わって引き継げたら、それで帰ってもOKです


早番なんて規定時間の30分以上前に帰れるときもあるので、
あんまり早番でそんな日が続くと、マイナス勤務時間になってしまうこともあるくらいですので、


そこはちょっと救急カートを整理したり、
人工呼吸器を組んだり、
ステーション内を掃除したりと



残りたかったら合理的な理由で残っても文句は言われませんw
(というか感謝されますw)

友達と約束があったりすると、もちろん早く帰りますけどねww



ただ、やはり早番のこの開始時刻の早さはちょっとえぐいところではありますww



1日の業務の流れ



先に勤務開始時間から申し送りまでの流れを書いたので、

それ以降ですね。


どの勤務帯でも、

申し送りが終わったらまず持ち場チェックします。(日本のICUと同じですね)


呼吸器の設定、滴下中の点滴・シリンジの流量、
侵襲ラインなんかですね。


時間が少し余裕があれば、
私はここで一緒に

患者のカルテ、ZNA(救急)からの情報、採血などのもろもろデータをさっとみます。

ほんと、5分くらいでさっとですけどね!(^^)!




患者の状態を把握できたら、

自分の勤務帯に必要になる薬剤を準備したり、

早番だったら清拭の準備に入ります。



※ヤニ休憩必須の方々は、ここで一度ヤニパウゼ(タバコ休憩w)に外出してますw




あとは、空いた時間でなるべく離床すすめたり、

患者さんの体にクリーム塗りたくったり、

お部屋をいい匂いにしてみたりw


日によってまちまちな感じですが、
やはり日本より時間的な余裕は多い気がします!(^^)!



ただ、MEさんが居ないのはかなりでかい



MEさんって、日本独自の資格みたいですね。


あのプロが居ないのはかなりでかいです

上でもさらっと書きましたが、

人工呼吸器の回路は看護師があいた時間に組んでいますし、
キャリブレーションも自分たちでやります。


というか、透析の回路も看護師が組んでますw

ECMOなどの補助循環は、くそ忙しい中医者が自分で組んでます



各勤務で居なくてもいいから、

せめて平日1名くらいでもいいから居てくれたらなぁと思うところではあります・・・



薬剤部はみたことない


これまで日本では薬剤師がICUに常在してたり、

はたまた定期的に点検とか巡回しに周りに来てくれることが多かったんですけど、


こちらのICUでは未だかつで薬剤部のスタッフを見たことがありません。



なんなら、土曜日の午後と日曜祝日は薬剤部は閉めてしまうので、

もはやこちらのスーパー並みに使い勝手悪いですw



よくあるあるなのが、

大型連休前にアルブミンや抗生剤なんかの病棟在庫を追加注文し忘れて、

土曜日の12時前に慌てて薬剤部に連絡すると

かなりの確率で怒られますwwww


(私は悪くないと開き直って電話しているので、ニコニコしながら平謝ってますw)


っていうか、一応業務時間内なんだから
文句言わず対応しろって話なんですけどねw



栄養部ですが



日本だと、

たまに栄養部の管理栄養士なんかがラウンドして経管栄養を見に来てくれたりする

病院もあったんですけど、



たぶんここは栄養部ないですねw


どうも給食のおばちゃんしかいないっぽいですw


っていうか栄養部なんてあったら、

もっとバランス良いちゃんとしたご飯提供されるはずですしw



さて、話がなんだかICUから逸れてしまいましたが。


院内の急変コールの対応




全病院内、患者の急変があったら、

ICU内とPHS3台に緊急コールがかかってきて、ICUスタッフが対応に向かいます。


業務開始時には、この緊急コール対応スタッフを2名看護師からあらかじめ決めておいて、

それ+医師1名の計3名で病棟まで走ります。


各病棟にはAEDや救急カートが無いので、
それらのリュックサックを背負って全力ダッシュします。

(ほんと、教育がてら、一般床にもAEDと救急カート置いとくべきだと思うんですけど・・・)



上にも書きましたが、

このコールの頻度は圧倒的にドイツの方が多いです。

一般病棟のスタッフがICUに電話を掛けやすい雰囲気があるっていうのはいいことだと思うんですけど、

緊急挿管だったり心肺停止している患者さんも感触的に明らかに多いので、


一般病棟ではかなり急変の兆候を見過ごされているんだろうなと思わざるを得ません。。。



ですので、

精神的にはかなりこちらは鍛えられます



Intensivコース



略してIコースなるものが全ドイツ中に浸透していて、

これはICUに配属されたあとに、さらに2年間かけてICU看護について勉強していくコースです。

座学もありますが、臨床実習がかなり多いので、

実質普通に働いているスタッフとほぼ同じように扱われます。(ちょっと重めの患者を担当します)


給料もおそらく通常のそれまでと同じ分発生するはずですし、個人負担は無い(はず)です。
(これ、普通にありがたいですよね)


これには、その地域で3分野に分かれて臨床実習を経験する必要があり、

・内科系ICU
・外科系ICU
・麻酔科

に分かれてそれぞれ何か月か別の病院・病棟などで働くことになります。
(もちろん、自分のホームが受け入れしてたら、それでもOKです)


Iコースの履修者とそれ以外のスタッフの違いは、

給料があがる
・リーダーナースになる
・透析回路(HD)を管理できる
・補助循環を管理できる




それぞれIコースをとったスタッフは、やはり薬剤や呼吸器に関しての知識は全然違いますし、

なにより給料がけっこうかわります!!!

これ、モチベーションになりますよね!



かくゆう私は、

またドイツ語で新しいことを習ってもすべて吸収できそうにないので、

Iコースは当分先になりそうですが。。。


そういえば、
こちらは一般床とICUスタッフというだけで給料が上がりますので、

それだけでもお得な気がします!(^^)!


日独、どっちが進んでいるか?



未だにドイツ語が臨床で使われている日本の現場もありますし、

なんとなくヨーロッパの医療・看護と聞くと先進的な感じしますよね?


かくゆう、

ドイツのスタッフたちと会話していると、

「日本の医療ってテクノロジーが進んでいそう!ドイツとは違うよね!」

と、働き始めた当初は言われていました。



個人的な感想で言うと、

どっちもどっちです!(^^)!


似たり寄ったりです!(^^)!!(^^)!



ドイツの方が、
スタッフのためのシステムやルール、機材なんかが多い反面、

日本は病院全体の各部署がうまく機能し合っていたり、
安全面でもやや軍配があるかなぁ、といった印象ですが、


きっと国全体でみるとICU自体はどっこいどっこいなんじゃないですかね。




ただ、働く身としてはドイツの方が絶対いいです



少し前までは、日本のICUもよかったよなと思うことはいっぱいあったんですけど、


今は完全ドイツの方が働きやすいと思っています。


というのも、

・年間有給最大36日間
・前残業なし
・記録物は日本の半分以下
・委員会や係活動がない(ある人は、別にオフィスディが設けられている)
・円安の影響で、こちらの方が給料が大幅に多くなった
・コロナ手当の羽振りがよかった

・産休、育休への理解がすごい



ぱっと思い浮かぶ中では、こんなとこでしょうか。


お給料面と、お休み面では本当にこちらでは感謝していますww


これは、ここのICUがというよりは、

きっとドイツの労働者への還元姿勢なのかなとも思いますが。






長くなりましたので終わります!




