海外への移住や短期留学などを断念せざるを得なかったという人も多かったのではないでしょうか。
ドイツの街でも、
いつもならHeidelbergやStuttgartなどでは日本人の方々をよくみかけたものの、
今年はめっきり少なかったように感じます。
(ロックダウンなどで、そもそも人通り自体が少なかったですが。。)
年の瀬からはワクチンの接種が
イギリスはじめドイツでも急ピッチで進められてもいますし
2021年は少しでもこの不自由な身動きとれない状況が
改善されることを願うばかりですね
ということで今回は
今後のコロナ終息を願いつつ、
前々から私がまとめておきたかった
留学やワーキングホリデーにドイツをおすすめしたい5つの理由 というテーマで
書いていこうと思います。
いまさらですが
軽く私の自己紹介しておきます
大学時代からバックパック旅行をはじめ、
その後日本で看護師として働き出してからも、
おおよそ毎年バックパックを背負って1週間どこか旅行へ行っていました。
20代のうちにワーキングホリデービザを使って
アイルランド、ドイツでそれぞれの国に1年ずつ滞在し
語学学校に通いながら
現地の老人ホームや病院、ゲストハウスなどでアルバイトを経験しました。
現在は、ドイツで就労ビザをもらい、こちらメインで生活しています。
ドイツをおすすめしたい理由その1:ヨーロッパの中心地の魅力
ローテンベルクの街の中心
ワーキングホリデーで言うと、カナダやオーストラリアなどの人気はやはりずば抜けていますが!
カナダやオーストラリアでは体験できないこと、
それは、ヨーロッパの美しい街並みや歴史の中で生活することです。
ドイツで言えば、
各州や街ごとに実に様々な特色を持っているので、
自分が住んでいく街を選ぶのも楽しいですし、
週末に国内旅行する程度でもかなり楽しめます。
というか、
電車や飛行機を使えば
かなり格安で、
しかも数時間で別の国に飛べるので、
ドイツだけと言わず
いろいろな国の旅行の拠点としてもかなりおいしいです!
2020年はコロナ渦下でしたが、
リスク地域に指定されていない
スイスやリヒテンシュタインへのドライブ旅行も行けました^^
リヒテンシュタインの街
このコロナ制限が自由になったら、
次はポルトガルに行っておいしいスイーツを食べ歩きたいです、、、(笑)
ドイツをおすすめしたい理由その2:英語にもある程度フレキシブル
ドイツへ来た当初、
私はほぼドイツ語が出来ない状態でした。
それでもこちらの外人局でワーキングホリデービザ申請や銀行開設、
老人ホームでのお仕事などなど、、
運よく、要所要所で英語でも対応してくれる人が居て
はじめの数カ月くらいはほぼほぼ英語で生活していました。
若い世代は英語を上手に話せる人たちがけっこういるので、
私のドイツ語が伸びて来た今でも、
時折英語で話しかけてくるドイツ人の友人も中には居ます。
ただ、やはりご年配の方には英語通じませんし、
田舎に行くほど英語だけではやはり生活が成り立たなくなってくるので、
ワーキングホリデーなどの長期滞在となると
やはり語学学校などでのドイツ語学習は必須になるかと思いますが、、、!
シュトットゥガルトの街の中心にあるお城
ドイツをおすすめする理由その3:学費を安く抑えられる方法がある
さて、上の語学学校からの流れを受けて。
ドイツには多くの移民がいるので、
ドイツ国内あらゆるところで移民向けのドイツ語教室を開催しています。
一番有名なところでいうと、
Goethe-Institut(ゲーテ・インスティトゥート)
世界各国にオフィスがあるほか、日本にも3か所コースを受けられる教室があります。
ドイツ政府認定のオフィシャルなドイツ語試験も作っている会社ですので、
教室自体もかなり質が担保された、ハイクオリティーな学校です
インテンシブコース内容(1099€〜)
・コース期間は約 2 – 3 週間
・内容: 80 レッスン(各45分)
・時間割:月曜日から金曜日まで、1日あたり 5 - 8 レッスン
・最大参加者数:16人
・レベル: A1、A2、B1、B2、C1、C2
・コース開始前の無料レベル設定テスト
・教材は全て提供されます
・メディアライブラリでの個人学習
・広範な文化およびレジャープログラム
・参加証明書を提供
・レベル証明試験も受けられます
↑日本語でネットにのっているので、
申しこみも簡単ではありますよね
私、大学生の頃
ミュンヘンのインテンシブコース(当時は4週間だった)行ったんですが、
4週間で1000ユーロ、学生ながらにちょっと痛いなぁと思った記憶があります(笑)
いや、もちろん質はいいんですよ!
学校のパソコン室とか図書館の教材も使えるし、
Goethe試験の対策も自然にやってくれますし!
ただ半年くらい通いたいとなると、さすがに、、、
と言う方にはこちら!
市民学校(VHS:Volks Hoch Schule)
ほぼどの街にもありますし、本当に小さな村みたいなところにもあったりします。
もともとは市民向けの習い事の場みたいな場所のようで、
料理コースやヨガ、水泳、ダンスなど、
成人向けの余暇活動の場みたいな感じだと思うんですけど、
移民者向けのドイツ語のインテンシブコースを設けている場所がけっこうあります。
(ドイツ語以外にも、英語、フランス語、中国語など、
場所によってはけっこうマニアックに開設しています!)
