2023年01月13日
ドイツの一般床病棟は想像以上に慌ただしい
忘れないうちに書き残しておきたかった、
ドイツの一般床事情について。
看護系ではない方でも、
自分が患者としてドイツの病院に入院する時の雰囲気の参考にしてください(笑)
日本でも一般床病棟で働いたことがあるので、
あんまり問題ないかなと思っていた私ですが
日本の雰囲気に慣れていただけに逆につらかったw
というのも、
ドイツの一般床での看護師の受け持ち人数は、
ヨーロッパ全体でみても多いのです。
あるホームページに掲載されていた
各国の平均値をみると、
ドイツが一番多くて、およそ13人らしいです。
13人ですよ?(笑)
日本の病院は7:1だとか10:1だとか言ってるご時世、
ドイツではそれを軽々超えてきます。
これ、ICUなどのケアユニットはどう配慮されているのかわかりませんが、
とりあえず
私が働いた一般床では、12人もちか18人もちでした。
日によって違うのは、
スタッフがもとから足りていないか、
病欠でスタッフが欠けることがしょっちゅうあるので、
その補充がされないまま病棟を回すことになるからです。
なんだ、労働者に優しくていいじゃないかって、思いそうなところですが、
ありえないくらい病欠が多すぎるんです、ドイツの労働事情w
私がいた病棟が異様なのかって思ってたんですけど、
電車が突然前触れなく数分前にキャンセルになって、その原因が急病による欠員だったり(これ本当によく起きる!)
市役所のビザ関係の自分の担当者がずっと病欠で連絡とれなかったり
自分の病院の人事課のスタッフが3回に1回病欠で居なかったり
どうやらドイツ社会全土にこの風土はあるようだと感じたところですw
かといって、
頭痛いとか熱あるとかいいながら仕事出てくるのも絶対違うと思いますけど、
そのしわ寄せは健常なまじめな労働者にやってくるということを、
ドイツ労働初心者の私は知らなかった…!!
病欠が出たから仕事出てくれって言われてホイホイ勤務に出ていたら、
おそろしいほど使い倒されます
もちろん無理のない程度に手伝いに出るのは感謝されますけど、
こういうのって断ってよくて、
欠員がいても、その穴埋めのために動き回る必要はないということ、
あくまで自分のペースの仕事を大切にしてOK
ってことみたいです。
まあ、わかったのは一般床実習終わってからなんすけどw
ドイツの看護師が勉強してきていないとは言わないですけど、
日本の看護教育は本当に細かいところまで教育されていたんだなと感じることが多いです。
疾患の理解や薬剤のことなんて、
それは看護師がそこまで考えることじゃない って投げちゃってもOKなんで(^^;)
(あとで書きますが、集中治療室はこれとは全く逆で、スタッフの意識がおそろしく違います)
それどころか、
それ看護師の大事なとこじゃないの?ってところもいまいちここじゃわかりません。
受け持ち人数が多すぎて、清拭もできない、口腔ケアもできない、
食事介助ができないから、食事形態が合っているのかもわからないし、
早期離床?なにそれ?
環境整備?きれい好きな人がたまに整頓しといてくれるでしょ?
って感じです!(^^)!
元凶とたどれば、人が居なすぎるんですよね、、、
だから、個々スタッフじゃあどうしようもないんですけど、
まぁ日本人看護師がここに突然来たら、イライラすることしかないんじゃないでしょうか!(^^)!w
そういうことに、
「日本はこうだったのに!」っていちいちモンモンとしていると本当に精神衛生上よくないので、
私もその流れに任せることにしましたけどね!(^^)!
いやー、日本でまた働ける気がしないw
今現在、
もともと希望していたICUに異動して1年ほどになるんですが、
こちらは全く教育環境が違います!
日中が看護師−患者比が1:2、夜間は1:3になりますけれど、
個々人のスタッフの意識とかレベルはガラッと変わって
むしろ研修医を圧倒するくらいの看護師が多いです。
ドイツの良さが本当によく出ているなぁと思うところは、
1年目からいい意味で積極的、わからないことはちゃんと聞くし、反抗もします。
ICUに関してはのちのちゆっくり書きたいので今回は省きますが、
ようは一般床とICUの振れ幅がひどすぎる!(^^)!
患者さん自体も、
ICUはスタッフの人たち丁寧で優しかったのに!
って苦情を言うこと多いんですが、
人がいないからですよ!(^^;)
それはスタッフが悪いんじゃなくて、(いや、スタッフが悪いこともあるけどw)
病院が看護師スタッフを十分量確保していないから、
なんならドイツの国がそこに投資してないからですよ(^^;)
って、毎回説明して、
病院への意見書をお渡しして、ぜひ恨みつらみを書いてもらってましたw
1年以上一般床を離れてしまったのでなんだかリアルな時のあの必死感は伝わらなかったかもしれません。
なんだか、
結局すべての問題が『人員不足』のせいだったんすかね?w
あれ、今まとまったなぁww
患者としてドイツの病院に入院される方、
日本の病院を期待してはいけません!(^^)!
クレームは、きちんと上の人につながる方法で伝えましょう!
これからこちらの病院で看護師を目指す方、
日本の病院を期待してはいけません!(^^)! (2回目)
国が変われば常識が変わります!
手の抜きどころをネイティブから学びましょう!じゃないと潰れますよ!
それでは、また〜!(^^)!