振り返ってみるとぽろぽろ出てくるので思わず長くなってしまいましたが


現状私はかなり満足して働いています!(^^)! これ大事



働く場としては日本もいいんですけど、

そこにプライベートの充実とお給料も反映されてくればな、、、と今後に期待しているところですね!(^^)!




なんとなく、
ドイツで免許書き換えする方って、ICU経験者が多いような…?(気のせいですかね?)

とも思いましたので、
これから書き換える方に少しでも参考になれば幸いです!(^^)!


もしすでにICU勤務者がいたら、

そちらの違いなど教えてほしいです〜!(^^)!




それではまた!

2023年01月20日

ドイツの結婚のあれこれ/Anmeldung der Eheschließung

振り返ると、2021年から2022年にかけては本当に激闘の年でした!


ドイツ語B2レベル合格→病棟での看護実習→ドイツ看護師免許書き換え完了

希望の部署での勤務開始



長かったような短かったような…


安定した仕事にも就けたし、自分の希望の部署にも異動できたので、


相方にも「そろそろ左手の贈り物が来てもいいころじゃないか」という圧力をかけはじめたのをきっかけに、



必要な書類などを集めて期限内に提出していたら



いつのまにかこちらで入籍終わってましたw




というのも、

これまでVisaのあれこれやら看護師免許書き換えに躓きすぎたためか、

時々あっさり終わる事務手続きにめちゃめちゃ肩透かしを喰らいますw


ドイツにおける婚姻届けの提出も、自分的にはスカスカの方でしたw



メモがてら、私の街での婚姻届けの流れを書いておきますので、
是非これから必要になる方は参考にしてください!(^^)!



まずはじめに連絡を取る部署



婚姻届け(入籍届)を取り仕切ってくれる部署は、最寄りのRathaus(市役所)になります。


街の名前/Heiraten とかでググると、

その部署のリンクと連絡先、必要書類が簡単にでてくると思うので、探してみてください。



結婚式の場所



ドイツでの結婚式ですが、

日本のように結婚式と披露宴に分かれていることが多いです。


ドイツでも日本でもまず結婚式をすることになると思いますが、


ドイツでの結婚式は市役所の職員の立ち合いのもと、誓いの儀式を行います。


(日本では、神父さんみたいな人に愛を誓いますか?って聞かれるやつですね)


あ、私らはどちらも宗教に属していないので、教会で行うという選択肢を考えていませんでしたが、

もし相方がキリスト教徒で教会での結婚式になる場合は、

もしかすると市役所の職員と神父さんの立ち合いになるのかもしれません、、、


 

私たちは一番シンプルなStandesamt(役所)における結婚式のみを行いましたが、

若いカップルやパーティー好きの人は、Standesamtの結婚式を行ったあと、

パーティーホールを貸し切ったり、夏ならばビアガーデンみたいなところを貸切ったりして

披露宴をやるみたいです!(^^)!

日本のように結婚式場として運営している会社をあまりみないので、

おそらく個人がレストランやケータリングを利用しながら、個人で作り上げるタイプの披露宴が多い印象でしょうか。




日本と同様、Standesamtは家族や仲の良い数名のみの内輪の儀式、

披露宴は小規模から数百人規模になることもあるような、パーティーになることが多いようです。



さりとてStandesamtでの結婚式。



Standesamtでの結婚式をもう少し掘り下げておくと、


日本のように市役所に2人で出頭して書いて提出して終わり、というわけではなく、



役所の職員が30分ほどのミニセレモニー仕立てにしてくれます


もちろん完全な結婚式のようにドレスアップするのも全然あり(しなくてもOK)、

結婚式っぽいバックミュージックを流してもいいし、

街によっては職員が気の利いたポエムも読んでくれますw


街によっては、本当に貸し切りの会議室みたいな場所でやるところもあれば
お城などでこの儀式をあげられる場所もあるみたいで、


なかなかこれだけでも、いろいろ個性のある結婚式を工夫できるところかと思います



必要になる書類ですが


※夫がドイツ人、かつ市役所管轄の出生である場合です


わたし(日本人)


・Geburtsurkunde/出生証明、戸籍謄本
   日本の地元の市役所から取り寄せて、公的な翻訳士さんによりドイツ語訳をしたもの。
   私のところは、発行後6か月以内とかの期限付きだったので、
   市役所で必ず確認してください!

   アポスティーユが必要になる街もあるようですが、私のところは不要でした。
   こちらも、しつこく聞いておいた方がいいと思います!


・Ehefähigkeitszeugnis/婚姻要件具備証明書
   本国でも独身ですよ、という証明になります。(1夫1妻制度の国なので)
   こちらも、日本の地元の市役所から取り寄せて公的な翻訳士さんにドイツ語訳してもらいます。
   こちらも私のところは発行後6か月以内の期限付きだったので、期限の有無など確認しておくことを
   おすすめします!


※この2通の地元のお取り寄せ書類ですが、日本に帰国予定のある方はご自身で申請されると簡単ですが
 私はちょうどコロナ渦で帰国が難しいころだったので、
 必殺おかあさんにお願いしました。
 
 窓口で親であるという証明ができれば、代理でも書類を受け取れるみたいですが、
 その際には委任状が必要となる場合もありますので、
 ご自身の市役所に確認してくださいね



・有効なパスポート、ビザ、ID(Aufenthalttittels)

・Wohnortmeldung/住民登録票
 私は居住地での入籍になるので、住民登録票を改めて持参することはありませんでした。




相方(夫)

・本人確認書類 
   パスポートだか、IDだかのみ提出していました。
   というのも、彼の地元の市役所ですので、出生証明の必要がなかったためです。




ネックは、私が地元の市役所から戸籍謄本と婚姻要件具備証明書を取り寄せて

ドイツ語翻訳してもらうところくらいじゃないでしょうか?


私の場合、

看護師免許書き換えのために、ドイツ語訳してくれる公認翻訳士さんはすでにみつけてあったのと、

必殺お母さんがこの面倒な事務処理に付き合ってくれた(付き合わされて、慣れていってくれたw)ので


わりとスムーズに言った感じがありますw




かかる費用



Standesamtで本当にシンプルに済ます場合のみの費用ですが、


不確かですみません、

私のところは、100ー150€くらいを役所に払った気がします(笑)



その儀式を行う場所の代金と、婚姻証明書の発行にそれくらい必要みたいですが、

街によって大きく変わるのと、

付け足すオプションによってだいぶ変わってくるところかなと思います。



日付の設定



さて、必要書類をすべて提出し終えたら、

いきなり


「いつにします〜?近日中の土日はやや埋まり気味ですけど、平日なら結構いけますよ〜」

とサラーっと聞かれました(笑)



身内だけとは言え、都合もつける必要があるので、

近いうちにメールで返事しますとその場で返答しましたが、

たしか早ければ1か月以内とかでも結婚式可能だったかと思います。


夏場は繁忙期らしいので、土日の予約は難しめではあるかもしれません



そのほか自分たちでやったこと



123



・Standesamtの結婚式のあとで、
 近場のちょっとオフィシャルな雰囲気のあるレストランで人数分のランチを予約

・カメラマンの予約
 同僚にプロのカメラマンがいたので、彼に格安でお願いできました!

