日韓の関係が貿易問題にも波及した。
日本政府が7月1日から韓国をホワイト国の認定を除籍した。
これにより、対象に含まれた半導体先端素材3つ(フッ化水素・フォトレジスト・ポリイミド)が通常の手続きになり、その手続に90日にかかるとのことである。
これにより、韓国の半導体・ディスプレイ生産はどうなるだろうか?
日本の経済産業省の認可が最短で90日で仮定した場合だと。
韓国のこの素材の在庫は1ヶ月との報道だから、今月末には韓国の半導体やディスプレイの工場は止まる。一度止まってしまうと2週間から1ヶ月の再始動テストが必要。
まとめてみると
7月上旬に、日本メーカーが日本の経済産業省の輸出申請を提出。
9月下旬に、日本の経済産業省が輸出申請を認可。
10月上旬に、日本の素材メーカーが輸出開始。
10月中旬に、韓国の半導体やディスプレイ工場テスト稼働開始。
11月上旬に、韓国の半導体やディスプレイ工場本稼働し、製品出荷。
これで、11月まで、サムスン電子、SKハイニックス、LGなどの半導体、ディスプレイ、テレビ、スマートフォンなどが市場に出せれなくなる。
世界のパソコンメーカーのデル、レノボ、HPなどは、サムスン電子やSKハイニックスの半導体やハードディスクを使うだろうか?
世界のテレビメーカ−やスマートフォンメーカーはサムスン電子やLGなどのディスプレイパネルを使うだろうか?
来年の1月にはWindows7のサポートが終了し、今年の夏からパソコン買い替え需要があり、どの半導体やディスプレイ需要が今年の秋から上がると予想されているが、その中で、韓国メーカーは供給が絶望的になる。
冬モデルのパソコンやテレビの商品の打ち合わせの最終段階のこの季節に、世界のハードメーカーは、韓国の部品の調達をしないだろう。
代替えは、どれだけでもある。
日本においては、
ジャパンディスプレイは、6月のニュースでは、白山工場が7月〜9月稼働停止、希望退職1200人募集などの報道があったが、韓国のメーカーの代替えをすぐやればいい。
半導体大手のルネサンスエレクトロニクスも工場が一時稼働停止しているので、韓国のメーカーの代替えをすぐやればいい。
韓国の輸入申請は、うまくいって90日であるが、フッ化水素にいたっては、文政権になって輸入量が倍増しており、その中の30%が行方不明になっており、韓国政府はこの回答を実質的に無視をしている。
経済産業省は、G20前までに、その回答を求めたがそれがなされてなかったので、今回のホワイト国の除籍になった。
輸入申請は、結構難しいかもしれない。行方不明のフッ化水素が北朝鮮やイランなどに韓国が横流しをした場合には、日本政府は、輸出規制または、禁輸の措置になるだろう。
サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が7月11日までの日本に来日して、
日本のメガバンクや半導体メーカーで協議しているニュース報道がある。
工場がストップした前提として、日本のメーカーに半導体の代替え生産の依頼か?
韓国の自社工場がストップした時の運転資金または、リスク資金の借り入れのために日本のメガバンクに依頼か?
韓国や朝日新聞は、日本がブーメラン効果で日本の方が痛手といっているが、素材メーカーにとっては、一部売上低下になるだろうが、日本のディスプレイメーカーや半導体メーカーにとってはうまくやれば、
追い風になる。
ただ、中国、台湾のメーカ−なども、もう既に策を打っているかもしれないので、油断禁物ですね。
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