異星での仕事を終え地球に帰る宇宙の道すがら、宇宙船の乗組員ハルと、人工知能テラの、ひとりと一機の会話劇
高卒、大学中退者の就職支援にも強い!学歴ではなく人物重視の企業と面接ができる!就職ならジェイック!
相棒のテラが完全なる人工知能で実体を持たず、美少女型でもイケメン型でもないのが珍しい
一応姿はあるが、ダーツの的みたいな板だし、事実上の登場人物は、小さな宇宙船で、ハルただひとりのみ
何もない宇宙船で、淡々とレポートを纏めるハルだったが、宇宙船の内部や情報との食い違いに違和感を覚える
果たしてここは本当に宇宙船なのか?自分は何者なのか?
選択肢を1度間違えただけで、テラに強制的にシャットダウンさせられ、1日目からループする
薄れゆく意識の中、ハルはテラが何らかの隠し事をしていると確信するが、それを忘れた上でのループとなる
彼の目的はなんなのか
宇宙船で見つけた謎のメッセージや、新型にもかかわらずところどころ古びているのは何故なのか…
それらがシナリオを引っ張るポイント
手塚治虫も描いていた、とてもポピュラーなSFだが、万人向けのSF作品といった内容だった
ネタバレ感想
まあ最初に言いたいことは…
タイトルやゲーム序盤から、結論を急ぎすぎぃぃいいいいいぃいいい!!
こういうゲームは一応世界の謎がプレイヤーを引っ張るためのキーなので、1度選択肢を間違えただけでオチが読めてしまう構造は悪手だと思う
ループ演出を見せるのは、もう少し先にしとくとかね
ハルがクビワのメッセージを見つけた時に、ベタながらにプレイヤーが戦慄する…ってのが理想だった(ハルが自分の筆跡に気づかないのは変だというつっこみは、敢えてしません)
エンディングタイトルが、ABCそれぞれの頭文字から成るのは、少し上手いと感心してしまった
このゲームは全ての選択肢をBにするとエンディングに行けるのだが、ベストエンドに限って言えばCだろうな
でも私は最初迷いなくBを選んだ
どうしても地球に帰りたくなったんだよな
現代の地球がどうなっているかという、興味もあった
ハルを陥れた悪しき人間たちは滅亡し、ハル自身が地球の形見に…
そして地球に帰りたかった彼女もまた、滅亡…
結局宇宙には何が残ったんだろうか…
高卒、大学中退者の就職支援にも強い!学歴ではなく人物重視の企業と面接ができる!就職ならジェイック!
評価C
60点
ハッピーエンドがない、悲壮感溢れるSF…
設定、ストーリー、閉鎖的な空気感…
どれも堅調なクオリティで、優秀なゲームエンジンのお陰か、プレイも快適でしたね。
【このカテゴリーの最新記事】