・シンプルめな白いドレスとタキシード
 いろんな服を着て臨んでOKらしいですが、私たちは白いべたなやつにしました

・花屋さんで新婦用のブーケと、新郎用のブートニアの予約



こんなとこでしょうか、、

日本で見た友達の結婚式から考えると、おそろしく手抜きですよね



もちろん、ドイツでも披露宴パーティを盛大にする人は、
それこそ準備がめちゃめちゃあると話していましたが、


自分たちは絶対にそんなこと計画実行できないだろうとわかっていたので

めちゃめちゃあっさりしたものになりました(笑)



いや、写真としてもしっかり形に残ったし、私ら2人はこれで大満足したので良いのです








日本での婚姻届け?



ドイツでの結婚式が終わったら、
もうそうそうに日本での婚姻届けも済ませておいた方がいいです。


というのも、ドイツで結婚後3か月以内に提出しないと、遅延理由書を書かなければいけないためです。


提出先は在ドイツ日本大使館(領事館)になるので、
そちらのウェブサイトに必要書類が日本語で載っています。




私のころは、コロナやロシアのウクライナ侵攻などの影響で
日本からドイツへのEMSすら受付停止中の時期であったため、

本来なるべく新しい戸籍謄本を要求されるところ、
現在あるもので結構です、という対応をしてくれていました。


現在はEMSは再開しているため、

戸籍謄本は発行より何か月以内、などの指定があるかもしれませんので、

こちらは連絡して確認しておくことをお勧めします。








というわけで



特に大変な思いをすることなく、婚姻手続きはあっという間に終わってしまった感じですw

すごく天気のいい日だったので、

すごく晴れやかな気持ちで迎えられたことと、

写真がすごくきれいに仕上がったのが本当によかったです!(^^)!


そうして、いつの間にかドイツで苗字が変わっていたわけですね!(^^)!


あらあらあっという間! 




日本の両親はこちらにこれなかったので、Lineで中継しながらテレビ電話参加したわけですが、


この後日本に1か月ほどハネムーンがてら帰省したので、

そちらでも身内で着物をきてプチ結婚式をしたのでした




めでたし、めでたし(笑)

2023年01月13日

ドイツの一般床病棟は想像以上に慌ただしい

忘れないうちに書き残しておきたかった、

ドイツの一般床事情について。


看護系ではない方でも、

自分が患者としてドイツの病院に入院する時の雰囲気の参考にしてください(笑)



患者の受け持ち人数が絶対的に多い


日本でも一般床病棟で働いたことがあるので、

あんまり問題ないかなと思っていた私ですが


日本の雰囲気に慣れていただけに逆につらかったw



というのも、

ドイツの一般床での看護師の受け持ち人数は、
ヨーロッパ全体でみても多いのです。



あるホームページに掲載されていた
各国の平均値をみると、

ドイツが一番多くて、およそ13人らしいです。



13人ですよ?(笑)



日本の病院は7:1だとか10:1だとか言ってるご時世、

ドイツではそれを軽々超えてきます。



これ、ICUなどのケアユニットはどう配慮されているのかわかりませんが、


とりあえず

私が働いた一般床では、12人もちか18人もちでした。



日によって違うのは、

スタッフがもとから足りていないか、

病欠でスタッフが欠けることがしょっちゅうあるので、

その補充がされないまま病棟を回すことになるからです。



そう、病欠がやたらに多いんですよ



なんだ、労働者に優しくていいじゃないかって、思いそうなところですが、

ありえないくらい病欠が多すぎるんです、ドイツの労働事情w


私がいた病棟が異様なのかって思ってたんですけど、


電車が突然前触れなく数分前にキャンセルになって、その原因が急病による欠員だったり(これ本当によく起きる!)

市役所のビザ関係の自分の担当者がずっと病欠で連絡とれなかったり

自分の病院の人事課のスタッフが3回に1回病欠で居なかったり



どうやらドイツ社会全土にこの風土はあるようだと感じたところですw




かといって、
頭痛いとか熱あるとかいいながら仕事出てくるのも絶対違うと思いますけど、

そのしわ寄せは健常なまじめな労働者にやってくるということを、

ドイツ労働初心者の私は知らなかった…!!




病欠が出たから仕事出てくれって言われてホイホイ勤務に出ていたら、
おそろしいほど使い倒されます



もちろん無理のない程度に手伝いに出るのは感謝されますけど、


こういうのって断ってよくて、
欠員がいても、その穴埋めのために動き回る必要はないということ、

あくまで自分のペースの仕事を大切にしてOK




ってことみたいです。

まあ、わかったのは一般床実習終わってからなんすけどw



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そして、たぶんいろいろ細かすぎる教育指導をうけてきている日本人看護師



ドイツの看護師が勉強してきていないとは言わないですけど、

日本の看護教育は本当に細かいところまで教育されていたんだなと感じることが多いです。



疾患の理解や薬剤のことなんて、

それは看護師がそこまで考えることじゃない って投げちゃってもOKなんで(^^;)


(あとで書きますが、集中治療室はこれとは全く逆で、スタッフの意識がおそろしく違います)


それどころか、
それ看護師の大事なとこじゃないの?ってところもいまいちここじゃわかりません。


受け持ち人数が多すぎて、清拭もできない、口腔ケアもできない、
食事介助ができないから、食事形態が合っているのかもわからないし、
早期離床?なにそれ?
環境整備?きれい好きな人がたまに整頓しといてくれるでしょ?



って感じです!(^^)!


元凶とたどれば、人が居なすぎるんですよね、、、
だから、個々スタッフじゃあどうしようもないんですけど、


まぁ日本人看護師がここに突然来たら、イライラすることしかないんじゃないでしょうか!(^^)!w




そういうことに、
「日本はこうだったのに!」っていちいちモンモンとしていると本当に精神衛生上よくないので、


私もその流れに任せることにしましたけどね!(^^)! 

いやー、日本でまた働ける気がしないw



一方で、集中治療室のことについて少し触れておくと



今現在、
もともと希望していたICUに異動して1年ほどになるんですが、

こちらは全く教育環境が違います!


日中が看護師−患者比が1:2、夜間は1:3になりますけれど、
個々人のスタッフの意識とかレベルはガラッと変わって

むしろ研修医を圧倒するくらいの看護師が多いです。


ドイツの良さが本当によく出ているなぁと思うところは、

1年目からいい意味で積極的、わからないことはちゃんと聞くし、反抗もします。




ICUに関してはのちのちゆっくり書きたいので今回は省きますが、


ようは一般床とICUの振れ幅がひどすぎる!(^^)!


患者さん自体も、

ICUはスタッフの人たち丁寧で優しかったのに!

って苦情を言うこと多いんですが、



人がいないからですよ!(^^;)


それはスタッフが悪いんじゃなくて、(いや、スタッフが悪いこともあるけどw)

病院が看護師スタッフを十分量確保していないから、

なんならドイツの国がそこに投資してないからですよ(^^;)



って、毎回説明して、
病院への意見書をお渡しして、ぜひ恨みつらみを書いてもらってましたw




ということでまとまりませんでしたけれども



1年以上一般床を離れてしまったのでなんだかリアルな時のあの必死感は伝わらなかったかもしれません。


なんだか、

結局すべての問題が『人員不足』のせいだったんすかね?w



あれ、今まとまったなぁww



患者としてドイツの病院に入院される方、

日本の病院を期待してはいけません!(^^)!

クレームは、きちんと上の人につながる方法で伝えましょう!





