1月25日から無事に近所の総合病院の混合内科で実習を始められました^^
今日(2月8日)で丁度2週間経ったことになるので、
これまでの私の状況をおさらいしてメモしておこうと思います。
※あくまで私の施設ですので、すべてがこういうわけではないと思いますので、
参考程度に!
街の中心・Rathaus前広場
火・木・土の午後1時まで、市場やってて最近利用しています。
私の実習条件
Regierungspräsidium(保険局)から言い渡された、
私の看護師免許書き換え条件は 9カ月の実習でした。
うち、5カ月外科、2カ月老年、2カ月訪問でっていう謎の指定もあったのですが、
今回実習まるまるお世話してくれる実習先の病院では、
「9カ月ぶっ通しで、消化器の病棟で行きましょう。」
と言われております。
その他もろもろ詳細を書くと、
・労働許可(Arbeitserlaubnis)は看護助手(Pflegehelferin)として、1年間
・100%フルタイム(週38時間)
・お給料は学生としてではなく、看護助手としての基準料金
・有給28日間つき
簡単にこんな感じでしょうか。
当初お給料は看護学生3年目の基準と同様に、と言われていたのですが、
運よくArbeitargenturのチェックが入り、
州が定める最低賃金を満たさなければ労働許可が頂けないとのことで、
その結果看護補助者としての雇用契約に切り替わり、
お給料基準もそれに合わせてきっちり頂けることになりました
実習先の環境
家から1−2kmくらいにある、1000床前後の総合病院で、
私が9カ月お世話になるのは 消化器メインの混合内科です。
指定されていた、外科病棟ですらないという(笑)
1病棟は36床あって、
1シフトあたり受け持ち看護師が2〜3人
また普通の看護学生や私のような免許書き換えの実習生が受け持ち看護師とペアになり
その日のケアやバイタルサイン測定などを一緒にこなしていきます。
スタッフが少ない時には1人の看護師に最大18人受け持ちがいることもあるらしいです
消化器メインの混合内科ということで、
メインにくるのは膵胆管肝臓系、消化管出血、ERCPやカメラなんかが多いですが、
たまに循環器のアブレーションや整形外科の術後なんかもきます。
1日のながれ
こちらの病院は3交替で、おそらくドイツでは多くの病院がこんな感じのシフトらしいです。
早番: 6:00−14:20
遅番:13:00−21:50
夜勤:21:15−06:00
休憩30分(夜勤はやってないので、ちょっと不明ですが)
清拭は基本的に早番がお昼までに終わらせておきます。
患者全員を看護師が関わる必要はなくて、
部屋の洗面室に備え付けのボディソープやタオルがあるので、
できる人はどんどん自分でやってもらいます。
ケア度高い人は全身清拭とかしますが、
日本のような陰洗ボトルなんてものはなく、
陰部もさらっと清拭して終了。(笑)
清潔ケアのプランとかもないので、
汚れそうならしっかりやる。
昨日全身清拭したから、
今日は陰部だけサラっと拭いて終わり。とか、そんな感じです(笑)
口腔ケアや男性のひげそりなども、
受け持つ看護師にかなりゆだねられている感じですし、
なんならみんな足の皮膚乾燥でパリパリです(笑)
受け持ち患者の人数がいかんせんおおいので、
早番は部屋周りのラウンドと清潔ケア・食事介助したらほぼそれで終わりに近いですね。
遅番は、
午後に医師の指示が入ることが多いので、
その指示受けをさばいていくといつの間にか夕ご飯の時間になります。
医師とのやりとりは直接受け持ち看護師がここはしています。
リーダー看護師はいないのですが、
医師のアシスタントというポジションの看護師が居て、
ステーション横の受付で電話応対や、緊急オペ・入院の書類のあれこれなどをさばいています。
ちなみに、
こちらの病院では(というか、ドイツ全域?)
看護師がVラインや採血をとれません。
採血は午前中その筋の人がやってきてとってってくれますし、
自己抜針などがあったら医師に依頼、
抗生剤なんかがあっても急ぐ事なく余裕でスキップしときます(笑)
患者さんのごはん
ドイツではまずいことで有名な病院のごはんですが、
ごめんなさい、
本当にまずそうです(笑)
日本も前まではまずいまずいなんて噂あったようななかったような?