ドイツの一般床事情について。
看護系ではない方でも、
自分が患者としてドイツの病院に入院する時の雰囲気の参考にしてください(笑)
患者の受け持ち人数が絶対的に多い
日本でも一般床病棟で働いたことがあるので、
あんまり問題ないかなと思っていた私ですが
日本の雰囲気に慣れていただけに逆につらかったw
というのも、
ドイツの一般床での看護師の受け持ち人数は、
ヨーロッパ全体でみても多いのです。
あるホームページに掲載されていた
各国の平均値をみると、
ドイツが一番多くて、およそ13人らしいです。
13人ですよ?(笑)
日本の病院は7:1だとか10:1だとか言ってるご時世、
ドイツではそれを軽々超えてきます。
これ、ICUなどのケアユニットはどう配慮されているのかわかりませんが、
とりあえず
私が働いた一般床では、12人もちか18人もちでした。
日によって違うのは、
スタッフがもとから足りていないか、
病欠でスタッフが欠けることがしょっちゅうあるので、
その補充がされないまま病棟を回すことになるからです。
そう、病欠がやたらに多いんですよ
なんだ、労働者に優しくていいじゃないかって、思いそうなところですが、
ありえないくらい病欠が多すぎるんです、ドイツの労働事情w
私がいた病棟が異様なのかって思ってたんですけど、
電車が突然前触れなく数分前にキャンセルになって、その原因が急病による欠員だったり(これ本当によく起きる!)
市役所のビザ関係の自分の担当者がずっと病欠で連絡とれなかったり
自分の病院の人事課のスタッフが3回に1回病欠で居なかったり
どうやらドイツ社会全土にこの風土はあるようだと感じたところですw
かといって、
頭痛いとか熱あるとかいいながら仕事出てくるのも絶対違うと思いますけど、
そのしわ寄せは健常なまじめな労働者にやってくるということを、
ドイツ労働初心者の私は知らなかった…!!
病欠が出たから仕事出てくれって言われてホイホイ勤務に出ていたら、
おそろしいほど使い倒されます
もちろん無理のない程度に手伝いに出るのは感謝されますけど、
こういうのって断ってよくて、
欠員がいても、その穴埋めのために動き回る必要はないということ、
あくまで自分のペースの仕事を大切にしてOK
ってことみたいです。
まあ、わかったのは一般床実習終わってからなんすけどw
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そして、たぶんいろいろ細かすぎる教育指導をうけてきている日本人看護師
ドイツの看護師が勉強してきていないとは言わないですけど、
日本の看護教育は本当に細かいところまで教育されていたんだなと感じることが多いです。
疾患の理解や薬剤のことなんて、
それは看護師がそこまで考えることじゃない って投げちゃってもOKなんで(^^;)
(あとで書きますが、集中治療室はこれとは全く逆で、スタッフの意識がおそろしく違います)
それどころか、
それ看護師の大事なとこじゃないの?ってところもいまいちここじゃわかりません。
受け持ち人数が多すぎて、清拭もできない、口腔ケアもできない、
食事介助ができないから、食事形態が合っているのかもわからないし、
早期離床?なにそれ?
環境整備?きれい好きな人がたまに整頓しといてくれるでしょ?
って感じです!(^^)!
元凶とたどれば、人が居なすぎるんですよね、、、
だから、個々スタッフじゃあどうしようもないんですけど、
まぁ日本人看護師がここに突然来たら、イライラすることしかないんじゃないでしょうか!(^^)!w
そういうことに、
「日本はこうだったのに!」っていちいちモンモンとしていると本当に精神衛生上よくないので、
私もその流れに任せることにしましたけどね!(^^)!
いやー、日本でまた働ける気がしないw
一方で、集中治療室のことについて少し触れておくと
今現在、
もともと希望していたICUに異動して1年ほどになるんですが、
こちらは全く教育環境が違います!
日中が看護師−患者比が1:2、夜間は1:3になりますけれど、
個々人のスタッフの意識とかレベルはガラッと変わって
むしろ研修医を圧倒するくらいの看護師が多いです。
ドイツの良さが本当によく出ているなぁと思うところは、
1年目からいい意味で積極的、わからないことはちゃんと聞くし、反抗もします。
ICUに関してはのちのちゆっくり書きたいので今回は省きますが、
ようは一般床とICUの振れ幅がひどすぎる!(^^)!
患者さん自体も、
ICUはスタッフの人たち丁寧で優しかったのに!
って苦情を言うこと多いんですが、
人がいないからですよ!(^^;)
それはスタッフが悪いんじゃなくて、(いや、スタッフが悪いこともあるけどw)
病院が看護師スタッフを十分量確保していないから、
なんならドイツの国がそこに投資してないからですよ(^^;)
って、毎回説明して、
病院への意見書をお渡しして、ぜひ恨みつらみを書いてもらってましたw
ということでまとまりませんでしたけれども
1年以上一般床を離れてしまったのでなんだかリアルな時のあの必死感は伝わらなかったかもしれません。
なんだか、
結局すべての問題が『人員不足』のせいだったんすかね?w
あれ、今まとまったなぁww
患者としてドイツの病院に入院される方、
日本の病院を期待してはいけません!(^^)!
クレームは、きちんと上の人につながる方法で伝えましょう!
これからこちらの病院で看護師を目指す方、
日本の病院を期待してはいけません!(^^)! (2回目)
国が変われば常識が変わります!
手の抜きどころをネイティブから学びましょう!じゃないと潰れますよ!
それでは、また〜!(^^)!
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