これからこちらの病院で看護師を目指す方、


日本の病院を期待してはいけません!(^^)! (2回目)

国が変われば常識が変わります!

手の抜きどころをネイティブから学びましょう!じゃないと潰れますよ!





それでは、また〜!(^^)!





2022年04月19日

Anerkennung Praktikum/外国人向けの免許書き換え実習についてまとめてみます

早速1年間のたまりにたまっているネタを書き残していきたいと思います!(^^)!


まずは、 

Anerkennung Praktikum (外国人向けの免許書き換え実習)について振り返ります!


※あくまで私の個人的に見聞きした体験談ですので、1例としてほわっと聞き流してくださいね!(^^)!


看護師免許書き換え実習の条件をおさらい



たぶん1年前のブログでも触れてたかもしれないんですが、
もう一度この劣悪ななかなかきびしい条件についておさらいしておきます(^^)/はは!





※看護師免許書き換えにおいて、

−実習

−一定期間のコースの受講+口頭・実地試験


のどちらか選べるかと思いますが、

そのうちの実習について触れていきます!



実習期間?




Regierungspräsidium (保険局)にもろもろの書類を送ると、

忘れたころに数か月〜1年後くらいにだらっだら書かれた書類審査結果が届きます。


私はStuttgart のRegierungspräsidiumから、9か月の実習を通達されました。


日本の看護教育なんて、専門であろうが大学であろうがそれほど変わらないとは思うのですが、

同じ日本人の方でも、

3か月だったり、1年だったりすることもあるようです。


もともとの看護師歴はあまり加味されていない様子だったので、


これに関しては運かもしれません!

当たり所ですね!!(^^)!はは!




ただし、申し与えられる期間はあれど、

病院側が延長が必要だと判断すると、

1年だった実習が1年半かかった、という事例もあれば

1年だった実習が8か月に短縮された、という事例もあるようです。


これも、病院の実習臨床指導者にかなりゆだねられるところなので、

運ですよ(^^)/はは



実習場所?



Regierungspresidiumからの手紙がきたら、
自分でAnerkennungsPraktikumとして雇ってくれる病院を探さなければいけません。


おそらく全例そうかと思うのですが、


小さな診療所や老人ホームなどでは実習だと認められず、

急性期のある総合病院で行うように

と、書いてありました。



ですので、

審査結果が届いたら 自分が通える総合病院の人事課に

AnerkennungsPraktikumのStelle Angebot (求人)について問い合わせてみましょう!



給料?



日本人の感覚だと、

実習でお給料出るなんてラッキー(^^)/ って感じかもしれないんですが、、、


ドイツは看護実習生たちもお給料がでますからね!(^^)!

そしてここ結構大切なところかと思うんですが、


外国人実習生のお給料事情はあまり公になっていません!!(^^)!



というのも、
その契約自体が

−Ausbildung 3年生(学生) として/ 総支給1200€
−看護補助者        として/ 総支給2200€

の2択あるからです

(※あくまでBW州のお給料のめやすです。そしてさらに税金が引かれます!)



同じ院内ですら、
同じ時期に入った外国人実習生がの給料がこんなに違ってたっていうことがわかって、

すごいびっくりしました



ですので、お給料のことはやや聞きにくいところかと思いますが、

人事課にしっかりこの内容は聞いておくことをおすすめします!(^^)!




後に書きますが、

実習といえど、めちゃめちゃ普通に働きます!

むしろ日本よりやることが多いのに、お給料が手取り900€とかだったら本当に割に合いません!



実習病棟?


実習病棟に関しては、
Regierungspresidiumからの審査結果の書類にふわっと書かれています。

私は、

−新生児/もしくは高齢者がいる病棟 2か月
−精神科 2か月
−外科 5か月  計9か月

という条件だったのですが、

結局は病院の匙加減で9か月間 一般内科病棟で実習を終えました。



まぁ、

高齢者はいるし、たまに外科の患者もいるし、精神科並診の患者も時々来るよね?

っていうことみたいです。


ほかの実習生の話では、

きっちりお達しの計画通りにそれぞれの科をローテーションしたっていう人もいれば、

婦人科(外科扱い?)4か月−神経内科 2か月−コロナ病棟の応援(内科扱い?)3か月

っていうイレギュラーな人もいました。



結局は、どこの病棟でもわりとなんでも経験できるので、

その時人が足りない病棟に派遣したそうな雰囲気でした!(^^)!




もし自分の希望する科があるのなら、
はじめの面接できちんと伝えておくのも手かと思いますよ!!(^^)!




実際の実習内容?


これも、その病棟や病院の匙加減で全然違うんだっていうことに驚いたところです。


日本の実習みたいに、厳密な実習計画やチェックリストなんてもちろんありません!(^^)!



私は、はじめの2か月目くらいまで通常の看護補助のように働いていました。

バイタル測定、薬剤管理、点滴調剤、清拭、食事の配膳、、、



そしてある3か月たたない頃でしょうか、

同僚がすごい軽いノリで、

部屋持ちしてみる?
大丈夫できるできる!(^^)!



って言ってくれたのをきっかけに、ある日突然部屋持ちがはじまりました!(^^)!



はじめは2人部屋を1つ、2つ、、、

そして徐々に増えていき、

4か月経つ頃には6部屋(12人)の受け持ちやってました!(^^)!

もう通常営業です!(笑)



まぁ、実習終わるころには18人でしたけどね!!(^^)!





実習生だから何したらダメ、っていうのがほとんどなくて、

申し送りから清拭、記録まで全部やってました。



病棟からは指導という名のものは全くなく、

わからないドイツ語の病名を聞いたり、使ったことのない薬剤について教えてもらったり、


とにかく優しい同僚が、完全放置わからないことはいつでも聞いてね スタンスで

温かく見守ってくれた感じです !(^^)!はは



そんな感じで、
私の9か月の実習は普通に働いてただけ超実践的に行われた感じでした!(^^)!




が、

同時期に別の病棟に居た実習生は、
受け持つこともなく
約1年本当に看護補助業務(1日中清拭とトイレ介助)をして終わったって嘆いている子もいました


これはさすがにきついなぁと思って聞いてましたけども、、




臨床指導は月1回


うちの病院では、

月1回、アカデミーの方からやってくる超優しい看護教員が実習臨床指導者として私を担当してくれました。


月1回は患者を受け持たずに、

こちらの薬剤のことや、褥瘡の貼付剤の管理方法、ドイツ語の記録の書き方など、

そういう細かいことをゆっくり教えてもらう日があったわけです!(^^)!


母国で看護師が清拭をしない国もあるので、ここではじめて清拭を習うという人もいるみたいです。




とはいえ、

月1回普段病棟に居ない人が来るわけですから、

病棟と指導者の連携は全然とれていない感が否めずw


何度も私の臨床指導日に患者の部屋割りがついていて問題になっていたことやら、、ww





私にとっては、いつでも見方になってくれるすごい優しい先生でした!(^^)!





こんな感じでしょうか?


もう実習が終わってそろそろ半年が経つ中、

久々に実習のころのことを思い出して書いているうち、いろいろふつふつと湧き上がるものが、、(笑)


ざっと思い返してみて気になったことを書いてみたのですが、


もし他に知りたいことがあればぜひコメントにでも残していただけると!!(^^)!

(コメントはこちらで承認してから公表されますので、時間差があります!)