でも、私が実際に働き出してからは、
患者さんのほうが私よりいいもの食べてんじゃないかって思うことさえありましたけど。(笑)
ドイツの、
これまでの2週間でみた食事内容の1例をメモしておくと
【常食】
朝ごはん:冷たい黒いパン スライス1−2枚 チーズ・ジャム +温かいハーブティかコーヒー
昼ごはん:温かいスープものや、パスタ、お肉など +付け合わせのパン(Brötchen)
夜ごはん:冷たい黒いパン スライス1−2枚 チーズ・ハムに、スープ(Topf)が付くことも+温かいハーブティ
昼ごはんは温かくて、
まぁどーんとしたものがでます。
野菜少ないし、
魚はまぁ出ないし(もともと食べない地域ですしね)
朝夕必ず出るあの黒いスライスパンはさすがにかわいそう、、、、
日本みたいに、栄養士がきちきちに管理していないようなので、
まあ炭水化物だけの時もザラです。
病院食って、
治療として大事だと思うんだけどなあ。。。
【嚥下・ミキサー・きざみ食】
※嚥下障害や食上げ時など、日本ならおかゆとペースト状になったおかずがでます
朝ごはん:スープ、Brei(何かの穀物のおかゆ)+ジャム
昼ごはん:スープ、Brei+ジャム、プリン
夕ごはん:スープ、Brei+ジャム
三食!www
スープはさすがに、ちょっとバリエーションかえてきますが、
普通にさらさらの具なしコンソメスープがでることもあります(笑)
患者さん、むせるので、そのまま下膳します
日本なら、魚とか野菜でもきちんとペーストにして食事にバリエーション出してくれます。
日本の管理栄養士さんたち、
すごいですね。(笑)
そして、噂の残業しないというアレ
日本でも新人の前残業させないとか、残業減らそうとかいろいろやってるみたいですが、
ドイツの看護師事情からみたら、
甘いですね!wwwww
ここの病院に関して言えば、
病院の玄関口にすぐ出刻・退勤管理ができるシステムがおいてあるので、
そこを通過したらもう私の勤務開始になります(笑)
6時開始の早番なら、
5:45に出刻 となり、15分のオーバーアワーが計算されているみたいです(笑)
勤務は14:20までとあるのですが、
こちらも遅番者への申し送りが終わってさえしまえば
みんなそうそうに帰ってしまいます。
結局着替えて病院外まで出る時間も勤務時間に加算されているようですので、
時間前10、15分前に病棟を出ても全然OK。
じゃあどこで情報取るんだって話なんですが、
めっちゃほわっとした病歴と治療方針、食事、血糖測定だけは申し送りで伝えられるので、
ほんとそれだけしかしません。
抗生剤とか補液は、夜勤が準備してくれたもの定時につなぐだけ。
採血データとか、レントゲンCTなんてほぼ見ません(笑)
確かに、さすがに18人も受け持ちがいて、
自分で歩いていろいろできる人も中には混じっているので、
みんながみんなきっちり情報とってなんとかってのは要らないと思うんですが、
日本ほど丁寧にやってたら絶対終わらないし、
ドイツ式をそのままやると絶対どこかでミスがおきそうだし、
どうにかミスせず最低限の丁寧さを保って仕事していけるように考えて行きたいところではあります(笑)
Fit furs Goethe-Zertifikat: B2 Book mit Audios online 2019 Edition 新品価格 |
そして1年に30日とれるという有給
出ました。
30日とれるんですって。
それでも週38時間換算なので、週休2日も加わえられるので、
まるまる一か月以上有給使って休めるんですね!
ドイツの看護学生たちですが、
実習という名目ではありますが、
病院からお給料もらって働きながら座学もうけて、という形になるので、
彼らにも同様に有給取得権利があるわけです。
日本の看護師なんて、年間1週間もらえるかもらえないかっていうのに、
こちらの学生の方がもらってんじゃないでしょうか。(笑)
これは、
日本の看護協会さんだか病院だか、
はやくなんとかしないと、
日本の優秀で働き者の看護師たちは外国に出て行っちゃいますよ(笑)
コロナの状況ですが
ドイツのBW州では、11月2日からロックダウンが強化されています。
クリスマスも終え、寒さも時々和らいできたかな、という今日この頃
コロナおお流行りしてた年末年始は1日の新規患者がドイツ全土で4万人こえた時もあったらしいですが
最近は1万人下回る日も徐々に出てくるくらいになりました。
それでも、
私の病棟は3週間前までは完全に病棟閉鎖するほどコロナ大流行りしちゃってましたし、
この2週間、うちの病棟で
これまでに家族らの面会や出所不明のコロナ感染者3名の発生を目撃しました。
本当に、ちょうど受け持ちから出たので、
一応追跡調査の対象には私もなるんですが、
基本N95マスクとゴーグルを着用して対応しているということで、
すぐに隔離ということにはならないようです。
病院の現在のコロナ対策ですが、
・スタッフの週2回のコロナ迅速テスト義務化
・スタッフはN95マスクと、ゴーグル装着
・患者はサージカルマスク着用
・休憩室の利用人数制限
・コロナ専用病棟(疑いのある患者もそちらにただちに移動)の設置
といったところでしょうか。
ワクチンに関しては自由接種で、
希望者にはもう1月から接種の予約が可能になっているみたいです。
それでも、希望者はこれまででまだ半分にも満たないくらいだそうです。
(私もまだ迷い中、、)
そんなところでしょうか
2週間終えて、わかったところはそんなところでしょうか?
この地域で日本人自体が珍しいらしく、
物珍しげに同僚も患者さんもなんだか親しく話しかけてくれますし、
ドイツ語に関しても
褒めてくれる人が多くて本当にありがたいです!^^
病棟の内容的に
自分が新たに調べなきゃわからないようなことや複雑な看護技術は特にないので、
自宅ではその日きになったドイツ語3,4単語眺めるくらいで、
本当にゆっくりとオフの日を過ごしています^^
実習生って課題とかあるのかと思ってたら、本当に何にもないんですよね。
臨床指導者?的な人も居なそうだし、かなりゆるめ。
早番の朝が早いストレスは多少ありますが、
その分夜も早く寝るようになったので、いい感じなんじゃないでしょうか^^
はやく温かくなって、
コロナがまた落ち着いていくことを願いつつ
実習・病院勤務でまたわかったことがあったら書きます!
それでは〜〜
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image