私はVHSでA2.1からB2,2まで、インテンシブコースを6回受講したのですが、
私の街のVHSでは
・1クール 3−4週
・月曜日ー金曜日まで 午前中 8:30〜13:15 まで(休憩はさみ)
・1クール 350ユーロ
・1クラス10名前後
・テキストは事前に自分で準備
VHSでは先生の質がかなりまばらで、
クラスによっては20人ちかくの学生がいるところもあるとか聞いていたんですが、
私は運よく
少人数クラスで、
かつ先生も外国人に教え慣れた 素敵なおばちゃん先生に当たりました
というか、1クールで350ユーロは破格すぎますよね(笑)
当たり外れも多いというのがやや難点ですが、
語学学校ビザも申請できるはずですので、
語学留学やワーキングホリデーを安く済ませたい場合には
この学校を利用することも一つの作戦になるのではないでしょうか
ドイツをおすすめする理由その4:大学への正規留学や現地インターンなど、その後のキャリア展望への利点
ヨーロッパの国公立の大学では、授業料無料で受けられるところがけっこうあります。
その恩恵は、もちろんドイツでも
ドイツの大学や大学院への留学に関しては、
こちらのホームページで詳しく解説されていましたので、
ご参照ください
学費無料?ドイツに留学を完全解説!(入学条件・費用・出願流れまで)
また、ドイツはヨーロッパでも屈指の経済大国
車などの工業製品、電化製品、ITなど世界的に有名な大企業がたくさんあります。
日本企業の支社や、日本の企業と提携しているドイツの会社などもあるので、
こちらで学び
その後の就職・キャリア展望へとかなり前向きに考えることができるのではないでしょうか^^
私の場合ですが
私は看護師というやや特殊な状況ではありますが、
現在こちらで看護師免許の書き換えを行っているところです。
日本の国家資格にあたる職業は、
ドイツ国内においてそのまま使えるわけではありません。
有給インターンや実習を経て(ない場合もあるかもですが)、
Anerkennung(資格の書き換え)という作業が必要になります。
看護師の免許の書き換えに関してのみ言えば、
英語圏では通常、看護師資格の取得に、C1レベルの英語が必須と言われています。
しかしここドイツでは、
看護師資格の書き換えに必要なドイツ語はB2と1ランク設定を下げていますので、
そういう意味でも、ドイツの看護師移民への道はやや広められていると言えそうです。
将来は日本を出て海外で働いてみたいと考えている看護師さん!
語学の壁は、
他英語圏よりも1段低いですよ
ニュルンベルクの旧市街地
ドイツをおすすめしたい理由その5:日本人が感じる居心地の良さ
これはちょっと主観的になってしまうかもしれないのですが(笑)
ありがたいことに、
日本っていう国そのものが、
第一印象よかったりするところもあるのですが
ドイツではことさら、
その恩恵を受けることが多いような気がします。
アニメ・ゲーム・オタク文化がヨーロッパでも特にしみついている印象を受けるドイツでは、
日本人に対してもわりとはじめから親しく話しかけてくれるドイツ人が多いです。
テュービンゲンの中心地を流れる川沿い
そしてもうひとつ私が居心地よく感じるのが、
ドイツの個人主義の考え方。
日本的な
「出る杭は打たれる」
「人並みに足をそろえる」
があまり得意ではないというか、いつもどこか違和感を感じていた私ですが、
ドイツ人の個性を大切にという考え方に触れて、
これからの人生を改めて、
自分のために大切に生きて行こうと考えて行くきっかけにもなりました
サービス残業だらけの日本の病院勤務、
有給なんて年間1週間あるかないか、
家でも持ち帰って係活動や委員会活動する、みたいなことやってたことありましたが、
ドイツでは残業ほぼなし!
始業ギリギリにみんなやってきます!
有給はみんな年間30日きっちりとる!
係活動などがある人は、別に「オフィス勤務日」があって、しっかりお給料もらっている!
休みの日は個人のもので、家族と過ごす日!
人足りないからって、
急に病院から召集されるかもしれないことをドキドキしながら待つ日じゃありません(笑)
学校、職場、社会、
いろんな肌の色・髪の色の人が居て、
服装・オシャレ、文化など
業務に差し支えない限りは、個人の自由です。
風紀を乱さないとか身だしなみを正すとかって、
一体だれのためだったんだろう、とふと思ってしまいますよね^^;
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いかがでしたでしょうか
今回は、ドイツへの留学やワーキングホリデーについて5つの項目にわけていいところをまとめてみました!
もちろん、
長期になってくると不便に感じてくるところなどありますが、
留学やワーキングホリデーに関しては
いかに個人がその制度・しくみを使って積極的に・クリエイティブに楽しんでいくか
ってところかと思います。
「語学留学は、こうしなきゃいけない」
「ワーキングホリデーは、はじめ必ず語学学校に通って、慣れた頃に日本食レストランで働くものだ」
そんなこと全然ないんです。
ことに、ドイツに関しては
田舎・都会どちらの生活も選びやすいですし、自由度も高いのではないかと思います!
是非、これからヨーロッパ移住を考えている方は
参考にしてみてくださいね^^
それでは〜
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突然のコメント失礼します。
現在娘がワーホリでドイツに住んでいます。もしよろしければメールいただけませんでしょうか?語学の壁、看護師を目指すことなど少しでもアドバイスいただきたいです。