あと、ドイツ語のおすすめの教材なんですけども、
そういえば私こんなの買ってましたってやつ思い出しましたので載せておきます


ドイツ版のレビューブックみたいなやつです

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めちゃめちゃでかい本で、かなり細かく書いてあります!(^^)!

学生だけじゃなくて、看護師でも参考になるくらい、めちゃめちゃ細かく広範囲網羅してます。


でかすぎて、持ち歩けないのが難点ですが(笑)






それではまた〜!(^^)!


2022年04月18日

やっとブログ書き込めるようになりました!

1年以上長らく開けずにいたブログが、ようやくアクセスできるようになりました^^



というのも、海外からログインできなくなってしまい。


原因がわかるまでけっこうかかってしまったんですが、

またこうしてアクセスできるようになってよかったぁ〜!(^^)!



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その後の看護師免許書き換え事情ですが




最後の更新は丁度1年前の2021年4月になるわけですね。


あのあと、

2021年10月まで 内科系一般床で‘Anerkennung Praktikum (免許書き換え実習)があって、

その実習終わりにPrüfung(試験)があり 無事合格★☆


11月はまるまるUrlaub(有給休暇)でお休みをして、


12月からこちらの正看護師として働き始めました。




12月からは、こちらの内科系ICUに異動希望して、現在そちらで働いています!(^^)!



こうやって思い返すと、この1年で自分の環境がめちゃめちゃ変わって驚くばかりですがw




そのうち、

ーAnerkennung Praktikum (免許書き換え実習)について
ードイツの一般床事情
ーPrüfung(テスト)について
ーUrlaub(有給休暇)事情
ードイツのICU事情


についてゆっくり書いていきたいと思いますお!(^^)!




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それでは、素敵なイースター休暇を!


2021年04月12日

ドイツでの病院での看護師実習もそろそろ3か月目に入ります、、

4月のドイツの天気はめまぐるしいのが普通!


なんて言われていましたが、

本当にその通り、、



先週の最低気温がマイナスだったとおもったら、
今週はぽかぽか20℃超える日もざらにあったり!


しまったばかりの冬服をなんども出してはしまい、を2ー3度繰り返しましたよ!(笑)



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というわけで、あっという間にそろそろ3か月目に入る実習状況ですが!



1月25日に突如複雑な形で始まった私のドイツ看護師免許書き換えのための実習ですが、


そろそろ3か月に突入しようとしています、、、!!





はやい( ;∀;)!




週39時間(100%のフルタイム)勤務、

かつコロナでロックダウンしていることもあり、


1月から今日まで本当に自宅と職場病院の往復しかしていなかったので、


何の思い出もなく冬を越してしまいました(笑)





そして突然始まった部屋持ち



補助者っていうビザで働いているから、

本当はダメなんだけど、、、





とかいう建前文句を一応言われてたんですが、


仕事始まって2か月たつ頃から気づいたら

10人ほどの部屋の受け持ちが始まっていました(◎_◎)





まあ、自分で受け持ち持って動くほうが、気は楽っちゃー楽なんですがね





というわけで、

前回は2週間の実習でわかってきたことを記録してたかと思うんですが、


今回はこれまでの3か月の実習で分かってきたことを追記してメモしておこうと思います!





労働者にとっても優しい勤怠管理



日本の病院はなんてブラックだったんだってつくづく思うところが、勤怠管理システム!



私の今働いている病院ですが、

ロッカールームに入る手前に勤怠管理システムがあり、


そこでカードキーをスキャンしたら私の勤務が開始。


逆に、勤務終わりも、着替えてそこを通り過ぎるまでが私の勤務時間。



ですので、普通に申し送りをして病棟を去っても、
毎日10−15分ほどのわずかな残業時間が発生していることになります。






そして先週

実習指導の日があったんですが、

実習担当者の臨床指導みたいなのが2時間くらい早く終わった日がありました。




すると病棟の師長さん、



いつもちょっとずつ残業ためてるから、

こういう時くらい早く帰りなさい




って





日本だったら、

普通に暗黙の了解的に規定時間まで病棟の手伝いして帰るところですが、


こういう時間にフレキシブルな配慮があるの、


本当にありがたいところです






記録が圧倒的に少ない



受け持ちして、自分の受け持ち患者の記録を始めてから気づいたことなんですが。


こちらの病院は、圧倒的に記録物が少ないですし、


看護記録もメモ並みです(うちの病棟では)




こちらはほぼすべての病院が無料で公立になるので、


まずコスト入力が無い


CV入れたりしたら、セットと、麻酔と、へパフラと、、、っていうのが、無い(笑)




医療区分は一応あるんですが、


日本の看護度入力のように複雑ではないので、こちらもさらっと。

自由に動けるか、介助が必要か、完全にベット上か、 そんなもんです






観察項目なんてほぼほぼあってないようなもんだし、


なんなら「それって医者が見ることじゃないの?」


って逆に突っ込まれたりすることもしばしば




看護問題・看護過程がほぼ無いに等しいので、



これにかかる記録もまったくありません







そうしていろいろミニマイズしていった結果、

残る私がやるべき記録物は、


バイタルサインと、点滴のサインと、1日のメモくらいです(笑)




必要な日常生活援助に関してはなぜか紙ベースで、

こちらもやる気のある看護師は勤務終わりに書いてますが、

時間がない人は全く白紙のまま。(笑)






私、ここを経験すると、

次日本でまた働けるのかすごく心配です(笑)






「受け持ち看護師が休憩中だから、待ってて」て言える



人にもよりますが、

ナースコールいかない人は結構鳴り響いたままになってます(笑)



まして、

ナースコール鳴らしている人に、


「受け持ち看護師が休憩中だから待ってて」って説明すると、


患者さんも普通にわかってくれたりします(笑)





なんでしょうね、


消化器内科だから、


結構絶食の指示が頻繁に入るんですが、




明日検査があるから朝ごはんは絶食でって説明を受けている患者さんに、



食事が配膳されてご飯を食べてしまっても、



「あの人説明うけたのに、ご飯食べちゃったの!

信じられない!」



ってなります(笑)



日本ならインシデントレポートだなぁと




患者様ではなく、あくまで対等な関係ですので、


まーずばずばお互い言いますよ。





患者もうかうかぼーっとしてられないってわけです





身体拘束がほぼ無い


患者の権利に敏感なヨーロッパですので、


身体拘束はこれまでに一度もみたことがありません。



Vラインの自己抜去→再挿入→自己抜去→再挿入→、、、


なんてこともしばしば。


Vラインも、病棟スタッフが入れられないので、

まあ、こちらとしてはいいっちゃいいんですけど、、



ただ、せん妄でオラオラしてる患者の手背に細々とライン入れていくのは

いかがなものかとは思いますが(せめて上腕とか、服で隠れやすいところにいれてくれw)






せん妄と認知症の違いもあいまいなスタッフが多いし、


せん妄の対応はもうちょっと指導入れてほしいなと思うところではあります




ICUで人工呼吸器とか、大きな術後のセデーション下とかになると、

どうなるんでしょうね?



実習がもうちょっと進んで、


コロナのICU戦争が落ち着きそうなタイミングで

一度ICUの見学をお願いしようと考えているので、



そしたらまたICUのこと書きますね













というわけで



その日その日で小さい愚痴もあるんですが、


私結構忘れっぽいので、


今のところあまり不満はないです(笑)



まあ、こちらの看護システムにも慣れてきたし、大きな不満自体ないということですかね





通常の会話のドイツ語も、医療用語のドイツ語に関しても、

やはり3か月ちかくなると結構伸びてきました!


恐れていた電話対応も、結構慣れてきたしww




ベースでB2の試験まで受かっていると、

その後ドイツ語の環境に入りさえすれば結構勝手に伸びていくんですかね。




こちらのスタッフも

このUnknownな日本人看護師の存在に結構慣れてきてくれたようですしw




気づけば実習ものこり6か月とわずか!





また分かったことがあれば書いていきます〜

2021年02月11日

留学やワーキングホリデーにドイツをおすすめしたい5つの理由

2020年は世界中のコロナパンデミックの影響で

海外への移住や短期留学などを断念せざるを得なかったという人も多かったのではないでしょうか。



ドイツの街でも、
いつもならHeidelbergやStuttgartなどでは日本人の方々をよくみかけたものの、

今年はめっきり少なかったように感じます。


(ロックダウンなどで、そもそも人通り自体が少なかったですが。。)





年の瀬からはワクチンの接種が
イギリスはじめドイツでも急ピッチで進められてもいますし



2021年は少しでもこの不自由な身動きとれない状況が
改善されることを願うばかりですね







ということで今回は

今後のコロナ終息を願いつつ、



前々から私がまとめておきたかった


留学やワーキングホリデーにドイツをおすすめしたい5つの理由 というテーマで

書いていこうと思います。










いまさらですが




軽く私の自己紹介しておきます


大学時代からバックパック旅行をはじめ、


その後日本で看護師として働き出してからも、
おおよそ毎年バックパックを背負って1週間どこか旅行へ行っていました。


20代のうちにワーキングホリデービザを使って

アイルランド、ドイツでそれぞれの国に1年ずつ滞在し



語学学校に通いながら
現地の老人ホームや病院、ゲストハウスなどでアルバイトを経験しました。





現在は、ドイツで就労ビザをもらい、こちらメインで生活しています。





ドイツをおすすめしたい理由その1:ヨーロッパの中心地の魅力


IMG_20181202_124810_836.jpg
ローテンベルクの街の中心




ワーキングホリデーで言うと、カナダやオーストラリアなどの人気はやはりずば抜けていますが!


カナダやオーストラリアでは体験できないこと、





それは、ヨーロッパの美しい街並みや歴史の中で生活することです。




ドイツで言えば、

各州や街ごとに実に様々な特色を持っているので、


自分が住んでいく街を選ぶのも楽しいですし、





週末に国内旅行する程度でもかなり楽しめます。


というか、
電車や飛行機を使えば


かなり格安で、
しかも数時間で別の国に飛べるので、


ドイツだけと言わず

いろいろな国の旅行の拠点としてもかなりおいしいです!



2020年はコロナ渦下でしたが、

リスク地域に指定されていない

スイスやリヒテンシュタインへのドライブ旅行も行けました^^


DSC_0883.JPG
リヒテンシュタインの街




このコロナ制限が自由になったら、

次はポルトガルに行っておいしいスイーツを食べ歩きたいです、、、(笑)





ドイツをおすすめしたい理由その2:英語にもある程度フレキシブル




ドイツへ来た当初、
私はほぼドイツ語が出来ない状態でした。


それでもこちらの外人局でワーキングホリデービザ申請や銀行開設、

老人ホームでのお仕事などなど、、



運よく、要所要所で英語でも対応してくれる人が居て

はじめの数カ月くらいはほぼほぼ英語で生活していました。




若い世代は英語を上手に話せる人たちがけっこういるので、



私のドイツ語が伸びて来た今でも、

時折英語で話しかけてくるドイツ人の友人も中には居ます。






ただ、やはりご年配の方には英語通じませんし、

田舎に行くほど英語だけではやはり生活が成り立たなくなってくるので、


ワーキングホリデーなどの長期滞在となると


やはり語学学校などでのドイツ語学習は必須になるかと思いますが、、、!




DSC_0598.JPG
シュトットゥガルトの街の中心にあるお城




ドイツをおすすめする理由その3:学費を安く抑えられる方法がある





さて、上の語学学校からの流れを受けて。




ドイツには多くの移民がいるので、

ドイツ国内あらゆるところで移民向けのドイツ語教室を開催しています。



一番有名なところでいうと、


Goethe-Institut(ゲーテ・インスティトゥート)


世界各国にオフィスがあるほか、日本にも3か所コースを受けられる教室があります。

ドイツ政府認定のオフィシャルなドイツ語試験も作っている会社ですので、

教室自体もかなり質が担保された、ハイクオリティーな学校です




インテンシブコース内容(1099€〜)

・コース期間は約 2 – 3 週間
・内容: 80 レッスン(各45分)
・時間割:月曜日から金曜日まで、1日あたり 5 - 8 レッスン
・最大参加者数:16人
・レベル: A1、A2、B1、B2、C1、C2
・コース開始前の無料レベル設定テスト
・教材は全て提供されます
・メディアライブラリでの個人学習
・広範な文化およびレジャープログラム
・参加証明書を提供
・レベル証明試験も受けられます


↑日本語でネットにのっているので、
申しこみも簡単ではありますよね





私、大学生の頃

ミュンヘンのインテンシブコース(当時は4週間だった)行ったんですが、


4週間で1000ユーロ、学生ながらにちょっと痛いなぁと思った記憶があります(笑)



いや、もちろん質はいいんですよ!

学校のパソコン室とか図書館の教材も使えるし、

Goethe試験の対策も自然にやってくれますし!




ただ半年くらい通いたいとなると、さすがに、、、







と言う方にはこちら!




市民学校(VHS:Volks Hoch Schule)

ほぼどの街にもありますし、本当に小さな村みたいなところにもあったりします。


もともとは市民向けの習い事の場みたいな場所のようで、

料理コースやヨガ、水泳、ダンスなど、


成人向けの余暇活動の場みたいな感じだと思うんですけど、



移民者向けのドイツ語のインテンシブコースを設けている場所がけっこうあります。

(ドイツ語以外にも、英語、フランス語、中国語など、
場所によってはけっこうマニアックに開設しています!)






私はVHSでA2.1からB2,2まで、インテンシブコースを6回受講したのですが、


私の街のVHSでは

・1クール 3−4週
・月曜日ー金曜日まで 午前中 8:30〜13:15 まで(休憩はさみ)
1クール 350ユーロ
・1クラス10名前後
・テキストは事前に自分で準備



VHSでは先生の質がかなりまばらで、

クラスによっては20人ちかくの学生がいるところもあるとか聞いていたんですが、




私は運よく

少人数クラスで、

かつ先生も外国人に教え慣れた 素敵なおばちゃん先生に当たりました





というか、1クールで350ユーロは破格すぎますよね(笑)





当たり外れも多いというのがやや難点ですが、


語学学校ビザも申請できるはずですので、


語学留学やワーキングホリデーを安く済ませたい場合には


この学校を利用することも一つの作戦になるのではないでしょうか




ドイツをおすすめする理由その4:大学への正規留学や現地インターンなど、その後のキャリア展望への利点



ヨーロッパの国公立の大学では、授業料無料で受けられるところがけっこうあります。


その恩恵は、もちろんドイツでも



ドイツの大学や大学院への留学に関しては、

こちらのホームページで詳しく解説されていましたので、

ご参照ください





学費無料?ドイツに留学を完全解説!(入学条件・費用・出願流れまで)








また、ドイツはヨーロッパでも屈指の経済大国



車などの工業製品、電化製品、ITなど世界的に有名な大企業がたくさんあります。


日本企業の支社や、日本の企業と提携しているドイツの会社などもあるので、




こちらで学び

その後の就職・キャリア展望へとかなり前向きに考えることができるのではないでしょうか^^








私の場合ですが





私は看護師というやや特殊な状況ではありますが、

現在こちらで看護師免許の書き換えを行っているところです。



日本の国家資格にあたる職業は、

ドイツ国内においてそのまま使えるわけではありません。



有給インターンや実習を経て(ない場合もあるかもですが)、


Anerkennung(資格の書き換え)という作業が必要になります。





看護師の免許の書き換えに関してのみ言えば、


英語圏では通常、看護師資格の取得に、C1レベルの英語が必須と言われています。


しかしここドイツでは、

看護師資格の書き換えに必要なドイツ語はB2と1ランク設定を下げていますので、


そういう意味でも、ドイツの看護師移民への道はやや広められていると言えそうです。




将来は日本を出て海外で働いてみたいと考えている看護師さん!

語学の壁は、
他英語圏よりも1段低いですよ


IMG_20170816_173808815.jpg
ニュルンベルクの旧市街地





ドイツをおすすめしたい理由その5:日本人が感じる居心地の良さ



これはちょっと主観的になってしまうかもしれないのですが(笑)



ありがたいことに、

日本っていう国そのものが、

第一印象よかったりするところもあるのですが



ドイツではことさら、

その恩恵を受けることが多いような気がします。




アニメ・ゲーム・オタク文化がヨーロッパでも特にしみついている印象を受けるドイツでは、


日本人に対してもわりとはじめから親しく話しかけてくれるドイツ人が多いです。



IMG_20190323_193643_287.jpg
テュービンゲンの中心地を流れる川沿い




そしてもうひとつ私が居心地よく感じるのが、

ドイツの個人主義の考え方。



日本的な

「出る杭は打たれる」

「人並みに足をそろえる」


があまり得意ではないというか、いつもどこか違和感を感じていた私ですが、



ドイツ人の個性を大切にという考え方に触れて、

これからの人生を改めて、

自分のために大切に生きて行こうと考えて行くきっかけにもなりました







サービス残業だらけの日本の病院勤務、

有給なんて年間1週間あるかないか、

家でも持ち帰って係活動や委員会活動する、みたいなことやってたことありましたが、




ドイツでは残業ほぼなし!

始業ギリギリにみんなやってきます!


有給はみんな年間30日きっちりとる!


係活動などがある人は、別に「オフィス勤務日」があって、しっかりお給料もらっている!



休みの日は個人のもので、家族と過ごす日!




人足りないからって、

急に病院から召集されるかもしれないことをドキドキしながら待つ日じゃありません(笑)










学校、職場、社会、

いろんな肌の色・髪の色の人が居て、


服装・オシャレ、文化など

業務に差し支えない限りは、個人の自由です。


風紀を乱さないとか身だしなみを正すとかって、


一体だれのためだったんだろう、とふと思ってしまいますよね^^;


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いかがでしたでしょうか



今回は、ドイツへの留学やワーキングホリデーについて5つの項目にわけていいところをまとめてみました!




もちろん、

長期になってくると不便に感じてくるところなどありますが、


留学やワーキングホリデーに関しては


いかに個人がその制度・しくみを使って積極的に・クリエイティブに楽しんでいくか

ってところかと思います。



「語学留学は、こうしなきゃいけない」

「ワーキングホリデーは、はじめ必ず語学学校に通って、慣れた頃に日本食レストランで働くものだ」



そんなこと全然ないんです。




ことに、ドイツに関しては

田舎・都会どちらの生活も選びやすいですし、自由度も高いのではないかと思います!





是非、これからヨーロッパ移住を考えている方は


参考にしてみてくださいね^^





それでは〜

2021年02月08日

ドイツの病院で働き出して、2週間が経ちました

2020年の年の瀬に労働許可で少々もちゃもちゃした私の看護師実習ですが、

1月25日から無事に近所の総合病院の混合内科で実習を始められました^^



今日(2月8日)で丁度2週間経ったことになるので、

これまでの私の状況をおさらいしてメモしておこうと思います。



※あくまで私の施設ですので、すべてがこういうわけではないと思いますので、
参考程度に!




DSC_1738.JPG
街の中心・Rathaus前広場
火・木・土の午後1時まで、市場やってて最近利用しています。







私の実習条件


Regierungspräsidium(保険局)から言い渡された、

私の看護師免許書き換え条件は 9カ月の実習でした。

うち、5カ月外科、2カ月老年、2カ月訪問でっていう謎の指定もあったのですが、


今回実習まるまるお世話してくれる実習先の病院では、


「9カ月ぶっ通しで、消化器の病棟で行きましょう。」


と言われております。



その他もろもろ詳細を書くと、

・労働許可(Arbeitserlaubnis)は看護助手(Pflegehelferin)として、1年間
・100%フルタイム(週38時間)
・お給料は学生としてではなく、看護助手としての基準料金
・有給28日間つき


簡単にこんな感じでしょうか。





当初お給料は看護学生3年目の基準と同様に、と言われていたのですが、

運よくArbeitargenturのチェックが入り、

州が定める最低賃金を満たさなければ労働許可が頂けないとのことで、


その結果看護補助者としての雇用契約に切り替わり、
お給料基準もそれに合わせてきっちり頂けることになりました




実習先の環境



家から1−2kmくらいにある、1000床前後の総合病院で、


私が9カ月お世話になるのは 消化器メインの混合内科です。



指定されていた、外科病棟ですらないという(笑)


1病棟は36床あって、

1シフトあたり受け持ち看護師が2〜3人
また普通の看護学生や私のような免許書き換えの実習生が受け持ち看護師とペアになり

その日のケアやバイタルサイン測定などを一緒にこなしていきます。



スタッフが少ない時には1人の看護師に最大18人受け持ちがいることもあるらしいです






消化器メインの混合内科ということで、

メインにくるのは膵胆管肝臓系、消化管出血、ERCPやカメラなんかが多いですが、


たまに循環器のアブレーションや整形外科の術後なんかもきます。



1日のながれ



こちらの病院は3交替で、おそらくドイツでは多くの病院がこんな感じのシフトらしいです。


早番: 6:00−14:20
遅番:13:00−21:50
夜勤:21:15−06:00


休憩30分(夜勤はやってないので、ちょっと不明ですが)






清拭は基本的に早番がお昼までに終わらせておきます。

患者全員を看護師が関わる必要はなくて、
部屋の洗面室に備え付けのボディソープやタオルがあるので、
できる人はどんどん自分でやってもらいます。




ケア度高い人は全身清拭とかしますが、
日本のような陰洗ボトルなんてものはなく、
陰部もさらっと清拭して終了。(笑)



清潔ケアのプランとかもないので、
汚れそうならしっかりやる。

昨日全身清拭したから、
今日は陰部だけサラっと拭いて終わり。とか、そんな感じです(笑)



口腔ケアや男性のひげそりなども、
受け持つ看護師にかなりゆだねられている感じですし、

なんならみんな足の皮膚乾燥でパリパリです(笑)





受け持ち患者の人数がいかんせんおおいので、

早番は部屋周りのラウンドと清潔ケア・食事介助したらほぼそれで終わりに近いですね。




遅番は、

午後に医師の指示が入ることが多いので、

その指示受けをさばいていくといつの間にか夕ご飯の時間になります。



医師とのやりとりは直接受け持ち看護師がここはしています。








リーダー看護師はいないのですが、

医師のアシスタントというポジションの看護師が居て、
ステーション横の受付で電話応対や、緊急オペ・入院の書類のあれこれなどをさばいています。




ちなみに、
こちらの病院では(というか、ドイツ全域?)


看護師がVラインや採血をとれません。

採血は午前中その筋の人がやってきてとってってくれますし、

自己抜針などがあったら医師に依頼、


抗生剤なんかがあっても急ぐ事なく余裕でスキップしときます(笑)






患者さんのごはん






ドイツではまずいことで有名な病院のごはんですが、



ごめんなさい、

本当にまずそうです(笑)



日本も前まではまずいまずいなんて噂あったようななかったような?



でも、私が実際に働き出してからは、


患者さんのほうが私よりいいもの食べてんじゃないかって思うことさえありましたけど。(笑)






ドイツの、

これまでの2週間でみた食事内容の1例をメモしておくと


【常食】

朝ごはん:冷たい黒いパン スライス1−2枚 チーズ・ジャム +温かいハーブティかコーヒー
昼ごはん:温かいスープものや、パスタ、お肉など +付け合わせのパン(Brötchen)
夜ごはん:冷たい黒いパン スライス1−2枚 チーズ・ハムに、スープ(Topf)が付くことも+温かいハーブティ


昼ごはんは温かくて、
まぁどーんとしたものがでます。


野菜少ないし、

魚はまぁ出ないし(もともと食べない地域ですしね)


朝夕必ず出るあの黒いスライスパンはさすがにかわいそう、、、、



日本みたいに、栄養士がきちきちに管理していないようなので、

まあ炭水化物だけの時もザラです。



病院食って、

治療として大事だと思うんだけどなあ。。。




【嚥下・ミキサー・きざみ食】
※嚥下障害や食上げ時など、日本ならおかゆとペースト状になったおかずがでます

朝ごはん:スープ、Brei(何かの穀物のおかゆ)+ジャム 
昼ごはん:スープ、Brei+ジャム、プリン
夕ごはん:スープ、Brei+ジャム



三食!www


スープはさすがに、ちょっとバリエーションかえてきますが、

普通にさらさらの具なしコンソメスープがでることもあります(笑)



患者さん、むせるので、そのまま下膳します




日本なら、魚とか野菜でもきちんとペーストにして食事にバリエーション出してくれます。


日本の管理栄養士さんたち、


すごいですね。(笑)




そして、噂の残業しないというアレ



日本でも新人の前残業させないとか、残業減らそうとかいろいろやってるみたいですが、


ドイツの看護師事情からみたら、


甘いですね!wwwww





ここの病院に関して言えば、


病院の玄関口にすぐ出刻・退勤管理ができるシステムがおいてあるので、

そこを通過したらもう私の勤務開始になります(笑)


6時開始の早番なら、

5:45に出刻 となり、15分のオーバーアワーが計算されているみたいです(笑)


勤務は14:20までとあるのですが、


こちらも遅番者への申し送りが終わってさえしまえば
みんなそうそうに帰ってしまいます。


結局着替えて病院外まで出る時間も勤務時間に加算されているようですので、

時間前10、15分前に病棟を出ても全然OK。








じゃあどこで情報取るんだって話なんですが、

めっちゃほわっとした病歴と治療方針、食事、血糖測定だけは申し送りで伝えられるので、


ほんとそれだけしかしません。


抗生剤とか補液は、夜勤が準備してくれたもの定時につなぐだけ。






採血データとか、レントゲンCTなんてほぼ見ません(笑)






確かに、さすがに18人も受け持ちがいて、

自分で歩いていろいろできる人も中には混じっているので、


みんながみんなきっちり情報とってなんとかってのは要らないと思うんですが、



日本ほど丁寧にやってたら絶対終わらないし、


ドイツ式をそのままやると絶対どこかでミスがおきそうだし、



どうにかミスせず最低限の丁寧さを保って仕事していけるように考えて行きたいところではあります(笑)




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そして1年に30日とれるという有給



出ました。


30日とれるんですって。




それでも週38時間換算なので、週休2日も加わえられるので、
まるまる一か月以上有給使って休めるんですね!



ドイツの看護学生たちですが、
実習という名目ではありますが、
病院からお給料もらって働きながら座学もうけて、という形になるので、


彼らにも同様に有給取得権利があるわけです。




日本の看護師なんて、年間1週間もらえるかもらえないかっていうのに、


こちらの学生の方がもらってんじゃないでしょうか。(笑)





これは、

日本の看護協会さんだか病院だか、


はやくなんとかしないと、


日本の優秀で働き者の看護師たちは外国に出て行っちゃいますよ(笑)












コロナの状況ですが



ドイツのBW州では、11月2日からロックダウンが強化されています。

クリスマスも終え、寒さも時々和らいできたかな、という今日この頃


コロナおお流行りしてた年末年始は1日の新規患者がドイツ全土で4万人こえた時もあったらしいですが


最近は1万人下回る日も徐々に出てくるくらいになりました。




それでも、


私の病棟は3週間前までは完全に病棟閉鎖するほどコロナ大流行りしちゃってましたし、


この2週間、うちの病棟で
これまでに家族らの面会や出所不明のコロナ感染者3名の発生を目撃しました。


本当に、ちょうど受け持ちから出たので、
一応追跡調査の対象には私もなるんですが、

基本N95マスクとゴーグルを着用して対応しているということで、


すぐに隔離ということにはならないようです。








病院の現在のコロナ対策ですが、
・スタッフの週2回のコロナ迅速テスト義務化
・スタッフはN95マスクと、ゴーグル装着
・患者はサージカルマスク着用
・休憩室の利用人数制限
・コロナ専用病棟(疑いのある患者もそちらにただちに移動)の設置



といったところでしょうか。




ワクチンに関しては自由接種で、

希望者にはもう1月から接種の予約が可能になっているみたいです。



それでも、希望者はこれまででまだ半分にも満たないくらいだそうです。




(私もまだ迷い中、、)










そんなところでしょうか



2週間終えて、わかったところはそんなところでしょうか?




この地域で日本人自体が珍しいらしく、

物珍しげに同僚も患者さんもなんだか親しく話しかけてくれますし、



ドイツ語に関しても
褒めてくれる人が多くて本当にありがたいです!^^





病棟の内容的に

自分が新たに調べなきゃわからないようなことや複雑な看護技術は特にないので、


自宅ではその日きになったドイツ語3,4単語眺めるくらいで、



本当にゆっくりとオフの日を過ごしています^^



実習生って課題とかあるのかと思ってたら、本当に何にもないんですよね。


臨床指導者?的な人も居なそうだし、かなりゆるめ。






早番の朝が早いストレスは多少ありますが、


その分夜も早く寝るようになったので、いい感じなんじゃないでしょうか^^








はやく温かくなって、


コロナがまた落ち着いていくことを願いつつ




実習・病院勤務でまたわかったことがあったら書きます!





それでは〜〜